2026年MLBドラフト注目選手のロッチ・チョロウスキー(Roch Cholowsky)。
大学で目に光る活躍を見せ、各球団スカウトの視線を集めています。
多くの報道では「打率○割」「長打力」など表面の数字に焦点が当てられがちですが、プロで通用するかを見極めるには、より細かなデータ分析が必要です。
本記事では、チョロウスキー選手の特徴やプレースタイル、さらにはOPS、IsoP、IsoDなどのセイバーメトリクスを含め、数値を細かく分析しています。
数字が示す傾向から、将来どのような役割を担えるのか、ドラフト指名の可能性はあるのかを考察していきましょう。
ロッチ・チョロウスキーの基本情報と経歴
プロフィール
ロッチ・チョロウスキーは2005年4月7日生まれ、アリゾナ州チャンドラー出身の右投げ右打ち内野手です。
身長188cm・体重約90kgという恵まれた体格を持ち、現在はUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)のショートストップとしてプレーしています。
高校は名門ハミルトン高校(Hamilton High School)で、高校時代から強肩と守備範囲の広さ、打撃センスの高さで注目を集め、2023年のMLBドラフト候補にも名前が挙がっていました。
しかし、プロ入りは選ばずUCLAへ進学し、大学野球界を代表する存在へと成長を遂げました。
UCLAでの飛躍と大学通算成績
UCLA入学後、1年目(2024年シーズン)からレギュラーに定着。
フレッシュマンながら打率.308、出塁率.399、長打率.500という高水準の成績を残します。
そして翌2025年には、打率.353、23本塁打、74打点という圧倒的な数字をマーク。
OPS(出塁率+長打率)は1.190に達し、野球専門誌「Baseball America」からカレッジ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選出されました。
この年、全米のスカウトが「今年最も完成度の高いショートストップ」と評するほどの成長を見せています。
ロッチ・チョロウスキーの打撃・守備・走塁
打撃
チョロウスキーの最大の魅力は、打撃技術の高さと長打力の両立です。
広角に打ち分けるスイングを持ち、特に内角の速球をさばく技術に優れています。
大学2年時には23本塁打を放ち、飛距離だけでなく打球速度の速さでも注目されています。
また、選球眼が非常に良く、四球を選ぶ力も高いタイプです。
出塁率.400を超える安定感を見せており、パワーヒッターでありながら“確実性のある打者”として評価されています。
スカウトの間では、「メジャーで20本塁打以上を狙えるショート」「打撃の完成度が大学生離れしている」と評されるほどです。
守備
守備面でも、チョロウスキーは高い評価を受けています。
ショートとしての守備範囲は広く、フットワークの軽さ、グラブさばきの柔軟さ、そして正確な送球が光ります。
UCLAでは主にショートを守っていますが、三塁や二塁でも起用可能なマルチポジション性も持ち味です。
高校時代から強肩で知られ、深い位置からでも正確な送球を投げられるのは大きな武器。
一部のスカウトからは「大学野球界で最も守備が安定している内野手」との声も上がっており、プロ入り後もショートで勝負できるだけの守備力を持っています。
走塁
チョロウスキーは、俊足というタイプではありませんが、走塁判断の良さが際立ちます。
盗塁を多く仕掛けるタイプではないものの、進塁のタイミングや塁間でのリードの取り方など、“状況判断で走る”知的なプレースタイルを見せます。
また、ベースランニングではトップスピードの持続力が高く、長打の際には二塁打・三塁打を量産するタイプです。
いわゆる「総合的に走塁がうまい」選手であり、MLB球団も野球IQの高さに注目しています。
ロッチ・チョロウスキーの打撃成績(セイバーメトリクス)
では、セイバーメトリクスを含め、チョロウスキー選手の打撃データを細かく分析していきましょう。
ロッチ・チョロウスキー|打撃通算成績
※一部、グラフ付きレポートが未公開の記事もありますが、データが揃い次第、順次追加・更新いたします。
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