2026年ドラフト注目選手のKevin Roberts Jr.(ケビン・ロバーツ・ジュニア)。
高校で目に光る活躍を見せ、各球団スカウトの視線を集めています。
多くの報道では「打率○割」「長打力」など表面の数字に焦点が当てられがちですが、プロで通用するかを見極めるには、より細かなデータ分析が必要です。
本記事では、ロバーツ・ジュニア選手の特徴やプレースタイル、さらにはOPS、IsoP、IsoDなどのセイバーメトリクスを含め、数値を細かく分析しています。
数字が示す傾向から、将来どのような役割を担えるのか、ドラフト指名の可能性はあるのかを考察していきましょう。
ケビン・ロバーツ・ジュニアとは?
アメリカ南部・ミシシッピ州出身のケビン・ロバーツ・ジュニア(Kevin Roberts Jr.)は、2026年MLBドラフトで注目される高校生の一人です。
ジャクソン・プレップ高校(Jackson Preparatory School)に所属し、身長約196cm・体重約95kgという恵まれた体格を活かしたパワフルなプレーが持ち味です。
打者としては長打力抜群の右打スラッガーで、投手としては最速151km/h(94マイル)を計測する本格派右腕としても知られています。
高校生ながらすでにプロ級の身体能力を持ち、米メディアでは「野手としても投手としても将来が楽しみな二刀流プレーヤー」として紹介されることが多くなりました。
まさに「素材+即戦力」を兼ね備えた逸材として、アメリカ国内のスカウトからも注目を集めています。
ケビン・ロバーツ・ジュニアの野手としての特徴
飛ばす力は高校トップクラス
打者としてのロバーツジュニアは、まず圧倒的な飛距離が魅力です。
強靭な下半身から生み出されるスイングスピードは高校生離れしており、打球速度は時に170km/hを超えることもあります。
そのスイングから放たれる高弾道の打球は、プロスカウトから「打球が消える」と評されるほど。
打撃練習ではフェンスを軽々と越え、センター方向にも本塁打を放てる広角打法も強みです。
走・攻・守のすべてを備えた万能型
ロバーツJr.はパワーだけの選手ではありません。
走力・肩力・守備力をすべて兼ね備えた“5ツール型(走・攻・守・肩・打)”としても高く評価されています。
走力は60ヤード走(約55m)で6.4秒台を記録する俊足。
さらに肩の強さも折り紙付きで、外野からノーバウンド送球を見せることもあり、守備面でも即戦力レベルのポテンシャルを秘めています。
守備位置は主に外野手ですが、遊撃手としても起用可能。
広い守備範囲と正確なスローイングを武器に、攻守でチームを支えるアスリート型選手として存在感を発揮しています。
ケビン・ロバーツ・ジュニアの投手としての特徴
打者を圧倒するストレートの威力
ロバーツJr.は、投手としても高い評価を得ています。
最速94マイル(約151km/h)のストレートを軸に、スライダーやチェンジアップも織り交ぜる本格派右腕です。
特にストレートは「球速以上に伸びて見える」とスカウトが語るほどで、リリースポイントの柔らかさが際立っています。
また、投球フォームは無理のない自然な動きで、長身を活かした角度のあるストレートが武器。
マウンド上での落ち着きもあり、将来的に先発ローテーション入りを狙える素材といえるでしょう。
二刀流としての可能性も
ロバーツJr.は打者・投手の両方で高い能力を示しており、今後は「二刀流」での起用も現実的です。
メジャーリーグでは大谷翔平選手の影響もあり、二刀流選手の育成に積極的な球団も増えています。
そのため、ドラフト指名時点で「どちらかに専念する」か、「両立を試す」かを球団が判断する可能性もあります。
高校時点でこれだけの実力を見せている選手は珍しく、打者・投手どちらに進んでも成功できるハイブリッド型アスリートとして、プロからの注目を集めています。
ケビン・ロバーツ・ジュニアの打撃成績
では、セイバーメトリクスを含め、ロバーツ・ジュニア選手の打撃データを細かく分析していきましょう。
ケビン・ロバーツ・ジュニア|打撃通算成績
※一部、グラフ付きレポートが未公開の記事もありますが、データが揃い次第、順次追加・更新いたします。
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