どうも!タカシです!
日本の独立リーグは、BCリーグ、四国アイランドリーグの他にもう一つの独立リーグが存在します!
そのリーグとは、さわかみ関西独立リーグです!
日本には3つの独立リーグ組織があり、それぞれの組織のチームに選手が所属しており、プロ野球選手を目指して日々鍛錬を続けています。
本記事ではこんな悩みがある人向けの記事
さわかみ関西独立リーグの活動の流れについて知りたい
さわかみ関西独立リーグの実態について知りたい
さわかみ関西独立リーグのトライアウトについて知りたい
上記のような悩みを持つあなたへ向けて、さわかみ関西独立リーグについてご紹介していきます!
目次
さわかみ関西独立リーグについて

関西独立リーグは何チームあるの?
現時点では4チームで運営してますね!
関西独立リーグは4つのチームで構成されています。
- 兵庫ブルーサンダース
- 06ブルズ
- 和歌山ファイティングバーズ
- 堺シュライクス
この4チームがシーズン通して戦っていきます!
関西独立リーグは、現在この4チームで戦っていますが、実はこの関西独立リーグには活動休止に追い込まれた球団が出たり、過去に3球団がリーグから脱退してリーグそのものが解散するなど様々な苦境を乗り越えてきました。
では、これから関西独立リーグについてご紹介していきます!
- 今の関西独立リーグの前に初代関西独立リーグが存在
- 資金難による相次ぐリーグ脱退、給与カット
- BASEBALL FIRST LEAGUEの誕生!!
- 選手の給料は無給もリーグは少しづつ安定してきている
- 旧関西独立リーグと現関西独立リーグのNPB輩出人数は5人!
- 関西独立リーグのトライアウト
今の関西独立リーグの前に初代関西独立リーグが存在

関西独立リーグは設立から様々な苦境に立ち向かって運営してきたみたいだね
そうですね!関西独立リーグは紆余曲折を経て今のリーグがありますね!
関西独立リーグは、今の関西独立リーグの前に運営母体が別の初代関西独立リーグがありました。
関西独立リーグが発足したのが2008年春頃で、株式会社ステラという会社が初代関西独立リーグの最初の運営母体でした。
そして、リーグ発足時の加盟チームが、
- 大阪ゴールドビリケーンズ
- 神戸9クルーズ
- 明石レッドソルジャーズ
- 紀州レンジャーズ
と、この4チームからのスタートとなりました!
ちなみにナックル姫でお馴染みの吉田えり投手も2008年のトライアウトを経て神戸9クルーズから指名され、ナックル姫のプロデビューとなります。
今のさわかみ関西独立リーグの前には運営母体が別の関西独立リーグがあった
リーグ発足初年度の開幕戦の来客数は1万1592人!

初代関西独立リーグは2009年にシーズンが開幕し、記念すべき発足開幕戦は京セラドームで観戦に来た観客はなんと1万1592人!!
BCリーグ、四国アイランドリーグを押しのけて独立リーグで初年度開幕戦動員数最多を誇ります。
出だしは順調でこのまま伸びていくかと思われましたが、早速試練が降りかかります。
関西独立リーグのリーグ発足の開幕戦は京セラドームで盛大な開幕を切った
資金難による相次ぐリーグ脱退、給与カット

40年前のエース
関西独立リーグは資金にかなり苦しんでたみたいだね。
開幕はいいスタートを切ったものの、運営母体だったステラの撤退によって一気に資金難になってしまったみたいですね。
関西独立リーグは、元々資金に乏しかった中でさらに痛いできごとがありました。
運営母体であった株式会社ステラの撤退です。
ステラが撤退しましたので、代わりに2010年から発足予定であった三重球団と、リーグに所属している4球団の計5球団でリーグを運営していくことになり、株式会社関西独立リーグが発足します。
運営母体の撤退は関西独立リーグには相当な痛手であった
新たな代表取締役は紀州レンジャーズ代表の木村竹志氏が就任するも・・・

代表取締役は紀州レンジャーズ代表の木村竹志氏に、取締役は他の4球団の代表が務めることになります。
球団で運営していくのはかなり厳しく、資本金も200万と少ない資金での再スタート。
さらに、発足二ヶ月も経たないうちにリーグ名称を「関西・東海リーグ」に変わり、代表取締役であった木村氏に代わって三重球団代表の壁矢慶一郎氏が就任。
しかし大阪の球団のスポンサーが撤退し、大阪の球団の選手の給料はリーグから出さなければいけなくなり、関西独立リーグの発足当初は非常に不安定の中で活動をしていました。
資本金が少ない中で選手の給料も負担しなければいけない大変な時期であった
参入予定だった三重球団が撤退

今後の構想図が不透明で先が見えない中、翌年参入予定だった三重球団がまさかの脱退。
そしてリーグ代表を務めていた壁矢氏も辞任し、代表代行として紀州の木村氏が就くものの代表は不在。
もういつ潰れてもおかしくない状況の中運営していました。
先行きがまったく見えないのもあり三重球団がリーグから撤退
とうとう選手の給料は0円に・・・

一番資金難が目立ったのは2010年。
2010年のシーズン途中に選手が一番恐れていたであろう給与全額カットが施行されてしまい、選手の給料は0円となってしまいます。
球団から支払われるのは、活躍した際のインセンティブのみ。
選手からしたらただでさえ給料低い中生活しているのに、給料無くなってしまうのはとても耐え難いことだと思います。
選手への報酬が無くなり、当時の選手には相当な動揺があったと予測できる
そして初代関西独立リーグが解散へ・・・

2010年から参入した韓国人選手が所属するコリア・ヘチ(後に韓国ヘチに名称変更)も資金難の影響で撤退し、リーグが韓国チームの選手の給料、運営費を肩代わりしさらに経営が悪化。
クラブチーム化する球団や、活動そのものを休止する球団など運営が厳しくなっていきました。
そしてリーグが分裂状態となって初代関西独立リーグが解散してしまいます。
「もう関西に独立リーグは立たないのか・・・」
そう思っていた時、当時チームとして残っていた06ブルズと兵庫ブルーサンダースが力を合わせて新しく関西に独立リーグを立ち上げます!
BASEBALL FIRST LEAGUEの誕生!!

相次ぐ撤退で関西独立リーグは終わりかと思ったよ。相次ぐ撤退で関西独立リーグは終わりかと思ったよ。
そうですね。しかし、なんとかリーグを存続させようと所属チームが奮起を魅せます。
旧関西独立リーグが消滅した翌年の2014年に06ブルズ・兵庫ブルーサンダースの2球団が新しく独立リーグを設立し、新球団の「姫路Go To WORLD」を迎え3球団で2014年シーズンの開幕を迎えます!
その新関西独立リーグの名称を「BASEBALL FIRST LEAGUE (BFL) 」(後に関西独立リーグと名称を変更)とし、新リーグとしてスタートします!
資金は苦しいながらも、新リーグ発足を達成することができた
選手の給料は無給もリーグは少しづつ安定してきている

選手の報酬は無しだけどリーグ運営は少しづつ安定してきてはいるんだね!
そうですね!まだ球団からの選手の報酬はありませんが、リーグ運営は大分円滑になりつつあります!
新設されたBFLは選手の給料は基本無給ですが、スポンサーからの報酬は許可されており、スポンサーから報酬を受けている選手もいます。
前のリーグと大きく変わったのはNPB球団との試合が定期的に開催されたり、海外チームとの試合が開催されたりなどNPBの球団にアピールできる場が設けられたのは選手にとっては大きい出来事でした。
プロ球団(NPB)との試合が組み込まれたのは選手にとってかなりのモチベーションとなった
プロ野球選手という目標が苦しい生活を乗り越える糧となる

選手は基本バイトしながら野球をしていますが、こういったNPBにアピールできる場があるのはモチベーションを保てますし、キツい日々の生活も乗り越えていけるような支えとなっています。
世間からみたらとてつもなく厳しい環境ですが、選手たちは「プロ野球選手」という目標があるからこそ頑張れます。
なので今関西独立リーグで頑張っている選手たちから一人でも多くプロ野球選手が誕生してほしいですね!
旧関西独立リーグと現関西独立リーグのNPB輩出人数は5人!

関西独立リーグからプロ野球選手になった選手は何人いるの?
設立されてから5人輩出されています!
今まで旧関西独立リーグと現在の関西独立リーグからNPBへ輩出された人数は5人です!
経営難から球団が脱退したり、給料が無給になったり過酷な状況下でプレーしながらNPB入りを勝ち取った選手が5人もいるんです!!
NPBへ上がった選手は以下の通り。
- 深江真澄選手(2010年ドラフトにてオリックスから5位指名)
- 福泉敬大選手(2010年ドラフトにて 読売ジャイアンツから育成3位指名)
- 向谷拓巳選手(2016年ドラフトにて東北楽天から育成3位指名)
- 山川和大選手(2016年ドラフトにて読売ジャイアンツから育成3位指名)
- 田中耀人選手(2017年ドラフトにて東北楽天から5位指名)
このように過酷な環境下でもプロ野球選手になってる選手がいるということで関西独立リーグでプレーしている選手のモチベーションにもなりますし、関西独立リーグからでもプロになれると希望が湧いてきます!
厳しい環境だからこそ、プロのスカウトはハングリー精神を買っているのかもしれません。
関西独立リーグからもプロ野球選手の夢を叶えている選手がいる
関西独立リーグのトライアウトはやってるの?

関西独立リーグも毎年トライアウトは開催されているの?
随時行われていますよ!
関西独立リーグは不定期ですがトライアウトは開催されています!
2019年シーズントライアウト
- 日時:1月15日(火)
会場:アメニスキッピースタジアム
第一回2020年シーズントライアウト
- 日時:2019年11月17日(日)
会場:アメニスキッピースタジアム
第二回2020年シーズントライアウト
- 日時:2019年12月8日(日)
会場:アメニスキッピースタジアム
現在の関西独立リーグになってから、1年ごとにメンバーは変わっていくと考えるとトライアウトは恐らくですが毎年開催されているかと思います。
また、トライアウトは毎年会場や実施する時期が違う可能性があります!
開催日時、会場をリーグのホームページにて確認してみるかリーグに問い合わせてみてください!
トライアウトは随時実施されている
試験は1次試験のみでBC、四国の1次試験とほぼ同じ

試験内容は、BCリーグと四国アイランドリーグの一次試験とさほど変わりはないかと思われます。
ホームページを見てみるとトライアウトの内容が書いてあり、
- 50m走
- 遠投
- シートノック
- バッティング
- ピッチング
と他の独立リーグの一次試験のような内容を関西独立リーグでは全体の試験として見るのかなと。
もしこれからトライアウトが開催されることになり、トライアウト受験を考えている方は自分のベストプレーを心がけましょう!
他の独立リーグの一次試験のような内容が関西のトライアウト全体の内容となっている(年によって変わる可能性あり)
関西独立リーグからもプロへ行くことは可能!!

関西独立リーグからもプロへ行くことは可能だね!
そうですね!本気でプロを目指すなら関西独立リーグも選択肢に入れて良いと思います!
関西独立リーグからもプロ野球選手になることは可能です。
実際にプロへ進んでいる選手が出ているわけですから、チャレンジする価値はあります!
兵庫ブルーサンダースは大学と提携して学生しつつ兵庫ブルーサンダースの選手として野球が出来るシステムも用意しています。
BCリーグや四国アイランドリーグもプロを目指す環境がありますが、関西独立リーグもプロを目指せる環境はありますので選択肢に入れてみて下さい!
関西独立リーグでは大学と提携するなど様々な取り組みもされている
学生しつつ部活が独立リーグなのも良いところ

大学と提携しているってすごく良いと思うんだが。
そうですね!芦屋大学と兵庫ブルーサンダースが提携を結んでいるみたいですね!
兵庫ブルーサンダースでは芦屋大学と教育提携を行い、大学のベースボールクラブとして兵庫ブルーサンダースに所属してプロ野球選手を目指すことが出来ます!
大学が独立リーグと提携を結んでいるのは珍しい例ですが、今後学校と独立球団が提携を結ぶことにより学生でもプロとの試合や海外プロとの試合を経験できるメリットがあります!
今後学校と提携を結ぶ球団が出てくるか注目です!
独立リーグのトライアウトの受験を考えてる方はさわかみ関西独立リーグも選択肢に入れてみて下さい!