こんばんは!
タカシです!
今週末に台風が日本に近づいてきますね。
せっかくの三連休を台風で潰したくないですよね!
台風が来たら外出は危険ですので、状況見て外出は控えた方がいいかもしれないですね。
さて今日は、日本は高校野球システムを「アメリカ化」するべき理由というテーマで述べて参ります!
ほとんどの方がご存知かと思いますが、日本の高校野球は甲子園予選からトーナメント制で、負けると終わりです。
この甲子園に出場するために、3年間厳しい練習に耐え、熾烈なレギュラー争いを勝ち取り、甲子園に出場する。
一見輝かしく見えますが、よくよく考えたら日本の高校野球のシステムは日本中の高校球児をかなり残酷な目に遭わせているのです!!
過密日程や球数過多による投手の酷使、部員100名超えのマンモス野球部問題など、今の日本の高校野球はたくさんの問題を抱えています。
では、なぜ日本の高校野球システムを「アメリカ化」するべきなのかをこれから述べていきたいと思います!
目次
アメリカ化の推奨理由①アメリカの高校野球は「シーズン制」のリーグ戦形式で行われている
日本の高校野球の公式戦はほぼ全て「トーナメント制」です。
日本の高校野球の主な公式戦のパターンとして、
- 春の選抜高校野球大会
- 春の県大会
- 夏の甲子園大会予選
- 甲子園
- 秋季大会
- 神宮大会
と高校野球を代表するような公式戦はすべてトーナメント制なのです。
日本の高校野球のトーナメントは1回負けたらそこで終わり。
夏に関しては負けたらその時点で引退と「負け=引退」という残酷なシステムとなっております。
このシステムだと1試合やって負けたら終わりなので、自分のベストパフォーマンスを発揮できずに終わったり、ましてや選手を集めている私立高校とスポーツ推薦がない公立高校が試合して、実力差があるため私立高校が大差で勝って勝ち進むという光景が目立ち、負けた高校はたった1回だけしか公式戦を戦うことができなくなります。
強ければ強いほどたくさん試合ができる制度はものすごく不公平な話です!
甲子園の決勝までいったチームが1番試合ができるという状況です。
さらに日本の高校野球で不公平なところが、ベンチに18名しか入れないことです。
1つの学校に100名以上いる高校は必然的にメンバー外が多く出ます。
そして3年間ベンチすら入れない選手も日本の高校球児の中にはたくさんいます。
3年間同じ場所で頑張ってきたのにベンチに入れる選手と入れない選手が出るのは本当に残酷です。
自分も日本の高校野球経験者ですが、3年の夏の大会のメンバー発表の時は本当に心が苦しくなったのを今でも覚えています。
3年間練習してきて最後公式戦に出られないのはあまりにも酷いシステムだなと今となって思います。
そこで、アメリカの高校野球システムの導入です!!
アメリカの高校野球は3月~5月でこの間に30試合ほどリーグ戦を行うそうなので、日本みたいに1回戦で負けて引退というような状況にはならないということです!
みんな平等に試合を重ねることができるのが良いところですね!
さらに、アメリカの高校野球システムには「階級制」というものがあり、学校のレベルに応じてリーグが振り分けられるというものです。
しかもその中で1年生のリーグ、Bチームのリーグ、Aチームのリーグと学年や選手のレベルごとに公式戦をやっているのもアメリカ高校野球の魅力です!
ベンチ外の選手がでることはまずないですし、全員公式戦に出れる権利が与えられるので3年間充実した高校野球生活を送れるのではないでしょうか!
ただ、アメリカの場合は部員数を制限して、セレクションを行ない合格した選手のみが野球部に入れるような高校がほとんどで、それもあって補欠の選手はいないということなので、このシステムを導入する際は部員数が100人を超えるような学校が取り入れてた方がいいですね。
3月〜5月のリーグ戦が終わると、ここで野球部は活動休止となり、今度は6月〜8月くらいにかけてサマーリーグというのが始まります。
サマーリーグは個人でクラブチームに参加して、試合経験を積み、ここからは部としてではなく自分自身が有志でクラブチームに入って試合を重ねていくというのがアメリカ高校野球のスタイル。
リーグ戦終了後、野球から一旦離れて別の競技に移るのもよし、サマーリーグでさらに自身の野球スキルのアップを目指すのも良しと、個人の主体性がアメリカでは求められるみたいですね!
サマーリーグ終了後は野球自体がオフシーズンとなり、冬は別の競技にコミットする選手が多いとのこと。
これは日本も取り入れた方がいいと思います!
1つの競技に絞るのではなく、色々なスポーツをして、自分に合ってるスポーツを模索できますし、より良い選択ができるかと思います!
また、アメリカでは日本みたいに高校野球の全国大会がないみたいなので、あっても州大会までと、国のNo. 1を決める大会はないということです。
アマチュアの時からNo. 1を競わせるのはいかなるものかというのがアメリカ高校野球のスタイルで、日本も甲子園は全国一を争う大きな大会だからこそ、優秀な投手を無理させてでも勝つために投げさせてしまう傾向にあるので、そもそも甲子園大会を無くせばかなりの問題が解決されるのではないかと思います。
それか、春からもう夏の甲子園の予選を始めるか。
手っ取り早いのは甲子園大会そのものもを無くすことではないかと思います。
アメリカ化の推奨理由②試合間隔のゆとりや、球数制限もある
日本の高校野球は基本的に球数制限がありません。
投げようと思えばいくらでも投げれてしまうのです。
ですが、この球数制限がないのと、トーナメント制が相まって一人の投手に頼ってしまう現象が後を絶ちません。
とくに公立高校は一人優秀な投手がいたら、その投手にばっかり頼りがちになってしまいます。
そうでもしないとトーナメントを勝ち進めないということから、どうしてもエースに頼らざるを得ないという状態になります。
金足農業高校出身で現日本ハムファイターズの吉田輝星投手がいい例ではないでしょうか。
予選から決勝まで1人で投げ抜いてきました。
予選から甲子園決勝まで投げた球数がなんと1527球!!!
恐ろしいほどの球数ですね。。。
自分ならこんなに投げたら絶対肩か肘を怪我します。(笑)
アメリカから見た日本のこの光景はまさしく異常と言われるほどのことを日本の高校野球はやってしまっているのです。
今は球数問題や過密日程などの議論が日本でもなされていますが、全然進展する様子がなく、このままではこれらの問題解決へ一向に進みません!!
そこでアメリカ高校野球のシステムを導入することで、能力が突出したエースだけを使わなくてはいけない状況にはなりませんし、なんせアメリカの高校野球システムのなかには球数制限があります。
アメリカには年齢と投球数によって必要な休養期間を定めるガイドラインがあり、高校生は球数上限が大体100球前後で、76球以上投げたら4日間の休養が必要になります。
参照:https://www.mlb.com/pitch-smart/pitching-guidelines
なので、吉田投手みたいな1人で大会を投げ抜き、1500球以上もの球数を投げる心配はなくなるわけです。
あと、3ヶ月間に渡り30試合程のリーグ戦が行われるということで、試合間隔にもある程度ゆとりが取れますし、十分に休養も与えれるようなシステムになっていますので、選手の体にも優しいシステムだと思います。
アメリカ化の推奨理由③野球以外のスポーツを経験できる!
アメリカの高校野球は、3月〜5月までが野球部としての活動、夏休み期間は有志のサマーリーグ、10月以降はシーズンオフというのがアメリカの流れということで、個人主体の動きとなります。
シーズンオフになると、違うスポーツに取り組む選手が多く、バスケやアメフト、ホッケーなどに打ち込むみたいです。
春夏は野球、冬はアメフト、バスケと1つの種目だけではなくて、2、3種類の競技を1年間でやることができますし、日本もこういうシステムを取り入れた方が学生の選択肢も広がりますので、是非取り入れてもらいたいシステムです!
アメリカの高校野球システムを取り入れることで日本の高校野球の問題のほとんどを解決できる!!
こうしてアメリカの高校野球のシステムを日本の高校野球にも当てはめてみると、日本の高校野球界が抱える問題のほとんどを解決できますね!
選手ファーストの制度としてアメリカの高校野球は運営されていますので、高校生にとっては最もやりやすい環境かと思います!
ただ、問題となるのはアメリカは国土面積が広く、球場もたくさんあり社会人野球や草野球の文化がないので学生中心に球場を使えますが、日本の場合少年野球はともかく中学校、高校、大学、社会人、草野球など野球をしている層が幅広いので、都心部になると球場確保が厳しくなります。
ですが、アメリカ高校野球のシステムを全て導入しなくても、アメリカ高校野球のいいところを日本でも取り入れていけば日本の高校野球もガラッと変わっていくのではないでしょうか。
思い切って日本の高校野球制度に革命を起こし、今までの高校野球とは違う新たなスタイルで日本の高校野球が盛り上がっていければなと願うばかりです。
日本の高校野球には革命が必要だと思います。
高校野球が選手にとってより良いものにするために今の高校野球制度が変わっていけばいいなと思います!
皆さんで今の高校野球を変えていけるように力を合わせていきましょう!!
ではこのへんで!