2026年のドラフト候補の一人である菰田陽生。
高校で実績を積み上げてきた二刀流右腕で、各球団のスカウトからも注目を集めています。
一般的な記事では「最速◯km/h」「甲子園での活躍」などの表面的な特徴に注目が集まりますが、プロで通用するかどうかは、より詳細なデータ分析が欠かせません。
本記事では、菰田選手の特徴やプレースタイル、さらには奪三振率（K/9）・四死球（BB+HBP/9）・IsoPなどのセイバーメトリクスを含め、数値を細かく分析しています。
数字が示す傾向から、将来どのような役割を担えるのか、ドラフト指名の可能性はあるのかを考察していきましょう。
菰田陽生のプロフィールと成長背景
菰田陽生選手は、千葉県御宿町出身で、現在は山梨学院高校で二刀流として活躍する二刀流スラッガーです。
中学時代は千葉西リトルシニアでプレーし、中学卒業後は山梨学院高に進学。
身長194cm、体重100kgという恵まれた体格で、投打に注目を集めています。
中学時代には右肘剥離骨折を経験しながらも、その後リハビリと努力で復帰。
体格・パワー・技術の三拍子を兼ね備えた選手として、高校早期から“ドラフト候補”として評価されています。
中学時代の成長と試練
菰田選手は小学校から硬式野球を始め、中学では千葉西リトルシニアに所属し、全国大会にも出場するなど実績を積みます。
しかし中学3年時には右肘の剥離骨折を経験。投手としての進路が一時停止する中で、打撃へも重点を置き始め、二刀流の芽が出始めました。
早期の怪我と復帰経験が“強いメンタル”の基盤となり、プロを目指す上での大きな資産となりました。
高校入学後の急成長とスケールの拡大
山梨学院高では入学直後から能力が目立ちました。特に2025年の春選抜で最速152km/hを記録したことが大きな転機となります。
また、打者としても高校通算30本塁打以上を放ち、投打ともに高水準の評価を確立しています。
さらに、甲子園大会（2025年夏）では投げて6回途中1安打無失点、打って3安打3打点という圧巻の“投打完全型”のパフォーマンスを披露しました。
こうした実績により、多くの球団スカウトから「来年のドラフト1位候補になり得る」との声が上がっています。
菰田陽生のプレースタイル
では、菰田選手の投手、打者それぞれのプレースタイルを解説します。
投手としてのポテンシャル
菰田選手の最大の武器はストレートです。152km/hという球速に加え、フォーム改良により球の角度とキレが向上しました。
194cmの身長から放たれる直球は、打者からすると球速以上の速さを感じさせます。
今後は変化球の精度やスタミナ強化が課題であり、先発としての完成度を高めるのが求められます。
打者としてのポテンシャル
打者としても高校通算25本塁打を記録し、スラッガーとしての資質を示しています。
特に甲子園での複数安打、勝負強さが印象的で、打者専任または二刀流継続の可能性を球団が検討するほどの存在です。
肉体強化が進めば、長打力・ミート力・走力が揃う三拍子型スラッガーへ進化するでしょう。
守備・走塁
194cm100kgという体格ながら動きは柔らかく、守備範囲も広い選手です。捕球後のステップや送球の速さに優れ、走塁判断も的確。
スケールに加え、動作の無駄を削る努力を続けている点が、他選手との差別化要素になっています。
菰田陽生の投手成績（セイバーメトリクス）
では、セイバーメトリクスを含め、菰田選手の投手データを細かく分析していきましょう。
菰田陽生｜投手成績（24年秋～25年夏）
※一部、グラフ付きレポートが未公開の記事もありますが、データが揃い次第、順次追加・更新いたします。
DRAFT COMMUNITYの詳細はこちら
コメント