今年のドラフト候補の一人である中西聖輝。
大学で実績を積み上げてきた本格派右腕で、各球団のスカウトからも注目を集めています。
一般的な記事では「最速◯km/h」「甲子園での活躍」などの表面的な特徴に注目が集まりますが、プロで通用するかどうかは、より詳細なデータ分析が欠かせません。
本記事では、中西選手の特徴やプレースタイル、さらには奪三振率(K/9)・四死球(BB+HBP/9)などのセイバーメトリクスを含め、数値を細かく分析しています。
数字が示す傾向から、将来どのような役割を担えるのか、ドラフト指名の可能性はあるのかを考察していきましょう。
中西聖輝とは?
中西聖輝(なかにし まさき)は、智辯和歌山高校から青山学院大学へ進学した右投右打の本格派投手です。
身長182cm・体重90kgという恵まれた体格を生かし、最速152km/hのストレートと多彩な変化球を武器に大学野球界を代表するエースとして活躍してきました。
大学4年間では、先発16試合を含む通算26登板で防御率1.86、奪三振123という圧倒的な成績を残し、春秋を問わず安定感抜群の投球を披露。
まさに「大学No.1右腕」と呼ぶにふさわしい存在へと成長を遂げています。
中西聖輝の智辯和歌山高時代
甲子園優勝投手としての輝き
智辯和歌山では3年夏にエースとして甲子園優勝を達成。全国の舞台で堂々たるピッチングを披露しました。
高3夏の甲子園では 3試合23.2回で22奪三振、防御率0.76 という圧倒的な数字を残し、まさに全国制覇の立役者となりました。
多彩な決め球と勝負強さ
準決勝ではストレートに加えてフォーク、スライダーを駆使し、強打者相手に次々と空振りを奪取。大舞台でも物怖じしないメンタルの強さを証明しました。
「甲子園優勝投手」という肩書き以上に、中西が見せた勝負強さと修正力は、彼の将来性を示す大きな材料となりました。
中西聖輝の青山学院大学での進化
通算成績と安定感
大学進学後もその実力は健在。青山学院大学では通算8勝0敗、92回を投げて防御率1.86と驚異的な安定感を見せました。
3年秋には最多勝(6勝)、最優秀投手、ベストナインを獲得し、大学野球界の「絶対的エース」として名を馳せました。
全国大会での存在感
全国大会でも強さを発揮。春の全日本大学野球選手権、秋の明治神宮大会など、どの舞台でも安定した投球を披露。
特に決勝戦では149km/hの速球をマークし、緊張感のある試合でも平常心でマウンドを支配する姿が印象的でした。
中西聖輝の投球スタイル
伸びのあるストレート
最速152km/hを誇るストレートは、球速だけでなく「打者の手元で伸びる球質」が特徴。
打者が差し込まれるシーンが多く、空振りもゴロも奪える万能型の速球です。
多彩な変化球
中西はスライダー、フォーク、カーブ、チェンジアップなど複数の変化球を操ります。
いずれもストレートと同じ腕の振りから投げられるため、打者にとって球種を見分けるのは非常に困難です。
制球力と試合運び
彼の真骨頂は「試合を作る能力」。四球を出さず、序盤に失点してもすぐに修正できる点はスカウトからも高評価を得ています。
中西聖輝の投手成績(セイバーメトリクス)
では、セイバーメトリクスを含め、中西選手の投手データを細かく分析していきましょう。
中西聖輝|大学通算投手成績
※一部、グラフ付きレポートが未公開の記事もありますが、データが揃い次第、順次追加・更新いたします。
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