【2025年ドラフト候補】早瀬朔（神村学園高）｜経歴・実績・スカウト評価など

今年のドラフト候補の一人である早瀬朔。
高校で実績を積み上げてきた本格派右腕で、各球団のスカウトからも注目を集めています。

一般的な記事では「最速◯km/h」「甲子園での活躍」などの表面的な特徴に注目が集まりますが、プロで通用するかどうかは、より詳細なデータ分析が欠かせません。

本記事では、早瀬選手の特徴やプレースタイル、さらには奪三振率（K/9）・四死球（BB+HBP/9）などのセイバーメトリクスを含め、数値を細かく分析しています。

数字が示す傾向から、将来どのような役割を担えるのか、ドラフト指名の可能性はあるのかを考察していきましょう。

早瀬朔の基本プロフィール

早瀬は小学校2年から軟式を始め、中学では神戸中央シニアで活躍。

高校は名門・神村学園でエースナンバーを背負い、1年秋から試合に顔を出し始め、2年春・夏と甲子園大会でも投げ、3年春には最速150kmを記録しました。

U-18代表にも選ばれており、国内外の高水準な試合経験を積んでいます。

早瀬朔の最大の武器は、直球の速度と角度です。

プロ注目素材として、最速151km/hを計測したという報道もあり、常時140km台後半をマークできるポテンシャルを持ちます。

変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ、フォーク、カットなどを持っており、緩急のバランスを取ることで打者の攻略を難しくしています。

フォームもセットポジションからの足の上げ方などに特徴があり、投球の軸が安定しています。

早瀬の甲子園での実績は目立ちます。

例えば、2024年夏の選手権では、岡山学芸館戦で9回を投げて130球近く投げ勝利を掴むなど、先発でのイニングを作る力を持っています。

また、2024年選抜や選手権を含めた数多くの試合での登板経験があり、防御率や被打率、奪三振率などの面でも安定性を示しています。

2025年も選手権大会やＵ-18代表での登板があり、注目度を上げています。

早瀬朔がドラフトで高く評価される理由は、まず185cmの長身から繰り出す直球の威力にあります。

しなやかな腕の振りと投げ下ろす角度を活かしたストレートは、打者に大きな威圧感を与え、140km後半〜150km台の球速を安定して記録できる点が魅力です。

さらに、スライダーやチェンジアップなど多彩な変化球を操り、速球との緩急で打者を翻弄する投球術も評価されています。

球速だけに頼らない組み立ての巧みさは、プロ入り後の成長を強く感じさせます。

また、甲子園やU-18代表など数多くの試合経験を積んでおり、プレッシャーのかかる場面でも冷静な対応ができるメンタル面の強さも光ります。

加えて、細身ながらフォームや腕の使い方が整っており、トレーニング次第でさらなる球速アップや制球力の向上が期待される「素材型右腕」としての将来性にも注目が集まっています。

スカウトからも「伸びしろの大きい投手」として評価される理由がここにあります。

では、セイバーメトリクスを含め、早瀬選手の投手データを細かく分析していきましょう。

※一部、グラフ付きレポートが未公開の記事もありますが、データが揃い次第、順次追加・更新いたします。