2026年ドラフト注目選手の印出太一。
大学、社会人で目に光る活躍を見せ、各球団スカウトの視線を集めています。
多くの報道では「打率○割」「長打力」など表面の数字に焦点が当てられがちですが、プロで通用するかを見極めるには、より細かなデータ分析が必要です。
本記事では、印出選手の特徴やプレースタイル、さらにはOPS、IsoP、IsoDなどのセイバーメトリクスを含め、数値を細かく分析しています。
数字が示す傾向から、将来どのような役割を担えるのか、ドラフト指名の可能性はあるのかを考察していきましょう。
印出太一のプロフィール
印出太一(いんで・たいち)選手は、中京大中京、早稲田大学という名門を渡り歩き、2025年から社会人野球の強豪・三菱重工Eastに加入しました。
身長185cmの体格を持ち、捕手としては恵まれたフィジカルの持ち主です。
高校・大学と長く正捕手を務めた経験から、ゲームをつくれる捕手として評価されています。
印出太一の高校時代
印出選手が一躍注目されたのは中京大中京時代です。
名門校の中でも中心人物として活躍し、強肩と安定したキャッチングで評価を高めました。
特に当時は“最強世代”と呼ばれた世代で、甲子園中止という特殊な環境だったにもかかわらず、チーム力の高さを示しました。
印出太一の早稲田大学時代
早稲田大学に進学後は、2年春からリーグ戦に出場して、主将も務めるなどチームの中心選手として活躍しました。
春・秋リーグでは打率.360以上を記録するなど打撃面が大きく向上し、通算5本塁打の長打力も評価されました。
さらに大学日本代表に選出され、二塁送球1.9秒台とされる強肩や、投手陣からの信頼が厚いリード力を示すなど高い能力を発揮しました。
印出太一が三菱重工Eastを選んだ理由
印出選手は大学卒業時にプロ志望届を提出しましたが指名には至りませんでした。
自ら「実力が足りなかった」と語るなど現状を冷静に受け止めた上で、次の挑戦の場として三菱重工Eastを選びました。
同チームは都市対抗や日本選手権といったスカウトの目に触れやすい大会への出場機会があります。
また、練習環境や指導レベルが高く、プロ選手の輩出実績も豊富な強豪社会人チームです。
さらに、多様なタイプの投手とバッテリーを組める点も捕手として大きな成長材料となります。
印出選手は、ドラフト指名に必要な即戦力性を磨く明確な目的を持って社会人野球へ進みました。
印出太一の特徴・強み
① 捕手としての基本値が高い
二塁送球タイム1.9秒台とされる強肩は魅力です。
キャッチングやブロッキングも安定し、投手が安心して投げられる守備ができる点は高評価です。
また、大学日本代表での経験から、初対面の投手でも素早く特徴を掴み、試合を組み立てる能力があります。
② 主将経験によるリーダーシップ
高校・大学・大学代表で主将を経験。
捕手はゲームメイクを担うポジションのため、こうしたリーダーシップも重要な評価ポイントです。
勝負どころでも冷静さを失わない精神面の強さは、群を抜いています。
③ 打撃力の向上
大学4年時には春季.375、秋季.360と高打率を記録しました。
コンタクト能力の高さに加え、通算5本塁打を放つなど適度な長打力も兼ね備えています。
「守れるだけの捕手」ではなく、「打撃でも貢献できる捕手」として評価も上がっています。
印出太一の打撃成績
では、セイバーメトリクスを含め、印出選手の打撃データを細かく分析していきましょう。
印出太一|打撃通算成績(25年)
※一部、グラフ付きレポートが未公開の記事もありますが、データが揃い次第、順次追加・更新いたします。
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