夢の原点
「僕の将来の夢はプロ野球選手になることです。」
みなさんは小学生の時に描いた将来の夢って覚えていますか?
そして小学生の時に描いた将来の夢を叶えましたか?
僕は小学校の卒業式の時にステージ上で1番上の行に書いてあるセリフを言いました。
小学校の同級生の多くは少年野球をやっており、僕もその一人でした。
そして少年野球やってた同級生全員ステージで「将来の夢はプロ野球選手になることです」と言っていました。
そしてあれから13年。
実際にプロ野球選手になった小学校の同級生は1人もいません。
僕もつい最近までプロ野球選手を目指し人生を野球に賭けてきましたが、プロ野球選手の夢は叶いませんでした。
高校で野球に一区切りをつける人や、大学で野球にピリオドを打つ人がほとんどでおそらくこの年までプロ野球選手を目指して人生賭けてきたのは同級生の中で僕しかいませんでした。
小学生の時は純粋に将来の夢を叫ぶことに全く抵抗がないと思いますが、ある程度年を重ねていくと現実が見えてきます。
そして自分で今後の伸びしろが見えなくなった時、夢を諦め違う道へ行く。
だいたい夢に見切りをつける時ってここだと思うんですよね。
野球もまさにそうです。
高校や大学でドラフト氏名がされなかったけど、自分はまだこんなもんじゃない、まだまだ自分は伸びると確信した人が社会人野球、独立リーグに進むんだと思います。
他のジャンルでもそうですよね。
例えば歌手が夢で、メジャーデビューを目指してボイストレーニングの学校行ったり、駅前などの路上でライブしたり。
画家が夢の人は、毎日のように画を描き続け、芸大や美術の専門学校に行って芸術を極める。
中にはフリーターとしてバイトしながら画を書いている人もいるでしょう。
こうして人より長く夢を追い続ける人はただ単に夢だからというだけで追い続けているものではありません。
小学生から大学生までである程度夢に見切りをつける人が多数だと思いますが、社会人になっても安定を捨て夢を追い続けれる人には共通点があります。
それは「夢が叶って、そこで活躍している自分をイメージできる」ことです。
他人からの評価はさておき、自分を客観的に見た時に夢が叶った先にある舞台で活躍しているのを想像しても何も違和感がない状態、そこに夢を追い続けられる原動力があるのだと思います。
僕も頭の中で一流のプロ野球選手と同じフィールドで野球をしている姿を常に思い浮かべながら野球選手の夢を追っていました。
さてそこで、自分の体験談を踏まえて夢追い人になる際の大切なことや注意点を上げていこうと思います。
1 夢追う期限を設ける
夢ってやっぱりいつまでも追っていたいものですよね。
夢追ってる姿というのはとても輝いてるように見えますし、日々とても充実していると感じるものです。
ただ、期限を設けず夢を追っかけていると諦め時がわからなくなりいつまでもダラダラ諦められなくなってしまい、人生そのものを棒に振ってしまいます。
僕も独立リーグのチームに所属していたんですが、チームの先輩が「独立リーグで野球をやっている人は自分が引退するタイミングがわからないまま現役を続けてしまう人が多い」と言っていました。
いままで野球をめいいっぱいやってきた環境から退くのが怖い選手も多いみたいです。
特に20代のうちに夢を諦め第2の人生を歩めている人は、今まで夢を追ってきたものが糧となり第2の人生を過ごせていけると思います。
実際僕も25歳までと期限を設けて野球選手の夢を追ってきました。そして、ラストシーズンを終えた時、潔く夢を諦め第2の人生をスタートすることができました。
なので今現役で夢追い中の人は期限を設けてみてください。
期限があると、期限内に夢を叶えなければならないので非常に濃い時間を過ごすことができます。
それでもしたとえ夢が叶わなかったとしても、濃い時間を過ごした分やりきったと、そして後悔はないと胸を張れます。
2 夢を追う過程を大事にする
夢を追っている人の多くは夢を叶えるために一生懸命夢に向かって頑張っているかと思います。
そして多くの人はもし夢が叶わなかった時、こう思うと思います。
「夢が叶わなきゃ意味がない」
「いままで夢に費やしてきた時間が無駄だった」
「なんで夢なんか追ってきたんだろう」
人生賭けて夢を追ってきた人からしたらこう思う人が多いはずです。
しかし、こうやって夢を必死に追っかけてきた過程の中でもいろんな人との出会いやつながりを持つことができます。
夢を追う中でつながった人は共に同じ価値観同士で同じ夢に向かって歩んできた仲間です。
この仲間は今後の人生においてもかけがえのない仲間となっていくでしょう。
僕もプロ野球選手という夢を追っていく中でたくさんのプロ野球選手を目指す人たちとつながることができ、今でもつながっています。
こういうつながりを持てば、夢を諦め第2の人生を歩む時も共に励まし合える仲になっていくでしょう。
なので、夢を追う中で出会った人たちを大切にして、思う存分夢を追ってください!
3 夢を追っているジャンルのスペシャリストとつながる
先ほど夢を追う過程で出会う人は大切にしようと言いましたが、その中でも今自分が追っているジャンルのプロの方または元プロであった方とつながってアドバイスをもらいましょう!
夢を叶えるには実際に夢を叶えた方からのアドバイスはどんな人からのアドバイスよりも貴重です!
僕も元プロ野球選手の方、プロ球団のマネージャーなどプロとつながっているいろんな方とお会いし、指導して頂いていました。
夢に近づくならば、夢を叶えた方とつながるのが夢を叶える近道になりますのでまずはプロの方とつながれるようにSNS、プロの方とつながっている知り合い、あらゆる手段を使ってつながっていきましょう!
4 全て自己責任で
日本には様々なかたちで夢を追っている人がいます。
会社勤めしながら夢を追っている人、フリーターをしながら夢を追っている人、学業に励みながら夢を追っている人と様々です。
ただ、夢を追うのって自分で決めたことなので、自分で決めたことはすべて自分で責任をとる。
このことを忘れないでください。
もしかしたらご両親が夢を追う手助けをしてくれるかもしれないですし、周りの方が援助をしてくれるかもしれません。
自分の夢を心から応援してくれる人から頂く援助は大いに頂いてください。そうすることで夢を叶えて応援してくれた方に恩返しをするという気持ちが芽生えてさらにやる気を上げてくれます。
ただ、自分から援助をくれと言うのは避けてください。
自分から援助を求めてしまうと、心に隙ができて夢を追うことへの思いが薄くなってモチベーションが下がっていきます。
万が一生活が苦しくなった時、借金をすることも考えてみてください。
ただし、夢を追うということを前提として、飲み代を払うのに借金したり自分の娯楽に借金することは絶対にしないでください。
気づかないうちに余計な借金が増えてしまいます!
なので、もし夢追い人の中でお金に苦しんでいる方がいましたら、生活費などの必要最低限の借金を考えてみてはいかがでしょうか。
お金がないから夢を諦め安定を求めるか、借金をしてでも自分の夢を追いかけチャンスに賭けるか。
自分が後悔しない選択をしてください!
最後に
色々夢を追うことについて述べてきましたが、最後に言いたいのはこうして夢を追えること自体が幸せなことだというのを決して忘れないでください。
様々な事情で夢を追いたくても追えない人はたくさんいます。
あと、もし自分の夢を応援してくれる人がいたら、その人たちを大切にしてください。
あなたのファンとして応援してくれているのですから、その応援を力に変えて夢に突き進んでいってください!
あなたの夢が叶うこと、心から願っています!