コラム

【昭和のプロ野球】昭和時代の巨人阪神戦が凄すぎた!

盛大な人気を誇った昭和の日本プロ野球において、切っても離せない伝統があります。

その伝統といえば、巨人阪神戦です!

現代でも巨人と阪神の試合は熱を帯びるものがありますが、昭和時代の巨人阪神戦は今とは別格。

昭和のセ・リーグにおいて阪神甲子園球場で行われた巨人阪神戦の人気は凄まじいものがありました!

そこで本記事では昭和の巨人阪神戦がどのように凄かったのかを「週刊ベースボール 昭和33年5月7日号」を参考にご紹介していきます!

昭和の巨人阪神戦

巨人と阪神との試合はセ・リーグにとって最も人気を誇るカードの一つでした。

では昭和時代においての巨人阪神戦の中でどの部分が熱かったのかを解説していきます!

昭和の巨人対阪神戦は必ずと言っても良いほどの超満員

昭和の巨人対阪神戦は因縁の対決であるということで、その人気は凄いものでした。

昭和33年4月13日に行われた巨人対阪神戦の観客数は軽く6万人を超え、最高で7万人もの観衆が甲子園球場に足を運んでいたという。

現代で甲子園で行われる巨人対阪神戦での観客数は4万人~4万5千人ほど。

それでも十分な観客数ですが、そう考えたら昭和時代の7万人の観客数は桁違いですね!笑

そんな大観衆の中でプレーをするのはどんな感覚なのか味わってみたいものです。

巨人対阪神戦の特別指定席の値段が7倍に!?

昭和33年4月13日の巨人対阪神戦において当時の甲子園球場特別指定席券は450円で販売されていましたが、あまりにも観客数が多いことから3000円までに膨れ上がりました。

およそ7倍の値上りです!

当時の3000円はかなりの高額な金額なので、それでも見たいお客さんがかなり多かったことが伺えます。

現代においてチケットの値段が7倍にまで膨れあがることはないと思います。

今では多くの特別席があり、席のプランも多いので値段もピンキリですが昔の3000円はかなりの高額です。

巨人阪神戦の影響で阪神電車の運賃収益も凄まじかった

当時の甲子園での巨人阪神戦は観客数が凄まじかったということですが、観客数が多いということは電車の乗客数も凄まじくなります。

当時の阪神電車の運賃収益は2日で285万円と当時の売り上げとしては桁違いな収益となり、阪神電車もかなり潤っていたそうです!

同時に当時から高校野球も人気を誇り、甲子園大会時の観客数もかなり多く運賃収入もかなり稼げていたそう。

高校野球の聖地であり、阪神タイガースの本拠地でもある甲子園はかなりの経済効果をもたらす球場でもあったということですね!

昭和の巨人と阪神にはスターが多数!

昭和には多くのスター選手が華を飾っていました。

特にセ・リーグにおいて巨人と阪神には語り継がれるスター選手が多く、選手目当てで観客数の増加に大きく貢献していました。

昭和33年時点においてのスター選手といえば、

巨人

  • 藤田元司
  • 安原達佳
  • 川上哲治
  • 長嶋茂雄
  • 与那嶺要
  • 宮本敏雄
  • 広岡達朗
    etc…

阪神

  • 大崎三男
  • 吉田義男
  • 小山正明
  • 田宮謙次郎
  • 三宅秀史
    etc…

というようにスター選手が多くいたため、より巨人阪神戦が盛り上がっていきました!

巨人長嶋-広岡、阪神三宅-吉田の三遊間コンビが熱かった!

昭和33年の三遊間コンビで、巨人は長嶋と広岡のコンビ阪神は三宅と吉田の三遊間コンビとそれぞれ比べられてました。

長嶋氏も入団1年目ながらも注目を浴び、1年目からリーグ最多安打本塁打王打点王と鮮烈なデビューを飾りスターとして駆け上がっていきました!

長嶋氏は入団1年目から凄まじい活躍であった

昭和の巨人阪神戦 まとめ

本記事では昭和33年5月7日号の週刊ベースボールを参考に昭和の巨人阪神戦についてザックリご紹介させていただきました。

昭和30年代は長嶋茂雄氏が巨人に入団し、昭和33年4月13日の巨人阪神戦の盛り上がりは昭和24年以来9年ぶりのことだったそうで、より盛り上がったということです。

一度昭和30年代に行けるなら、ぜひ甲子園球場で巨人対阪神戦の試合を見てみたいものですね!

今後も巨人と阪神の伝統は続いていく

巨人にM38点灯!菅野2被弾も開幕11連勝/詳細 - プロ野球ライブ速報 : 日刊スポーツ

引用元:https://www.nikkansports.com/baseball/news/202009140001086.html

2020年の順位は巨人が首位を独走しています。

2020年10月27日時点で巨人のマジックが3と巨人優勝目前です。

一方阪神は3位で巨人とのゲーム差は11.5とかなり離れています。

2020年度は新型コロナウイルスの影響で公式戦の開始日が遅れ、セ・リーグは2007年導入以降初のクライマックスシリーズが中止となりました。

もしクライマックスシリーズがあれば巨人と阪神がおそらく進出し、クライマックスシリーズで熱い巨人阪神戦が行われたかもしれません。

来年クライマックスシリーズが行われるのであれば、巨人と阪神の熱い試合を見たいですね!

来年無事にクライマックスシリーズが行われるように祈りましょう!

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