色づく山々と澄んだ空気が誘う、秋のドライブは心身ともにリフレッシュできる季節限定の贅沢なひとときです。紅葉名所を巡りつつ、絶景ポイントやグルメ、宿泊のコツを押さえた3泊4日のモデルプランをお届けします。
紅葉ドライブを楽しむための基本ポイント
ドライブ前の準備や安全対策を怠ると、せっかくの紅葉観賞も台無しになります。まずは以下のポイントを確認しましょう。
ドライブシーズンと気候の把握
秋の紅葉ピークは地域差が大きく、北海道は9月下旬~10月中旬、東北・北関東は10月中旬~11月上旬、関西以西は11月上旬~下旬が目安です。気温差を考慮し、防寒対策と連日の天気予報チェックをお忘れなく。
車両点検と持ち物リスト
出発前にタイヤやオイル、ブレーキランプを点検し、冬タイヤへの交換時期に近い場合は早めに相談を。持ち物はレジャーシート、折りたたみチェア、ブランケット、ホットドリンク用タンブラー、携帯充電器を準備すると快適度がアップします。
ナビや通信環境の確保
山間部では携帯電波が不安定になることもあるため、オフライン地図アプリや紙の道路地図を併用すると安心です。また、ドライブレコーダー搭載車は万一の事故時に証拠となります。
全国3泊4日モデルプラン:東北~関東エリア
1日目:奥入瀬渓流と十和田湖ドライブ
朝、八戸駅からレンタカーで十和田湖へ。湖畔の遊歩道を散策し、ブナの黄葉が湖面に映る絶景を楽しんだ後、奥入瀬渓流へ移動。銚子大滝など大小の滝をめぐり、遊歩道沿いの紅葉トンネルを堪能します。夜は十和田湖畔の温泉宿で地元の山海料理に舌鼓。
2日目:山形蔵王御釜~銀山温泉経由で仙台へ
早朝に出発して蔵王エコーラインを駆け上がると、樹氷で知られる御釜の秋色が眼下に広がります。銀山温泉では大正ロマン漂う街並みの中で足湯やおしゃれカフェを満喫。夕方に仙台へ戻り、地元牛タンの夕食を楽しみましょう。
3日目:日光いろは坂と中禅寺湖の紅葉狩り
仙台を早朝出発、東北道→北関東道を経由し日光へ。日本ロマンチック街道のいろは坂を走り抜け、25のカーブと共に移り行く紅葉をドライブ。中禅寺湖畔で紅葉をバックに遊覧船に乗り、華厳の滝の迫力と共に色づく渓谷を満喫します。夜は日光市内の大正風旅館に宿泊。
4日目:奥久慈大子と那須高原でフィナーレ
最終日は茨城・奥久慈大子の袋田の滝へ日帰り。一の滝から四の滝までの紅葉渓谷を見下ろし、秋そばやりんごスイーツを堪能。午後は那須高原へ移動し、牧場カフェで焼きマシュマロを楽しんだ後、東京方面へ帰路につきます。
紅葉ドライブを彩る立ち寄り&グルメスポット
地元グルメと絶景カフェ
山形の芋煮、仙台の牛タン定食、日光の湯葉料理や奥久慈の茶そばなど、各エリア自慢の郷土料理をドライブの合間に味わいましょう。湖畔や渓流沿いのオシャレカフェはSNS映え間違いなしです。
写真スポットと撮影テクニック
朝夕の斜光を利用した撮影が狙い目です。三脚とNDフィルターを活用し、滝や渓流の水の流れを長時間露光で幻想的に写し込むのもおすすめ。
まとめ
東北から関東にかけての3泊4日紅葉ドライブコースをモデルプランと共にご紹介しました。気候や交通状況を考慮しつつ、こまめな休憩と地元グルメを楽しみながら、秋の彩りを存分に満喫してください。

