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フットサル5人制ルール完全解説|初心者から上級者まで押さえるべきポイント

フットサル
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フットサル5人制は、サッカーのエッセンスを凝縮し、スピーディでテクニカルなプレーが求められる競技です。ここでは、試合をスムーズに進行し、戦術構築に役立つ基本ルールから細かな規定まで詳しく解説します。

競技概要とフィールド仕様

フットサル5人制は各チーム5名(ゴールキーパー1名+フィールドプレーヤー4名)で行います。コートサイズは長さ25~42m、幅15~25mが国際基準ですが、屋内アリーナなど施設に合わせて柔軟に設定可能です。

ボールと装備

使用するボールは空気圧を低めに設定したフットサル専用球で、リバウンドを抑えた重めのものが基準です。プレーヤーはスパイク禁止の室内シューズを着用し、すね当てやチームユニフォームを整えます。

試合時間と交代

試合は前後半20分ハーフ、インターバルは5分以内です。タイムアウトは各チームハーフごとに1度ずつ申請可能で、残り時間30秒以上でのみ許可されます。交代は無制限で、プレー中いつでもタッチライン沿いの交代ゾーンから行えます。

得点方法と得失点ルール

フィールド内で正式なキックでゴールラインを突破すれば得点が認められます。倒れた相手への直接的な接触や、ハンドでのゴールは無効です。

セットプレーと再開方法

ボールがコート外に出た際はキックイン(サイド)、ゴールキック(ゴールエリア内から)、コーナーキック(相手タッチ)、スローインはなく、すべてキック方式で再開します。キックインは手ではなく足で行い、壁を作る相手との距離は5m以上空けなければなりません。

ファウルとペナルティ規定

フットサルならではの累積ファウル制度が特徴で、1ハーフで6つ目以降のファウルは「累積ファウル」として相手に直接フリーキックを与えます。

反則の種類と累積ファウル

押す、蹴る、跳び蹴り、ひっかけ、ハンドなどサッカーと共通する反則に加え、ボールを手に持ったまま走る行為も反則です。5つ目までは通常のフリーキックで再開しますが、6つ目以降はペナルティマーク(各コートの指定ライン上・6m)から直接フリーキックが認められます。

ペナルティキック

ゴールキーパーがペナルティエリア外でファウルを起こしたり、最後の守備者として反則した場合はペナルティキック(PK)が宣告されます。キッカーはボールを止め、GKはゴールラインから動かずに待機しなければなりません。

ゴールキーパーの特殊ルール

キーパーにはハンドリングやパス後の制限があり、反則と戦術的な駆け引きが生まれます。

ボール保持時間とパス受け

キーパーは自陣エリア内でボールを手に保持できるのは4秒以内。味方からバックパスが来ても手で扱えず、フットで処理しなければいけません。違反すると相手に間接フリーキックが与えられます。

キーパークリアとハイボールの処理

キーパーが前線へクリアしたボールはフィールドプレーヤー同様に扱われます。インテンショナルに投げ戻す行為はオーソドックスですが、相手からのチャレンジへの対応は慎重に行いましょう。

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レフェリングとゲームマネジメント

試合を円滑に進行させるため、審判と選手間のコミュニケーションが重要です。

審判の配置と役割

フットサル公式では主審1名、副審2名、タイムキーパー兼第4の審判1名を配置します。主審が全体を統括し、副審はサイドライン沿いでインアウト判定や累積ファウルをカウントします。

コミュニケーションの取り方

プレー中の無線使用は禁止ですが、大会運営側や審判との合図やハンドサインを事前に共有することで、誤解や遅延を防げます。

戦術とポジショニングの基本

5人制ならではのスペースを活かした戦術が魅力です。

数的優位を作るポジショニング

ピヴォ(フォワード軸)とアラ(左右のウィング)、フロー(中間スペース)に役割を分け、パス&ゴーで数的優位を作ります。特にサイドが開きやすい室内コートでは、ウイングの動きが鍵です。

プレスと戻りのタイミング

狭いコートゆえのハイプレスが有効ですが、相手のパスラインを切るタイミングと、失った後の戻り(リカバリー)を意識しないとカウンターを許します。チーム全体の連携が肝要です。

まとめ

フットサル5人制は、スピード感と戦術性を兼ね備え、初心者から上級者まで楽しめるスポーツです。ここで紹介したルールやセットプレー、コート仕様、ファウル規定を理解し、実際のゲームや練習で活用してみてください。試合経験を重ねるほど、奥深い戦術や駆け引きの面白さが増すはずです。

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