ボウリングにおいて、グローブはスライドとリリースの安定性を高め、指先や手首の疲労を軽減する重要なギアです。特にフォームを固めたい初心者や、スコアアップを目指す中・上級者には、自分のプレイスタイルに合ったブランド選びが欠かせません。
本記事では、失敗しない選び方と、信頼性の高い国内外ブランドの特徴を徹底解説します。
ボウリンググローブ選びのポイント
グローブ選びで重視すべきは、フィット感、素材、構造の3つです。これらを理解すれば、自分にぴったりの一足が見つかります。
フィット感の重要性
まず、手の大きさに合ったサイズを選ぶことが最優先です。きつすぎると血行不良や呼吸筋の制限を招き、緩すぎると滑りやすくなるため、指の付け根と手首部分に適度なテンションがあるものを選びましょう。
メーカーによって微妙にサイズ感が異なるため、可能であれば試着して着脱のしやすさを確認するのがベストです。
素材の特徴と耐久性
グローブの素材は主に合成皮革、天然皮革、ストレッチファブリックの3タイプに分かれます。合成皮革は価格が手頃で手入れも簡単、天然皮革は通気性とフィット感に優れますが価格が高めです。ストレッチファブリックは軽量かつ伸縮性が高く、手首サポートに特化したモデルも多いのが特徴です。
構造とサポート機能
手首部分にプラスチックや金属プレートを内蔵したリストサポート付きモデルは、リリース時のブレを抑え、フォームを安定させたい中・上級者におすすめです。一方、初心者向けにはシンプルなワンピース構造のグローブから始め、慣れてきたらステップアップを検討すると良いでしょう。
おすすめブランドTOP4徹底比較
数あるボウリンググローブブランドの中から、特に信頼性が高く多くのユーザーに支持されている5つをピックアップ。それぞれの特徴と向いているプレイヤータイプを解説します。
1. Storm(ストーム)
アメリカ発の総合ボウリング用品ブランドで、グローブも多数ラインナップ。合成皮革とストレッチ素材を組み合わせたハイブリッドモデルが人気です。手首サポートの硬さを微調整できるリストブレイス内蔵タイプもあり、フォームの安定を重視する中・上級者に適しています。
2. MOTIV(モーティブ)
軽量かつ通気性に優れるストレッチファブリック製モデルを多数展開。リストストラップ一体型のデザインで着脱が簡単なうえ、フィット感が高いのが特長です。手首の動きを自然にサポートしつつ、締めつけ感が少ないため、初心者や女性にもおすすめです。
3. Storm×KR Strikeforce(コラボモデル)
StormがKR Strikeforceとタッグを組み開発したコラボモデルは、ソフトな合成皮革に軽量リストブレイスを組み合わせ、万人向けのバランスが魅力。価格帯も中程度で、初・中級者が最初のリストサポート付きグローブとして選ぶケースが多いです。
4. Ebonite(エボナイト)
ボウリングボールで有名なEboniteのグローブは、合成皮革の滑走性と布帛部分の通気性を両立。リストストラップ調整機能も搭載し、フォームの安定に貢献します。リーズナブルかつ性能が安定しており、コスパ重視のユーザーに最適です。
価格帯別おすすめモデル
グローブは価格帯によって使われる素材や機能が異なります。ここでは3つのレンジに分けて、おすすめモデルをご紹介します。
〜5,000円:エントリーモデル
初心者向けに十分な滑走性とサポート感を備えた、Ebonite社の「TrueGrip」シリーズがイチオシ。ストレッチ素材と合成皮革のシンプルワンピース構造ながら、フィット感と耐久性のバランスが良好です。
5,000円〜10,000円:ミドルレンジ
Stormの「ProGrip」やMOTIVの「FlexFit」シリーズは、この価格帯でリストサポートを備えたモデルが多く揃います。フォームを固めつつ、快適性も損なわないため、スコアアップを目指す中堅プレイヤーにおすすめです。
10,000円〜:ハイエンドモデル
Storm×KR Strikeforceのコラボ上位機種は、この価格帯ならではの高級素材とカスタマイズ性が魅力。大会出場を視野に入れる上級者が、細かなフィット感や耐久性を求める際に選ぶ一足です。
シューズとの組み合わせでさらなる安定感を
グローブだけでなく、ボウリングシューズとの相性もフォームの安定に大きく影響します。グローブとシューズのフリクションバランスが合わないと、踏み切り動作での滑りやひっかかりを感じることがあります。グローブの滑走性に合わせ、シューズのソール調整も行いましょう。
シューズソールとグローブ滑走性のマッチング
滑走性の高いグローブを使う場合は、シューズのソールも滑りやすい革・合成皮革タイプを選ぶと一体感が得られます。逆にグローブがホールド感重視なら、シューズは滑り止め効果のあるソール素材を選び、両者のバランスを整えましょう。
手入れと長持ちさせるメンテナンス術
お気に入りのグローブを長く使うためには、使用後の乾燥と汚れ落としが不可欠です。以下の簡単ステップで手入れを習慣化しましょう。
使用後のブラッシングと乾燥
滑走面の粉やオイルを柔らかいブラシで落とし、風通しの良い日陰で陰干しします。直射日光や暖房の熱は素材を痛めるので避けましょう。
定期的なソール&ヒールチェック
半年に一度程度、ソールの摩耗具合やヒールの剥がれを確認。摩耗が進んだら、交換可能モデルならパーツ交換を、不可の場合は買い替えを検討してください。
まとめ:ブランド選びでフォーム安定と快適性を両立しよう
「ボウリンググローブのおすすめブランド」をテーマに、選び方の基本と信頼性の高い5ブランドを紹介しました。フィット感、素材、リストサポート機能、価格帯に合わせた最適モデルを選ぶことで、投球フォームの安定化と疲労軽減を実現できます。
グローブ選びはスコアアップへの第一歩。この記事を参考に、自分にぴったりのブランドとモデルを見つけてぜひマイグローブデビューを飾ってください。

