同窓生同士の絆を深めるクラス会。幹事として最初に取り組むべきは「進行表」の作成です。進行表とは当日のスケジュールを時刻と内容、担当者で一覧化したもの。これがあるだけで、受付から閉会までの流れを全員が共有でき、緊張感や混乱を防ぐことができます。
進行表を準備すると参加者は「何がいつ始まるか」を事前に把握でき、集合時間や余興内容に遅れが生じにくくなります。また、幹事自身も当日の役割やタイムキーピングに集中できるため、クラス会全体の質が向上します。
クラス会進行表作成前に押さえるべき３つの確認ポイント
参加人数と会場レイアウトを事前把握する
まずは参加予定者数を確定し、会場の間取り図を入手してください。立食か着席か、テーブル数や導線に合わせてプログラムの流れを検討します。レイアウトが分かれば、受付場所や演出スペースの確保もスムーズです。
プログラムの全体像と所要時間を洗い出す
開会挨拶、乾杯、歓談、余興、締めの挨拶…といった大きな枠組みをリストアップし、各セクションの所要時間を見積もりましょう。合計時間が開催枠内に収まるか確認し、必要に応じて余興を減らすか、時間配分を調整します。
担当者と必要備品をリスト化する
進行役、受付係、写真撮影係など担当者を決め、マイクやプロジェクター、ビンゴ用品など必要備品を洗い出します。それぞれの担当者と事前に役割をすり合わせ、準備物の手配を依頼しておくと当日慌てません。
クラス会進行表の基本構成──開始から終了までの流れ
①受付・開会前準備（開始15分前）
開始15分前には受付をオープンし、参加者に名札を配布。進行表にも「受付開始」「音響チェック」「プロジェクター接続」など準備項目を記載し、幹事やスタッフ全員で共有します。
②開会挨拶・乾杯（18:00～18:15）
開会挨拶では、代表幹事が簡単に趣旨を説明し、次に乾杯音頭担当者を指名。進行表には「幹事挨拶（3分）」「乾杯（2分）」と所要時間を明示し、スムーズに移行できるようにします。
③歓談・食事タイム（18:15～19:00）
歓談タイムでは自由に席を移動して近況報告。テーブル配置とビュッフェコーナーの位置関係を進行表に示すと、参加者が迷わず動けます。
④余興・ゲームコーナー（19:00～19:45）
ビンゴやクイズなど余興は進行表上で「ゲーム説明」「景品授与」の時間を区切り、司会者がタイムキープ。所要45分に収めることでダラダラせず、全員が楽しめる構成にします。
⑤閉会挨拶・集合写真（19:45～20:00）
締めの挨拶後は全員で集合写真を撮影。進行表には「集合写真準備（3分）」「閉会挨拶（2分）」と入れ、撮影担当者にポジション指示を事前共有しておきましょう。
クラス会進行表テンプレート例
| 時間 | 内容 | 担当 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 17:45–18:00 | 受付開始・準備 | 受付チーム | 名札・台帳準備 |
| 18:00–18:03 | 開会挨拶 | 幹事代表 | マイク1本 |
| 18:03–18:05 | 乾杯音頭 | 幹事副代表 | ドリンク配布 |
| 18:05–19:00 | 歓談・食事タイム | 全員 | ビュッフェ形式 |
| 19:00–19:45 | 余興（ビンゴ大会） | ゲーム担当 | ビンゴカード・景品 |
| 19:45–19:50 | 集合写真撮影 | 写真係 | 三脚・チェキ |
| 19:50–19:55 | 閉会挨拶 | 幹事代表 | メッセージ読み上げ |
| 19:55–20:00 | 撤収・解散 | 全員 | ゴミ分別 |
クラス会の演出とタイムキーピングの連携テクニック
サプライズ演出をプランに組み込む
同窓生の近況紹介やビデオメッセージなど、サプライズ演出はプログラムの切れ目で実施。進行表に「動画上映（5分）」と入れて、再生機材の接続テストを余興前に済ませておくと安心です。
予備時間を確保して余裕を持たせる
各セクション終了後に「予備（3分）」を設定すると、延長しても後続プログラムに影響しません。タイムキーパーは進行表の予備枠も含めて残り時間をアナウンスし、全体のバランスを保ちます。
クラス会のリハーサルと当日運営のチェックポイント
事前リハーサルで役割と機材を確認
開催前日か当日開始2時間前に、幹事チームで会場入りし仕込み。音響、映像、名札・台帳配置、景品搬入などを実際に動かして確認し、想定外のトラブルを潰しておきます。
当日の進行役とスタッフ連携
幹事代表は進行表を手元に置き、司会者とタイムキーパーがワンセットで動きます。互いに残り時間や次のプログラムを口頭で確認し合い、スムーズに進行できるよう連携を徹底しましょう。
クラス会進行表カスタマイズ術：規模別＆目的別プラン
少人数（～20名）向けアットホームプラン
少人数の場合は歓談スペースを広く確保し、余興は思い出話のシェアタイムを中心に据えます。進行表の時間配分も「フリートーク（30分）」を大きく取り、自由度を高めましょう。
大規模（50名以上）向けエンタメプラン
大人数ではビンゴやクイズ、フォトセッションなど参加型コンテンツを複数設け、進行表に「グループ分け」「ステージ発表」などのセクションを追加すると盛り上がります。
クラス会の事後振り返りとテンプレート改善のすすめ
参加者アンケートで次回改善点を収集
終了後に「プログラム満足度」「時間配分の適切さ」「運営のスムーズさ」などをWebアンケートで聞き、進行表のどこを改善すべきかデータを集めましょう。
ナレッジ共有とテンプレート更新
アンケート結果や幹事チームの振り返りを基に、進行表テンプレートを更新。社内クラウドや次回幹事への引き継ぎ資料として保存し、成功ノウハウを継承します。
まとめ：進行表でクラス会を成功に導く
「クラス会幹事の進行表テンプレート」をテーマに、作成前の確認ポイントから基本構成、HTMLテンプレート例、演出連携、リハーサル、規模別カスタマイズ、事後振り返りまでを網羅しました。
しっかりとした進行表を準備し、幹事として当日をリードすれば、懐かしい仲間との最高のひとときを生み出せます。
ぜひ本記事のテンプレートをコピペして、自信をもってクラス会を成功させてください。
