ボルダリングを始めるには、どんな道具が必要なのか迷ってしまいますよね。ジムでレンタルできるものも多いですが、やはり自分の用具を持つことで快適さや上達速度が格段にアップします。
本記事では、チョークからシューズ、さらにあると便利なギアまで、絶対に押さえておきたい用具を徹底解説します。この記事をチェックリストとして活用してください。
1. マストアイテム:クライミングシューズの選び方
最も重要なのがクライミングシューズです。フィット感が登りの快適さと直結し、足先でホールドを「踏む」「引っ掛ける」基本動作がスムーズになります。初心者は硬めのソールと幅広ラスト(足型)を採用した「エントリーモデル」から始めるのがおすすめです。
1-1. フィット感の見極めポイント
つま先が少し窮屈に感じる程度が理想ですが、痛みを感じるほどではありません。実店舗で試着する際は、足裏全体が均一に圧迫されるかを確認しましょう。長時間の使用でも痛みが出にくいものを選ぶと、ストレスなく練習に集中できます。
1-2. ソール形状と剛性のバランス
ソールが硬めだと初心者でも安定してホールドに立てますが、柔らかいソールは足裏の感覚をダイレクトに伝え、上達後のフットワーク強化に役立ちます。最初は中間的な剛性のモデルを選び、慣れてきたらステップアップ用に柔らかいシューズを用意すると良いでしょう。
2. チョークとチョークバッグ:滑り止めの必須ギア
チョークは手汗による滑りを防ぎ、ホールド保持力を高める必須アイテムです。粉状、液体状、チョークボールなど形状もさまざまですが、初心者には粉状のピュアチョークとチョークバッグのセットが使いやすいでしょう。
2-1. 粉チョークとボールチョークの違い
粉チョークは粒子が細かく、手全体に均一に付着する一方、散りやすい欠点があります。チョークボールは粉の飛散を抑えられ、ジムでのマナー面でも好まれます。まずはジムの雰囲気に合わせ、両方を試してみましょう。
2-2. チョークバッグの選び方
腰に装着するタイプが一般的ですが、サイズは“大きめ”を選ぶとチョーク補給がラクです。ジップポケット付きのモデルなら、予備チョークや手拭きタオル、小物を収納できます。
3. キーホールドホールドブラシとクリーニングツール
ホールドが汚れていると滑りやすく、思わぬフォールを招きます。ブラシは必須アイテムで、クライミング中にもホールドの埃やチョーク汚れを落として快適にトライできます。
3-1. ブラシの種類と特徴
ナイロン毛と猪毛のブラシが主流です。ナイロン毛はやや硬めでがんこな汚れにも対応し、猪毛はホールドを傷めにくくチョーク落としに適しています。両方を使い分けるのが理想です。
3-2. 持ち運びやすさのポイント
ジムバッグに吊るせるフック付きモデルや、ブラシカバーが付属しているものなら汚れ防止にもなり便利です。軽量でコンパクトな形状を選ぶことで、移動時の荷物負担を減らせます。
4. 補助アイテム:ボルダリングパンツと速乾Tシャツ
動きを邪魔しないストレッチ性の高いパンツと、汗を素早く逃がす速乾Tシャツは、快適な登攀を支える服装の基本です。ジムの室温は高めに設定されていることが多いため、通気性も重視しましょう。
4-1. ストレッチ素材のパンツ選び
腰回りやヒザがよく動くため、4方向ストレッチ素材を採用したパンツがおすすめです。ポケットが深めで、鍵やスマホを入れても落ちにくい設計だと安心です。
4-2. 速乾Tシャツの機能性
ポリエステルやナイロン混紡の高機能Tシャツは、汗をすばやく吸収・発散し、体温調節をサポートします。抗菌防臭加工付きなら長時間の練習でも快適に過ごせます。
5. その他あると便利なギア&アクセサリー
必須アイテム以外にも、快適さや上達を後押しするギアがあります。予算と求める快適度に合わせて揃えてみましょう。
5-1. カラビナ&ブラシホルダー
チョークバッグやブラシを腰に装着するための小型カラビナ。取り外しやすく確実に固定できるタイプを選ぶと安心です。
5-2. フィンガー・テーピングテープ
初めて負荷のかかるホールドを使うと指の皮がむけやすいため、指の保護にテーピングテープを携行すると便利です。キネシオロジーテープなど肌に優しい素材を選ぶとストレスが少ないでしょう。
5-3. ジムバッグ&シューズバッグ
用具をまとめる大型ジムバッグと、シューズだけを分けて収納できるシューズバッグがあると、帰宅後やクルマ移動時の管理が楽になります。濡れや汚れを気にせず持ち運べる防水素材がベターです。
6. レンタルとの使い分けと購入タイミング
最初はレンタル用具でジムの雰囲気をつかみ、継続的に通うと決めたタイミングで自前の用具を揃えるのがおすすめです。特にシューズとチョークは、当たり外れが大きいため早めに自分に合ったものを購入すると上達が早まります。
6-1. レンタル用具で確認すべきポイント
初回はジム提供のシューズとチョークバッグでトライし、自分の足型やチョークの使用感を確かめましょう。痛みや滑りが気になる場合は、購入前にスタッフに相談してアドバイスを受けると失敗が減ります。
6-2. 自前用具購入のベストタイミング
ジム通いが月2~3回以上になったら、自前用具を揃えるタイミングです。特にクライミングシューズは使用頻度に応じてソールのすり減りが早いため、グレードを抑えた入門モデルから揃え始めましょう。
まとめ:必須用具を揃えて快適にスタート
「ボルダリング初心者の必要用具」をテーマに、クライミングシューズ、チョーク&バッグ、ブラシ、動きやすいウェア、あると便利なアクセサリーまで解説しました。まずはこの記事をチェックリストにして必要最小限の用具を揃え、快適なボルダリングライフをスタートさせてください!

