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初めての人でも迷わない!OB会幹事マニュアル テンプレート完全版

OB会
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本記事で提供する“即使える”マニュアルとテンプレートの全体像

本記事は、準備開始から事後報告までを一本の導線に並べ、どの団体でも流用できるテンプレートをひとまとめにしました。

読みながら必要箇所だけ差し替えれば、そのまま自団体の幹事マニュアルとして配布可能です。初幹事でもベテランでも、漏れ・ムダ・迷いを減らすことが目的です。

全体設計とタイムラインのテンプレート(逆算で抜けを防ぐ)

OB会運営は「日程・会場・人・お金・情報」を逆算で重ねると破綻しません。まずは会の目的と対象を一文で定義し、そこから準備のタイムラインを引きます。規模によって差はありますが、初幹事は3〜4か月前の着手が安心です。以下のテンプレは時間軸の“雛形”として流用できます。

3〜4か月前:骨子決めと体制づくり

開催目的、対象範囲、想定人数、開催形式(対面/オンライン/ハイブリッド)を決定します。同時に幹事チームを編成し、主幹事・会計・広報・受付・司会の役割分担を明文化します。意思決定ルール(多数決/主幹事決裁)と、連絡手段(メール+チャット等の二系統)を固定します。

1.5〜2か月前:会場・見積・一次告知

会場はアクセス・収容・音響・料金・キャンセル規定の5軸で比較し、仮押さえ→正式予約の順で進めます。会費は「会場+飲食+備品+雑費+予備10%」で設計し、区分料金(学生・シニア等)を定義します。一次告知で出欠の“大まかな山”を掴み、最少催行ラインを確認します。

2〜3週間前:プログラム確定と当日導線

司会台本、来賓挨拶、乾杯、記念撮影、スピーチ、次回案内までを時刻入りで確定します。受付→会場→二次会の導線図を作り、名札・席次・表示物のレイアウトを決めます。リマインドと最終出欠の〆切日もここで固定します。

当日〜翌週:運営・精算・振り返り

当日は受付・会計・案内・撮影の担当を再確認し、終了後24時間以内にダイジェスト写真を共有します。1週間以内に収支報告・参加御礼・アンケートを送付し、次回幹事への引継ぎ資料をクラウド保存します。

幹事チームの編成テンプレート(役割を“名”と“責”で明確化)

幹事の仕事は誰が見ても一目でわかる粒度に分解すると、引継ぎが容易になります。役割名だけでなく、責任範囲と最終アウトプットを合わせて定義しましょう。代替要員も1名ずつ指定しておくと、当日の欠員にも耐えられます。役割表はマニュアルの冒頭に固定するのがコツです。

役割別の標準定義

  • 主幹事:全体統括/意思決定/リスク対応。最終アウトプット=開催可否判断と事後報告。
  • 会計:見積・会費設定・当日精算・収支報告。キャッシュレス導入の可否も所掌。
  • 広報:告知文作成・出欠フォーム運用・リマインド配信・写真共有。
  • 受付・誘導:名札・会費徴収・席案内・クローク管理・二次会導線。
  • 司会・進行:台本作成・時間管理・来賓対応・記念撮影の号令。

マニュアル本文の骨子テンプレート(目次ごとコピペ利用可)

マニュアルは“読む順番=実行順”で並べると現場で迷いません。次の目次構成を基本に、貴団体の事情を追記してください。
目次例:①目的/対象/開催形式 ②体制表 ③タイムライン ④会場選定基準 ⑤予算と会費 ⑥告知テンプレ ⑦出欠フォーム項目 ⑧プログラム ⑨当日導線図 ⑩備品・表示物 ⑪精算・収支 ⑫事後報告 ⑬リスク対応 ⑭版管理ルール。版管理は日付・担当・更新点を冒頭に記すと、チーム全員が迷いません。

告知・連絡テンプレート集(案内文・リマインド・返信フォーム)

告知は「趣旨→日時→会場→会費→申込方法→締切→問い合わせ」の順が最も開封から申込までの離脱が少なくなります。件名の先頭に【OB会案内/○○期】などの識別子を付けるのが鉄板です。出欠フォームはスマホ完結で、所要1分に絞ると回収率が上がります。

招待メール雛形

件名:【○○OB会】開催のご案内(開催日:○月○日)
本文:いつもお世話になっております。○○OB会 幹事の△△です。下記の通りOB会を開催します。
日時/会場(地図)/会費(区分)/申込方法(フォームURL /返信可)/締切(○月○日)/問い合わせ先。
※アレルギー・配慮事項があれば備考欄へご記入ください。

リマインド雛形

件名:【再送】○○OB会 参加登録のお願い(締切:○/○)
本文:現在の参加予定は○名です。料理数量確定のため、未回答の方はご協力ください。返信1分で完了します。

出欠フォーム項目(必要最小限)

  • 氏名(ふりがな)/卒年・所属
  • 連絡先(メール・電話)
  • 出欠(一次・二次会)
  • アレルギー・配慮事項
  • 1分スピーチ可否(任意)
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予算・会費のテンプレート(赤字を出さないフォーマット)

会費設計は“目標損益0+予備10%”で始め、参加確度が読めたら微調整します。フォーマットを固定すれば、引継ぎ時に齟齬が起きません。収支は「費目・見積・実績・差額・備考」を横並びにし、根拠は見積書/請求書の写しと突き合わせます。釣銭やキャッシュレス手数料は独立した費目にしましょう。

収支フォーマット例(主要費目)

  • 会場費/飲食費(人数×単価)/備品費(音響・表示物)/雑費(印刷・交通)/予備費(10%)
  • 収入:会費(人数×金額)/協賛金(任意)
  • 差額:余剰は次回繰越 or 寄付 or 次回値引き(規定で明示)

当日の進行台本テンプレート(120分想定)

当日の“時間と言葉”を固定しておけば、司会経験ゼロでも破綻しません。各ブロックの冒頭に狙いを書き、遅延時の短縮案もセットにすると実運用に強い台本になります。

進行例と司会文(要点)

  • 00:00 受付開始:名札・会費徴収・席案内。
  • 00:10 開会:「本日はお忙しい中、○○OB会にお集まりいただき…」趣旨説明と来賓紹介。
  • 00:20 乾杯・歓談①:料理提供タイミングを合わせ、最初の一皿を早出し。
  • 00:40 集合写真:「中央に通路を作ります。○期の皆さまは前方へ…」脚立・横断幕の表示。
  • 01:10 近況スピーチ(1人1分×10名):タイムキーパー可視化。
  • 01:35 次回案内・幹事交代:候補月と募集。
  • 01:50 中締め:連絡事項。
  • 02:00 終了・二次会誘導:出口と集合場所を明示。

会場・備品チェックのテンプレート(忘れ物をゼロに)

表示物や小物の“抜け”は現場での混乱を招きます。チェックリストは“ゾーン別”に分けて貼っておくと、誰でも自主的に確認できます。
受付:名札・会費リスト・釣銭・領収書・ペン・マーカー・テープ。
会場:席次表・プログラム・マイク(予備電池)・BGM/音量確認・時計。
表示:案内矢印・クローク札・二次会案内。
撮影:集合写真用の脚立・横断幕・予備メモリ。
衛生:除菌シート・救急セット・予備マスク。

リスク対応テンプレート(ドタキャン・遅刻・体調不良)

想定外は“事前に言葉を決めておく”だけで早く静かに収束します。ドタキャンは料理キャンセル締切以降の扱いを事前明示し、遅刻者には受付の代替合流点を通知します。

体調不良は最寄りの出口・エレベーター・休憩スペースを事前に地図化し、連絡窓口を一本化します。機材不調時は「マイク無しでも通る立ち位置」を司会台本に追記しておくと安心です。

事後報告テンプレート(収支・御礼・アンケート)

余韻があるうちに短い“御礼+写真1枚”を当日中に配信し、1週間以内に正式な報告を出します。収支は要約も本文に入れ、詳細はPDF等にまとめると読みやすくなります。アンケートは所要1分・設問5つ以内が原則です。

事後報告の雛形

件名:【御礼とご報告】○○OB会(開催日:○/○)
本文:ご参加ありがとうございました。来場○名/会費○円、収支は+△円(次回繰越)でした。写真アルバム(合言葉:□□)と1分アンケートのご協力をお願いします。次回は○月頃を予定、幹事募集も行います。

よくある失敗と予防策(テンプレで事前に潰す)

連絡が届かない:件名の識別子・再送タイミング(初回/3日後/締切前日)をマニュアル化。当日が押す:集合写真だけは時間死守、スピーチは“1人1分”の上限を明文化。

会費トラブル:費目の事前公開と当日掲示、釣銭・レシート動線の二重化で予防。写真不足:撮影担当の明確化と“序盤・中盤・終盤”の三点撮りをルール化。

自団体向けカスタマイズ手順(テンプレートの活かし方)

まずは本記事の目次で“不要セクション”に打消し線を入れ、必要箇所だけ肉付けします。招待文・進行台本・収支フォーマットは定型文を流用し、固有名詞・日付・金額だけ置換すると工数が激減します。

マニュアルの最終ページに「更新履歴」と「次回幹事へのメモ」欄を設ければ、回を重ねるほど精度が上がります。

まとめ:テンプレート化こそ初幹事の最強の味方

OB会の成功は、センスより“型”の有無で決まります。目的を一文で定義し、逆算タイムライン・役割表・告知文・台本・収支・事後報告をテンプレート化すれば、毎回の品質は安定します。

本記事の内容を骨格に、固有事情だけ差し替えてください。準備の見える化が、参加者の満足と「次も来たい」を生み、OB会の継続力になります。

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