「滑っている途中でゴーグルが曇って前が見えない…」
「毎回拭くのが面倒!そもそもなぜ曇るの?」
そんな悩みを持つスキーヤーに向けて、この記事ではスキーゴーグルが曇らないようにするための対策方法を徹底解説します。曇る原因、事前にできる防止策、曇りにくいおすすめのゴーグルまで、今日からすぐに実践できる情報を網羅しました。
そもそもスキーゴーグルが曇る原因とは?
1. ゴーグル内部と外気の温度差
滑走中は汗や呼気で体温が上昇しますが、外は氷点下。温度差が結露を生み、曇りの原因に。
2. 通気性不足や換気不良
ゴーグルの通気孔が塞がっていると、湿気がこもりやすくなります。帽子やフェイスマスクで通気口をふさいでいませんか?
3. 内側レンズのコーティング劣化
内側の防曇(くもり止め)コーティングが劣化していると、曇りやすくなります。触りすぎやタオルで強く拭くのもNG。
4. マスクやフェイスカバーとの併用
呼気がゴーグルの下から入り込み、内側に水分がこもる原因となります。
スキーゴーグルの曇りを防ぐための基本対策10選
1. 曇り止め機能付きゴーグルを選ぶ
- 「ダブルレンズ構造」や「防曇コーティング」付きがおすすめ
- 高性能モデルは価格が高いものの、圧倒的に曇りにくい
2. 内側のレンズには絶対に触れない
- 手や布でこするとコーティングが剥がれる
- 曇っても優しく自然乾燥がベスト
3. 通気孔をふさがないようにする
- ビーニーやヘルメットでゴーグル上部を塞がないよう注意
- フードは上げすぎないように調整する
4. ゴーグルを頭にかけたまま放置しない
- 頭の熱と汗で内部が温まり、再度装着したときに曇る原因に
5. マスクやネックウォーマーの使い方に注意
- 鼻まで完全に覆うと息がゴーグルに流れ込む
- 鼻下までに留める、フェイスマスクとゴーグルの隙間を作るなど工夫を
6. 曇り止めスプレーやジェルを活用する
- 市販の曇り止め剤で内側をコーティング
- 使用前に説明書をよく読み、やりすぎには注意
7. レンズが濡れたら自然乾燥を
- こすらず、外気に当てて水分を飛ばす
- 急ぎたいときはティッシュで“軽く押さえる”程度に
8. ゴーグルを装着したままの会話を減らす
- 話している間に呼気が上昇し、ゴーグル内に入ってしまう
9. 滑走後はしっかり乾燥・保管
- ケースや袋に入れる前にしっかり乾かすこと
- 湿ったままの保管はコーティング劣化の原因に
10. インナーグローブで扱う
- レンズを触るときは、素手や濡れたグローブを避ける
曇らないゴーグルを選ぶためのチェックポイント
1. ダブルレンズ構造
- レンズ間に空気層があり、温度差による結露を軽減
- 曇りにくい構造の基本
2. 防曇(アンチフォグ)コーティング
- 高性能モデルほど曇り止め加工が長持ち
- 耐久性にも優れているか確認
3. ベンチレーション(通気孔)の位置と広さ
- ゴーグルの上下左右に十分な通気口があるか
- スポンジ素材が通気を妨げていないかも要確認
4. フレームレス構造
- フレームが少ない分、空気の流れがよく曇りにくい
- 最新モデルに多いデザイン
5. ヘルメットとの相性
- ヘルメットを併用する場合、隙間が少ない=曇りやすいため、セットでのフィッティングが重要
曇りにくいと評判のスキーゴーグルおすすめモデル
1. SWANS ROVO(スワンズ ロヴォ)
- 日本製・曇りにくさに定評あり
- ダブルレンズ+曇り止め加工のW対策
2. SMITH I/O MAG
- マグネット式レンズ交換+高性能防曇レンズ
- ベンチレーションも優秀で呼吸による曇りも軽減
3. OAKLEY LINE MINER
- 視界が広く、滑走時の安全性も◎
- フレームレスに近い構造で通気性良好
4. UVEX DOWNHILL 2000
- レーサー御用達。密閉性が高く、レンズの処理も高精度
- 曇りづらくフィット感にも優れる
曇り止めスプレー・クロスのおすすめアイテム
| 商品名 | 特徴 | 使用のポイント |
|---|---|---|
| SMITH ノーフォグスプレー | 有名ブランドの専用曇り止め | レンズに薄く塗布して乾燥させる |
| フォグストップクロス | 拭くだけ簡単コーティング | 持ち運びにも便利。1日1回がおすすめ |
| アンチフォグジェル | 強力な効果。1回で長持ち | 少量で広がるので使用量に注意 |
よくある質問(FAQ)
Q1:ゴーグルの内側が濡れたときはどうすれば?
→ 拭かずに自然乾燥がベスト。こするとコーティングが剥がれる恐れがあります。
Q2:1日中滑っても曇らないゴーグルはある?
→ 完全に曇らない保証はありませんが、高性能なダブルレンズ+防曇モデルならかなり軽減されます。
Q3:フェイスマスクは使わない方がいい?
→使ってもOKですが、呼気がゴーグル内に入らないよう装着方法に工夫を。通気性の良い素材もおすすめです。
まとめ|ゴーグルの曇り対策をして快適なスキーライフを!
スキー中のゴーグルの曇りは、視界の悪化だけでなく安全性にも大きく影響します。
曇りを防ぐためには、正しいゴーグル選び・レンズの扱い方・周辺アイテムの工夫が欠かせません。
この記事で紹介したポイントを実践すれば、曇りにくく快適な滑走を実現できます。
視界良好で、思いっきりスキーを楽しみましょう!

