「なぜかうまく滑れない…」「転んでばかりでスキーが怖くなった」
そんなスキー初心者の悩みはよくあるものです。スキーが滑れない原因には、いくつかの共通点があります。この記事では、スキーが滑れないと感じる理由とその原因別の解決策、上達するための具体的な練習法やマインドセットまでを初心者目線で丁寧に解説します。
スキーが滑れないと感じるのは“自分だけ”ではない
初心者の8割が「滑れない」と感じている
- スキー初体験者の多くは、最初の1〜2回で転倒や恐怖心を経験
- 滑れないのは「運動神経の問題」ではなく、「準備と感覚の未熟さ」が主な原因
焦らなくてOK!正しく練習すれば必ず滑れる
- スキーは段階的に学べるスポーツ
- 自転車と同じで、“コツ”をつかめば一気に進歩します
スキーが滑れない人に共通する5つの原因
1. 板に乗れていない(バランスが悪い)
- 多くの初心者は「後傾」になってしまう(重心が後ろ)
- 板の前半分が使えず、うまく雪面に圧がかからない
解決策:
- 膝を軽く曲げて前傾姿勢を意識
- ブーツの舌にすねを当てるように立つ
2. 恐怖心が強く体が固まる
- スピードへの恐怖、転倒への不安があると、体が硬直しやすい
- 滑らかに動けず、ぎこちない動作に
解決策:
- ゆるやかな斜面を選ぶ
- スキー用のプロテクターやヘルメットを装備して“安心感”を高める
- 小さな成功体験を積む(まっすぐ滑る、止まるだけでもOK)
3. 板の操作方法がわかっていない
- 「どうやって止まるの?」「曲がるときは何を意識するの?」と、感覚がわからないまま滑っている
解決策:
- プルーク(ハの字)の姿勢をしっかり練習
- 初心者スクールで「板の使い方」から学ぶのが近道
- 無理にスピードを出そうとせず、“止まる技術”を先に覚える
4. ウェアや道具が合っていない
- サイズの合わないブーツや重すぎる板を使っていると、コントロールしにくくなる
- 体温調節できず寒さで集中力が落ちることも
解決策:
- ブーツはしっかりフィットしたものを選ぶ
- 板の長さは「身長マイナス10〜15cm」が基本
- インナー・ミドルレイヤーで快適な防寒対策を
5. 滑走環境が初心者向きでない
- 斜面が急すぎる/雪が硬い/混雑していて滑りにくいなど、環境が合っていないと挫折しやすい
解決策:
- 初心者専用のゲレンデを選ぶ(緩斜面、広いバーン)
- 朝一番の整地された時間帯に滑ると滑りやすい
- 混雑の少ない平日やナイターも狙い目
滑れない人向け|スキー上達のための練習ステップ
ステップ1:スキーを履いて歩く・止まる
- 雪上での感覚に慣れる
- 「止まれる安心感」が恐怖心を減らす
ステップ2:ハの字(プルーク)で滑る・止まる
- ゆるやかな斜面で繰り返し練習
- 足の力ではなく“重心の移動”でコントロールする意識を
ステップ3:ターンの練習
- プルークターン → パラレルターンへと段階的に習得
- インストラクターからのワンポイント指導が効果的
スクールを活用するのも一つの手
メリット
- プロによる正しいフォーム指導
- 初心者向けに安全・効果的な練習メニュー
- 親以外の大人が教えることで、子どもは素直に聞くケースも多い
スクールの選び方
- 初心者専用クラスがあるか
- 日本語対応・時間帯・料金を事前に確認
- 少人数制・プライベートレッスンがより効果的
滑れない自分にイライラしないためのメンタルケア
- 他人と比べない:「あの人は何回目?自分は初日」
- うまくいかない日があっても当然
- 少しの進歩を自分で褒める:「昨日より1m多く滑れた!」
- 動画で振り返ると成長が見えて楽しい
よくある質問(FAQ)
Q:何回くらい練習すれば滑れるようになりますか?
→個人差はありますが、2〜3日でプルークでの滑走&停止ができる人が多いです。
Q:ブーツが痛くて集中できないのですが?
→サイズが合っていない可能性あり。専用ソックスやインソールでの調整も効果的です。
Q:年齢が高くても滑れるようになりますか?
→もちろん可能です!無理せず自分のペースで練習するのがコツです。
まとめ|「滑れない」は恥ずかしくない。原因を知れば誰でもスキーは上達できる!
スキーが滑れないのは、運動神経やセンスではなく、慣れていないだけ&正しいステップを踏めていないだけです。
本記事で紹介した原因と解決策を押さえれば、少しずつ「滑れた!」という成功体験が積み重なり、自信にもつながります。
焦らず、自分のペースで。スキーは誰でも楽しめるウィンタースポーツです!
次のスキーでは、自信を持ってゲレンデに立ちましょう!

