スキーやスノーボードを楽しむうえで欠かせないのが「防寒」と「防水」。その中でも「防水スプレーは本当に必要?」と疑問に感じている方は多いはず。この記事では、防水スプレーの必要性、メリット、具体的な使い方、使うべきアイテムやおすすめ製品までを詳しく解説します。
防水スプレーが必要な理由とは?
雪=水分。濡れたままは冷えやトラブルのもと
スキー場では常に雪と接するため、装備が水分を吸ってしまうと体温が奪われやすくなります。ウェアやグローブが濡れたままだと冷え・不快感・体調不良・集中力の低下などに直結します。
スキーウェアの撥水機能は徐々に落ちる
新品のウェアでも、数回の使用や洗濯で撥水性能が落ちていきます。防水スプレーはこの機能を回復・維持するために不可欠です。
どんなアイテムに防水スプレーを使うべき?
対象アイテム | スプレー使用の必要性 |
---|---|
スキーウェア | ◎ 必須。特に膝・お尻まわりが濡れやすい |
グローブ | ◎ 必須。雪と直接接触する部分 |
スノーブーツ | ◎ 必須。浸水や冷えのリスク大 |
スキーリュック | ◯ 推奨。積雪・雪解けの影響あり |
帽子・フェイスマスク | △ 素材次第で撥水性が有効 |
ポイント:ウェア・グローブ・ブーツには必ずスプレーで撥水処理を!
防水スプレーの種類と選び方
フッ素系スプレー
- 撥水力◎、通気性を損なわず、高機能素材に対応
- ゴアテックスや透湿防水素材のウェアに最適
- 価格はやや高め
シリコン系スプレー
- 安価で撥水力は高いが、通気性が低下する可能性あり
- バッグやブーツなど、通気性が不要なアイテムに向いている
選ぶポイント:スキーウェアにはフッ素系、リュックやブーツにはシリコン系が理想的。
防水スプレーの使い方とコツ
使用前の準備
- 乾いたウェア・グローブに使用すること
- 汚れやホコリをあらかじめ落とす
- 屋外または風通しのよい場所で作業する
スプレーの手順
- 対象から20〜30cm離して均一にスプレー
- 特に濡れやすい部位を重点的に
- 自然乾燥させる(1〜2時間が目安)
- 乾いた後は軽く布で拭き上げてもOK
防水スプレーを使うタイミングと頻度
タイミング | 理由 |
---|---|
購入後初使用の前日 | 初期撥水加工を強化できる |
数回使用した後 | 摩擦や汚れで撥水力が低下する |
洗濯後 | 洗剤によって撥水機能が弱まるため再処理が必要 |
雨・湿雪予報があるとき | 濡れ対策として事前処理を行う |
シーズン中に最低でも2〜3回の処理がおすすめ。
防水スプレーを使うメリットまとめ
- 濡れにくくなることで、冷え・疲れを軽減
- 装備の寿命を延ばす(カビ・劣化予防)
- 防寒性能をキープして快適な滑走が可能に
- 乾きやすくなるため、宿泊時や連日滑走にも◎
よくある質問(FAQ)
Q:防水スプレーは毎回使う必要がありますか?
A:毎回ではなく、ウェアが水をはじかなくなったら再処理のサイン。シーズン2〜3回が目安。
Q:市販の安価なスプレーでも効果ありますか?
A:ありますが、スキー用にはフッ素系で通気性があるものが望ましい。製品表示をよく確認しましょう。
Q:撥水剤と防水スプレーの違いは?
A:撥水剤は洗濯時に使うものが多く、素材内部に浸透するタイプ。防水スプレーは表面処理で、手軽に使えます。
おすすめのスキー向け防水スプレー2選
1. モンベル S.R. スプレー
- ゴアテックス対応、環境配慮型
- 通気性を損なわず、ウェアにも安心
2. コロンブス アメダス420
- 撥水力・耐久性ともに高評価
- 靴やバッグにも使える万能タイプ
防水スプレー+αでできる防寒・防水対策
- 防水加工済みグローブやウェアを選ぶ
- グローブインナーやスプレーで二重防水
- 濡れた後の乾燥対策も大切(通気バッグ・乾燥剤)
- 水分が入りやすい縫い目に念入りにスプレーを
まとめ|スキーには防水スプレーが必要!正しく使って快適な滑走を
スキーウェアや装備の撥水性能は使うほどに低下していきます。防水スプレーは、装備を守り、身体を冷えやトラブルから守るために欠かせない存在です。
「まだ新しいから大丈夫」と思わず、使う前にひと吹きを習慣にすることで、より安全で快適なスキーライフを楽しむことができます。