神奈川県内には、サーフィンで知られる強いうねりのビーチも多い一方、子どもや泳ぎが苦手な方、のんびりと海辺で過ごしたい方にぴったりな波の穏やかな海水浴場も点在しています。
遠浅で波が小さいポイントなら、安心して水遊びが楽しめるだけでなく、砂浜でのピクニックや潮だまり観察など、飽きることなく一日を過ごせます。本記事では、神奈川で家族連れにも安心な「波が穏やか」な海水浴場を厳選してご紹介します。
1. 江の島・片瀬西浜海水浴場：都心から約1時間の定番穴場
1-1. アクセスと所要時間
小田急線片瀬江ノ島駅から徒歩5分、車なら首都高～湘南新道経由で約60分。駐車場も海岸沿いに複数あり、予約可能なコインパーキングも増えています。
1-2. 波の特徴と遠浅ポイント
片瀬西浜は砂浜幅200m以上の広大なビーチが高波を緩和し、遠浅が約50m続くため、小さな子どもでも腰くらいの深さで安心して遊べます。
1-3. 施設と海の家情報
海の家は更衣室・温水シャワー完備。レンタルパラソル＆チェア、浮き輪やビーチボールも豊富に揃い、買い出し不要で手ぶらで楽しめるのが魅力です。
2. 由比ガ浜海水浴場：夕陽も楽しめる波穏やかビーチ
2-1. 鎌倉駅から徒歩圏内の好立地
JR鎌倉駅東口からバスで10分、車なら横浜横須賀道路逗子IC経由で約45分とアクセス良好。駐車場は市営2ヵ所と民間が数か所あります。
2-2. 穏やかな波と遠浅の広がり
水深がゆるやかに深くなる遠浅設計で、波も小さく安定。海面に映る夕陽が美しく、昼夜問わず素敵な景観を堪能できます。
2-3. カフェ＆レストランが充実
ビーチ沿いにオシャレなカフェやレストランが点在し、休憩やランチに最適。地元野菜を使ったサラダやシーフードプレートが好評です。
3. 三浦半島・小松ヶ浜海水浴場：隠れ家感あふれる静かな入り江
3-1. 交通手段と駐車場事情
横浜横須賀道路衣笠ICから国道26号経由で約50分。無料駐車場30台分があり、週末早朝に満車になるため早めの到着を。
3-2. 波がほとんど立たない入り江の魅力
湾曲した地形が波を遮るため、常にほぼ穏やかな水面が保たれます。潮だまりでカニや小魚観察も楽しめるスポットです。
3-3. 周辺の観光＆食事スポット
徒歩5分にある漁港直営の食堂では、朝獲れ鮮魚の海鮮丼が味わえます。ビーチの帰りに立ち寄りたい絶品グルメです。
4. 葉山・森戸海岸：富士山を望む波穏やかビーチ
4-1. アクセスと駐車場
逗葉新道経由で横浜から約40分。葉山公園駐車場（1日1,200円）ほか近隣のコインPも利用できます。
4-2. 遠浅と白砂の組み合わせ
白い砂浜と遠浅の海が美しく調和し、波も小さいため家族連れに大人気。夏季は監視員も常駐し、安全面も安心です。
4-3. 目の前に広がる絶景カフェ
ビーチ隣接のカフェでは、目の前に広がる富士山ビューを楽しみながらランチやドリンクが味わえます。おしゃれなビーチタイムに最適。
5. 横須賀・荒崎海水浴場：岩礁が波を抑えるクリアな海
5-1. アクセスルートと駐車場
横横道路逗子IC～県道26号経由で約1時間。無料駐車場50台分が整備され、週末は早朝から満車注意。
5-2. サンゴ礁のような透明度
背後の岩礁が波を遮り、水質が抜群にクリア。シュノーケリングや磯遊びに最適です。
5-3. 港町グルメとのセットプラン
近隣の長井漁港では、釣り体験やその場で魚を調理してくれるサービスも。海水浴と港町グルメを同時に楽しめます。
6. 城ヶ島・白灯台下海水浴場：潮風と緑陰の涼感スポット
6-1. アクセスと島内交通
三浦縦貫道松輪IC経由で約1時間20分。島内はレンタサイクルが便利で、海水浴場前にも駐輪スペースがあります。
6-2. 緑陰に囲まれた隠れ浜
灯台下の小さな砂浜は緑陰に覆われ、涼しい潮風が常時吹き抜けます。波も穏やかで、自然の木陰を活用して快適に過ごせます。
6-3. 島グルメと散策コース
島内の海鮮居酒屋で地魚料理を堪能した後、灯台周辺の散策路を歩けば、景勝地を涼しくめぐる避暑トリップが完成。
7. 平塚・湘南平みなとみらい海水浴場：都市近郊で安心の遠浅
7-1. アクセスと駐車場
東名厚木IC～国道129号～県道30号経由で約1時間。公営駐車場300台分があり、シーズン中は無料のシャトルバスも運行されます。
7-2. 波ほぼゼロの遠浅ゾーン
海岸線が人口リーフで守られ、ほとんど波が立たない遠浅ビーチ。小さな子どもや泳ぎが苦手な方も安心して遊べます。
7-3. 近隣の都市型レストラン＆屋台
駅前のショッピングモールには海を見渡すレストランが多数。海の家で疲れた後、冷房の効いた屋内での食事でひと休みできます。
8. 波穏やかビーチでの快適ビーチプランニング
8-1. 早朝到着＆午前中の海遊び
波がもっとも穏やかになるのは午前中。7時～10時の到着で余裕のパラソル確保とシュノーケリングが可能です。
8-2. 日陰・休憩スポットの確保
緑陰のあるビーチや海の家の日陰スペースをあらかじめチェックし、休憩場所を確保。熱中症リスクを抑えながら快適に過ごせます。
8-3. 混雑回避のコツ
平日利用や午前中早めの退散、パラソル＋椅子を自前で準備することで、レンタル待ちや混雑ストレスを回避。
9. 安全対策と持ち物リスト
9-1. 必携アイテム
- ライフジャケットまたは浮き輪（子ども用）
- ラッシュガード＋マリンシューズ
- 日焼け止め・帽子・サングラス
- 簡易テント or ビーチタープ
- 保冷剤入りクーラーボックス
- 救急セット（絆創膏・消毒液）
9-2. 緊急時の対応
ライフガード常駐ビーチでは監視エリア内で遊ばせ、はぐれ・ケガ・熱中症対策を徹底。緊急時は救護所や最寄りの医療機関を事前に確認しておくと安心です。
まとめ：波が穏やかだから叶う神奈川海水浴の新定番
神奈川県内の波穏やか海水浴場は、江の島片瀬西浜、由比ガ浜、小松ヶ浜、森戸海岸、荒崎、白灯台下、湘南平…と多彩な選択肢があります。アクセスの良さと遠浅の安心感、充実した設備や周辺グルメを組み合わせれば、家族連れから大人の避暑まで幅広く楽しめます。
早朝到着や平日利用、事前準備で混雑を回避し、安全対策を万全にして、神奈川の波穏やかなビーチで心ゆくまで海水浴を満喫してください。
