PR

ダンボールでつくるお盆飾り!手作りダンボール装飾のアイディア&作り方ガイド

お盆
記事内に広告が含まれています。

お盆はご先祖さまをお迎えし、感謝の気持ちを伝える大切な行事です。伝統的な盆提灯や精霊馬に加え、ご自宅でも手軽に用意できるダンボールを活用したお盆飾りを取り入れてみませんか?

ダンボール素材は身近で低コスト、自由にカットや装飾ができるため、オリジナルのアート作品のようにお盆飾りを彩れます。

本記事では、準備からデザイン、実際の作り方、飾り付けのポイントまで詳しく解説します。

1. ダンボール飾りの魅力と選び方

ダンボールを使ったお盆飾りは、軽量で扱いやすく、廃棄時にもリサイクルが容易な点が魅力です。市販の盆提灯や造花では表現しづらいテクスチャーや立体感を出せるほか、お子さまと一緒に工作気分で楽しめます。

ダンボール選びのポイントは、表面が平滑で強度のある「三層ダンボール」を使用すること。厚みは5mm前後が加工しやすく、適度な剛性を保てます。また、茶色のまま使うほか、白い段ボールをペイントして和紙のように仕上げる方法もあります。

1-1. ダンボールの種類と調達方法

ダンボールには三層構造の他にも、二層構造や特殊耐水性のものがありますが、お盆飾りには耐久性と切りやすさのバランスが良い三層タイプがおすすめ。ホームセンターやネット通販で「工作用ダンボール」として販売されているものを選びましょう。

また、引っ越し業者の回収ダンボールを活用する場合は、折れや汚れがないものを選び、カット面をサンドペーパーでならすと仕上がりが美しくなります。

1-2. 必要な道具と準備

基本的な道具は、カッターナイフ、定規(できれば金属製)、カッティングマット、木工用ボンドまたは両面テープ、油性マーカー、アクリル絵具、筆、装飾用の和紙や造花、LEDキャンドルなどです。作業前に作業台を新聞紙やビニールシートで保護し、のりや絵具の飛び散りを防ぎましょう。

2. 基本形状のダンボール盆提灯の作り方

まずはシンプルな「ダンボール盆提灯」からチャレンジ。直径約15cm、高さ約25cmの円筒形提灯を手作りする手順をご紹介します。

2-1. 骨組みのカットと組み立て

ダンボールシートに半径7.5cmの円を2つ描き、それぞれをカットします。さらに、高さ25cmの長方形を幅約47cm(円周長=2πr)でカットします。長方形の両端にスリットを入れることで、円形底板に差し込めるようにします。

スリットの間隔は約5cmに設定し、折り目に沿って山折り・谷折りを繰り返すことで、円筒形に丸めやすくなります。両面テープで継ぎ目を固定し、底板も貼り合わせて骨組みを完成させます。

2-2. 表面装飾と光源の取り付け

外周を和紙や薄手の白い画用紙で覆い、和風の透かし模様をカットして貼り付けます。油性マーカーで葬儀用の「迎え盆」「送り盆」などの文字を手書きし、味わいを演出しましょう。

骨組み下部には小さなLEDキャンドルを設置できるよう、底板中央に円形の穴を開けます。実際のろうそくでは火災リスクがあるため、低温・防水仕様のLEDキャンドルを使用してください。

スポンサーリンク

3. ダンボール精霊馬・精霊牛の作り方

お盆の精霊馬・精霊牛(きゅう)をダンボールで手作りすれば、動物の温もりと手作りならではの愛着が宿ります。まずは簡単な牛・馬型オブジェクトの作り方を解説します。

3-1. 型紙の作成とダンボールへの転写

牛・馬のシルエットを紙に描き、型紙としてカット。ダンボールに型紙をあて、チャコペンで輪郭を写します。ダンボール1枚で左右対称のパーツを2つ作り、中央の胴体に貼り合わせる構造にすると立体感が出ます。

3-2. パーツの接合と仕上げ

胴体、頭部、脚、尾をそれぞれ切り出し、木工用ボンドで貼り合わせます。接合部は乾燥時間が必要なので、クリップや洗濯バサミで固定しておくとズレません。完成後はアクリル絵具で茶色や黒色に塗り分け、目や鼻を油性マーカーで描いて表情を加えましょう。

4. 飾り付けアイディアとレイアウト術

手作りダンボール飾りを飾る際は、ただ並べるだけでなく、盆棚(精霊棚)の構成や照明とのバランスを考慮することで、より引き立ちます。

4-1. 盆棚への配置と高さ調整

盆棚は、上段に提灯、中段に精霊馬・牛、下段にご供物を配置します。ダンボール提灯はコードレスLEDで光るため、棚の背面に透かし模様の影が映り込み、美しい陰影を作り出します。台座に厚紙を重ね、提灯の位置調整を行いましょう。

4-2. 周囲装飾と和紙の暖簾

棚全体を覆うように、赤と白の和紙でストライプ模様の暖簾を手作りし、ダンボール提灯と調和させます。暖簾の下部には小さな造花や葉っぱを貼って、彩りをプラスすると季節感が高まります。

5. メンテナンスと来年への保管方法

ダンボール飾りは水や湿気に弱いため、使用後は汚れを乾いた布で軽く拭き、完全に乾燥させてから保管します。ほころびや破損がある場合は、補修用に同じ厚みのダンボールをストックしておくと便利です。

5-1. 補修ポイントと道具

破れた部分は切り取って新しいダンボールをあてがい、裏側から両面テープや木工用ボンドで貼り付けます。表面の和紙や絵具が剥がれた場合は、部分的に再塗装して修復しましょう。

5-2. 来年までの保管術

立体パーツは折り畳まず、形状を崩さない状態で段ボール箱に入れます。箱の中に脱酸素剤や乾燥剤を入れ、湿気を防ぐと長期間美しい状態を保てます。

まとめ:ダンボール手作り飾りで心あたたまるお盆を

「お盆のダンボール手作り飾り」は、身近な素材を活かして温かみのあるお盆飾りを実現できるアイディアです。ダンボール提灯から精霊馬、飾り付け方法、保管ノウハウまで一連の流れをマスターすれば、ご家庭に新しい伝統を紡ぎ出せます。

手作りの楽しさを家族で共有しながら、ご先祖さまを心を込めてお迎えしましょう。

タイトルとURLをコピーしました