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結婚式の案内状を親宛に送る文例とマナーガイド:両親へ心を込めた感謝と報告を伝える方法

案内状
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結婚式の案内状は、親にとっても特別な意味があります。これから新たな人生を歩む二人にとって、両親はこれまで支えてくれた大切な存在であり、案内状を通じて感謝や報告の気持ちを丁寧に伝えたいものです。

本記事では、両親への案内状を作成する際のマナーや構成、文例、注意点を詳しく解説します。これを参考にすれば、失礼なく心温まる案内状を両親に届けることができるでしょう。

結婚式案内状を親宛に送る意義とタイミング:心を込めたお礼と報告の大切さ

親宛の案内状は、単なる出欠の確認だけではなく、これまでの感謝の気持ちや、結婚の報告を改めて正式に伝えるための重要なアイテムです。

結婚準備を進める中で、両親は慣れない手続きや準備を手伝ってくれることが多く、その労をねぎらう意味でも案内状を送るのはマナーといえます。また、両親の年代によってはメールやSNSよりも手書きの案内状を喜ばれる場合もあります。

案内状は結婚式の2~3か月前を目安に送付するとよいでしょう。挙式準備に関する具体的な計画が固まってから送ることで、披露宴会場の住所や日時を正確に記載できます。また、あまり早く送ると両親が当日の予定を調整しにくくなるため、タイミングは慎重に検討しましょう。

適切な時期に心を込めた文面で送ることで、両親に結婚を喜んでもらい、出席してもらいやすくなります。

親宛案内状の基本構成:感謝と報告を伝える必須要素と書き方のポイント

親宛の結婚式案内状には、一般的な招待状とは異なるポイントが含まれることがあります。以下のような構成でまとめると、両親への感謝と報告が伝わりやすくなります。

1. 冒頭の挨拶とお礼:これまでの支えに対する感謝を述べる

案内状の最初には、「お父さん、お母さん いつもありがとうございます。」といった挨拶を入れましょう。両親への感謝の言葉は親宛ならではの要素であり、この一文で今までの支援に対する感謝を示すことが重要です。

具体的には、「わたしたちのこれまでの人生を支えてくれたことに心から感謝しています」という言葉を付け加えると、両親の心に響きやすくなります。

例文:

お父さん、お母さん いつも温かく見守ってくれてありがとうございます。わたしたち二人がここまで無事に歩んでこられたのは、何よりお二人の支えのおかげです。

2. 結婚報告:改めて結婚の事実を正式に伝える

冒頭のお礼に続き、改めて結婚の報告を行います。普段の会話で「結婚するよ」と伝えていても、案内状の文面にきちんと書くことで、正式な報告として両親にも心構えができます。

具体的には、「この度結婚することになりました」という一文を用い、その後に「これからもどうぞよろしくお願いいたします」と続けると好印象です。

例文:

このたび、わたしたち二人は結婚することになりました。改めてお二人にご報告させていただきます。どうか温かく見守っていただければ幸いです。

3. 結婚式の概要:日時・場所・挙式・披露宴の情報を正確に

報告のあとには、結婚式当日の日時や場所、挙式および披露宴の情報を具体的に記載します。両親にとっては、式場までのルートや移動手段なども気になるポイントなので、まとめてわかりやすく記載しましょう。

たとえば、挙式開始時刻、披露宴開始時刻、式場や会場の住所・電話番号、最寄り駅や送迎バスの有無などを盛り込むと親切です。

例文:

日時:2025年10月12日(日)午前11時より
挙式:○○教会(東京都渋谷区○丁目○番地)
披露宴:レストラン「○○ガーデン」(同区内、徒歩5分)
最寄り駅:JR渋谷駅東口より徒歩10分
送迎バス:○○駅北口より10時30分発(予約制)

4. 当日の服装や持ち物の案内:両親ならではの配慮を盛り込む

一般的な案内状には服装指定が含まれますが、親宛にはもう少し踏み込んだ配慮をすると喜ばれます。

たとえば、「父はダークスーツ・母はパーティドレスをおすすめします」といった具体例や、「会場内は冷暖房が効いておりますので、上着をご持参ください」といったアドバイスを加えると、両親も安心して出席できます。

例文:

当日は挙式会場および披露宴会場ともに室内となっております。父はダークスーツ、母はパーティドレスなど、正式な装いでお越しいただけますと幸いです。会場内は冷房が効いておりますので、羽織りものをご持参ください。

5. 感謝の言葉と今後の抱負:両親に向けたメッセージで締めくくる

最後は改めて両親への感謝と、今後の二人の抱負を一言添えて締めくくります。「これからは二人で力を合わせ、明るい家庭を築いていきます」という表現を使うと、両親に安心感を与えることができます。

また、「どうか今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」という言葉で、結婚後も親子関係が続くことを伝えましょう。

例文:

これからは二人で笑顔あふれる家庭を築いてまいります。遠慮なくご指導ご鞭撻いただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。心から感謝しつつ、当日お会いできることを楽しみにしております。

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親宛案内状の文例集:心温まる3つのパターンで使える例文

ここからは、実際に親宛に送る結婚式案内状の文例を3パターンご紹介します。文例を参考に、自分たちの言葉やエピソードを盛り込んでオリジナルの案内状を作成してみてください。

文例1:シンプルかつ感謝を込めたベーシックスタイル

お父さん、お母さん
いつも温かいご支援をいただき、心から感謝しております。
このたび、私たち二人は結婚する運びとなりました。
日頃のお礼を込めて、下記のとおり結婚式を挙げたく、
お二人を心よりご招待申し上げます。

日時:2025年10月12日(日)午前11時より
挙式:○○教会(渋谷区○丁目○番地)
披露宴:レストラン「○○ガーデン」(教会より徒歩5分)
最寄り駅:JR渋谷駅東口より徒歩10分(送迎バスあり)

父はダークスーツ、母はパーティドレスをおすすめいたします。
当日は室内での開催となりますので、冷房対策に羽織りものをお持ちください。

これからは二人で支え合い、明るい家庭を築いてまいります。
お二人にはこれまでも、これからもご指導を賜りたく存じます。
何卒よろしくお願いいたします。

2025年7月吉日
新郎 山田太郎 新婦 山田花子

文例2:エピソードを織り交ぜた感動的スタイル

お父さん、お母さんへ
いつもわたしたちを見守り、支えてくださりありがとうございます。
思い返せば、幼い頃は一緒に公園で遊んでくださり、
おやつを分け合ったことが昨日のように思い出されます。
大学で出会った彼とこうして結婚できるのも、
お二人の愛情と教育あってこそだと心から感謝しています。

このたび、結婚式を挙げる運びとなりましたので、
ぜひお二人に祝福していただきたくご案内申し上げます。

日時:2025年10月12日(日)午後1時より
挙式:○○教会(渋谷区○丁目○番地)
披露宴:ホテル「○○グランド」(教会より車で約10分)
最寄り駅:JR恵比寿駅西口より徒歩8分(シャトルバスあり)

当日の服装は、父はダークスーツ、母はフォーマルドレスをおすすめいたします。
会場は広く、室内は窓が多いため暖かい日差しが差し込みます。
羽織りものがあると安心かと思います。

お二人のおかげで今日の私がいます。
これからも夫婦ともども末永くよろしくご指導ください。
心からお会いできる日を楽しみにしております。

2025年7月吉日
新郎 鈴木一郎 新婦 鈴木花子

文例3:フォーマルかつ丁寧なビジネスマナーを意識したスタイル

拝啓 盛夏の候、皆様にはますますご健勝のことと拝察いたします。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、このたび私ども○○家の長男一郎と山田家の長女花子は、
下記のとおり結婚式および披露宴を挙行いたす運びとなりました。
つきましては、ご多用の折とは存じますが、ぜひご臨席賜りますよう
謹んでご案内申し上げます。


日時:2025年10月12日(日)午前11時開式
挙式会場:○○教会(東京都渋谷区○丁目○番地)
披露宴会場:ホテル「○○グランド」(教会よりタクシーで約15分)
会場アクセス:JR渋谷駅東口より徒歩12分、シャトルバスあり

服装:父はダークスーツ、母はアフタヌーンドレスまたはフォーマルドレス
なお会場内は冷房が効いておりますので、羽織るものをご持参ください。

本来ならば直接お伺いしご案内申し上げるべきところ、
書中にて失礼いたします。
今後とも何卒ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、
末筆ながらお身体ご自愛のほどお祈り申し上げます。

敬具
2025年7月吉日
新郎 鈴木一郎 新婦 山田花子

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親宛案内状作成時の注意点とマナー:失礼を避けるためのポイント

両親に送る結婚式案内状は、丁寧かつ心遣いを重視した文面とマナーが求められます。以下の注意点を押さえることで、失礼なく感謝が伝わる案内状を作成できます。

◆誤字脱字や住所の間違いに注意する

結婚式案内状は両親にとって、一生の記念となるものです。誤字脱字や日時・会場の誤記があると信頼を損ないかねません。宛名(父母のフルネーム)、会場住所、開催日時などは何度も確認し、漢字や数字の間違いがないか慎重にチェックしましょう。

漢字が難しい名前の場合は、ふりがなを振るなどして、読み間違いのないよう配慮してください。

◆封筒選びと手書きで心を込める

親宛の案内状は、封筒も重要です。二人が選んだ高級感のある洋封筒や和紙の封筒を使うと、受け取ったときの特別感が増します。宛名は手書きで書くか、筆ペンで毛筆風に仕上げると、より温かみが伝わります。

市販のテンプレートで宛名を印刷してもよいですが、少なくとも両親の名前だけは筆記具で書き、「御両親様」などの敬称も忘れないようにしましょう。

封入する前には封筒に自筆の一言カードを添えると、より感謝の気持ちが伝わります。「いつもありがとう」「当日楽しみにしています」といった短いメッセージでも構いません。

◆送付タイミングと到着確認:余裕を持って手配する

案内状の送付タイミングは、式の2~3か月前が一般的ですが、両親の場合は少し早めに送付しても構いません。お二人の結婚準備が本格化する前に報告したいという気持ちを込めて、式の4か月前に送ってもよいでしょう。

ただし、あまり早すぎるとスケジュール調整がしにくいことがあるため、式の3か月前を目安に準備を進めると安心です。

郵送の場合は配達日数を考慮し、速達などで送ると到着が確実になります。メールやLINEなどで「案内状を送りましたのでご確認ください」と一報を入れると、両親も安心して受け取れます。

◆案内状と親への挨拶:直接会ったときにも改めて報告を

案内状を送ったあとは、直接会った際に改めて結婚報告を行いましょう。「招待状を出させてもらったので、ぜひ来てほしい」という気持ちを口頭でも伝えることで、より両親の気持ちが盛り上がります。

案内状の文面だけでは伝わりきらない感謝や思いを言葉にすることで、両親も結婚式当日に一層楽しみにしてくれるはずです。

もし遠方に住んでいる場合は電話で案内状を送った旨を知らせ、直接お会いできない分、感謝の気持ちをしっかり伝えておきましょう。

まとめ:親宛の案内状で感謝と報告の気持ちをしっかり届けよう

両親への結婚式案内状のマナーや構成、文例、注意点を網羅的に解説しました。両親への案内状は、これまでの感謝を伝えると同時に、改めて結婚の報告を正式に行う大切な機会です。

シンプルなベーシックスタイルからエピソードを織り交ぜた感動的なスタイル、フォーマルなビジネスマナーを意識したスタイルなど、紹介した文例を参考に、自分たちらしい言葉で表現してみてください。

両親に手渡す案内状は、宛名の手書き、封筒の質感、文面の丁寧さなど、細部にまで心を配ることで、温かい感謝の気持ちがより一層伝わります。

また、送付タイミングや服装・持ち物のアドバイス、当日のアクセス情報などの配慮を忘れず、両親が安心して結婚式に臨めるような案内状づくりを心がけましょう。

本記事を参考に、心のこもった親宛の案内状を作成し、大切な一日を両親とともに素敵な思い出として迎えてください。

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