近年、フォーマルすぎない“肩の力を抜いた”結婚式が人気です。そんなカジュアルウェディングに欠かせないのが、招待状の文面。格式張った表現ではなく、おしゃれでフレンドリーな雰囲気を大切にしたいですよね。
この記事では、カジュアルな招待状に必要な構成やマナーを押さえつつ、シーン別の書き出し例・本文例・締めくくり例を豊富にご紹介します。
カジュアル招待状の魅力と注意点
カジュアルな招待状は、堅苦しさを排し、ゲストに親しみやすさとワクワク感を伝える効果があります。お互いがリラックスして楽しめるパーティーであることを、文面だけで演出できるのが魅力です。
しかし、くだけすぎるとマナー違反と受け取られる可能性もあるため、必要事項はしっかり押さえながら自由な言い回しを取り入れるバランス感覚が求められます。
特に注意したいのは、以下のポイントです。
- 挨拶文で失礼がないこと
- 日時・会場・アクセスなどの必須情報を省略しないこと
- 出欠確認(RSVP)を明確に促すこと
これらが守られていれば、カジュアルさとマナーが両立できます。
カジュアル招待状の基本構成
カジュアル招待状でも、構成はフォーマルと同様に「挨拶→招待挨拶→日時・会場案内→出欠案内→締めの挨拶」の流れを踏襲します。各パートに適したカジュアル表現を盛り込むことで、リラックスした雰囲気を演出できます。
1. 挨拶文
季節の挨拶や近況報告をひとこと加えると、温かみが伝わります。たとえば、「新緑がまぶしい季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか」など、堅すぎず親しみやすい書き出しを心がけましょう。
2. 招待の言葉
堅い「謹啓」や「拝啓」は使わず、「私たち、ついに結婚することになりました!」といったテンション高めのフレーズがおすすめです。ゲストの期待感を高める一文を入れると効果的です。
3. 日時・会場案内
「日時:2025年5月10日(土)14:00スタート」「場所:〇〇ガーデンテラス 〒123-4567 東京都渋谷区〇-〇-〇」など、要点をシンプルに記載します。カジュアルな雰囲気を壊さないよう、フォントやレイアウトは手書き風やシンプルモダンなデザインを選ぶと統一感が出ます。
4. 出欠案内(RSVP)
「ぜひ来てほしい!」という気持ちを込めつつ、「お手数ですが4月20日までに同封の返信はがき、またはLINEでお知らせください」など、返信方法を分かりやすく記載しましょう。
5. 締めの挨拶
「素敵な一日をご一緒できることを楽しみにしています」など、カジュアルかつ心のこもった言葉で締めくくります。
書き出しのカジュアル文例
まずは、招待状の冒頭を飾る書き出し例をご紹介します。結婚の報告と招待の趣旨を一文で伝えつつ、親しみやすいトーンを意識しましょう。
友人向けカジュアル書き出し例
「やあ、突然だけど、私たち結婚します!二人のこれからを祝ってもらいたく、ぜひ来てほしいんだ。」
友人に向けてフランクに呼びかけることで、気軽なムードが伝わります。
職場の同僚向け例
「いつもお世話になっています。実はこのたび結婚する運びとなり、感謝の気持ちを込めてささやかなパーティーを開きます。ぜひご参加ください。」
ビジネスライクすぎず、しかし礼儀は忘れないバランスがポイントです。
親戚向けカジュアル例
「お元気ですか?私たち結婚します!家族みんなと過ごすあたたかい一日にしたいので、ぜひいらしてください。」
親しさを感じさせつつ、家族への大切な思いも伝えられます。
本文のカジュアル文例集
本文パートでは、結婚式のテーマやゲストへの気遣いを盛り込みつつ、招待の趣旨を伝えます。具体的な文例を参考に、ご自身の言葉にアレンジしてみてください。
ナチュラルウェディング向け
「緑あふれるガーデンで、二人の新たな一歩をお祝いします。カジュアルな服装でリラックスしてお越しください。おいしい料理と笑顔あふれる時間を用意して待っています。」
ビーチリゾート婚向け
「海風に吹かれながら、カジュアルに乾杯しませんか?ビーチサンダルやリゾートドレスで気軽にご参加ください。夕暮れのサンセットもお楽しみに!」
レストランパーティー向け
「おしゃれなレストランで、美味しい料理と楽しい時間をシェアしましょう。ドレスコードはスマートカジュアルです。美酒佳肴を囲んで、素敵なひとときを一緒に過ごしましょう。」
締めくくりのカジュアル文例
最後はゲストへの期待や感謝を改めて伝えます。締めくくりはシンプルかつ心温まる一言が効果的です。
感謝と期待を込めた例
「遠方かもしれませんが、来てくれたらとてもうれしいです。二人のスタートを、笑顔で彩ってください!」
ユーモアを交えた例
「あなたの最高のダンスを見せてください。楽しむ準備だけは忘れずに!」
リラックス感を演出する例
「おしゃべりだけでもOK!おいしいお酒とご飯を用意して待っています。」
封筒や返信はがきに書くカジュアル文例
封筒の宛名面や返信はがきにも、一言添えると気遣いが伝わります。
封筒宛名面のカジュアル一言
「いつもありがとう!」「お祝いに来てね!」など、封筒の余白に小さく添えると親しみがアップします。
返信はがきへのメッセージ例
「来られるのを楽しみにしています」「元気な顔を見せてね」など、返信をもらう楽しみを強調しましょう。
カジュアル招待状作成のポイントまとめ
カジュアル招待状は、言葉選びとデザインが両輪です。文例を参考に、自分たちらしいトーンでアレンジし、フォントやレイアウトも親しみやすいスタイルを選びましょう。
また、必須情報は必ず正確に記載し、ゲストが迷わない構成を心がけてください。当日の服装イメージや会場の写真を添えるのもおすすめです。
まとめ:カジュアル招待状で笑顔あふれる結婚式を演出
「結婚式のカジュアル招待状の文例」をテーマに、カジュアル招待状の魅力や注意点、基本構成、シーン別の書き出し・本文・締めくくり例、封筒・返信はがきに使える一言をご紹介しました。
これらの文例をベースに、ゲストへの思いをのせたオリジナル招待状を作成し、笑顔あふれる結婚式の第一歩を踏み出してください。

