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【完全ガイド】アンケートフォームをPDF化する方法7選と作成のコツをご紹介

アンケート
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紙媒体やメール添付で配布できるPDF形式のアンケートフォームは、オンラインだけでなくオフラインの調査にも必須です。

本記事では、無料・有料ツールを活用したPDFアンケートフォームの作り方と、記入性・回収率を高めるコツを徹底解説します。

1. PDFアンケートフォーム作成のメリットと注意点

PDFアンケートフォームの最大のメリットは、フォーマットが固定され、配布先でレイアウトが崩れにくい点にあります。加えて、印刷や郵送による紙回答と、メール添付による電子回答の両方に対応可能です。

ただし、回答を電子で集約する場合は、記入後にスキャンしてOCR処理する手間が必要になります。また、入力欄の配置やフォントサイズなど、記入者の視点に立ったデザインが欠かせません。

2. Word+Acrobatで作る基本手順

もっとも手軽なのはMicrosoft Wordでアンケート欄を作成し、Adobe AcrobatでPDF化する方法です。手順は以下の通りです。

2.1 Wordでアンケート項目をレイアウト

まずWord文書に見出しや設問、□(チェックボックス)や空欄(下線)を配置します。テーブル機能を使うと回答欄の幅を均等に揃えやすく、設問番号や説明文も体裁よく整います。

2.2 PDF化とフォームフィールドの設定

Wordの「名前を付けて保存」→「PDF」を選択し書き出した後、Adobe Acrobatで開きます。「フォームを準備」機能を使うと、自動的にテキスト入力欄やチェックボックスに変換してくれます。必要に応じてフィールドの位置やプロパティ(必須項目、文字数制限など)を調整しましょう。

3. Google フォームをPDFに変換する方法

オンラインアンケートとしてGoogle フォームを活用しつつ、あえてPDF版を配布したい場合もあります。以下の手順で簡単にPDF化できます。

3.1 Google フォームを印刷プレビューでPDF出力

Google フォームの編集画面で画面右上の「︙」→「印刷」を選択し、プリンタを「PDFに保存」に設定すると、フォーム項目と説明文をそのままPDFに書き出せます。ただし選択肢レイアウトが崩れる場合があるので、プレビューで必ず確認しましょう。

3.2 PDF編集ソフトでフォームフィールド追加

書き出したPDFをAdobe AcrobatやPDF-XChange Editor、SejdaなどのPDF編集ツールで開き、テキストフィールドやチェックボックスを配置してフォーム化します。無料ツールでも基本機能が揃っているものがあるのでコストを抑えたい場合に便利です。

4. 専用ツール・オンラインサービスを活用する

より高度なデザインや大量アンケートを想定するなら、PDFフォーム専用ツールやオンラインサービスの導入がおすすめです。

4.1 Adobe LiveCycle Designer/Adobe Experience Manager Forms

Adobeの企業向け製品は、複雑な入力制御や計算機能、署名フィールドなどに対応。社内調査や大規模イベントのアンケートに最適ですが、ライセンスコストが高めです。

4.2 JotFormのPDF Editor

JotFormはオンラインフォーム作成サービスですが、PDF Editor機能を使うと直感的なドラッグ&ドロップでPDFフォームをデザインできます。無料プランでも月数百件の回答に対応可能です。

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5. 無料で使えるPDF編集&フォーム化ツール

予算が限られる場合は、無料ツールを組み合わせてPDFアンケートフォームを作成しましょう。

5.1 LibreOffice Draw

オープンソースのLibreOfficeに付属するDrawは、PDFの読み込み・編集・フォームフィールド追加が可能。Windows/macOS/Linuxで動作し、コストゼロで利用できます。

5.2 PDFescape/Sejda PDF Editor

ブラウザ上で動作するPDF編集サービス。フォームフィールドの配置やテキスト編集が可能で、ローカル環境にソフトをインストールせずに作業できます。無料版はファイルサイズや操作回数に制限があります。

6. 記入性・回収率を高めるデザインのコツ

PDFアンケートフォームは回答者が手書きまたはPDFビューアで入力するため、操作性を考慮したデザインが重要です。以下のポイントを押さえましょう。

6.1 余白とフォントサイズを最適化

文字が細かすぎると手書きで記入しづらく、タブレットで入力する場合もテキストボックスがクリックしづらくなります。項目ごとに最低でも8pt以上、回答欄は高さ12~15ptを目安にすると書きやすくなります。

6.2 説明文と例の提示

設問文のすぐ下や右側に例(例:「良い」「普通」「悪い」など)を記載しておくと、回答者が迷わず回答でき、集計データの品質も向上します。

6.3 セクション分けと視覚的ガイド

長いアンケートはセクションタイトルを大きめにし、背景色や線で区切ると回答者が現在地を把握しやすくなります。セクションごとに「所要時間:約1分」を記載すると最後まで回答しやすくなります。

7. 回収後のデータ化と分析方法

紙で回収した場合はスキャンしてOCR、電子PDFであればPDFフォームからエクスポートしたCSVでデータ化します。以下の方法で効率的に集計・分析しましょう。

7.1 OCR+スプレッドシート連携

紙回答はScanSnapなどのスキャナでOCR付きPDF化し、Google ドライブのOCR機能やAdobe Acrobatでテキスト認識します。認識結果をCSV出力し、Google スプレッドシートにインポートすれば集計が容易です。

7.2 PDFフォームのCSVエクスポート

AcrobatやJotFormで作成したPDFフォームは、フォームデータを一括エクスポートできます。CSVをBIツールやExcelに取り込んでピボット集計やグラフ化を行い、レポート資料を作成します。

まとめ:目的に合わせたPDFアンケートフォームを選ぼう

「アンケートフォームのPDF作成方法」という視点で、Word+AcrobatやGoogle フォーム、専用ツール、無料オンラインエディタを使ったPDFアンケートフォーム作成方法を詳解しました。

回答者の記入性を高めるデザインのコツや、回収後のデータ化・分析方法も押さえ、紙・電子の両方で活用できる高品質なフォームを実現してください。

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