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基本の立ち方と足さばきで差をつける!剣道の「間合い」と「機動力」を高める完全ガイド

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剣道において、立ち方と足さばきは攻防の要。正しい姿勢で間合いを管理し、滑らかな足さばきで常に優位に立つことが勝敗を左右します。

本記事では、中段構えをはじめとする基本立ち方から、すり足(すり足正しく行うコツ)、踏み込み(踏み込みの角度と体重移動)、変化足さばき(引き足・寄り足・回り足)まで、初心者にもわかりやすく徹底解説します。

1. 剣道の基本立ち方──中段構えをマスターしよう

剣道の基本は中段構え(ちゅうだんのかまえ)から始まります。両足は肩幅よりやや広めに開き、つま先は真っすぐ前に向けます。

膝は軽く曲げ、腰を落として重心を低く保つことで、次の動作への切り返しがスムーズになります。竹刀は肩と同じ高さ、刃先は相手の喉元を意識し、胸の前に安定させましょう。

1-1. 重心の置き方と骨盤の向き

重心は足裏全体に均等にかけますが、やや前足寄りにすると攻めの踏み込みが速くなります。骨盤は自然に前傾させ、背筋を伸ばしたまま腹筋に軽い力を入れると、相手の攻撃を受け止める「安定感」が生まれます。

1-2. 腕・肩・顎の位置関係

竹刀を握る腕は肘を開かず、わき腹に沿わせるように構えます。肩はリラックスさせ、顎は軽く引くことで面への打突を防ぎつつ、視野を広く保てます。

2. すり足:滑らかに間合いを詰める基礎技術

「すり足」は剣道足さばきの基本。足裏を床に吸い付けるように滑らせながら前後左右に動き、相手との間合いをコントロールします。沈み込まず、足首とひざを柔らかく使うのがコツです。

2-1. 前すり足のやり方

前に出るときは、まずかかとを軽く上げ、つま先から滑らせるように前進します。膝は伸び切らず、軽く折れた状態を保つと重心移動がスムーズになります。

2-2. 後ろすり足の注意点

後ろに下がる際は、膝を少し曲げながらかかとから床に戻し、つま先に至るまで足裏全体を密着させます。足を引くときに腰が後ろに逃げないよう、腹筋で上半身を支えましょう。

3. 踏み込み:一本を決めるための爆発力

「踏み込み」は攻撃の際に重心を前足へ強く移動させ、一気に間合いを詰める技術です。中段構えから前足を前方へ大きく一歩踏み出し、腰と肩を連動させて竹刀を振り下ろします。

3-1. 足幅と角度の調整

踏み込む一歩は、自分の身長の約7割程度を目安に。前足のつま先は真っすぐに、後ろ足は斜め45度に開くと安定した姿勢を保てます。

3-2. 体重移動と打突タイミング

踏み込みと同時に腰を斜め前に押し出し、体重を前足に乗せることで打突に力を集中。竹刀が相手に届く“刹那”を逃さないよう、呼吸と気合いを合わせる意識が大切です。

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4. 変化足さばき──引き足・寄り足・回り足で優位を築く

「引き足」「寄り足」「回り足」は、相手の動きに応じてすばやく方向を変える技術。相手の攻撃を避けたり、逆に仕掛けたりする際に威力を発揮します。

4-1. 引き足で相手の面を外す

相手の面打ちを誘われたら、後ろ足を引きつつ上半身をひねり、刃先を外側へそらします。引き足と同時に体を回転させれば、次の反撃チャンスをつくれます。

4-2. 寄り足で連続技をつなぐ

面→小手など連続打突の際、小さな寄り足で相手との間合いを維持しながら次の打突に滑り込む技術。足を大きく動かさず、前足のつま先をわずかに前へずらす感覚がポイントです。

4-3. 回り足で左右の攻防を制す

相手の攻撃をかわしたり、左右からのフェイントを仕掛けたりする際、後ろ足を支点に前足を回転させる「回り足」で機動力を高めます。腰を軸にして上半身と竹刀を素早く回転させましょう。

5. 足さばきを磨くドリルと日常稽古のコツ

立ち方と足さばきを定着させるには、毎日の素振りや歩行稽古が効果的です。ここでは短時間で取り組める3つのドリルをご紹介します。

5-1. 片足すり足ドリル

中段構えで後ろ足だけを半歩ずつすり足。前足は固定し、後ろ足の滑りを感じながら間合い管理の感覚を鍛えます。

5-2. 踏み込み連打素振り

軽量用竹刀で踏み込み動作を繰り返し、足幅と体重移動の一連動作を体に覚え込ませます。呼吸と振りをリズムよく合わせるのがコツです。

5-3. 四方歩行稽古(しほうほこう)

道場の四隅を周回しながらすり足・寄り足・回り足を組み合わせて歩き、全方向の足さばきをバランスよく習得します。

まとめ:正しい立ち方と足さばきで剣道が変わる

立ち方と足さばきを身につけることは、剣道の基本中の基本です。中段構えを安定させ、すり足で間合いをコントロールし、踏み込みと変化足さばきで攻防を有利に進めましょう。紹介したドリルを日々の稽古に取り入れ、機動力と打突精度を飛躍的に高めてください。

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