フォトブースが宴会に求められる理由
スマホやSNSが日常になった今、写真映えする演出=イベント成功の鍵とも言われています。
特に忘年会や新年会、歓送迎会、結婚式二次会、同窓会といった宴会シーンでは、参加者が「思い出を持ち帰れる」ようなフォトブースの設置がトレンドです。
本記事では、おしゃれ・ユニーク・低コスト・設営簡単といった実用性の高いアイデアをカテゴリ別にご紹介します。
フォトブースを設置するメリットとは?
1. 宴会の印象を華やかに演出
装飾のあるフォトブースがあるだけで、会場全体に「非日常感」「祝祭感」が生まれます。
2. SNS映えで拡散効果が期待できる
InstagramやX(旧Twitter)で写真をシェアする参加者が増え、イベントや企業ブランディングにも好影響。
3. 会話のきっかけや笑いが生まれる
初対面同士でも、フォトブースで写真を撮れば自然と会話が生まれ、交流の活性化にもつながります。
4. 思い出が形として残る
写真は何よりの記念。後日「アルバム」や「社内共有」にも使え、イベントの価値をさらに高めます。
フォトブース設置の基本ポイント
・ブースの場所:入口・ステージ横・壁際がベスト
写真撮影は人の流れが集中する場所に設けることで、自然な導線ができ、多くの人が利用します。
・サイズ感:背景は最低でも横180cm以上を確保
人数が入れる広さが重要。壁一面が空いていれば大型背景を設置し、なければ縦型のバナーでも代用可。
・照明:明るく均等に!リングライトが便利
照明が暗いと写真の質が落ちるため、自然光+LEDライト+リングライトなどを活用して明るさを確保。
・カメラ:スマホ固定+Bluetoothリモコンで十分
三脚を使ってスマホを固定し、リモートシャッターを使えば、自撮りも複数人撮影も簡単に。
宴会向けフォトブースアイデア集【テーマ別】
1. 定番!華やかパーティーデザイン
装飾アイデア:
- ゴールド・シルバーのバルーンアーチ
- テーブルクロスやカーテンで背景演出
- 「WELCOME」や「HAPPY PARTY」などのガーランド
写真映えのポイント:
- 小物はシャンパンボトル風・王冠・ハート型メガネなど
- グリッター付き背景でラグジュアリー感を演出
2. 和風・和モダンスタイル(送別会・新年会に最適)
装飾アイデア:
- 畳マット風シート+和傘+梅や桜の造花
- 扇子・折り紙・提灯を使った背景づくり
写真映えのポイント:
- 浴衣や法被を小道具として用意
- 「感謝」「祝」「乾杯」などの筆文字カード
3. 季節感を演出するテーマフォトブース
| 季節 | アイデア |
|---|---|
| 春 | 桜の造花・花冠・ピンク調の背景 |
| 夏 | ひまわり・スイカ・ハワイアン風 |
| 秋 | 紅葉・かぼちゃ・ハロウィン仮装 |
| 冬 | 雪の結晶・トナカイカチューシャ・クリスマス柄 |
4. 面白系・ネタ系フォトブース(若手・学生向け)
装飾アイデア:
- 顔出しパネル(芸能人風、動物、食べ物など)
- 昭和レトロ看板風背景
写真映えのポイント:
- お面や着ぐるみ、小道具でハチャメチャ感を演出
- 「酔ってません」などネタ系プラカードを設置
小道具で差をつける!写真映えアイテム20選
- 王冠・ティアラ
- 大きなサングラス
- 口ヒゲ・リップのスティック
- ハート・星型バルーン
- 「HAPPY」などの文字入りプレート
- 手作り吹き出しボード
- うちわにメッセージを貼る
- LEDライトチェーン
- 花冠・カチューシャ
- 鬼・サンタなど季節キャラの帽子
- ボードに寄せ書きできる黒板
- 卓上のフェイクケーキ
- フォトフレーム型パネル
- インスタ風のボード(名前・日付入り)
- 企業ロゴ入り背景バナー
- 結婚式風の「Mr & Mrs」サイン
- SNSタグ入り背景布
- セルフィー用スマホスタンド
- 手に持てる「祝」「感謝」フラッグ
- アニメキャラのぬいぐるみ
DIYでも簡単!低コストフォトブース作成術
材料例(すべて100均で揃う)
- 背景布(カーテン、布製テーブルクロス)
- バルーン、飾りつけ用テープ
- スチレンボードや色画用紙で手作りパネル
- 造花やラッピングペーパー
- フォトプロップス(印刷+割り箸でOK)
費用目安
| 項目 | 価格 | 備考 |
|---|---|---|
| 背景布 | 300〜500円 | 2m程度あればOK |
| バルーン | 100〜300円 | アルミ製が華やか |
| 照明(リングライト) | 約1,500円 | ネット通販可 |
| 三脚・スマホホルダー | 約1,000円 | 再利用可能 |
実例紹介:宴会で大成功したフォトブース事例
事例1:会社忘年会(和風テーマ+感謝カード)
- 背景:紅白の幕+提灯+「感謝」の筆文字タペストリー
- 小道具:法被・和傘・寄せ書きできるうちわ
- 結果:社内SNSで多数の投稿があり、部署間の交流も活発に
事例2:結婚式二次会(ゴージャス×おもしろ小道具)
- 背景:金と白のバルーンアーチ+フォトフレームパネル
- 小道具:王冠・花束・面白プレート
- 結果:新郎新婦の友人同士が打ち解けるきっかけに
事例3:新年会(季節テーマ+DIYプロップス)
- 背景:雪の結晶柄のカーテン+イルミネーション
- 小道具:干支の被り物、獅子舞のお面
- 結果:小さな会場でも「非日常感」が出て大好評
フォトブース運営のコツと注意点
- 会場設営は1時間前には完了を
→ 写真を撮る時間が宴の後半に集中する傾向があるため、準備は早めに - 撮影担当を1人決めると安心
→ 全員で撮れるよう、シャッター役を交代制に - 撮影場所の明るさと背景の色バランスに注意
→ 暗色背景なら明るい衣装、小物でコントラストを - 肖像権・SNS投稿の配慮を忘れずに
→ 共有用写真は希望者のみ掲載、顔出しNGの人には配慮を
まとめ:フォトブースで宴会の“記憶”をカタチに
フォトブースは、単なる撮影スポットではなく、宴会の盛り上げ役であり、思い出の残し方そのものです。工夫次第で、低予算でも華やかで楽しい空間を作ることができます。
この記事を参考に、あなたの宴会でも“心に残るフォトブース”を演出してみてください。参加者の笑顔とSNSの盛り上がりが、何よりの成功の証となるはずです。

