こんにちは!
タカシです!
11月7日よりワールドトライアウトの予選会がありましたが、11月30日よりワールドトライアウトの本戦が明治神宮球場で行われ、私タカシも観戦に行って参りました!!
トライアウト名の通り世界から募るトライアウト。
ワールドトライアウトのコンセプトとして、
- 全世界で野球をやっている全選手にプロ選手になれるチャンスを与えること
- スポーツ選手を新しい社会へ送り出すための教育システムを形成していく
ということで、プロを目指すのは世界の全選手平等に与えられて、さらにスポーツ選手を新しい社会に送り出し、社会を良くしていこうというコンセプトを掲げてトライアウトを運営するというコンセプトとなります。
今回のトライアウトは MLB経験者、NPB経験者、独立リーグ経験者、社会人、学生など世界のプロアマがごちゃ混ぜになって行われたトライアウトですので、自分の実力を試すには絶好の機会であると思いました!
海外からの受験者は4人。
アマチュア選手にとって海外の選手と対戦することは滅多にないので、自分の実力を試す良い機会になったのではないでしょうか!
では、実際のトライアウトの様子を写真を踏まえて述べていきます!!
目次
トライアウトスケジュール
ワールドトライアウトのスケジュールは以下の通り。
9:00〜 開場
10:00〜 第1試合
11:30〜 ホームランダービー
12:00〜 Paraviスペシャルインタビュー 東尾修氏✖️清原和博氏
13:00〜 第2試合
15:55〜 MIP・MVP発表
第1試合は時間の関係上3回まで行い、その後ホームランダービー、清原監督と片岡コーチの対談があり、その後第2試合が始まって、最終的に6回まで行いました。
監督、コーチ、選手入場
第1試合前に選手入場が行われ、チーム毎に分かれて入場していきます。
そして、清原和博監督が入場!!
久々にユニフォームを着た清原監督がグランドに登場します!
ここから、選手が入場していきます!
バックスクリーンの大型ビジョンに一人一人顔と名前が紹介されていきました!
ワールドトライアウトということもありアメリカンっぽい雰囲気ですね!
チームはレッドチーム、ネイビーチームに分かれ、試合を行なっていきます!
第1試合
第1試合は投手のルールでイニング数ではなく、1人15球投げたら交代というルールで、相手チームのピッチャーでも球数が15球に満たしていなければ守備は交代し、投手だけそのままという形で行われていました。
試合形式ですが、各々自分の実力を十分に見せるためにアピールをしています!
独立リーグでプレーしていた選手も多数見受けられました!
坂下空投手はBCリーグのトライアウトでも見受けられました!
BCリーグの時は常時140km/h台をコンスタントに投げ、100km/h代の緩急で打者を打ち取る投球が売りでした!
福岡ソフトバンクホークス、横浜DeNAベイスターズそして愛媛マンダリンパイレーツのコーチとして活躍された白根尚貴選手もワールドトライアウト参戦!
1年間コーチとして活動していたため、野球のプレーをするのは久々ということでした。
渡辺明貴投手はBC新潟、滋賀、韓国独立リーグの城南Blue Pandasと3球団渡り歩き、経験豊富。
速水隆成選手は、群馬ダイヤモンドペガサスの長距離砲として活躍!
甘露寺政房選手は富山サンダーバーズ・兵庫ブルーサンダースで活躍!
2年前自分がBCリーグトライアウトを受けた時に甘露寺選手も受験していました。
富山GRNサンダーバーズの練習生として入団し、その後選手契約を勝ち取り、今年は兵庫ブルーサンダースに所属しています!
アントニー・ガルシア選手はSan Flancisco Giants傘下のマイナーリーグAAA級でプレー。
動画を見たらわかるかと思いますが、スイングの速さは桁違いです!
このトライアウトで唯一のアンダーハンドの児玉健史投手。
社会人企業チーム・アークバリア硬式野球部に所属。
アンダーハンドから繰り出されるストレートのMaxは136Km/h!!
アンダーハンドでありながら速球派の投手です!
クーニンTVでお馴染みクーニンズからトライアウトを経て四国アイランドリーグ・徳島インディゴソックスへ入団し、着々と高いポテンシャルを磨き上げてきています!
身長がそれほど高くありませんが、身長この日のピッチングもポテンシャルの高さをアピールしました!
スライダーも切れてます!
真っ直ぐも球速以上に球威を感じました!
ツイッターや野球週刊誌・Full Countで話題の千葉大学のナックルボーラ―・佐野大河投手です!
ご覧の通り、キャッチャーが取れないほど球が揺れているのでしょう!
初見だと捕るのは厳しそうですね(笑)
キャッチャーも捕るの大変そうなのが伝わってきます。
ですが、ここまでのナックルボールを投げ続けるのは前腕の疲労で握力がなくなってきてコントロールも付かなくなるのが早いのではと思っていましたが、佐野投手は大きくコントロールを乱すことなく投げていました。
ワールドトライアウトで唯一二刀流で出場していた安田旺昌選手
安田選手は甲賀健康医療専門学校卒業後、徳島インディゴソックスに入団。
その後、チェコに渡りチェコ1部リーグでプレー!
そして今は堺シュラクスでプレーしています!
投手と野手を熟し、野球センスのある選手です!
ホームランダービー
ワールドトライアウトの見どころの1つであるホームランダービー!
このホームランダービーに日本人選手5人、外国人選手3人の計8人が出場します!
ホームランダービーはプロ野球のオールスターでしか見たことがなかったので、生でホームランダービーを見るのは初めてで楽しみにしていました!
1人目:兼子紘明選手
1人目のバッターは兼子紘明選手です!
兼子選手はきらやか銀行でプレーしている企業戦士です!
ホームランダービーでは何本放り込むのかと思いましたが、残念ながら0本に終わってしまいました。
中々ホームランダービーって難しいというのが今回見て思いました!
2人目:アントニー・ガルシア選手
2人目はアントニー・ガルシア選手!
外国人選手のホームランダービーはすごそうだなと始まる前から思っていましたが、やはり外国人選手のパワーはすごかったです(笑)
ガルシア選手はホームランダービーで2本のホームランを記録!!
パワーを見せつけました!
3人目:友永翔太選手
3人目は今年まで中日ドラゴンズでプレーしていた友永翔太選手!
東海大相模高-国際武道大-日本通運-中日と野球エリート!
残念ながら、ホームランは0本でしたが、飛ばし方を知っているような、バットの軌道がレベルでホームランを打てるスイングでした!
4人目:新山進也選手
4人目は栃木ゴールデンブレーブスの新山進也選手!
新山選手の魅力はなんといっても飛距離です!!
今年のロッテとの交流戦では2試合連続ホームランを放っています!
そして今回のホームランダービーの記録は2本で、ガルシア選手と記録が並び同率1位となります!
ホームラン競争となるとどうしても力が入って打ち損じてくるもの。
しかし、新山選手は20歳と若いながらも2本放り込めたのは今後楽しみな選手です!
5人目:ヘクター・ゴメス選手
続いて5人目はヘクター・ゴメス選手!
ゴメス選手はメジャーリーグ、韓国プロ野球で活躍した選手です!
打撃力に加え、ショートの守備でも強肩を披露するなど身体能力の高い選手です!
6人目:白根尚貴選手
6人目は元ソフトバンク、DeNAで活躍していた白根尚貴選手!
今年から四国アイランドリーグ愛媛マンダリンパイレーツにコーチとして所属しています!
「島根のジャイアン」異名を持つ白根選手はホームランを量産できるか!
しかし、結果は0本でした。
1年間選手ではなく、コーチとして活動していたので、中々打撃練習というものしていなかったはず。
しかし、普通に選手として普段から打撃練習をしていれば間違いなく打てることでしょう。
今後もコーチ業を続けていくのかどうかが気になるところです。
7人目:速水隆成選手
7人目は群馬ダイヤモンドペガサスの速水隆成選手!
速水選手はアーロン・ジャッジを彷彿させるようなスイングでホームランを量産!
打撃スタイルが海外スタイルで、メジャーリーガーのようなスイングが特徴です!
角度が変わってしまい、大変見ずらくなり申し訳ありません・・・
速水選手の記録は1本!
ワールドトライアウト予選で3本放り込んでいるので、今回の1本という記録は物足りないと速水選手も思ったことかと思いますが、スイングを見るだけでホームランバッターであると伝わってきます。
今後海外でプレーするのかどうか、注目ですね!
8人目:テルビン・ナッシュ選手
最後のバッターは、テルビン・ナッシュ選手です!
ナッシュ選手のバッティングは度肝抜かれるほどの打撃を披露します!
ナッシュ選手は米独立リーグのアトランティック・リーグでシーズン41本のホームラン数を記録!
恐ろしいホームランバッタ―です。
IPhoneで撮っていたため少し見にくいですが、スタンドに入った打球は打った瞬間ホームランと分かるような打球でした。
結果は3本と、新山選手とガルシア選手が記録した2本より1本多い3本でホームランダービーの王者に輝きました!!
さすが41本男です。
スイングの速さ、打球の速さは今回のワールドトライアウトの中では断トツではないかと思いました!
Paraviスペシャルインタビュー
ホームランダービー後、Paraviによる清原監督と東尾修氏のインタビュー対談が行われました!
スタンドには、清原監督を目当てに来ていた方もいましたので球場は盛り上がり、動画は10分ほどで終わっていますが20分から30分くらい対談インタビューが行われました。
清原監督と東尾氏は昔の野球話で花を咲かせていました!
やはりいつまで経っても現役時代を良い思い出として語れるのだと思います!
こういう野球談議、好きです。(笑)
第2試合
インタビューが終わって、13時より第2試合目が始まります!
第2試合より、ルールが少し変わって投手は1試合目の15球投げたら交代というのはなくなり、レッド対ネイビーと本格的なルールで試合をしていきます!
では、第2試合の様子を動画を踏まえて語っていきます!
レッドチームが先攻、ネイビーチームが後攻で試合が始まります!
先発オーダー
オーダーは以下の通り。
<レッド>
- テルビン・ナッシュ (米独立・York Revolution)
- アントニー・ガルシア (San Francisco Giants AAA)
- 友永翔太 (中日ドラゴンズ)
- 新山進也 (栃木ゴールデンブレーブス)
- 岡本仁 (石川ミリオンスターズ)
- ケン・ハーマー (American school in Japan)
- 藏端南風 (JFAM EMANON)
- 福原大生 (サンダーボルト)
P.高木勇人
<ネイビー>
- 白根尚貴 (横浜ベイスターズ)
- ヘクター・ゴメス (米独立・High Point Rockers)
- 速水隆成 (群馬ダイヤモンドペガサス)
- 兼子紘明 (きらやか銀行)
- 甘露寺政房(兵庫ブルーサンダース)
- 松本聡 (堺シュラクス)
- 安田旺昌 (堺シュラクス)
- 根本和也(堺シュラクス)
P.カイル・ハルボーン
試合の様子
第2試合はレッドチームが先攻、ネイビーチームが後攻で試合が始まります。
ネイビーの先発はカイル・ハルボーン投手。
身長2mを超える長身から角度のある140km/hの真っ直ぐとスライダー系の変化球を織り交ぜて攻めていきます!
友永選手を三振に抑えます!
テルビン・ナッシュ選手はハルボーン投手から左中間を割る2ベースヒットを放ちます!
さすが米独立のアトランティックリーグで41本もホームランを打つだけあります!
ハルボーン投手のすごいところは、2mを超える身長であるのにも関わらず、コントロールが大きく崩れないところなんです!
2mも身長があればバランスをとるのが一段と難しくなるところですが、ハルボーン投手は自分の長身を上手く操っていたためコントロールが大きくぶれることがありませんでした
レッドチームの先発は巨人、西武で活躍した高木勇人投手です!
巨人時代は先発ローテーションの一角として活躍されました!
高木投手は何といっても真っ直ぐ、変化球のコントロールが良いです!
白根選手も良い当たりではありましたがセンターフライ。
高木投手は自信のある真っ直ぐで押していきます!
そして三振!
速水選手は低めを上手く掬い上げ、ライト方向に大きい当たりがいき、ライトは追いつくもボールを弾いてしまいます!
ネイビーはピッチャー内田聖人投手へ!
早稲田実業-早稲田大学-JX-ENEOSと野球エリート!
今年はENEOSを退職しアメリカ独立リーグに挑戦!
とても覚悟を持って野球をしています!
内田投手の武器は何といっても球威のあるストレートです!!
ダルビッシュ有投手のツイッターで内田投手の投球を見たことがありますが、球威が凄まじかった。。。
この日も150km/hに迫る速球を投げていました!
打者は福原大生選手で、アジアンブリーズではチームメイトとしてアメリカで共に戦ってきました!
レッドの投手は横山貴明投手へ!
横山投手は東北楽天ゴールデンイーグルスで活躍後、メキシカンリーグ、福島レッドホープスと渡り歩き、今回ワールドトライアウトに挑みました!
横山投手もアジアンブリーズでも内田投手、福原選手と共に戦ってきました!
新たな新天地を求めて挑戦し続けています!
サイドハンドから繰り出される140km/h超える真っ直ぐとキレのある変化球で攻めます!
横山投手はキレのある球で三振を重ねていきます。
外国人強打者が相手でも真っ直ぐを貫きます!
ネイビーはここでピッチャー児玉健史投手へ!
アンダーハンドでありながらも球威のある真っ直ぐが武器です!
ネイビーはピッチャーを児玉投手から坂下空投手に代わります!
坂下投手は山岸ロジスターズに所属していた投手。
柔らかいフォームから140km/hを超える真っ直ぐを投じます!
レッドチームは、ナックルボーラ―佐野大河投手へ!
ナックルでメジャーを目指す夢追い人です!
キャッチャーが取れないほど変化の予測ができないナックルはこれからどこまで進化していくのか楽しみです!
ゴメス選手が放った強烈な打球が佐野投手の右すねに直撃!!
佐野投手は平然としていますが、かなり痛かったのではないかと思いました・・・
ネイビーの投手は久能雄汰投手へ!
久能投手は福島レッドホープスの投手として活躍!
ワールドトライアウト唯一の左腕で、貴重なサウスポーです!
久能投手からライトへ長打を放った藏端南風選手は 神奈川にある社会人チームJFAM EMANONに所属しており、身長183cm90kgと恵まれた体格から強い打球を放つ打撃が武器です!
ネイビーチームは久能投手から二刀流・安田旺昌選手へ!
投手・野手と精一杯アピールしていきます!
レッドは投手を箭内翔太投手へ!
草野球チームクーニンズから徳島インディゴソックスへ進んだ挑戦者です!
キレのいい真っ直ぐ、変化球で打者を攻めます。
キレのあるスライダーで三振!
投手は箭内投手から渡辺明貴投手へ!
渡辺投手は真っ直ぐが武器!
身長189㎝の長身から角度のある145km/h前後の真っ直ぐで押していきます!
そして第2試合終了!
第2試合終了後の清原監インタビュー
第2試合終了後、清原監督のインタビューがありました!
清原監督がワールドトライアウトを振り返っていきます!
選手も「あの清原選手に見てもらえる」とすごく心が高揚しながらプレーしていたと思います!
閉会セレモニー
インタビュー後、閉会セレモニーが行われ、清原監督が選ぶワールドトライアウトのMVP、さらにスタンドのお客さんが選ぶMIPの発表がありました!
MVPは高木勇人投手でMIPは箭内翔太投手、外国人選手枠でテルビン・ナッシュ選手が選ばれました!
MVPに選ばれた高木投手はテンポよく、コントロールも評価されたのだと思います!
MIPの日本人枠で選ばれた箭内翔太投手は、真っ直ぐ、変化球のキレが良く、スライダーはバッターが思わず振ってしまうような曲がり幅で三振を築きてきました!
外国人枠で選ばれたテルビン・ナッシュ選手は、打撃が評価されての選出かと思います!
このワールドトライアウトで様々な方面から声をかけられている選手も多いのではないでしょうか!
ワールドトライアウト観戦の感想まとめ
今回ワールドトライアウトを観戦してみて、いろんな環境で野球をやってきた選手が一堂に同じグランドに集うことって中々ないことなので、選手にとってとてもいい経験ができたのではないかと思いました!
また、ワールドトライアウトを通して新たな選択肢ができた選手もいるかと思いますので、選択肢を広げたいのであればワールドトライアウトの受験も視野に入れた方がいいと思いました!
ワールドトライアウトはガッツリ試験を受けている感じというよりかは、会場を盛り上げるエンターテイナーの要素もあるので、選手もリラックスして試験に臨めるかと思います!
今年は清原和博氏が監督として選手の能力を採点していましたが、来年は誰が監督、コーチを務めるのか、受験者はどんな選手なのか楽しみです!
来年受験を考えてる選手は一度受けてみるのもいいかもしれません!
1つでも選択肢を広げて、可能性を少しでも伸ばしていきましょう!
ではこのへんで!