今年のドラフト候補の一人である尾崎完太。
社会人で実績を積み上げてきた本格派左腕で、各球団のスカウトからも注目を集めています。
一般的な記事では「最速◯km/h」「甲子園での活躍」などの表面的な特徴に注目が集まりますが、プロで通用するかどうかは、より詳細なデータ分析が欠かせません。
本記事では、尾崎選手の特徴やプレースタイル、さらには奪三振率(K/9)・四死球(BB+HBP/9)などのセイバーメトリクスを含め、数値を細かく分析しています。
数字が示す傾向から、将来どのような役割を担えるのか、ドラフト指名の可能性はあるのかを考察していきましょう。
尾崎完太のプロフィール
尾崎完太(おざき かんた)は大阪府吹田市出身、2001年4月20日生まれの左投げ左打ちの投手です。
身長175cm、体重約73kgで、滋賀学園高校から法政大学を経て、現在は社会人野球クラブチーム・セガサミーに所属しています。
幼少期は桃山台小学校で軟式野球を始め、中学では豊中シニアに所属するなど、投手としての下地を早くから築きました。
大学時代には東京六大学リーグで結果を残し、卒業後は社会人の舞台でプロへの再チャレンジを目指している選手です。
尾崎完太の高校・大学時代の成績
滋賀学園時代、尾崎は1年秋から控えでベンチ入りし、2年時からは試合で先発登板を果たすなど徐々に実戦経験を積んでいきます。
高校2年の夏予選では4.1回7失点の登板もありましたが、秋には23.1回連続無失点に近い好投を重ね、四強入りしました。
大学時代には東京六大学リーグで4勝0敗の好成績を挙げた春季などがあり、速球と変化球を活かした投球で相手打線を抑えるシーンを多く残しました。
尾崎完太の投球スタイル・武器
尾崎完太の武器は、左腕でありながら打者にとって威圧感を感じるストレートと、変化球のコンビネーションです。
大学時代から「真っすぐが上昇中」「カーブの手応えも良い」という評価を得ており、速球の質や球速の伸びが注目されています。
また、制球力も比較的安定しており、大学春リーグでの好投などで、四球を少なく抑える場面が多かったことから、「打ちにくい投手」としての評価があることも強みです。
社会人入り後もその精度を保っており、都市対抗の予選等で先発を任されることが増えてきています。
尾崎完太の社会人での現況
セガサミーでの最近の登板状況をみると、防御率はおおよそ1.90前後と安定しており、被打率も低め(.200前後)というデータがあります。
先発・リリーフ両方で起用されることもあり、試合ごとに実戦経験を重ねている印象です。
最高球速も150kmという記録が出ており、ストレートの威力を武器に“プロに近づく左腕”としての期待が高まっています。
大学卒業後ドラフト指名漏れという挫折も経験していますが、それを乗り越えようという姿勢と試合での成果は、スカウトの目にも留まっています。
尾崎完太の投手成績(セイバーメトリクス)
では、セイバーメトリクスを含め、尾崎選手の投手データを細かく分析していきましょう。
尾崎完太|投手成績(25年)
※一部、グラフ付きレポートが未公開の記事もありますが、データが揃い次第、順次追加・更新いたします。
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