【2026年CPBLドラフト候補】張乙安（チャン・イーアン）｜経歴・実績・スカウト評価など

台湾の高校球界で抜きん出た才能を放つ内野手・張乙安（チャン・イーアン）。

2008年7月16日生まれという若さながら、打撃センス、守備力、二刀流の片鱗など、多方面で評価を集めています。

本記事では、張乙安の経歴、特徴、スカウト視点、課題、ドラフト展望などを整理しながら、彼の未来像を探っていきます。

張乙安の基本プロフィール

この投稿をInstagramで見る

張乙安(@c.y.a.07.16)がシェアした投稿

小学校から地方のチームで野球を始め、中学・高校とステップアップしています。

高校では二刀流に挑戦しており、打撃・投手ともに起用される場面もあります。

また、U-18世界大会では、対日本戦で先発投手として起用された実績もあり、二刀流として活躍しました。

張乙安は投手としての潜在能力も高く評価されています。

最速144km/hのストレートを軸に、投球フォームが非常に滑らかで、体全体を使ったしなやかな投げ方が特徴です。

腕の振りに無駄がなく、ボールの出どころが見えにくいことから、打者がタイミングを取りづらいタイプとされています。

ストレートは回転数が高く、打者の手元で伸びる「ライジング系」の軌道を描きます。

加えて、スライダーやチェンジアップなど変化球の精度も年々向上しており、制球面でも安定感を見せ始めています。

特にU-18代表での登板では、直球と変化球のコンビネーションを駆使し、強豪国の打者を打ち取る場面もありました。

試合終盤でも球威が落ちにくく、スタミナ面のポテンシャルも高いことから、将来的には先発型投手としても通用するだけの素材を持っています。

守備面では、張乙安は多くのスカウト・報道で「安定性」と「ポジション柔軟性」が評価されています。

ショートを主としつつ、二塁・三塁でも守備機会を持つことができるユーティリティ性も持ち合わせているようです。

グラブさばき・ゴロ処理・ステップワークなど守備基本動作が安定しており、特にゴロの正面処理や体勢を崩しての送球精度が高いという評価があります。

守備範囲の広さも大きな武器であり、脚力と俊敏な反応が守備の柔軟性へとつながっています。

フィールド上での判断力や状況判断も成熟度を感じさせる要素です。

※一部、グラフ付きレポートが未公開の記事もありますが、データが揃い次第、順次追加・更新いたします。