【2025年ドラフト候補】伊藤樹(早稲田大)|経歴・実績・スカウト評価など

【2025年ドラフト候補】伊藤樹(早稲田大)|経歴・実績・スカウト評価など

今年のドラフト候補の一人である伊藤樹。
大学で実績を積み上げてきた本格派右腕で、各球団のスカウトからも注目を集めています。

一般的な記事では「最速◯km/h」「甲子園での活躍」などの表面的な特徴に注目が集まりますが、プロで通用するかどうかは、より詳細なデータ分析が欠かせません。

本記事では、伊藤選手の特徴やプレースタイル、さらには奪三振率(K/9)・四死球(BB+HBP/9)などのセイバーメトリクスを含め、数値を細かく分析しています。

数字が示す傾向から、将来どのような役割を担えるのか、ドラフト指名の可能性はあるのかを考察していきましょう。

伊藤樹とは?

伊藤樹(いとう・たつき)は秋田県出身で、仙台育英高校から早稲田大学へ進学した右投右打の投手です。

仙台育英時代には甲子園のマウンドを経験し、その冷静な投球術で早くから注目を集めました。

早稲田大学では1年春からベンチ入りし、以降は常に主力としてチームを支え、4年時にはエースとして東京六大学リーグの連覇に大きく貢献しました。

身長177cm、体重84kgと特別大柄ではないものの、投球術と制球力、そして勝負強さを武器に実戦で結果を積み上げてきた選手です。


伊藤樹の大学時代の実績と成績

4年間で圧巻の数字を残した大学リーグ通算成績

伊藤は大学4年間で19勝3敗、防御率1.89という安定した成績を残しました。

勝率の高さと防御率の低さは、単に球威に頼るのではなく、緻密な投球術とメンタルの強さが支えていることを示しています。

特に4年春には、六大学春秋連覇の立役者となり、明治大学戦で史上25人目となるノーヒットノーランを達成。六大学野球の歴史に名を刻む快挙でした。

国際大会での実績

大学日本代表にも選ばれ、日米大学野球選手権に出場。

アメリカの強打者を相手に6回4安打1失点の快投を見せ、国際舞台でも高い適応力を証明しました。

国内外の大舞台で結果を残してきたことは、プロ入り後も即戦力として期待できる大きな根拠となっています。


伊藤樹の投球スタイルと武器となる球種

多彩な変化球を操るゲームメーク型投手

伊藤の持ち味は、最速152kmのストレートに加え、多彩な変化球を操る点にあります。

130km前後で沈むスプリットやカットボール、打者の手元で変化する2シーム、110km台の緩いカーブ、チェンジアップといった多彩な球種を投げ分け、打者に的を絞らせません。

ノーワインドアップから流れるようなフォームで投げ込み、制球力の高さも兼ね備えているため、ランナーを背負っても崩れにくいのが特徴です。

制球力と投球術の高さ

「球速よりも制球」「力よりも駆け引き」を重視する投球スタイルは、プロでも通用する完成度を誇ります。

打者の狙いを外し、コースギリギリに投げ分ける技術は、スカウトから「大学球界でもトップクラスの投球術」と高く評価されています。


伊藤樹の投手成績

では、セイバーメトリクスを含め、伊藤選手の投手データを細かく分析していきましょう。

伊藤樹|投手成績

※一部、グラフ付きレポートが未公開の記事もありますが、データが揃い次第、順次追加・更新いたします。

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