広島県福山市の市立福山高校野球部が、2026年夏に学校史上初めての甲子園出場を果たしました。
就任からおよそ100日の小田浩監督が率いる公立進学校が、名門・広島商を破って広島の頂点に立っています。
甲子園では2回戦で天理に2対7と敗れ、初めての夏は大きな経験を残して幕を閉じたのでした。
新チームは二刀流の岩本大輝を軸に秋の県大会へ進みましたが、初戦で武田に6対9と逆転負けを喫しています。
2026年の公式戦の勝敗と得失点、秋のスタメンをもとに、市立福山高校野球部の新チームの現在地を見ていきましょう。
夏の広島大会の全勝優勝から秋の県大会初戦の敗退までの歩みを、下の表に整理しました。
| 項目 | 内容 |
| 2026年夏の成績 | 広島大会優勝/甲子園2回戦で天理に2対7 |
| チームの色 | 守り勝つ公立進学校(登録24人) |
| 新チームの軸 | 岩本大輝(新3年・二刀流左腕) |
| 最大の課題 | エース来山ら3年主力が卒業=マウンド再建 |
| 2026年秋の成績 | 東部地区予選2連勝/県大会1回戦で武田に6対9 |
\全国の逸材が勢ぞろい!/
市立福山高校野球部の2026年秋の戦力総評
チーム総評|初の甲子園メンバーが去り、二刀流・岩本を軸に再出発
市立福山の2026年秋は、学校史上初の甲子園をつかんだ世代の大半を送り出す再建のシーズンです。
広島大会を6連勝で駆け抜けた主力の多くが3年生で、新チームに残る主力は数えるほどしかいません。
それでも中心には、二刀流として夏の接戦を締めくくった新3年生の岩本大輝が残っています。
マウンドと打線の両方で計算できる岩本の存在が、再建の年の大きな支えになりそうです。
チームの色である「守り勝つ野球」と、ミスを受け入れて前へ進む姿勢は、新チームにも受け継がれていきます。
2026年夏の振り返り|初戦から6連勝でつかんだ学校史上初の頂点
市立福山は2026年夏の広島大会を2回戦から6連勝で勝ち抜き、学校史上初めて頂点に立ちました。
2回戦は来山ら3投手の継投で油木を17対0と完封し、3回戦は神辺旭を3対2で振り切ったのでした。
4回戦の賀茂戦は8対1、準々決勝の広島城北戦は11対1と、いずれもコールドで勝ち上がっています。
ところが続く準決勝と決勝は、どちらも一度は相手にリードを許す苦しい展開を強いられた試合でした。
準決勝の市立呉戦は8回表まで1対3とリードを許しながら、その裏に一挙3点を奪って逆転しています。
決勝の広島商戦でも2点を追う展開から、6回にクリーンアップの3連打で試合をひっくり返しました。
この6回には松井湧心が中前へ2点適時打を放ち、名門・広島商を上回って初優勝を手にしたのでした。
甲子園2回戦|天理に2対7で敗れた初めての夏
迎えた甲子園は2回戦で天理と対戦し、堅い相手に2対7と敗れて初めての夏を終えました。
それでも8回には4番の岩本大輝が2点二塁打を放ち、最後まで食い下がる姿勢を見せています。
新チームの現在地|打の芯は残るが、投手と守りの中心は総入れ替え
新チームは、エースや二遊間、正捕手といった守りの中心をまとめて入れ替えることになります。
広島大会で全6試合に先発したエース来山凌也は3年生で、マウンドは白紙からの再建です。
主将で二塁を守った渡辺雄介、遊撃の福島悠杏、正捕手の松井湧心も同じく卒業していきます。
一方で打線の中軸には、新3年生の岩本大輝と栄谷佳昂という二人の柱が残ります。
この二人を軸にどこまで打線を組み立て直せるかが、秋の戦いを大きく左右しそうです。
就任100日で初の甲子園|小田浩監督が起こした変化
| 回戦 | 相手 | スコア |
| 2回戦 | 油木 | 17対0 |
| 3回戦 | 神辺旭 | 3対2 |
| 4回戦 | 賀茂 | 8対1 |
| 準々決勝 | 広島城北 | 11対1 |
| 準決勝 | 市立呉 | 4対3 |
| 決勝 | 広島商 | 4対3 |
| 甲子園2回戦 | 天理 | 2対7 |
新チームを語るうえで欠かせないのが、夏に起きた「100日の変化」の背景です。
市立福山は長く甲子園とは無縁の公立進学校で、広島大会の最高成績はベスト16でした。
その状況を大きく変えたのが、2026年4月に就任した小田浩監督の存在です。
小田監督は名門・広島商のOBで、指導者として知られる実力者でした。
就任からわずか100日ほどで、市立福山を初めての全国へと導いています。
決勝では母校でもある広島商を相手に、終盤の集中打で逆転勝ちを収めました。
「ミスを責めず受け入れろ」という合言葉が、追う展開でも崩れない粘りを生みました。
こうしてつかんだ初の甲子園の経験が、新チームにも確かな財産として引き継がれていきます。
春に敗れた市立呉を夏に破った成長の証
市立福山の夏には、もう一つ見逃せない伏線がありました。
春の県大会では市立呉に2対9の7回コールドで敗れ、力の差を見せつけられていました。
その市立呉を夏の準決勝で4対3と破ったことは、チームの成長を象徴する勝利でした。
春に敗れた相手を夏に倒して初優勝へつなげた流れは、新チームにとっても大きな手本になります。
市立福山高校野球部の投手陣を徹底分析
新チームの投手陣は、絶対的なエースだった来山凌也が抜けたところからの出発になります。
来山は夏の広島大会で全6試合のマウンドに立ち、接戦の終盤も一人で試合を作り続けた存在でした。
その来山が卒業したことで、秋はまず新しい軸となる投手を固めることが最優先になります。
その最有力候補が、背番号10を背負っていた新3年生の左腕・岩本大輝です。
岩本は167センチと小柄ながら、夏の準決勝と決勝で終盤を締めた実質的な胴上げ投手でした。
大会を通じた防御率は2.35と安定しており、来山から試合を受け継いで接戦を守り切ってきました。
その岩本が先発の軸に回れば、マウンドの計算はぐっと立てやすくなります。
岩本に続く投手の育成|継投で守り勝つ形を再現できるか
夏の広島大会6試合で許した失点は合計10点で、1試合平均は2点を下回る1.7点でした。
秋の3試合でも失点は合計10点ですが、そのうち9点は県大会初戦の武田戦で許したものです。
その武田戦は先発の板垣心大から岩本大輝へとつなぎましたが、9回に4点を奪われて再逆転を許しました。
夏は来山凌也が全6試合に先発し、準決勝と決勝は岩本が終盤を締める形で接戦を勝ち切っていたのでした。
秋はその来山が抜けたことで、板垣心大ら新しい先発投手が試合をどこまで作れるかが問われています。
岩本を先発に回すのか、夏と同じく後ろで使うのかという起用の形も、冬の間に固めたいところです。
地区予選の2試合は1失点に抑えただけに、県大会の強豪を抑える投手の育成が冬の焦点になるでしょう。
板垣心大は夏の広島大会の2回戦でも、来山凌也に続く2番手としてマウンドを経験していました。
市立福山高校野球部の野手陣を徹底分析
野手陣は、夏の広島大会を支えた3年生の主力が数多く抜ける大きな再編を迎えます。
準決勝と決勝で打率5割を残した主将の渡辺雄介は、二塁を守る攻守の要でした。
決勝で三塁打を放った遊撃の福島悠杏も含め、堅かった二遊間はそっくり入れ替わります。
投手陣を巧みにリードした正捕手の松井湧心も卒業し、扇の要は新たに固め直すことになります。
そのなかで打線に残る最大の柱が、4番も務めた新3年生の岩本大輝です。
岩本は甲子園の天理戦でも8回に2点二塁打を放ち、勝負どころで結果を残す勝負強さを見せました。
もう一人、甲子園で3番・右翼として先発した新3年生の栄谷佳昂も残ります。
この二人がクリーンアップを引っ張り、下級生の頃から積んだ経験を新チームで生かしていきます。
秋の課題|守りを作り直し、岩本と栄谷で打線を補強
二遊間や捕手など守りの骨格を作り直しながら、打線の芯を岩本と栄谷でどう補強するかが課題です。
走攻守のバランスが問われる秋に、二人の中軸がどれだけ引っ張れるかが注目されます。
\注目選手の実力は?/
| 区分 | 主な選手 |
| 新チームに残る主力 | 岩本大輝(二刀流)・栄谷佳昂(外野) |
| 卒業する主力 | 来山凌也(投)・渡辺雄介(二塁)・福島悠杏(遊)・松井湧心(捕) |
| 再建の中心テーマ | マウンド・二遊間・捕手の再構築 |
秋の県大会初戦では1番遊撃に川野巧、2番二塁に廣川琥太が入り、夏の3年生から二遊間を引き継いだ形でした。
3番右翼に栄谷佳昂、4番指名打者に岩本大輝が座り、甲子園を経験した2人がそのまま中軸を担っています。
5番中堅の沖希一、7番左翼の吉田拓夢を加えた打線は、秋の3試合で計26点を奪ったのでした。
初の甲子園で知った全国の壁を秋の成長へ
守りの中心が入れ替わるぶん、秋は新戦力にとって経験を積む貴重な舞台になります。
初の甲子園を知る選手が残ることは、若いチームにとって心強い支えです。
市立福山が2回戦で敗れた天理は、夏の甲子園で通算50勝を挙げた全国有数の名門でした。
そうした強豪と真剣勝負を経験できたことは、新チームにとって何よりの財産です。
全国の壁の高さを肌で知った選手たちが、その悔しさを秋にどう生かすかが問われます。
市立福山高校野球部の秋の大会展望とセンバツへの道
秋季広島県大会|東部地区予選から県大会へ進む2段階の戦い
市立福山の秋は、8月の東部地区予選を勝ち抜いて9月の秋季広島県大会に進む2段階の戦いです。
広島県は私学の強豪がひしめく激戦区で、公立の市立福山にとっては簡単な戦いではありません。
それでも夏に名門・広島商を破って頂点に立った経験は、新チームにとって大きな自信になります。
前年の秋は東部地区予選を勝ち抜きながら、県大会の1回戦で尾道に3対4と敗れて上位に進めませんでした。
秋季中国大会とセンバツへの道|上位3校が中国大会へ
秋季広島県大会で上位3校に入れば、秋の中国大会への切符をつかむことができます。
2026年の秋季中国大会は鳥取県米子市を舞台に、中国5県の上位校によって争われたのでした。
中国大会は中国5県の代表が集まる舞台で、ここでの戦いぶりが翌春のセンバツ選考につながります。
センバツの中国地区の枠はおおむね2校で、中国大会でベスト4前後まで進むことが一つの目安です。
来春の県大会で再び勝ち上がり、夏の広島大会で見せた勝負強さを取り戻せるかが問われるでしょう。
充実した練習環境と私学の高い壁
市立福山は施設面の充実も、ここ数年で大きく進んできた学校。
2023年の春には室内練習場と学生寮の赤坂一樹寮が相次いで完成しています。
こうした環境の整備も、公立校ながら私学を破って頂点に立つ土台になりました。
新チームもこの恵まれた環境を生かし、来春に向けて冬の間に力を蓄えていくことになるでしょう。
広島の秋は、広陵や広島商といった私学の強豪が変わらず高い壁として立ちはだかります。
公立の市立福山にとって、こうした強豪を再び倒せるかどうかが真価の問われる戦いです。
夏に私学を破って頂点に立った経験を、新チームがどこまで再現できるかに注目が集まるでしょう。
市立福山高校野球部の秋季広島県大会の結果
新チームの秋は8月23日の東部地区予選から始まり、2回戦で福山誠之館を10対0と破りました。
8月29日の代表決定戦では府中に10対1の7回コールド勝ちを収め、県大会への出場を決めたのでした。
9月19日の県大会1回戦は武田との対戦で、7回に一挙5点を奪って6対5と逆転に成功しています。
しかし9回表に4点を奪われて6対9で敗れ、2年続けて県大会の初戦で姿を消すことになりました。
秋の公式戦は3試合で2勝1敗となり、26得点を挙げる一方で10点を失う結果だったのでした。
武田戦の回ごとの得点と失点を見ると、7回の5点と9回の4失点が試合の明暗を分けたことが分かります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付 | 2026年8月23日・8月29日・9月19日 |
| 東部地区予選 2回戦 | ○10-0 福山誠之館(8月23日) |
| 東部地区予選 代表決定戦 | ○10-1 府中(8月29日・7回コールド) |
| 県大会1回戦 | ●6-9 武田(9月19日・ぶんちゃんしまなみ球場) |
| 武田戦の得点 | 1回1点・7回5点 |
| 武田戦の失点 | 2回1点・3回3点・5回1点・9回4点 |
| 投手(武田戦) | 板垣心大-岩本大輝 |
| 武田のその後 | 2回戦で盈進に11-4・準々決勝で広陵に1-2 |
| 秋の公式戦の成績 | 3試合2勝1敗・26得点10失点 |
| 最終結果 | 県大会1回戦敗退 |
県大会1回戦は武田に6対9|7回に5点で逆転も9回に再逆転を許す
県大会の1回戦は9月19日にぶんちゃんしまなみ球場で行われ、後攻の市立福山が1回裏に1点を先制しました。
その後は2回から5回にかけて武田に計5点を奪われ、5回を終えた時点で1対5とされています。
反撃に転じたのは7回裏で、この回に一挙5点を挙げて6対5と試合をひっくり返したのでした。
ところが9回表に4点を奪われて再びリードを許し、その裏も得点できずに6対9で敗れました。
投手は先発の板垣心大から岩本大輝へとつなぎ、武田は黒沢と山脇の継投で逃げ切った形でした。
市立福山を破った武田はその後も勝ち進み、準々決勝で広陵に1対2と惜敗して8強で秋を終えています。
東部地区予選は2試合で20得点|代表決定戦は府中に7回コールド
東部地区予選の2回戦は8月23日に行われ、市立福山は福山誠之館を10対0と寄せつけませんでした。
甲子園で天理に敗れた8月10日からわずか13日後の初戦で、新チームはいきなり二桁得点を挙げています。
8月29日の代表決定戦では府中を10対1の7回コールドで破り、県大会への出場を決めました。
2試合で20得点1失点という内容は、夏に広島を制した打線の力が新チームにも残っていることを示すものでした。
県大会の初戦で当たった武田は、2回戦で盈進を11対4で破って準々決勝まで勝ち上がっています。
準々決勝でも広陵に1対2と迫っており、市立福山は8強に入る力を持つ相手と初戦で当たった形でした。
旧チームの甲子園出場で準備期間が短かったなかでも、秋に2勝を挙げたことは次への足がかりになるでしょう。
数字で見る市立福山高校野球部の2026年
2026年の市立福山は、夏と秋の公式戦10試合を8勝2敗で戦い、合計75得点、27失点を記録しました。
夏の広島大会は6試合で47得点10失点で、1試合平均7.8点を奪いながら1.7点しか与えていません。
なかでも3回戦、準決勝、決勝の1点差の3試合をすべて制した勝負強さが、初優勝の原動力でした。
甲子園では天理に2対7で敗れ、夏の7試合を通じた失点17のうち4割強がこの1試合に集まっています。
秋は3試合で26得点10失点と打線の力を保った一方で、失点の9点は県大会の1試合に集中したのでした。
大会ごとの勝敗と得失点は下の表のとおりで、夏の勝負強さと秋の失点の偏りがはっきり表れています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 2026年夏 広島大会 | 6勝0敗・47得点10失点(優勝) |
| 2026年夏 甲子園 | 0勝1敗・2得点7失点(2回戦で天理に敗戦) |
| 2026年秋 東部地区予選 | 2勝0敗・20得点1失点 |
| 2026年秋 県大会 | 0勝1敗・6得点9失点(1回戦で武田に敗戦) |
| 夏と秋の合計 | 10試合8勝2敗・75得点27失点 |
| 1点差の試合 | 3勝0敗(夏の3回戦・準決勝・決勝) |
| 逆転勝ち | 夏の準決勝(市立呉)・決勝(広島商) |
| 最多得点 | 17点(夏の2回戦・油木戦) |
| 最多失点 | 9点(秋の県大会1回戦・武田戦) |
| 前年秋の県大会 | 1回戦で尾道に3-4(2年続けて初戦敗退) |
夏の広島大会|1点差の3試合をすべて制した終盤の強さ
夏の広島大会で市立福山が戦った6試合のうち半分の3試合は、最後まで1点を争う接戦でした。
3回戦の神辺旭戦を3対2で振り切ると、準決勝の市立呉戦と決勝の広島商戦も4対3で競り勝っています。
準決勝は8回表まで1対3とリードを許しながら、8回裏に3点を挙げて試合をひっくり返しました。
決勝も2点を追う展開から6回に逆転しており、先行されても追いつく形を2試合続けて見せたのでした。
大差がついた3試合は合計36得点2失点で、いずれもコールドで早々に試合を決めました。
接戦を拾う粘りと大差で押し切る打力を両立させたことが、学校史上初の頂点につながっています。
2026年秋|得点力は保つも、失点の9割が県大会初戦に集中
秋の3試合の得点は26で、1試合平均にすると8.7点と夏の広島大会の7.8点を上回りました。
東部地区予選の2試合は20得点1失点で、県大会の切符を危なげなく手にしたのでした。
ところが県大会の武田戦では9点を失い、秋の失点10のうち9点をこの1試合で喫しています。
武田戦の失点は2回から5回に5点、9回に4点と、序盤と終盤の2つの山に分かれました。
7回に5点を奪って逆転した直後の9回を守り切れなかったことが、この試合の分かれ目でした。
前年の秋も県大会の初戦で尾道に3対4と敗れており、2年続けて県大会の1勝に届きませんでした。
夏に見せた終盤の粘りを守る側でも発揮できるかどうかが、来春に向けた最大のテーマになるでしょう。
市立福山高校野球部の注目選手
注目選手として紹介する岩本大輝と栄谷佳昂は、甲子園の天理戦でも秋の武田戦でも3番と4番に並んだ中軸です。
岩本大輝(新3年・二刀流左腕)
背番号10を背負った167センチの左腕で、新チームの投打を一人で背負う二刀流の存在です。
夏は準決勝と決勝の終盤を締めた胴上げ投手で、防御率2.35という安定感を残しました。
打っては4番として甲子園でも2点二塁打を放ち、勝負どころで結果を出す勝負強さも見せています。
マウンドでも打席でもチームを引っ張れる存在で、来年のチームを背負って立つ最大の柱です。
栄谷佳昂(新3年・外野手)
甲子園の天理戦で3番・右翼として先発した、下級生ながら経験豊富な外野手です。
初の全国という大舞台をスタメンで経験しており、その度胸は新チームでも大きな武器になります。
岩本とともにクリーンアップを組み、打線の中軸として得点を生み出す役割が期待されます。
秋は打撃をさらに磨き、市立福山の攻撃を引っ張る存在へと成長できるかが注目されるでしょう。
全国のドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」では、有力選手のスカウト評価や指名予想を詳しく紹介しています。
福山市立福山高等学校の基本情報
- 所在地:広島県福山市赤坂町赤坂910番地
- 設置:公立(福山市立)
- 創立:1899年(前身の私立女学校として創立)
- 監督:小田浩
- 硬式野球部登録人数:24人
- 甲子園:2026年夏に春夏通じて初出場
- 校訓:3つのi(interaction・intelligence・intention)
市立福山は1899年に私立の女学校として創立され、100年を超える歴史を積み重ねてきた福山市を代表する伝統校です。
1969年に福山市へ運営が移管されて市立の学校となり、1974年には普通科が男女共学へと改められて現在の姿に近づきました。
2004年には中学校を併設して中高一貫教育を始めており、学業に力を入れる進学校として地域で長く知られてきた学校です。
硬式野球部のこれまでの最高成績はベスト16で、2026年夏に初優勝を果たすまで甲子園とは縁のない歩みが続いていました。
その状況を大きく変えたのが施設面の整備で、2023年の春には室内練習場と学生寮の赤坂一樹寮が相次いで完成しています。
小田監督のもと初の甲子園へ
2026年4月には広島商のOBで名将として知られる小田浩監督が就任し、就任からわずか100日で初の甲子園出場を実現しました。
合言葉の「受け入れろ」に象徴される意識改革によって走攻守が安定し、公立校ながら私学を破って頂点に立っています。
プロ野球のOBはまだ生まれていませんが、初の甲子園という大きな一歩がこれからの歴史の出発点になるでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| センバツ | 出場なし |
| 夏の選手権 | 2026年に春夏通じて初出場 |
| 広島大会の最高成績 | ベスト16(2026年に初優勝で更新) |
| 2026年夏の広島大会 | 6戦全勝で優勝 |
市立福山の飛躍は数字にも表れており、前年夏の広島大会は3回戦で如水館に2対12と大敗していました。
その翌年の夏に6戦全勝で頂点に立ったことで、1年で広島大会の成績を大きく塗り替えたのでした。
数年前には部員不足で他校と連合チームを組んでいた時期もあったと、スポーツ誌に報じられています。
連合チームから単独で甲子園に立つまでの歩みは、公立校が強豪に挑むうえでの一つの道しるべになるでしょう。
1899年創立の伝統校|学業と部活動を両立する進学校
市立福山は1899年に私立の女学校として創立された、100年を超える歴史を持つ伝統校です。
1969年に福山市立となり、2004年には中高一貫教育を始めた地域屈指の進学校でもあります。
登録24人の少数精鋭が甲子園までたどり着いた事実は、多くのファンの心を動かしました。
学業と部活動を両立させながらつかんだ初の全国は、公立校の一つの理想の姿でもあります。
市立福山高校野球部に関するよくある質問(FAQ)
市立福山高校は2026年の夏、甲子園でどこまで勝ちましたか?
2回戦まで進み、天理に2対7で敗れました。
春夏を通じて初めての甲子園で、初戦にあたる2回戦で敗退しています。
市立福山高校は甲子園に何回出場していますか?
2026年夏が、春夏を通じて初めての甲子園出場です。
それまでの最高成績は広島大会でのベスト16でした。
新チームの一番の注目選手は誰ですか?
二刀流の左腕・岩本大輝です。
夏は準決勝と決勝を締めた投手であり、4番も務めた打の中心でもあります。
新チームの課題はどこですか?
エースの来山凌也をはじめ、二遊間や正捕手といった守りの中心が卒業する点です。
マウンドと内野の守りを秋までにどう固め直すかが鍵になります。
市立福山高校の監督は誰ですか?
広島商のOBで名将として知られる小田浩監督です。
2026年4月に就任し、わずか100日ほどでチームを初の甲子園へ導きました。
市立福山高校はどんな学校ですか?
広島県福山市にある福山市立の公立進学校です。
中高一貫教育を行う伝統校で、文武両道を掲げています。
市立福山高校出身のプロ野球選手はいますか?
2026年時点で、プロ野球で活躍したOBはまだ出ていません。
初めての甲子園が、これからの歴史の出発点になりそうです。
市立福山高校の2026年秋の成績はどうでしたか?
東部地区予選を2連勝で突破しましたが、秋季広島県大会は1回戦で武田に6対9で敗れました。
秋の公式戦は3試合で2勝1敗、26得点10失点で、次の目標は来春の県大会での巻き返しです。
\ドラフト候補を先取り!/
市立福山高校野球部のまとめ
市立福山は2026年夏に学校史上初の甲子園をつかみ、公立進学校の新たな歴史を切り開きました。
その主役だった3年生の多くが去り、新チームは夏の主力がほとんど残らない状態からの出発でした。
それでも中心には、投打で計算できる二刀流の岩本大輝が残っています。
秋は県大会の初戦で武田に6対9と敗れ、9回を守り切る投手力が来春への課題として残ったのでした。
初の甲子園で得た経験を糧に、新チームがどんな戦いを見せるのか注目していきましょう。




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