2026年ドラフト会議|指名結果・注目選手・日程

NPB|ドラフト候補まとめ
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2026年のプロ野球ドラフト会議は、10月22日(木)に開催されました。正式名称は「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」です。

この記事では、12球団の指名結果、日程と開催概要、カテゴリー別の注目選手、会議前の1位指名予想、プロ志望届の提出期限までをまとめました。選手の成績などの数値は2026年10月中旬時点、プロ志望届の提出状況は10月8日の締切時点、指名結果はNPBの発表によるものです(2026年10月22日更新)。

今年は「高校生が豊作」と評される当たり年で、最速157キロの織田翔希(横浜)を筆頭に、上位指名が予想される選手が各カテゴリーに揃っています。その織田は10月15日の会見で、米球界への挑戦を表明しました。そして10月22日のドラフト会議では、巨人が織田を単独で1位指名し、交渉権を獲得しました。

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2026年ドラフト会議の指名結果

2026年のドラフト会議は10月22日に行われ、12球団が支配下で76人、育成で51人の計127人を指名しました(NPBの発表)。

12球団の1位指名

1位で重複したのは、青山学院大の鈴木泰成と渡部海の2人でした。鈴木泰成にはソフトバンクとロッテ、渡部海には楽天と中日が入札し、抽選でソフトバンクと楽天が交渉権を獲得しています。

外れ1位では近畿大の宮原廉に中日とロッテが重なり、中日が交渉権を獲得しました。2度続けて抽選を外したロッテは、3回目の入札で関西大の米沢友翔を指名しています。

球団1位指名所属守備入札の結果
阪神榊原七斗明治大外野手単独
巨人織田翔希横浜高投手単独(10月15日に米球界挑戦を表明)
DeNA星野世那大阪商業大投手単独
広島山里宝亜細亜大内野手単独
ヤクルト藤澤涼介東京ガス外野手単独
中日宮原廉近畿大投手渡部海の抽選を外し、外れ1位でロッテとの抽選に勝つ
ソフトバンク鈴木泰成青山学院大投手ロッテとの抽選に勝つ
西武川尻啓人亜細亜大投手単独
日本ハム菰田陽生山梨学院高投手単独
オリックス角田楓斗富士大投手単独
ロッテ米沢友翔関西大投手鈴木泰成・宮原廉の抽選を外し、3回目の入札で単独
楽天渡部海青山学院大捕手中日との抽選に勝つ

1位の12人の内訳は、高校生2人、大学生9人、社会人1人です。青山学院大からは2人が1位で指名され、日本経済新聞によると4年連続のことです。

巨人が米球界挑戦を表明した織田翔希を1位指名

今年の会議で最も大きな注目を集めたのは、巨人による織田翔希の1位指名です。織田は10月15日の会見で米球界への挑戦を表明していましたが、巨人は他球団と重ならずに単独で指名し、交渉権を獲得しました。

巨人の水野編成本部長は指名の理由について、「行くか行かないかという気持ちだけで。球団の中でもいろいろ話はしましたが、我々も決断したというだけです。日本のプロ野球ファンの方々にお見せしたいなという気持ちです」と話しています(スポーツ報知)。

一方、横浜高校の村田浩明監督は指名後の取材で、「さっき本人とも話しましたけど、意思は全く変わらないということで。私は決断した道をサポートしたい」と話し、織田の米球界挑戦の意思が変わっていないことを明かしました(スポーツ報知)。

織田は今後、MLB球団との面談を予定しています。会見までの経緯と今後の日程は、後半の「織田翔希は米球界挑戦を表明|巨人が1位指名」でまとめています。

12球団の指名選手一覧(支配下・育成)

2位以下と育成を含めた、12球団の指名選手は次のとおりです。所属と守備は、NPBの発表によるものです。

球団支配下の指名育成の指名
阪神1位 榊原七斗(明治大・外野手)
2位 馬場拓海(日本体育大・投手)
3位 常深颯大(大阪経済大・投手)
4位 相羽寛太(ヤマハ・内野手)
5位 的場吏玖(天理大・投手)
6位 越川海翔(東京ガス・捕手)
7位 石井康輝(徳島インディゴソックス・投手)
1位 山下健信(徳島インディゴソックス・投手)
2位 荒木誠也(徳島インディゴソックス・投手)
巨人1位 織田翔希(横浜高・投手)
2位 平田玲翔(大分商業高・投手)
3位 池田聖摩(横浜高・内野手)
4位 杉本真滉(智辯学園高・投手)
5位 伊藤櫂人(中央大・内野手)
6位 松平快聖(神奈川大・投手)
1位 谷渕瑛仁(大阪桐蔭高・捕手)
2位 柳井球汰(宇部工業高・内野手)
3位 嶋武仁(北越高・外野手)
4位 松田陸斗(マツゲン箕島・内野手)
5位 関蓮太郎(川崎市立向丘中学校・捕手)
DeNA1位 星野世那(大阪商業大・投手)
2位 保西雅則(日本航空石川高・内野手)
3位 杉本寛斎(ブリティッシュコロンビア大・外野手)
4位 小金井凌生(青森大・投手)
5位 木口永翔(上武大・投手)
6位 神里陸(ENEOS・捕手)
7位 坂口渉(Honda・外野手)
なし
広島1位 山里宝(亜細亜大・内野手)
2位 西野啓也(立命館大・捕手)
3位 野原元気(京都産業大・投手)
4位 吉川凌平(千葉商科大・投手)
5位 光弘帆高(明治大・内野手)
6位 森煌誠(NTT東日本・投手)
1位 車谷仁(茨城アストロプラネッツ・内野手)
2位 田代旭(筑波大・捕手)
3位 皆吉海翔(長崎国際大・内野手)
ヤクルト1位 藤澤涼介(東京ガス・外野手)
2位 佐藤悠太(東北福祉大・外野手)
3位 福原聖矢(明治大・捕手)
4位 高田瑛大(都城高・内野手)
5位 川平真也(茨城アストロプラネッツ・投手)
6位 石澤大和(日本製鉄室蘭シャークス・投手)
7位 渡邊隼輔(徳島インディゴソックス・内野手)
1位 西野日向(愛媛マンダリンパイレーツ・内野手)
2位 高橋将大(創価高・投手)
3位 尾崎完太(セガサミー・投手)
中日1位 宮原廉(近畿大・投手)
2位 柴崎聖人(王子・外野手)
3位 前嶋藍(亜細亜大・捕手)
4位 鈴木悠悟(中京高・投手)
5位 西田櫂吏(京都国際高・投手)
6位 清水智裕(ヤマハ・捕手)
1位 内藤崚(上田西高・投手)
2位 中西佳虎(大阪桐蔭高・外野手)
ソフトバンク1位 鈴木泰成(青山学院大・投手)
2位 有馬伽久(立命館大・投手)
3位 渡辺和大(慶應義塾大・投手)
4位 藤森康淳(法政大・外野手)
5位 猪俣駿太(東北福祉大・投手)
6位 小坪碧人(柳川高・投手)
7位 中川大雅(至学館大・内野手)
8位 深見一騎(国立台湾体育運動大・投手)
9位 佐藤幻瑛(ペンシルベニア州立大・投手)
1位 丹羽涼介(市立和歌山高・投手)
2位 管田彪翔(敦賀気比高・投手)
3位 杉本幸基(KTウィズ・投手)
4位 田本聖貴(駒澤大・投手)
5位 亀田優次郎(山村学園高・投手)
6位 木下瑛二(高川学園高・投手)
7位 辻村大我(東北福祉大・外野手)
8位 村山勇太(関西国際大・投手)
9位 長山武蔵(日本ウェルネス沖縄高・内野手)
10位 根鈴風大(フレズノシティカレッジ・内野手)
11位 神谷虎之介(千葉スカイセイラーズ・外野手)
12位 鶴川内陽(大阪商業大・投手)
13位 松林幸紀(大阪商業大・投手)
14位 村雲脩吾(敦賀気比高・捕手)
15位 平山護(東筑高・捕手)
西武1位 川尻啓人(亜細亜大・投手)
2位 柿本晟弥(パナソニック・投手)
3位 沢山優介(ヤマハ・投手)
4位 田中諒(日本大学第三高・捕手)
5位 中津大和(日本生命・外野手)
1位 三浦遼大(茨城アストロプラネッツ・投手)
2位 川島謙心(龍谷大学付属平安高・投手)
3位 後藤幸樹(沼津商業高・捕手)
日本ハム1位 菰田陽生(山梨学院高・投手)
2位 牟禮翔(九州国際大学付属高・外野手)
3位 末吉良丞(沖縄尚学高・投手)
4位 加藤宇(明星大・投手)
5位 岡本翔斗(香里丘高・投手)
1位 岡田光平(大阪工業大・外野手)
2位 藤井悠貴(新宮高・投手)
3位 半杭奏太(東京農業大學第二高・内野手)
4位 小島慎也(東北福祉大・内野手)
5位 今津慶介(慶應義塾大・内野手)
オリックス1位 角田楓斗(富士大・投手)
2位 仲井慎(駒澤大・投手)
3位 春山陽登(大阪商業大・外野手)
4位 近藤琉唯斗(小樽双葉高・投手)
5位 野村亮輔(佛教大・投手)
6位 千葉汐凱(Honda・投手)
1位 黒川凌大(花咲徳栄高・投手)
2位 井尻琉斗(仙台大・捕手)
3位 吉田健吾(栃木ゴールデンブレーブス・捕手)
4位 河田ハウエルエバン盛児(上武大・内野手)
5位 若藤季柊(同朋大・内野手)
6位 菅原大奨(鮮ど市場・外野手)
ロッテ1位 米沢友翔(関西大・投手)
2位 前田侑大(高岡第一高・投手)
3位 長屋竣大(ENEOS・投手)
4位 黒田義信(東日本国際大・外野手)
5位 新城楓雅(奈良大学附属高・投手)
6位 田中皐晴(日南学園高・外野手)
1位 若藤芽空(高川学園高・内野手)
2位 佐々木十央真(花巻東高・投手)
3位 内田心温(関根学園高・内野手)
楽天1位 渡部海(青山学院大・捕手)
2位 岡田啓吾(明治大・内野手)
3位 樋口新(王子・投手)
4位 萩原義輝(東芝・捕手)
5位 高義博(オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ・内野手)
6位 渡邉都斗(高知ファイティングドッグス・投手)
1位 根本剛希(富山GRNサンダーバーズ・外野手)
2位 藤原佑(徳島インディゴソックス・外野手)
3位 金韓根(茨城アストロプラネッツ・投手)
4位 寺井広大(徳島インディゴソックス・内野手)

注目選手31人の指名結果

この記事の「注目選手一覧」で取り上げた31人のうち、27人が指名されました。世代No.1左腕と評された末吉良丞は1位では名前が呼ばれず、日本ハムが3位で指名しています。

区分選手名所属指名結果
高校生織田翔希横浜巨人の1位
高校生末吉良丞沖縄尚学日本ハムの3位
高校生菰田陽生山梨学院日本ハムの1位
高校生池田聖摩横浜巨人の3位
高校生杉本真滉智辯学園巨人の4位
高校生松岡史穏都立雪谷指名なし
高校生田中諒日大三西武の4位
高校生平山護東筑ソフトバンクの育成15位
大学生鈴木泰成青山学院大ソフトバンクの1位
大学生渡部海青山学院大楽天の1位
大学生米沢友翔関西大ロッテの1位
大学生渡辺和大慶應義塾大ソフトバンクの3位
大学生広池浩成慶應義塾大指名なし
大学生川尻啓人亜細亜大西武の1位
大学生猪俣駿太東北福祉大ソフトバンクの5位
大学生宮原廉近畿大中日の1位
大学生角田楓斗富士大オリックスの1位
大学生馬場拓海日本体育大阪神の2位
大学生有馬伽久立命館大ソフトバンクの2位
大学生的場吏玖天理大阪神の5位
大学生福原聖矢明治大ヤクルトの3位
大学生岡田啓吾明治大楽天の2位
大学生榊原七斗明治大阪神の1位
大学生内海優太明治大指名なし
大学生伊藤櫂人中央大巨人の5位
大学生春山陽登大阪商業大オリックスの3位
社会人樋口新王子楽天の3位
社会人沢山優介ヤマハ西武の3位
社会人印出太一三菱重工East指名なし
社会人藤澤涼介東京ガスヤクルトの1位
社会人柴崎聖人王子中日の2位

指名されなかった松岡史穏・広池浩成・内海優太・印出太一の4人は、当研究所のnoteの2026年ドラフトで指名漏れした有望選手の一覧で、ほかの有望選手とあわせて紹介しています。

2026年ドラフト会議の日程・開催概要

項目内容
開催日2026年10月22日(木)
大会名称プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD
指名開始時刻16時50分
会場グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール(東京)
対象選手プロ志望届を提出した高校生・大学生、および社会人・独立リーグの選手
参加球団NPB12球団
主催・特別協賛日本野球機構(NPB)・大正製薬
中継テレビ:TBS系列(全国ネット)・スカイA/ラジオ:ニッポン放送/インターネット:DAZN・U-NEXT
観覧チケット全席指定4,950円(税込)。ローソンチケットで10月10日から一般販売

※ 開始時刻と会場は、NPBが2026年9月30日に発表した開催要項によるものです。育成選手選択会議の終了後には、宮本慎也氏によるスペシャルトークショーも予定されていました。

2026年ドラフト会議の注目選手一覧

カテゴリー別に、上位指名が予想される31人を一覧にしました。高校生と大学生は、いずれも10月8日の締切までにプロ志望届を提出した選手です。U18日本代表・大学日本代表に選出された選手には印を付けています。選手名をクリックすると、各選手の詳細な成績分析(当研究所のnote)が読めます。

区分選手名所属守備代表歴特徴
高校生織田翔希横浜投手(右)U18代表最速157キロ。甲子園最速156キロは大会記録
高校生末吉良丞沖縄尚学投手(左)U18代表2年夏に甲子園優勝。世代No.1左腕・最速150キロ
高校生菰田陽生山梨学院投手/内野手195cm・102kgの二刀流。最速152キロ・高校通算39本
高校生池田聖摩横浜遊撃手/投手U18代表最速152キロの二刀流遊撃手。センバツ優勝メンバー
高校生杉本真滉智辯学園投手(左)U18代表2026年センバツ準優勝。奪三振型の左腕
高校生松岡史穏都立雪谷投手(右)最速148キロ。全球ストレートで4球団が注目
高校生田中諒日大三捕手180cm・100kgの主将。高校通算30本塁打
高校生平山護東筑捕手二塁送球1.88秒の強肩。主将として甲子園出場
大学生鈴木泰成青山学院大投手(右)大学代表最速155キロ。東都リーグ最優秀投手
大学生渡部海青山学院大捕手大学代表主将二塁送球1.85秒の強肩強打
大学生米沢友翔関西大投手(左)大学代表最速149キロ。全日本大学選手権MVP
大学生渡辺和大慶應義塾大投手(左)大学代表最速151キロ。大学選手権で防御率0.00
大学生広池浩成慶應義塾大投手(右)ブルペンで最速156キロ
大学生川尻啓人亜細亜大投手(右)最速158キロ。4年春に覚醒した大器
大学生猪俣駿太東北福祉大投手(右)大学代表最速155キロ。春季リーグ防御率1.09
大学生宮原廉近畿大投手(右)大学代表最速157キロ。3年秋から2季連続ベストナイン
大学生角田楓斗富士大投手(右)大学代表最速153キロの本格派
大学生馬場拓海日本体育大投手(右)大学代表最速156キロのトルネード変則右腕。リーグ最優秀投手
大学生有馬伽久立命館大投手(左)最速151キロ。神宮大会で10者連続三振
大学生的場吏玖天理大投手(右)4年春は5勝0敗・防御率0.99で最優秀投手
大学生福原聖矢明治大捕手二塁送球1.73秒。走攻守そろった主将
大学生岡田啓吾明治大二塁手大学代表50m5秒69。大学球界最速
大学生榊原七斗明治大外野手大学代表走攻守そろった左の中堅手。WCBCでMVP
大学生内海優太明治大外野手高校通算34本。4年春にベストナイン
大学生伊藤櫂人中央大三塁手4年春に打率.316・4本塁打で覚醒
大学生春山陽登大阪商業大外野手大学代表1試合3本塁打の右の大砲
社会人樋口新王子投手(左)最速151キロ。1年目で最優秀防御率
社会人沢山優介ヤマハ投手(左)最速151キロの大型左腕。WBCブラジル代表で防御率0.00
社会人印出太一三菱重工East捕手早大主将・東京六大学ベストナイン3回の強打の捕手
社会人藤澤涼介東京ガス内野手打球速度153キロ・50m5秒台のスラッガー
社会人柴崎聖人王子外野手50m5秒9の走攻守型。若獅子賞

※ U18日本代表は「第14回 BFA U-18アジア野球選手権」(2026年9月7〜13日・台湾/台北)の18名、大学日本代表は「ワールド カレッジ ベースボール チャンピオンシップ」(2026年7月11〜15日・台湾/台中)の28名。代表メンバーの詳細は【2026年】高校野球U-18日本代表メンバーにまとめています。

\ 高校生・大学生・社会人・独立リーグまで /

一方、日本高野連が公表したプロ志望届の提出者一覧(10月8日締切)には、次の高校生7人の名前がありませんでした。今年のドラフト会議では指名の対象になりません。

  • 山田凜虎(智辯和歌山・捕手):「世代最強捕手」と評されたU18代表。今夏の甲子園優勝の主軸
  • 吉岡貫介(大阪桐蔭・投手):175cmで最速153キロの右腕
  • 岩井秀耶(社・投手):最速151キロ。社を3年ぶりの甲子園へ導いた右腕
  • 福島陽奈汰(東海大熊本星翔・遊撃手):50m6秒1・強肩146キロ。甲子園で打率.571
  • 古城大翔(花巻東・三塁手):木製バットを振る右の大砲。高校通算34本
  • 小野舜友(横浜・一塁手/投手):4季連続甲子園を導いた主将
  • 内海竣太(大阪桐蔭・外野手):中学No.1外野手と評された巧打者

高校生の注目ドラフト候補

2026年は高校生投手の層が特に厚く、最速150キロ台が複数学年トップに並ぶ近年でも珍しい年です。

織田翔希(横浜)|最速157キロ・甲子園最速の右腕

186cm・81kgの本格派右腕。2026年夏に最速157キロを計測し、甲子園でも156キロを記録しました。これは1915年から続く大会の最速記録です。

球速は毎年上がり続けています。151キロ(1年秋)→152キロ(2年春)→154キロ(3年春)→157キロ(3年夏)。センバツから夏の甲子園までの2026年の公式戦では、17試合で91回を投げて94奪三振・防御率1.68を記録しました。10月15日には、米球界への挑戦を表明しています(後述)。

詳細な登板成績と球速の推移は織田翔希の分析記事にまとめています。

【指名結果】10月22日のドラフト会議で、巨人が1位で単独指名し、交渉権を獲得しました。

菰田陽生(山梨学院)|195cmの超大型二刀流

195cm・102kgという規格外の体格。投げては最速152キロ、打っては高校通算39本塁打(練習試合を含む)の二刀流です。2025年夏の甲子園ではベスト4に進んだ全4試合に先発投手として登板し、打撃でも準々決勝の京都国際戦で走者一掃の三塁打を放ちました。

プロで投手・打者のどちらで勝負するかが最大の注目点で、評価は分かれています。菰田陽生の分析記事。

【指名結果】日本ハムが1位で単独指名し、交渉権を獲得しました。

末吉良丞(沖縄尚学)|2年夏に全国制覇したエース左腕

176cm・94kgと上背はありませんが、どっしりした下半身から投げ込む最速150キロは「手元で伸びる」と評されます。2年生の夏に甲子園で優勝し、U-18ワールドカップでも決勝のマウンドに立ちました。世代最多の修羅場を踏んでいます。末吉良丞の分析記事。

【指名結果】1位では名前が呼ばれず、日本ハムが3位で指名しました。

BIG3に続く高校生

  • 杉本真滉(智辯学園):2026年センバツ準優勝。奪三振能力の高い左腕
  • 池田聖摩(横浜):最速152キロの二刀流遊撃手。センバツ優勝メンバーでU18代表
  • 田中諒(日大三):180cm100kgの主将捕手。低反発バット時代の高校通算30本
  • 松岡史穏(都立雪谷):最速148キロ。全球ストレートで4球団が注目する右腕
  • 平山護(東筑):二塁送球1.88秒の強肩捕手。主将として甲子園出場

※ 大阪桐蔭の吉岡貫介、東海大熊本星翔の福島陽奈汰、花巻東の古城大翔はプロ志望届を提出しておらず、今年のドラフト会議では指名の対象外です。

大学生の注目ドラフト候補

大学生は即戦力としての評価が中心です。とくに東都・東京六大学の投手陣に、1位指名クラスが複数います。この記事で取り上げた大学生18人は、全員がプロ志望届を提出しています。

鈴木泰成(青山学院大)|大学No.1右腕

187cm・92kgから投げ下ろす最速155キロ。ストレートの回転数は2700回転台を計測しています。東都大学リーグの最優秀投手に選ばれ、救援から先発に転向して大学生投手の評価トップに立ちました。鈴木泰成の分析記事。

【指名結果】ソフトバンクとロッテが1位で重複し、抽選でソフトバンクが交渉権を獲得しました。

渡部海(青山学院大)|二塁送球1.85秒の強肩捕手

智辯和歌山で全国制覇、青山学院大で東都6連覇(2023年春〜2025年秋)、大学日本代表の主将という「勝者の経歴」を持つ捕手。二塁送球1.85秒はプロでも上位の数字です。1位競合の可能性があります。渡部海の分析記事。

【指名結果】楽天と中日が1位で重複し、抽選で楽天が交渉権を獲得しました。

その他の大学生

  • 広池浩成(慶應義塾大):ブルペンで最速156キロ。父は元プロで西武の球団本部長
  • 有馬伽久(立命館大):最速151キロ。明治神宮大会で10者連続三振
  • 米沢友翔(関西大):最速149キロの左腕
  • 岡田啓吾(明治大):50m5秒69は大学球界最速。陸上の日本記録を上回る
  • 榊原七斗(明治大):高校時代は最速145キロの二刀流。その地肩が外野で生きる
  • 春山陽登(大阪商業大):1試合3本塁打を放った右の大砲

社会人の注目ドラフト候補

社会人は完成度の高さが魅力で、球団の補強ポイントと合致すれば一気に上位指名まで評価が上がります。

  • 樋口新(王子・投手):最速151キロの左腕。入団1年目で最優秀防御率を獲得し、都市対抗でも9回無失点の完封勝利を挙げた社会人ナンバーワン左腕
  • 柴崎聖人(王子・外野手):50m5秒9の俊足で外野3ポジションを守れる走攻守型。若獅子賞を受賞

2026年ドラフト会議の1位指名予想と結果

会議前は、1位指名の競合がどこに集中するかが今年最大の見どころとされていました。1位候補に挙がっていたのは次の5人で、全員がプロ志望届を提出しています。ただし織田翔希は10月15日に米球界挑戦を表明したため、指名に踏み切る球団が出るかは不透明とみられていました。

選手区分競合の可能性理由
織田翔希高校生不透明世代最速。志望届は提出したまま、10月15日に米球界挑戦を表明(後述)
末吉良丞高校生高い世代No.1左腕。実績が突出
菰田陽生高校生高い195cmの二刀流。スケールで別格
鈴木泰成大学生高い即戦力右腕の評価トップ
渡部海大学生あり捕手は各球団の慢性的な補強ポイント

織田が米国へ向かう場合でも、末吉・菰田と高校生の上位候補が並ぶため、1位を外した球団が大学生・社会人の即戦力に流れる展開が想定されていました。

実際の1位指名では、重複は鈴木泰成(ソフトバンクが獲得)と渡部海(楽天が獲得)の2人にとどまりました。織田翔希は巨人、菰田陽生は日本ハムがそれぞれ単独で指名し、末吉良丞は1位では名前が呼ばれず、日本ハムが3位で指名しています。

織田翔希は米球界挑戦を表明|巨人が1位指名

2026年夏の甲子園後、複数の媒体が織田翔希がNPBドラフトに志望届を出さず、MLB球団と直接契約する可能性を報じていました。

AERAは匿名のMLBスカウトの話として「アメリカ行きは9割程度」と伝え、ドジャースが先行していると報道。産経スポーツは契約金2億円超(森井翔太郎の約1億5000万円を上回る額)と予想していました。

ただし、当時はいずれも確定情報ではありませんでした。織田本人は「直感で決める」と述べるにとどまり、監督も両方を検討するとしていました。

その後、織田は9月17日にプロ志望届を提出し、日本高野連の提出者一覧に名前が載りました。NPBのドラフトで指名を受けられる状態にしたうえで、会見前日の10月14日までNPB各球団との面談を重ねています。

そして10月15日、横浜市内の同校で開いた会見で、米球界への挑戦を表明しました。最終目標に「世界一のピッチャー」を掲げ、若いうちから英語に触れられることを、このタイミングで海を渡る理由に挙げています。渡米後の進路は、マイナーリーグだけでなく米国の大学も考えているといいます(週刊ベースボールONLINE・サンケイスポーツ、10月16日)。

サンケイスポーツによると、MLB球団との面談はドラフト会議翌日の10月23日以降に順次行う予定で、契約金は200万ドル(約3億1600万円)以上が確実視されています。デイリースポーツ(10月14日)は、300万ドル(約4億7500万円)以上になる可能性を報じていました。

国際アマチュア選手としてMLB球団と契約できるのは2027年1月15日からで、25歳未満の選手はマイナー契約からのスタートになります。ただし、MLBの労使協定が12月1日に失効し、ロックアウト(施設封鎖)になれば交渉が止まるおそれもあります。米国の大学への進学も選択肢に入れているのは、こうした事情も考えてのことです。

一方で、プロ志望届は提出したままで、日本高野連の提出者一覧にも名前が残っていました。そのため、10月22日のドラフト会議でNPB球団が織田を指名すること自体は可能でした。

そして10月22日のドラフト会議で、巨人が織田を単独で1位指名し、交渉権を獲得しました。指名についての巨人のコメントは、前半の「指名結果」で紹介しています。

織田翔希の今後の日程

  • 10月22日:ドラフト会議で巨人が1位指名し、交渉権を獲得
  • 10月23日以降:MLB球団との面談(予定)
  • 12月1日:MLBの労使協定が失効(ロックアウトになれば交渉が止まるおそれ)
  • 2027年1月15日:国際アマチュア選手の契約が解禁(25歳未満はマイナー契約から)

MLB挑戦を表明した高校生をNPBの球団が指名した例には、2012年の大谷翔平(花巻東)があります。日本ハムが1位で強行指名し、大谷は最終的に日本ハムへ入団しました。2009年の菊池雄星(花巻東)は、MLB挑戦を検討したうえで断念しています。

横浜の村田監督によると、巨人の指名を受けたあとも織田の米球界挑戦の意思は変わっていません。巨人との交渉と、MLB球団との面談の行方が次の焦点です。

プロ志望届の提出期限

高校生と大学生は、プロ志望届を提出しなければドラフトで指名されません。日本高野連の規定では、高校生の提出期限はドラフト開催日の2週間前とされています。

項目内容
高校生の提出期限ドラフト開催日の2週間前=2026年10月8日(締切済み)
提出先所属する都道府県高等学校野球連盟
公示日本高野連(高校生)と全日本大学野球連盟(大学生)の公式サイトで提出者一覧を公開
大学生の提出期限2026年10月8日(全日本大学野球連盟・締切済み)
提出者高校生127人・大学生149人の計276人
社会人・独立リーグ各連盟の規定による

※ 提出者の数は、日本高野連と全日本大学野球連盟が公表したNPBドラフトの対象者の数です。締切後に提出した選手は、NPBドラフトの対象外として別に掲載されています。

10月8日の締切で、今年のドラフト会議で指名の対象になる高校生と大学生が確定しました。1位候補の織田翔希・末吉良丞・菰田陽生・鈴木泰成・渡部海はそろって提出しています。一方で、山田凜虎(智辯和歌山)や吉岡貫介(大阪桐蔭)、古城大翔(花巻東)らは提出せず、今年の指名の対象から外れました。

まとめ|2026年ドラフト会議のポイント

  • 2026年10月22日(木)に開催。会場はグランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールで、支配下76人・育成51人の計127人が指名された
  • 1位の重複は2人。鈴木泰成はソフトバンク、渡部海は楽天が抽選で交渉権を獲得し、外れ1位で重なった宮原廉は中日が獲得
  • 1位の12人は高校生2人・大学生9人・社会人1人。高校生は菰田陽生が日本ハムの1位で、末吉良丞は日本ハムの3位
  • 社会人は藤澤涼介(東京ガス)がヤクルトの1位、樋口新(王子)は楽天の3位
  • 織田翔希は10月15日に米球界挑戦を表明したが、巨人が1位で単独指名。横浜の村田監督によると、指名後も本人の意思は変わっていない
  • プロ志望届は10月8日に締め切られ、高校生127人・大学生149人の計276人が指名の対象に。山田凜虎・吉岡貫介・古城大翔らは提出せず
  • この記事の注目選手31人のうち、27人が指名された

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