第51回社会人野球日本選手権大会の九州地区予選は、10月7日に全15試合を終えました。
第1代表は3連勝の西部ガス、第2代表は沖縄県名護市が本拠地のエナジックに決まっています。
エナジックは都市対抗を含めて初めての本大会で、敗者復活から2連勝で切符をつかみました。
この記事では全15試合の結果と勝ち上がり、2つの代表が決まった決め手までを整理しています。
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社会人野球日本選手権2026(第51回大会)の日程と出場の仕組み
第51回社会人野球日本選手権大会は、2026年10月31日から11月10日まで開かれます。
舞台は大阪市西区の京セラドーム大阪で、全国の32チームが日本一をかけて戦う11日間です。
この大会が始まったのは1974年で、夏の都市対抗と並ぶ社会人野球の二大大会に育ちました。
都市対抗と違って補強選手の制度がなく、各チームは自前の戦力だけで勝ち上がっていきます。
1年をかけて積み上げてきた総合力が、そのまま結果に表れる真剣勝負の舞台になっています。
昨年の第50回大会は静岡県浜松市のヤマハが制し、チームとして2度目の日本一をつかみました。
まずは第51回大会の要点を、日程や会場も含めて下の表で早わかりの形にまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | 第51回社会人野球日本選手権大会 |
| 本大会 | 2026年10月31日(土)〜11月10日(火) |
| 本大会会場 | 京セラドーム大阪(大阪市西区) |
| 出場 | 全国32チーム |
| 前回優勝 | ヤマハ(第50回大会・2度目) |
| 九州予選 | 2026年10月3日(土)〜10月7日(水) |
| 予選会場 | 北九州市民球場・県営筑豊緑地野球場 |
| 予選の出場 | 14チーム・代表2 |
| 九州第1代表 | 西部ガス(7大会連続8回目) |
| 九州第2代表 | エナジック(初出場) |
| 入場料 | 一般1000円・高校生以下は無料 |
出場32枠の内訳と九州に与えられた枠
本大会の32枠は、推薦で決まる11枠と各地区の予選を勝ち抜く21枠に分かれています。
推薦の内訳は都市対抗の優勝チームと全日本クラブ野球選手権の王者、そして指定大会の優勝9枠です。
2026年は西濃運輸が都市対抗を制し、東海勢として真っ先に本大会の切符を手にしました。
指定大会の9枠では、Hondaが静岡大会と九州大会と京都大会の3つを勝って枠を重ねています。
1チームが3枠を占めた分だけ余りが出て、関東の予選枠が4から6へ増える形になりました。
地区予選に割り振られた21枠のうち、九州地区に与えられたのは中国と同じ2つという枠数です。
14チームで2枠を分け合う計算になり、単純に見れば7チームに1つという難しさになりました。
予選に出られるのは企業チームとそれに準じるチームだけ
この日本選手権の予選は、夏の都市対抗のように市や都道府県を代表する形では行われません。
出場するのはあくまでチーム単位で、企業チームであれば原則としてすべてが参加の対象です。
クラブチームが加わるには、過去10年以内に二大大会の本大会へ出た実績が求められました。
九州地区からは14チームが参加し、関東の20チームと近畿の16に次ぐ規模になっています。
会場は昨年の熊本県から福岡県へ移り、北九州市民球場が全日程の主会場を務める形になりました。
副会場は当初オーヴィジョンスタジアム下関が予定され、8月に県営筑豊緑地野球場へ変わりました。
主催はJABA九州地区連盟と毎日新聞社で、主管はJABA福岡県野球連盟が務めています。
社会人野球日本選手権2026 九州予選の日程・会場・組み合わせ
九州地区予選は10月3日の土曜に開幕し、予定どおり10月7日までの5日間で行われました。
初日と2日目は北九州市民球場と県営筑豊緑地野球場の2会場を使い、並行して試合が進みました。
副会場の県営筑豊緑地野球場は大会2日目までの使用で、3日目からは主会場に集約されています。
入場料は一般1000円で高校生以下は無料、JABAの会員には割引が用意されました。
初日は6試合のうち2試合が延長10回までもつれ、1試合が7回コールドで決着しています。
準決勝までの12試合で4チームが残り、最後の2日間の3試合で2つの代表が決まりました。
まずは全15試合の結果を、日付と回戦ごとに分けて下の表へ一覧の形でまとめておきます。
| 日付 | 回戦 | 結果 |
|---|---|---|
| 10月3日(土) | 1回戦 | 沖縄電力 6−3 佐伯市硬式野球団 |
| 10月3日(土) | 1回戦 | KMGホールディングス 11−1 沖データコンピュータ教育学院(7回コールド) |
| 10月3日(土) | 1回戦 | 熊本ゴールデンラークス 3−1 宮崎梅田学園 |
| 10月3日(土) | 1回戦 | 日本製鉄九州 10−2 エーアールライノス |
| 10月3日(土) | 1回戦 | エナジック 14−9 新海屋(延長10回) |
| 10月3日(土) | 1回戦 | 日産自動車九州 5−4 JR九州(延長10回) |
| 10月4日(日) | 2回戦 | KMGホールディングス 6−0 熊本ゴールデンラークス |
| 10月4日(日) | 2回戦 | 西部ガス 4−3 沖縄電力 |
| 10月4日(日) | 2回戦 | エナジック 9−7 Honda熊本 |
| 10月4日(日) | 2回戦 | 日産自動車九州 8−5 日本製鉄九州 |
| 10月5日(月) | 準決勝 | 西部ガス 6−1 日産自動車九州 |
| 10月5日(月) | 準決勝 | KMGホールディングス 4−1 エナジック |
| 10月6日(火) | 敗者復活 | エナジック 7−4 日産自動車九州(延長10回) |
| 10月6日(火) | 第1代表決定戦 | 西部ガス 7−0 KMGホールディングス |
| 10月7日(水) | 第2代表決定戦 | エナジック 7−3 KMGホールディングス |
初日は延長戦が2試合、2回戦でHonda熊本が敗れる
初日の北九州市民球場では、日産自動車九州がJR九州を延長10回の末に5対4で下しました。
9回裏に合田侑聖と蔵田亮太郎の連続本塁打で追いつき、10回裏に金子隼人の2点打で逆転しています。
県営筑豊緑地野球場ではエナジックが新海屋との打ち合いを制し、延長10回に5点を奪いました。
3回までに9点を失いながら、2番手の加島優太が6回を無失点に抑えて流れを呼び戻しています。
2日目の2回戦では、シードのHonda熊本がそのエナジックに7対9で敗れる波乱がありました。
もう1つのシードの西部ガスは沖縄電力を4対3で振り切り、KMGと日産自動車九州も勝ち上がっています。
昨年の代表2チームのうち1つと、優勝経験を持つJR九州が2日目までに姿を消した形です。
2つの代表が決まるまでの道筋
3日目の準決勝は西部ガスが日産自動車九州を6対1、KMGがエナジックを4対1で下しました。
4日目の第1代表決定戦は西部ガスが7対0で快勝し、大畑蓮が3安打8奪三振で完封しています。
同じ日の敗者復活戦では、エナジックが日産自動車九州に延長10回の末サヨナラ勝ちしました。
1点を勝ち越された10回裏に、大原拓光が逆転のサヨナラ満塁本塁打を左翼へ運んでいます。
最終日の第2代表決定戦は、準決勝と同じKMGホールディングスとエナジックの顔合わせでした。
3対3の9回表に佐久田英尚の2点二塁打と福元信馬の2点打が出て、7対3で決着しました。
エナジックは準決勝で敗れた相手に2日後に勝ち、創部以来初めての本大会出場を決めています。
社会人野球日本選手権2026 九州予選の出場14チーム
この予選に集まった14チームの内訳は、福岡が6つ、熊本と大分と宮崎と沖縄が2つずつです。
九州の7県と沖縄県のうち、佐賀と長崎と鹿児島からは1チームも名を連ねていない構図です。
創部の年は1918年のJR九州から2020年代の新顔まで、100年を超える幅が生まれました。
全国大会の経験にも大きな差があり、二大大会の本大会をまだ知らないチームが5つ含まれます。
予選に登録された人数は20人から40人までで、最も多いのは沖データコンピュータ教育学院です。
まずは14チームの本拠地と監督、全国大会での実績と今回の結果を下の表にまとめていきます。
| チーム | 本拠地 | 監督 | 都市対抗 | 日本選手権 | 今回の予選 |
|---|---|---|---|---|---|
| JR九州 | 北九州市 | 中野滋樹 | 18回(優勝) | 17回(優勝) | 1回戦で敗退 |
| 日産自動車九州 | 苅田町 | 植山文彦 | 6回(ベスト8) | 9回(ベスト8) | 敗者復活戦で敗退(2勝2敗) |
| 西部ガス | 福岡市 | 松薗史敏 | 8回(ベスト8) | 7回(ベスト8) | 第1代表(3勝0敗) |
| KMGホールディングス | 福岡市 | 加藤伸一 | 4回 | 6回(ベスト8) | 第2代表決定戦で敗退(3勝2敗) |
| 沖データコンピュータ教育学院 | 福岡市 | 林亮介 | なし | なし | 1回戦で敗退 |
| エーアールライノス | 豊前市 | 山野恭介 | なし | なし | 1回戦で敗退 |
| Honda熊本 | 大津町 | 渡辺正健 | 19回(準優勝2回) | 17回(準優勝2回) | 2回戦で敗退 |
| 熊本ゴールデンラークス | 合志市 | 田中敏弘 | 2回 | 1回 | 2回戦で敗退 |
| 日本製鉄九州 | 大分市 | 金原博昭 | 5回(ベスト8) | 2回 | 2回戦で敗退 |
| 佐伯市硬式野球団 | 佐伯市 | 高司健司 | なし | なし | 1回戦で敗退 |
| 宮崎梅田学園 | 宮崎市 | 高田昌宏 | 2回 | 2回 | 1回戦で敗退 |
| 新海屋 | 延岡市 | 濱田晃成 | なし | なし | 1回戦で敗退 |
| 沖縄電力 | 浦添市 | 野原毅 | 5回 | 4回 | 2回戦で敗退 |
| エナジック | 名護市 | 糸数敬作 | なし | なし | 第2代表(4勝1敗) |
福岡の6チームが半分近くを占める
福岡県からはJR九州、西部ガス、KMGホールディングスの3チームが名を連ねました。
そこに沖データコンピュータ教育学院と日産自動車九州、エーアールライノスが加わっています。
6チームのうち西部ガスとKMG、日産自動車九州の3つが準決勝に進み、地元の強さを見せました。
苅田町の日産自動車九州と豊前市のエーアールライノスも、県内の東側を拠点にしています。
熊本からは大津町のHonda熊本と合志市の熊本ゴールデンラークスの2チームが出ています。
大分は日本製鉄九州と佐伯市硬式野球団、宮崎は宮崎梅田学園と新海屋という組み合わせです。
沖縄の2チームは沖縄電力とエナジックで、そのエナジックが海を越えて第2代表をつかみました。
全国制覇を知るJR九州と昨年ベスト8のHonda熊本は初戦で敗退
JR九州は1918年に九州鉄道管理局として生まれ、100年を超える歴史を持つチームです。
都市対抗では1936年に門司鉄道局として優勝し、2010年にも準優勝まで勝ち上がりました。
日本選手権では2009年に優勝し、JRグループのチームとして初めて全国大会を制しています。
その決勝の相手は同じ年の都市対抗を制したHondaで、社会人の頂点を分ける一戦になりました。
一方のHonda熊本は1983年に本田技研熊本として創部し、大津町に本拠地を置いています。
都市対抗は19回、日本選手権は17回の出場で、どちらも準優勝を2度経験してきました。
昨年の日本選手権では準々決勝まで進み、NTT西日本に延長13回で7対8と敗れました。
その2チームが今年はどちらも初戦で敗れており、九州の代表争いは大きく様変わりしています。
2020年代に生まれた3チームと専門学校のチーム
エーアールライノスは土木工事を手がける株式会社エーアールが母体で、豊前市を拠点とするチームです。
2024年度から企業チームとしてJABAに加盟し、二大大会への出場を目標に掲げています。
佐伯市硬式野球団は2025年4月に始動し、地元企業が共同で支える運営の形を取っています。
選手たちは午前に佐伯市内の企業で働き、午後から全体練習に入るという毎日を送りました。
新海屋は宮崎県延岡市の水産加工会社が母体で、2022年3月にJABAへ加盟しています。
登録20人という最少の陣容で臨み、初戦はエナジックと9回まで9対9で競り合いました。
沖データコンピュータ教育学院は1995年の創部で、専門学校を母体とする珍しい存在です。
2010年には徳山大会を制し、専門学校のチームがJABA大会で優勝する初の例になりました。
社会人野球日本選手権2026 九州予選の見どころ
この予選で最大の焦点とされたのは、夏に東京ドームを踏んだ2チームが勝ち抜けるかという点です。
沖縄電力は6月の都市対抗九州地区予選を制し、九州第1代表として本大会へ進みました。
Honda熊本は第2代表決定戦でJR九州を4対3で下し、2大会連続19回目の出場を決めています。
その本大会で沖縄電力はエイジェックに延長10回で6対8と敗れ、初戦で姿を消しました。
Honda熊本は鷺宮製作所を延長11回で7対5と下し、2回戦で三菱重工Eastに屈しています。
ところが秋は沖縄電力が2回戦、Honda熊本とJR九州が初戦で敗れ、3チームとも姿を消しました。
まずは夏の都市対抗で九州勢が残した足跡と今回の予選の結果を、下の表で整理しておきます。
| チーム | 都市対抗九州地区予選 | 本大会の成績 | 今回の予選 |
|---|---|---|---|
| 沖縄電力 | 第1代表(代表決定戦○11-6 Honda熊本) | 1回戦●6-8 エイジェック | 2回戦●3-4 西部ガス |
| Honda熊本 | 第2代表(第2代表決定戦○4-3 JR九州) | 2回戦●0-5 三菱重工East | 2回戦●7-9 エナジック |
| JR九州 | 第2代表決定戦で敗退(●3-4 Honda熊本) | 出場なし | 1回戦●4-5 日産自動車九州 |
| 宮崎梅田学園 | 準決勝まで勝ち上がる | 出場なし | 1回戦●1-3 熊本ゴールデンラークス |
| 西部ガス | 敗者復活の準々決勝で敗退 | 出場なし | 第1代表(3勝0敗) |
都市対抗の代表2チームがそろって消えた2回戦
沖縄電力は初戦で佐伯市硬式野球団を6対3で下し、2回戦でシードの西部ガスと当たりました。
昨年の第1代表と今年の都市対抗九州第1代表の対戦は、西部ガスが4対3で制しています。
西部ガスは5回までに4点を奪い、7回に1点差まで迫られながら林田夢大が締めました。
下の山ではHonda熊本がエナジックに2回の4点と4回の3ランで主導権を握られています。
9回に森翔太郎の2点打で2点差まで迫ったものの、7対9で届かず初戦で姿を消しました。
都市対抗の代表2チームが同じ日に敗れ、準決勝には夏の東京ドームを逃した4チームが並びました。
夏と秋で主役がそっくり入れ替わるという、短期決戦の予選ならではの展開になっています。
「がんばろう!熊本」を掲げて戦う秋
九州地区連盟は7月28日に熊本地方で起きた地震の支援に、連盟全体で取り組んでいます。
最大震度7を観測した地震では、社会人野球で使う県内のグラウンドも被害を受けました。
チーム関係者の自宅や実家、審判員のなかにも被災した人がいると連盟は説明しています。
8月8日の全日本クラブ野球選手権を皮切りに、全チームがヘルメットにメッセージを掲げます。
ステッカーには熊本のシンボルである熊本城を背景に、「がんばろう!熊本」の文字が入りました。
連盟が主催する各大会では募金活動も行われ、この予選もその流れのなかに置かれています。
8月に熊本で予定されていた中国地区連盟との交流戦は、地震の影響で中止になりました。
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社会人野球日本選手権2026 九州予選の注目選手とドラフト候補
10月下旬のドラフト会議を前にした予選は、スカウトが最後の判断を下す場にもなります。
九州の14チームには、大学や高校から実績を積んで社会人で伸びた選手がそろいました。
元プロが社会人でもう一度歩み始めた例も多く、経歴の幅がそのまま見どころになっています。
5日間で最も目立ったのは、西部ガスの大畑蓮とエナジックの大原拓光という2人の主役でした。
まずは予選で活躍した選手と注目を集めた選手を合わせて11人、下の表にまとめておきます。
| 選手 | チーム | 守備 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 大畑蓮 | 西部ガス | 投手 | 2勝・第1代表決定戦で3安打完封 |
| 安永元也 | 西部ガス | 指名打者 | 3試合で5安打8打点・2本塁打 |
| 大原拓光 | エナジック | 外野手 | 敗者復活戦で同点弾とサヨナラ満塁弾 |
| 加島優太 | エナジック | 投手 | 救援で4試合に登板して2勝 |
| 佐久田英尚 | エナジック | 捕手 | 第2代表決定戦で勝ち越しの2点二塁打 |
| 七條太一 | JR九州 | 内野手 | 大学通算打率.352・リーグMVPの経験 |
| 森翔太郎 | Honda熊本 | 内野手 | 183センチ・広角に長打を放つ左打者 |
| 内間敦也 | 沖縄電力 | 投手 | 都市対抗九州地区予選の最高殊勲選手賞 |
| 宮國汰都 | 沖縄電力 | 外野手 | 都市対抗予選の首位打者・初戦で3安打 |
| 林田夢大 | 西部ガス | 投手 | 最速155キロ・2試合4回1/3を無失点 |
| 高田萌生 | エーアールライノス | 投手 | 元巨人・初戦に先発して5回6失点 |
投手陣|2勝の大畑蓮と4試合に投げた加島優太
西部ガスの大畑蓮は明豊高出身の右腕で、2回戦と第1代表決定戦の2試合に先発しました。
2回戦は6回1失点で勝ち、中1日の代表決定戦ではKMGを3安打8奪三振で完封しています。
最速155キロの林田夢大は2試合に救援し、合わせて4回3分の1を無失点に抑えました。
エナジックの加島優太は5試合のうち4試合に救援で登板し、2勝を挙げる働きを見せています。
初戦は4回からの6回を無失点、敗者復活戦では延長を含む2回3分の2を無安打に抑えました。
沖縄電力の内間敦也は初戦で3回3分の2を無安打に抑えましたが、2回戦は敗戦投手でした。
エーアールライノスでは元巨人と楽天の高田萌生が初戦に先発し、5回6失点で降板しています。
同じベンチには元ソフトバンクの森唯斗がチーフコーチとして入り、背番号38を着けています。
野手陣|8打点の安永元也とサヨナラ満塁弾の大原拓光
西部ガスの安永元也は4番の指名打者に座り、3試合で9打数5安打8打点と打線を引っ張りました。
エナジックの大原拓光は敗者復活戦で同点本塁打とサヨナラ満塁本塁打を放ち、6打点を挙げています。
JR九州の七條太一は背番号1を着ける二塁手で、右投左打の178センチという体つきです。
熊本の文徳高から佛教大に進み、京滋大学リーグで通算打率.352という数字を残しました。
今回の予選は初戦の日産自動車九州戦で3打数無安打に終わり、1試合で姿を消しています。
\大学通算打率.352の安打製造機/
Honda熊本の森翔太郎は183センチ89キロの三塁手で、こちらも右投左打の打者でした。
八代シニアから熊本工業高、中部学院大と進み、広角に長打を放つ左打者に育っています。
初戦のエナジック戦では9回に2点適時打を放ちましたが、チームは7対9で敗れました。
\広角に長打を放つ183センチの左打者/
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九州代表を待つ本大会|京セラドームに集う32チーム
この予選を勝ち抜いた西部ガスとエナジックは、10月31日に開幕する本大会へ進みます。
会場は京セラドーム大阪で、11月10日の決勝までの11日間が日本一を決める舞台です。
本大会には推薦の11チームと各地区の予選を勝った21チームが、全国から集まってきます。
屋根のあるドームで行われるため、天候に左右されずに日程が進むのも本大会の特徴の一つです。
1回戦から敗れれば終わりという一発勝負で、予選とは違う緊張感がベンチを包み込みます。
抽選の結果によっては、初戦から推薦で出場する強豪と当たる組み合わせも十分にあります。
予選を勝った九州の2チームは、推薦で先に出場を決めた11チームと同じ土俵で戦うことになりました。
九州勢が全国で残してきた足跡
九州勢で日本選手権の優勝経験を持つのは、この予選ではJR九州の1チームだけでした。
2009年の決勝でHondaを破った一戦は、今も九州の社会人野球を語る土台になっています。
Honda熊本は1988年と2023年に準優勝し、九州勢で最も深いところまで進みました。
2023年の決勝では大阪ガスに7対9と敗れ、あと一歩で日本一に届かない結果になっています。
昨年は西部ガスとHonda熊本が九州の2枠を分け、それぞれ本大会の舞台に立ちました。
西部ガスは1回戦でヤマハに1対11と敗れ、その相手がそのまま日本一へ駆け上がっています。
西部ガスは2019年から7大会連続8回目の出場になり、過去の最高成績はベスト8です。
エナジックは都市対抗を含めて初めての全国大会で、創部19年目の秋に扉を開いています。
社会人野球日本選手権2026 九州予選の結果と代表2チーム
九州の代表は第1代表が西部ガス、第2代表が初出場のエナジックという顔ぶれに決まりました。
西部ガスは沖縄電力と日産自動車九州、KMGホールディングスを下し、3試合で失点は4でした。
昨年に続く2年連続の第1代表で、2019年から続く本大会出場を7大会連続に伸ばしています。
エナジックは準決勝でKMGに敗れたあと、敗者復活戦を延長10回のサヨナラ満塁本塁打で制しました。
第2代表決定戦はそのKMGと再び戦い、同点の9回に4点を奪って7対3で雪辱しています。
KMGホールディングスは準決勝まで3連勝しながら、2つの代表決定戦にどちらも敗れました。
昨年の代表だったHonda熊本と、夏の第1代表の沖縄電力はともに2回戦で姿を消しています。
勝負を分けたのは先行する西部ガスと粘るエナジック
エナジックの4勝のうち3勝は、同点か劣勢の終盤から試合をひっくり返した逆転勝ちでした。
初戦は3回までに9点を失い、敗者復活戦は10回表に勝ち越され、決定戦は7回に追いつかれています。
それでも加島優太を中心とした救援陣が踏ん張り、打線の反撃を待つ形が最後まで機能しました。
一方の西部ガスは3試合すべてで4番の安永元也が打点を挙げ、中盤までに主導権を握りました。
投手陣も大畑蓮が2試合で15回を1失点、救援の林田夢大と村田健が無失点とすきがありません。
KMGホールディングスは2つの代表決定戦で延べ9人が登板し、合わせて14点を失いました。
先行して逃げ切る西部ガスと、粘って終盤に逆転するエナジックという対照的な2チームが残った形です。
まとめ|社会人野球日本選手権2026・九州予選の要点
第51回大会の九州地区予選は、10月3日から7日まで福岡県の2つの球場で行われました。
出場したのは関東と近畿に次ぐ規模の14チームで、全15試合を経て2つの代表が決まっています。
第1代表は3連勝の西部ガスで、大畑蓮が第1代表決定戦を3安打完封で締めくくりました。
第2代表はエナジックで、敗者復活からの2連勝で創部以来初めての本大会出場を決めています。
昨年の代表だったHonda熊本と優勝経験を持つJR九州は、どちらも初戦で姿を消しました。
西部ガスは7大会連続8回目、エナジックは初出場という対照的な2チームが九州を代表します。
10月31日に京セラドーム大阪で開幕する本大会での戦いぶりから、いよいよ目が離せません。
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