千葉県我孫子市の私立で、全国制覇の歴史を持つ名門があります。2021年の明治神宮大会を制し、大学日本一に輝いた中央学院大学です。
全日本大学野球選手権でも2016年に準優勝した、千葉屈指の強豪です。しかし2026年春のリーグ戦は5位と、やや苦しい戦いが続きました。
投打に多彩な選手を抱える、登録142人の大所帯です。侍ジャパン大学代表候補の葛西倖生ら、注目株もそろっています。
この記事では中央学院大学野球部の2026年の戦力を、投手陣・野手陣の両面から分析します。リーグ戦の展望や注目選手までを詳しく紹介します。
▶ 2026年ドラフト候補を数値で徹底分析!全国の最新スカウト評価は「ドラフト候補研究所」でチェック
まずは2026年の中央学院大学の現在地を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 2026年の中央学院大学 |
|---|---|
| 所在地 | 千葉県我孫子市 |
| 設置 | 私立 |
| 2026年春の成績 | 千葉1部 5位(4勝7敗1分) |
| 登録選手 | 142人 |
| チームの軸 | 葛西倖生・知念琉月・仲程雄海・大野巧成 |
中央学院大学野球部の2026年戦力総評
チーム総評|4勝7敗1分でリーグ5位
2026年春の中央学院大学は4勝7敗1分で、6校中5位に終わりました。2回戦総当たりの勝ち点制リーグを、負け越しで終えた春となっています。
勝ち点を挙げたのは、城西国際大学と千葉商科大学との2カードだけでした。下位に沈んだ相手には力を示しましたが、上位には及びませんでした。
優勝した国際武道大学には2連敗し、東京情報大学と千葉経済大学にも負け越しました。上位3校との対戦で、はっきりと差をつけられた春です。
とりわけ国際武道大学との2戦目は0対10の6回コールド負けを喫しました。王者との地力の差を突きつけられる、苦い一戦になっています。
それでも大所帯らしく、試合を重ねるごとに打線は上向いていきました。若い投手陣も経験を積み、秋への手応えは十分に残しています。
名門にとって5位は不本意な順位で、秋の巻き返しが求められます。地力のあるチームだけに、上位返り咲きへの期待は小さくありません。
明治神宮を制した大学日本一の歴史
中央学院大学は、全国の頂点に立った経験を持つ数少ない大学です。2021年の明治神宮大会を制し、大学日本一の座に輝いています。
その神宮では初戦から7対1、6対2、9対8と勝ち上がり、頂点をつかみました。千葉の大学が全国の主役となった、記念すべき優勝でした。
2016年には全日本大学野球選手権でも準優勝を果たしています。決勝までの4試合を勝ち抜いた実力は、全国でも十分に通用しました。
全日本には過去8回出場し、2010年にはベスト8まで勝ち進んでいます。千葉を代表して全国で戦い続けてきた、伝統ある強豪です。
こうした輝かしい歴史が、チームの大きな誇りであり原動力になっています。名門の看板に恥じない戦いを、選手たちは常に求められています。
142人の大所帯を率いる菅原監督
チームを率いるのは菅原悦郎監督で、大所帯をまとめ上げています。登録142人という選手層の厚さは、千葉でも屈指の規模を誇ります。
選手は千葉の強豪だけでなく、全国から幅広く集まっているのが特徴です。地元の中央学院や成田に加え、沖縄や青森からも有望株が進んできます。
沖縄の興南や沖縄水産、青森の八戸工大一の出身者が主力に名を連ねます。福島の聖光学院など、各地の名門校からも選手が集まっています。
豊富な選手層は、長いリーグ戦を戦い抜くうえで大きな武器になります。競争の激しい環境が、一人ひとりの力を押し上げています。
この層の厚さを結果につなげられるかが、秋に向けた大きなテーマです。総合力の高さを、勝ち星の数へと変えていく戦いが続きます。
ドラフト候補・葛西倖生を擁する投打
チームの看板は、4年生の右腕・葛西倖生にほかなりません。侍ジャパンの大学代表候補にも選ばれた、全国区の実力を持つ投手です。
最速150キロの直球を武器に、2026年のドラフト候補にも名を連ねます。先発と救援のどちらもこなす、投手陣の絶対的な柱でした。
打線では、4年生でベストナインに輝いた知念琉月が中軸を担います。沖縄水産から進んだ右打者で、長打力のある勝負強い打撃が持ち味です。
3年生の遊撃手・仲程雄海も、興南出身の勝負強い打者として台頭しました。若い世代が力をつけ、秋以降のチームを引っ張っていきます。
4年生の葛西は卒業を控えますが、投打に残る戦力も豊富です。名門の看板を受け継ぐ選手が、次々と育ちつつあります。
| 打順 | 守備 | 選手 | 学年 |
|---|---|---|---|
| 1 | 左 | 比嘉誉人 | 4年 |
| 2 | 中 | 佐々木悠太 | 4年 |
| 3 | 遊 | 仲程雄海 | 3年 |
| 4 | 右 | 知念琉月 | 4年 |
| 5 | 一 | 広川陽大 | 3年 |
| 6 | DH | 渡邉聖翔 | 3年 |
| 7 | 三 | 貴田光将 | 2年 |
| 8 | 捕 | 葛西凜 | 4年 |
| 9 | 二 | 三田寺大吾 | 4年 |
中央学院大学野球部の投手陣を徹底分析
投手陣の柱は、4年生でドラフト候補の右腕・葛西倖生です。侍ジャパンの大学代表候補にも選ばれた、チームの看板選手にほかなりません。
弘前学院聖愛から進んだ本格派で、最速150キロの直球を武器にします。高校時代は打者としても4番を任された、身体能力の高い右腕です。
大学では先発を軸に、長いイニングを投げ切る安定感を培ってきました。奪三振を積み重ねながら試合をつくる、投手陣の絶対的な軸です。
関東地区大学野球選手権では、日本体育大学戦を無失点に抑えました。全国クラスの舞台でも通用する実力を、着実に示しています。
先発のもう一枚は、3年生の右腕・大野巧成が担いました。岩倉から進んだ右腕で、6回を自責点0に抑える好投を何度も見せています。
5月3日と4日の連戦では、いずれも6回前後を自責点0に抑えました。安定した先発として、葛西に次ぐ計算できる存在になっています。
リリーフでは、中村怜人が2回を無失点に抑えるなど安定感を見せました。石山伶偉や小幡拳志郎ら、継投を支える投手も顔をそろえます。
石山は東京情報大学戦で2回を無失点にまとめるなど、要所で力を発揮しました。連投を厭わない救援陣が、投手陣に厚みを加えています。
葛西は卒業しますが、3年生の大野が新たな柱として期待されます。若い投手が伸びれば、秋の投手陣は再び安定していくはずです。
▶ 好投手は2026年のドラフトでどう評価される?全国のドラフト候補を分析する「ドラフト候補研究所」でチェック
| 選手 | 学年 | 2026年春の主な成績 |
|---|---|---|
| 葛西倖生 | 4年 | 右腕・エース格・最速150キロ・侍ジャパン大学代表候補・2026年ドラフト候補・弘前学院聖愛出身 |
| 大野巧成 | 3年 | 右腕・先発の一角・6回自責点0の好投を複数・岩倉出身 |
| 中村怜人 | – | リリーフ・2回を無失点に抑える安定感 |
| 石山伶偉 | – | リリーフ・連投を支える救援陣の一角 |
中央学院大学野球部の野手陣を徹底分析
打線の中心は、4年生でベストナインに輝いた知念琉月です。沖縄水産から進んだ右打者で、4番として長打力を発揮しました。
5月2日の試合では本塁打を含む活躍を見せ、勝負強さを示しました。4月13日には4安打1打点と、打線を牽引する打棒を発揮しています。
1番から2番には、4年生の比嘉誉人と佐々木悠太が並びました。興南出身の比嘉と、中央学院出身の佐々木が打線に火をつけます。
佐々木は5月17日に5打数2安打と、複数試合で安打を積み重ねました。上位打線で出塁を続ける、切れ目のない攻撃の起点です。
3番に座る仲程雄海は、興南から進んだ3年生の遊撃手です。4月13日には5打数5安打と固め打ちし、勝負強い打撃で台頭しました。
5番の広川陽大も3年生で、専大松戸から進んだ勝負強い一塁手です。複数試合で3安打を放つなど、中軸として存在感を示しています。
8番の葛西凜は、八戸工大一から進んだ4年生の正捕手です。4月13日には5安打1本塁打4打点と、打てる捕手として気を吐きました。
2年生の貴田光将は、弘前学院聖愛から進んだ勝負強い三塁手です。下級生ながら三塁の定位置をつかみ、打線に厚みを加えています。
知念や比嘉ら4年生は抜けますが、仲程や広川ら3年生が中心に残ります。若い打線がさらに成長すれば、秋の得点力は高まっていきます。
▶ 全国トップクラスの選手はどんな評価?2026年ドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」はこちら
| 選手 | 守備 | 2026年春の主な役割 |
|---|---|---|
| 知念琉月 | 外野手(4年) | 4番・ベストナイン外野手・本塁打あり・沖縄水産出身 |
| 仲程雄海 | 内野手(3年) | 3番・遊撃・5打数5安打の固め打ち・興南出身 |
| 佐々木悠太 | 外野手(4年) | 2番・中堅・複数試合で安打を量産・中央学院出身 |
| 葛西凜 | 捕手(4年) | 正捕手・5安打1本塁打4打点の試合も・八戸工大一出身 |
| 広川陽大 | 内野手(3年) | 5番・一塁・複数安打を重ねる中軸・専大松戸出身 |
中央学院大学野球部のリーグ戦展望・優勝予想
秋のリーグ戦で中央学院大学が目指すのは、5位からの巻き返しです。名門にとって、この春の順位は決して満足できるものではありません。
最大の課題は、この春に負け越した上位3校の攻略にほかなりません。国際武道大学や東京情報大学を相手に、勝ち星を拾えるかが焦点です。
とりわけ王者・国際武道大学との2連敗は、大きな課題を残しました。0対10のコールド負けを喫した相手に、どこまで迫れるかが問われます。
投手陣はドラフト候補の葛西倖生が、引き続き先発の柱を担います。全国区の右腕がどれだけ勝ち星を積めるかが、上位進出の生命線です。
3年生の大野巧成が先発の一角として安定すれば、投手陣に厚みが出ます。若い投手が力をつければ、失点を抑える戦いが可能になります。
打線は4番の知念琉月を中心に、勝負強い打者がそろっています。3年生の仲程雄海や広川陽大ら、若い中軸の成長も鍵を握ります。
大学のリーグ戦は、春と秋を同じ顔ぶれで戦うのが基本になります。この春の経験を糧に、同じメンバーで秋の巻き返しを狙う戦いです。
下位の城西国際大学や千葉商科大学には、この春も勝ち点を挙げました。こうした相手を確実に叩くことが、上位進出への前提になります。
全国の頂点に立った名門としては、まず優勝争いへの復帰が目標です。神宮を制した誇りを胸に、秋の巻き返しへ注目が集まります。
| 順位 | 大学 | 勝敗 | 勝率 |
|---|---|---|---|
| 1 | 国際武道大学 | 8勝4敗 | .667 |
| 2 | 東京情報大学 | 7勝4敗 | .636 |
| 3 | 千葉経済大学 | 6勝4敗1分 | .600 |
| 4 | 城西国際大学 | 7勝5敗 | .583 |
| 5 | 中央学院大学 | 4勝7敗1分 | .364 |
| 6 | 千葉商科大学 | 2勝10敗 | .167 |
中央学院大学野球部の注目選手
葛西倖生(投手・4年)
最速150キロの直球を武器にする、4年生でドラフト候補の右腕です。侍ジャパンの大学代表候補にも選ばれた、チームの看板にほかなりません。
弘前学院聖愛から進み、先発と救援のどちらもこなす万能型です。長いイニングを投げ切りながら、奪三振を積み重ねる投球が持ち味です。
この春も9回を超える投球を連発し、投手陣の柱として君臨しました。プロ入りをかけた秋の投球に、大きな注目が集まります。
知念琉月(外野手・4年)
4番を打ち、ベストナインに輝いた4年生の主砲です。沖縄水産から進んだ右打者で、長打力のある勝負強い打撃が魅力です。
5月2日には本塁打を放つなど、勝負どころで一発を期待できる打者です。4月13日の4安打1打点など、打線を牽引する場面も目立ちました。
4年生として、秋も打線の中心に座り続けることになります。この知念の打棒が、上位返り咲きの行方を大きく左右します。
仲程雄海(内野手・3年)
3番を打つ、興南から進んだ3年生の遊撃手です。4月13日には5打数5安打の固め打ちを見せ、勝負強い打撃で台頭しました。
広い守備範囲を誇る遊撃の守りでも、チームを支える存在です。攻守の要として、若いチームの中心を担っています。
3年生として、秋もチームの軸を務める重要な選手です。この仲程の成長が、打線の得点力を大きく引き上げます。
大野巧成(投手・3年)
葛西に次ぐ先発の一角を担った、3年生の右腕です。岩倉から進み、6回を自責点0に抑える好投を何度も見せました。
5月の連戦では、いずれも6回前後を自責点0に抑えています。安定した先発として、投手陣に落ち着きをもたらしました。
葛西が卒業する秋は、新たな柱としての活躍が期待されます。この大野が先発で一本立ちすれば、投手陣は再び安定します。
佐々木悠太(外野手・4年)
2番を打つ、中央学院から進んだ4年生の外野手です。5月17日には5打数2安打と、複数試合で安打を積み重ねました。
上位打線で出塁を続ける、切れ目のない攻撃の起点になります。中堅の守りでも、広い範囲をカバーしてチームを支えました。
4年生として、秋も打線を牽引する存在になります。この佐々木が塁に出れば、中軸の得点機会は着実に広がります。
全国のドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」では、有力選手のスカウト評価や指名予想を詳しく紹介しています。

中央学院大学の基本情報
- 所在地:千葉県我孫子市
- 設置:私立
- 所属リーグ:千葉県大学野球連盟(1部)
- 監督:菅原悦郎
- 部員:2026年の登録は142人
- 2026年春の成績:5位(4勝7敗1分)
- 主なOB:橋本星哉(ヤクルト)・度会博文(ヤクルト)・秋吉亮(ヤクルト)・古田島成龍(オリックス)
中央学院大学は千葉県我孫子市に校舎を構える私立大学です。硬式野球部は千葉県大学野球連盟の1部リーグに所属しています。
この連盟は6校が2回戦総当たりで争う、勝ち点制のリーグ戦です。春の優勝校は全日本大学野球選手権への出場権を手にします。
中央学院大学は、その全国舞台で輝かしい成績を残してきた名門です。2021年には明治神宮大会を制し、大学日本一に輝いています。
全日本大学野球選手権にも8回出場し、2016年には準優勝を果たしました。千葉を代表して全国で戦い続けてきた、伝統ある強豪です。
プロ野球では、捕手の橋本星哉が2022年にドラフト1位でヤクルトへ進みました。度会博文もヤクルトで活躍した、チームの誇るOBです。
度会博文は、DeNAで活躍する度会隆輝の父としても知られています。秋吉亮はWBCの日本代表にも選ばれた、実績あるリリーフ投手です。
右腕の古田島成龍も、2023年にドラフト6位でオリックスへ進みました。プロへの道が開けた環境が、選手の大きな目標になっています。
選手は地元千葉の強豪に加え、沖縄や青森からも幅広く集まります。全国から有望株を迎え、厚い選手層を築いているチームです。
中央学院大学野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 中央学院大学はどのリーグに所属していますか?
A. 千葉県大学野球連盟に所属しています。6校が2回戦総当たりで争う連盟で、中央学院大学はその1部リーグに名を連ねています。
Q. 2026年春のリーグ戦の成績はどうでしたか?
A. 4勝7敗1分で5位でした。城西国際大学と千葉商科大学に勝ち点を挙げましたが、上位3校には負け越しています。
Q. 全国大会での実績はありますか?
A. あります。2021年に明治神宮大会を制して大学日本一に輝き、2016年には全日本大学野球選手権で準優勝を果たしました。
Q. プロ野球選手を出していますか?
A. 出しています。橋本星哉がヤクルトへドラフト1位で入団したほか、度会博文や秋吉亮、古田島成龍らがプロで活躍しました。
Q. 2026年春に活躍した選手は誰ですか?
A. ドラフト候補の右腕・葛西倖生が投手陣を支えました。ベストナインの知念琉月や3年生の仲程雄海も、打線を引っ張っています。
Q. 秋の目標は何ですか?
A. 5位からの上位返り咲きです。この春に負け越した上位3校を攻略し、名門らしい優勝争いへの復帰を目指します。
中央学院大学野球部のまとめ
2026年春の中央学院大学は4勝7敗1分で、リーグ5位に終わりました。名門にとっては不本意な順位で、秋の巻き返しが求められます。
それでもドラフト候補の葛西倖生や、ベストナインの知念琉月ら好選手を擁します。2021年の神宮優勝など、全国制覇の歴史を持つ強豪です。
大学のリーグ戦は、春と秋を同じ顔ぶれで戦うのが基本になります。3年生の仲程雄海や大野巧成ら、若い戦力の成長も鍵を握ります。
上位3校の攻略が、秋の上位返り咲きへの絶対条件になります。名門の誇りを胸に、秋の巻き返しへさらなる成長が期待されます。
▶ 2026年ドラフト候補のスカウト評価・指名予想を深掘り!「ドラフト候補研究所」はこちら




コメント