関甲新学生野球連盟の1部で戦う関東学園大学は、全日本大学野球選手権に2度出場した歴史を持つ群馬・太田市の私立大学です。
2026年春は6勝8敗の6位でしたが開幕で2位の白鷗大学を撃破する地力を見せ、得点はリーグ3位で打線には4本塁打の主砲もいます。
4年生がわずか4人で主力の多くが3年生以下という若いチームで、主砲もエースも残る秋は上位進出をうかがう存在です。
この記事では関東学園大学野球部の2026年の戦力を投手陣・野手陣から分析し、リーグ戦の展望や注目選手までを紹介します。
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まずは2026年の関東学園大学の現在地を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 2026年の関東学園大学 |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県太田市 |
| 設置 | 私立 |
| 2026年春の成績 | 関甲新1部 6位(6勝8敗・勝率.429) |
| 登録選手 | 101人 |
| チームの軸 | 松浦悠馬・渡邉綾太・安藤聖流・富永渉 |
関東学園大学野球部の2026年戦力総評
チーム総評|6勝8敗でリーグ6位
2026年春の関東学園大学は6勝8敗の勝率.429でリーグ6位に入り、8チームによる2回戦総当たりの勝率制を勝ち越しまであと一歩で終えました。
特筆すべきは得点69がリーグ3位の多さだったことで、優勝した上武大学と2位の白鷗大学に次ぐ得点力を誇りました。
一方で失点98はリーグでもワースト2番目の多さで、打てば取り返すが守り切れないという課題が数字に表れています。
得点はリーグ有数で失点もリーグ有数という振れ幅の大きいチームで、打ち勝つ試合と打ち負ける試合がはっきり分かれた春でした。
下位の作新大学や常磐大学には強くてこの2校とのカードは4戦全勝でしたが、上位の上武大学や平成国際大学には大差で敗れる試合が目立ちました。
打線の破壊力を生かしつつ失点をどう減らすかが浮上のカギで、守りが安定すれば上位進出は決して遠い目標ではありません。
開幕で2位・白鷗を倒した地力
この春の関東学園大学を象徴するのが開幕戦の白鷗大学戦で、4月5日に最終的に2位となる強豪を3対2で破りました。
富永渉の本塁打で先手を取ってエースの渡邉綾太が完投して逃げ切り、上位校を相手に投打がかみ合えば勝てる地力を示した一戦でした。
この開幕からの白星はチームにとって大きな自信になり、強打の白鷗大学を2失点に抑えた守りは本来の力の高さを物語っています。
もっとも翌日の再戦では17対3と打ち込まれて大敗を喫し、好不調の波の大きさがそのまま順位に表れた形になりました。
白鷗大学から挙げた1勝をいかに安定して積み上げるかが今後の課題で、地力の高さを結果に結びつける戦いが秋に求められます。
4年生わずか4人の若いチーム
関東学園大学の最大の特徴はチームの圧倒的な若さにあり、2026年春の登録101人のうち卒業を控える4年生はわずか4人でした。
3年生19人、2年生21人、1年生22人と下級生が大半を占める構成で、主力の多くが3年生以下で秋以降もそのまま残ることになります。
5月24日の山梨学院大学戦の先発では4年生は柴田美海人ただ一人で、残る9人が3年生以下という極めて若いスタメンで勝利をつかみました。
主砲もエースも来季まで残るこの陣容は大きな強みにほかならず、積み上げたチームがそのまま成熟すれば上位進出の芽は十分にあります。
群馬の関東学園大付など系列校からの内部進学組も骨格を担い、常磐や桐生第一など北関東の高校からも幅広く選手が集まっています。
主砲・松浦悠馬とエース・渡邉綾太
打線の中心は3年生で主砲の松浦悠馬にほかならず、この春は打率.373に4本塁打、10打点と圧倒的な成績を残しました。
OPS1.094という数字が松浦の打撃の破壊力を物語っており、矢板中央から進んだ右の強打者はこの春のリーグ表彰も受けました。
投手陣を引っ張るのが3年生でエースの渡邉綾太で、開幕の白鷗大学戦を完投勝利で飾るなど2完投1完封の内容を残しています。
28イニングで23奪三振、WHIP1.25と走者を出さない安定感は抜群で、この主砲とエースがそろって残る秋はチームの大きな二本柱になります。
2人はいずれも3年生で最終学年となる来季までチームを支え、核となる選手が明確なことが若いチームの大きな安定感です。
| 打順 | 守備 | 選手 | 学年 |
|---|---|---|---|
| 1 | 遊 | 安藤聖流 | 2年 |
| 2 | DH | 柴田美海人 | 4年 |
| 3 | 三 | 生田目和武 | 1年 |
| 4 | 一 | 松浦悠馬 | 3年 |
| 5 | 右 | 吉村遥喜 | 2年 |
| 6 | 左 | 小林凌大 | 2年 |
| 7 | 二 | 勅使川原輝 | 2年 |
| 8 | 捕 | 野口壮 | 3年 |
| 9 | 中 | 間庭遥斗 | 3年 |
関東学園大学野球部の投手陣を徹底分析
投手陣は3年生のエース渡邉綾太を軸に組み立てられ、福島成蹊から進んだ右腕で春は5試合に登板しました。
渡邉は2完投1完封と長いイニングを投げ切る力が持ち味で、28イニングで23奪三振を奪ってWHIP1.25と安定した内容を残しました。
開幕の白鷗大学戦では完投勝利を挙げて2対0の接戦をものにし、エースがマウンドに立つ試合の信頼感はチームの支えになっています。
先発の柱をもう一枚担ったのが3年生の須藤晃成で、小山南から進んだ右腕は8試合に登板してうち7試合で先発を務めました。
須藤は本大会最多の34イニングを投げて先発ローテを支え、渡邉と須藤という3年生の2枚が投手陣の中心を担っています。
この渡邉と須藤の2人が来季まで残ることは投手陣にとって大きな安心材料で、経験を積んだ先発が並ぶ強みを秋も生かしたいところです。
1年生右腕の岩木聡志も25イニングを投げて1勝を挙げ、栃木工から進んだルーキーは早くも先発の一角に食い込んでいます。
救援では2年生の中里颯太らが勝ち試合の中盤から終盤を担い、若い投手が役割を分け合って継投で試合をつないでいます。
課題は失点98というリーグでも多い数字をどう減らすかで、上位校に大差で敗れた試合をなくすことが浮上の絶対条件です。
エースを軸にした投手陣が安定すれば打線の破壊力が一気に生きてきて、得点力に見合う守りを築けるかに秋の成績が大きくかかっています。
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| 選手 | 学年 | 2026年春の主な成績 |
|---|---|---|
| 渡邉綾太 | 3年 | 右腕・エース・2完投1完封・28回23奪三振・福島成蹊出身 |
| 須藤晃成 | 3年 | 右腕・8登板7先発・本大会最多34イニング・小山南出身 |
| 岩木聡志 | 1年 | 右腕・25イニング・1勝・栃木工出身 |
| 中里颯太 | 2年 | 救援・中盤から終盤を担う・常磐出身 |
関東学園大学野球部の野手陣を徹底分析
打線は得点69がリーグ3位という破壊力が最大の武器で、3年生の主砲・松浦悠馬を中心に上位から下位まで切れ目がありません。
松浦は打率.373に4本塁打、10打点と群を抜く成績を残し、OPS1.094はリーグでも屈指の数字にほかなりません。
1番を打つ2年生の遊撃手・安藤聖流も打率.400と抜群の出塁力を誇り、関東学園大付から進んだ内野手はこの春のリーグ表彰も受けています。
3番以降には2年生の富永渉が長打力で存在感を放ち、185センチの大型外野手は日大東北から進んで.300に1本塁打を記録しました。
富永は開幕の白鷗大学戦で本塁打を放つなど勝負どころで一発があり、二塁打や三塁打も多く長打で得点を生み出す打者です。
5番を打つ2年生の吉村遥喜も打率.375と好調を維持し、開志学園から進んだ打者は中軸に続く上位打線を支えました。
1年生の生田目和武も打率.438と鮮烈なデビューを飾り、日大東北から進んだ内野手は早くもスタメンに定着しています。
捕手は3年生の野口壮や城代優正が担って若い投手陣をリードし、守備の要にも上級生が残って経験を積んでいます。
主砲の松浦をはじめ中軸の多くが3年生以下という若さが強みで、この打線がそのまま成熟すれば得点力はさらに高まるはずです。
2年生トリオの安藤、富永、吉村が上位打線の主軸に定着したことも大きな収穫で、打のチームとして秋はさらなる得点力の向上が期待されます。
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| 選手 | 守備 | 2026年春の主な役割 |
|---|---|---|
| 松浦悠馬 | 内野手(3年) | 主砲・打率.373・4本塁打・10打点・矢板中央出身 |
| 安藤聖流 | 内野手(2年) | 1番・打率.400・この春の表彰選手・関東学園大付出身 |
| 富永渉 | 外野手(2年) | 185センチ・.300・本塁打あり・日大東北出身 |
| 吉村遥喜 | 外野手(2年) | 5番・打率.375・開志学園出身 |
| 生田目和武 | 内野手(1年) | 打率.438・スタメンに定着・日大東北出身 |
関東学園大学野球部のリーグ戦展望・優勝予想
秋のリーグ戦で関東学園大学が目指すのは勝ち越しての上位進出で、6勝8敗という春の結果を5割以上へと押し上げたいところです。
最大の武器はリーグ3位の得点力を誇る強力打線にほかならず、主砲の松浦悠馬を中心に秋も高い得点力が期待できます。
主砲の松浦、安藤聖流、富永渉、吉村遥喜と中軸の多くが3年生以下で、この打線がそのまま残ることは上位進出への大きな追い風です。
課題はリーグでも多い失点98をどう減らすかにあり、上位校に大差で敗れた試合を減らすことが浮上の絶対条件になります。
エースの渡邉綾太と須藤晃成が3年生として残るのは大きな安心材料で、この先発2枚に1年生の岩木聡志が加われば投手陣は厚みを増します。
投手陣が安定して失点を抑えれば打線の破壊力は一気に生きてきて、打ち勝つだけでなく守り勝つ試合を増やせるかが問われる秋です。
春に2連勝した作新学院大学とのカードは秋も勝ち点を計算したい相手で、同じ北関東のライバルとして確実に叩いておきたいところです。
下位校を確実に叩いて中位以上の相手にも食らいつくことが目標で、開幕で白鷗大学を倒した地力があれば上位進出も夢ではありません。
王者・上武大学をはじめとする上位校との差はまだ小さくありませんが、それでも主力がほぼ全員残るチームには伸びしろという武器があります。
全日本大学野球選手権に2度出場した歴史を持つ伝統ある実力校で、積み上げた若いチームが成熟すれば上位争いに加わる力は十分にあります。
| 順位 | 大学 | 勝敗 | 勝率 |
|---|---|---|---|
| 1 | 上武大学 | 13勝1敗 | .929 |
| 2 | 白鷗大学 | 11勝3敗 | .786 |
| 3 | 平成国際大学 | 10勝4敗 | .714 |
| 4 | 松本大学 | 7勝7敗 | .500 |
| 5 | 山梨学院大学 | 7勝7敗 | .500 |
| 6 | 関東学園大学 | 6勝8敗 | .429 |
| 7 | 作新学院大学 | 1勝13敗 | .071 |
| 8 | 常磐大学 | 1勝13敗 | .071 |
関東学園大学野球部の注目選手
松浦悠馬(内野手・3年)
打率.373に4本塁打、10打点をマークした3年生の主砲で、矢板中央から進んだ右の強打者はこの春のリーグ表彰も受けました。
OPS1.094という傑出した数字が松浦の打撃の破壊力を物語っており、勝負どころで一発を放つ長打力は打線の最大の武器になります。
3年生として秋も打線の中心に座り続けることになり、この松浦の打棒が上位進出の行方を大きく左右します。
渡邉綾太(投手・3年)
2完投1完封と投手陣を力強く引っ張った3年生のエースで、福島成蹊から進んだ右腕は開幕の白鷗大学戦を完投で締めました。
28イニングで23奪三振、WHIP1.25と安定感は抜群で、長いイニングを投げ切るスタミナが渡邉の最大の武器になります。
3年生として秋も投手陣の絶対的な柱を担い続けることになり、このエースが試合をつくれば打線の力が存分に生きてきます。
安藤聖流(内野手・2年)
1番を打って打率.400をマークした2年生の内野手で、関東学園大付から進んでこの春のリーグ表彰も受けました。
抜群の出塁力で4番の主砲・松浦へと得点機会をつなぎ、走攻守にバランスの取れたチームに欠かせない存在です。
2年生としてこれからの成長が最も楽しみな選手の一人で、この安藤が塁に出れば打線の得点力は着実に高まります。
富永渉(外野手・2年)
185センチの体格から長打を放つ2年生の大型外野手で、日大東北から進んで打率.300に本塁打を記録しました。
開幕の白鷗大学戦で本塁打を放つなど勝負どころで一発があり、二塁打や三塁打も多く長打で得点を生み出す打者です。
2年生として秋以降は中軸を担う存在として期待されており、この富永が本格化すれば打線の破壊力はさらに増します。
岩木聡志(投手・1年)
1年目から25イニングを投げて1勝を挙げた期待の右腕で、栃木工から進んで早くも先発の一角に食い込みました。
1年生ながら物おじしない投球で勝ち試合をつくり、エースの渡邉に続く先発として成長が期待されています。
下級生の多い投手陣にあって将来の柱と目される存在で、この岩木が伸びれば先発の層はさらに厚みを増します。
全国のドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」では、有力選手のスカウト評価や指名予想を詳しく紹介しています。

関東学園大学の基本情報
- 所在地:群馬県太田市藤阿久町
- 設置:私立(1976年開学)
- 所属リーグ:関甲新学生野球連盟(1部)
- コーチ:田名網雅也(青藍泰斗高出身)
- 部員:2026年の登録は101人
- 2026年春の成績:6位(6勝8敗・勝率.429)
- 全国大会:全日本大学野球選手権2回出場(1993年・1999年)
関東学園大学は群馬県太田市藤阿久町に校舎を構える私立大学で、経済学部を置く単科大学として1976年に開学しました。
硬式野球部は関甲新学生野球連盟の1部で戦う伝統ある実力校で、所属する連盟は関東と甲信越の大学が加盟するリーグになります。
春と秋に2回戦総当たりのリーグ戦を行う勝率制のリーグで、上位に勝ち進めば全日本大学野球選手権や明治神宮大会への道が開けます。
関東学園大学はその全日本大学野球選手権に2度出場した歴史を持ち、1993年には2回戦へ進んで全国でも一定の存在感を示してきました。
スタッフには青藍泰斗高出身の田名網雅也がコーチとして名を連ね、若い選手の育成を支えてチームづくりに力を注いでいます。
経済学部にはスポーツマネジメントのコースもあって部活動が盛んな環境で、選手は群馬の系列校をはじめ北関東の高校から幅広く集まっています。
2026年春の登録は101人で4年生わずか4人という若い構成で、下級生が大半を占めるこれからの成長が楽しみなチームです。
主砲の松浦悠馬やエースの渡邉綾太ら主力の多くが3年生以下で、積み上げた若いチームが秋以降の上位進出を狙っています。
関東学園大学野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 関東学園大学はどのリーグに所属していますか?
A. 関甲新学生野球連盟に所属しており、関東と甲信越の大学が加盟するこの連盟のなかで1部リーグに名を連ねています。
Q. 2026年春のリーグ戦の成績はどうでしたか?
A. 6勝8敗の勝率.429で6位となり、得点69はリーグ3位の多さで開幕では2位の白鷗大学を3対2で破りました。
Q. どんなチームですか?
A. 得点力に定評のある「打のチーム」で、得点はリーグ3位ながら失点も多く守りの整備が浮上のカギを握ります。
Q. チームの中心選手は誰ですか?
A. 3年生で主砲の松浦悠馬とエースの渡邉綾太が中心で、松浦は打率.373に4本塁打、渡邉は2完投1完封の成績を残しました。
Q. 全国大会に出たことはありますか?
A. 全日本大学野球選手権に2度出場した歴史があり、1993年には2回戦まで勝ち進んでいます。
Q. 秋の目標は何ですか?
A. 勝ち越しての上位進出を掲げ、主力がほぼ全員残る強みを生かして失点を減らし安定した戦いを目指します。
関東学園大学野球部のまとめ
2026年春の関東学園大学は6勝8敗の勝率.429でリーグ6位に入り、得点69はリーグ3位で開幕では2位の白鷗大学を破る地力を見せました。
主砲の松浦悠馬が打率.373に4本塁打、10打点と打線を力強く引っ張り、エースの渡邉綾太も2完投1完封と投打に軸のあるチームです。
4年生わずか4人という若い構成で主力の多くが秋以降も残り、課題の失点をどう減らすかが上位進出への絶対条件になります。
打のチームとして守りが安定すれば上位争いに加わる力は十分で、積み上げた若いチームが成熟する秋に大きな注目が集まります。
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