大阪府立香里丘高等学校は枚方市にある公立校で、甲子園にはまだ一度も出ていません。
それでも2026年の夏は、最速148キロの岡本翔斗が12球団のスカウトを枚方に呼び寄せました。
その岡本を含む14人が抜け、新チームは6人の下級生を土台にして動き出しています。
秋の初戦では9回にサヨナラ勝ちを収め、公立校らしい粘りをいきなり見せつけたのでした。
この記事では、香里丘高校野球部の新チームの戦力と、秋の大会の展望を詳しく紹介します。
\全国の逸材が勢ぞろい!/
香里丘高校野球部の2026年秋の戦力総評
2026年の香里丘高校野球部は、公立校としては異例の注目を浴びる一年を過ごしました。
最速148キロの右腕を擁し、大阪大会には12球団のスカウトが詰めかけたのでした。
その主役が抜けた新チームは、ここからもう一度チームの戦力を組み直す段階に入っています。
まずは2026年の歩みをあらためてたどりながら、新チームの現在地を確かめていきましょう。
| 大会 | 結果 |
| 2025年秋・大阪府予選 | 4回戦敗退(●3対4 浪速) |
| 2026年春・大阪府予選 | 4回戦敗退(●3対4 大商大堺) |
| 2026年夏・大阪大会 | 3回戦敗退(●1対3 関大北陽) |
| 2026年秋・大阪府予選 | 2回戦突破(○9対8 近大泉州) |
| 選手 | 学年 |
| 諏訪文哉 | 新3年 |
| 納悠馬 | 新3年 |
| 中原大空翔 | 新3年 |
| 伊藤悠生 | 新2年 |
| 遠藤貴宏 | 新2年 |
| 三島潤也 | 新2年 |
2026年夏を振り返る
夏の大阪大会で香里丘が最初に登場したのは、南港中央球場で行われた7月11日の2回戦でした。
相手の門真西を無得点に抑え、13対0の5回コールドで危なげなく勝ち上がりました。
この試合では2年生の諏訪文哉が6番打者として出場し、マウンドにも上がったのでした。
この2回戦では岡本翔斗の直球が146キロを計測し、球場を大きくどよめかせています。
続く7月16日の3回戦では、春の府大会準優勝の関大北陽と同じ球場で対戦しました。
エースの岡本翔斗は8回を129球で投げ抜き、被安打7、3失点、11奪三振という内容でした。
打線は9回にようやく1点を返すのが精一杯となり、1対3で夏の戦いに幕を下ろしました。
新チームに残る顔ぶれ
夏にベンチ入りした20人のうち14人が3年生で、新チームに残るのは6人だけでした。
その内訳は新3年生が3人と新2年生が3人で、大阪でもかなり若い顔ぶれになります。
投手では諏訪文哉と中原大空翔の2人が残り、夏のマウンド経験が引き継がれています。
野手は外野の納悠馬、内野の伊藤悠生、捕手の三島潤也という3人が中心となるでしょう。
さらに180センチ93キロの遠藤貴宏が外野に控え、打線の迫力を担う存在になります。
残っている人数は少ないものの、その全員が公式戦のベンチを経験してきた選手ばかりです。
大阪の中での立ち位置
大阪は180校を超える参加校がひしめく、全国でも屈指の激戦区として知られています。
大阪桐蔭や履正社をはじめとして、私学の強豪が上位を占める構図は長く変わっていません。
2026年の夏も2回戦から登場し、3回戦で春の準優勝校に当たる組み合わせでした。
その中で香里丘は、2025年の秋も2026年の春もともに4回戦まで勝ち進みました。
春は1回戦で関西創価を6対4で下し、3回戦では泉陽を12対2で大きく突き放しています。
4回戦で大商大堺に3対4と惜敗し、あと一歩で府のベスト16に届かなかったのでした。
公立勢の中では確実に上位へ位置しており、私学の強豪を追う立場を保ち続けています。
\最速148キロの右腕/
香里丘高校野球部の投手陣を徹底分析
新チームの投手陣は、夏を戦った2年生の2人がそのまま柱として残る形になりました。
最速148キロの岡本翔斗が抜ける穴は、当然ながら簡単に埋まるものではありません。
それでも2人はすでに公式戦のマウンドを踏んでおり、実戦の空気を肌で知っています。
まずは新しいエース候補である諏訪文哉から、投手陣の顔ぶれを順に見ていきましょう。
新エース候補の諏訪文哉
諏訪文哉は竹の内ファイターズの中学部の出身で、178センチ60キロの本格派の右腕です。
夏は背番号3をつけ、投手としても内野手としても起用される貴重な二刀流の選手でした。
2回戦の門真西戦では6番打者として先発し、試合の途中からマウンドにも上がっています。
3回戦の関大北陽戦では6番一塁に入り、岡本翔斗の投球を野手として支え続けました。
打っても守っても投げても計算できる点が、この選手の最大の持ち味と言えるでしょう。
秋はエースの番号を背負い、チームの中心として新しい一年を戦い抜くことが期待されます。
中原大空翔と投手陣の層
中原大空翔は背番号11をつけていた右腕で、170センチ58キロの体格になります。
体は決して大きくありませんが、夏の大阪大会でベンチ入りを勝ち取った実績があります。
諏訪文哉との2人でどこまで試合を作れるかが、秋の香里丘を左右する大きな鍵でしょう。
香里丘は夏の2回戦において、複数の投手をつないで門真西を無得点に抑えてみせました。
岡本ひとりに頼り切らない継投の形は、実はこの夏のうちにすでに試されていたのです。
ここに新戦力の台頭が加われば、投手陣はさらに厚みを増していくにちがいありません。
卒業する岡本翔斗が残したもの
岡本翔斗は1年生の夏から背番号1を背負い、3年の間ずっとチームの柱であり続けました。
中学時代は軟式で球速120キロ前後だった選手が、最速148キロまで到達したのです。
50メートル走は6秒6という俊足で、3番打者としても打線を引っ張っていたのでした。
入学した時点で50キロ台後半だった体重は、卒業を前にして75キロまで増えていたのでした。
7月16日の関大北陽戦には、12球団から30人を超えるスカウトが視察に訪れました。
試合の後には今秋のプロ志望届の提出を明言し、さらに大きな注目を集めることになります。
香里丘からプロ野球選手が生まれれば、後輩たちにとってこれ以上ない目標になるでしょう。
\右腕のドラフト評価は?/
香里丘高校野球部の野手陣を徹底分析
野手陣は夏の主力がほぼ入れ替わり、新しい顔ぶれで一から作り直すことになりました。
3回戦のスタメンのうち新チームに残るのは、諏訪文哉と伊藤悠生のわずか2人だけです。
守備の中心も打線の中軸も、ここからあらためて決め直していく段階と言えるでしょう。
それだけに秋の大会というものは、若い選手たちにとって絶好の試運転の舞台になっていきます。
| 回戦 | 対戦相手 |
| 1回戦 | 関西創価 |
| 2回戦 | 金剛 |
| 3回戦 | 泉陽 |
| 4回戦 | 大商大堺 |
内野の中心となる伊藤悠生
伊藤悠生は大東畷ボーイズの出身で、173センチ60キロの右投げ左打ちの内野手です。
1年生ながら夏の大阪大会でベンチ入りを果たし、背番号14をしっかり与えられていました。
7月16日の3回戦では7番二塁で先発し、1年生として堂々と守備についていたのでした。
新チームでは内野の要として、守備でも打線でも中心を担うことが求められていきます。
左打ちの巧打者として、1番や2番といった上位打線を任される可能性もあるでしょう。
まだ新2年生になったばかりで、これから力をつけていく余地も十分に残されています。
外野と捕手の顔ぶれ
外野には納悠馬と遠藤貴宏という、まったくタイプの異なる2人の選手が残されています。
納悠馬は173センチ60キロの右投げ右打ちで、夏は背番号7をつけていたのでした。
遠藤貴宏は180センチ93キロという堂々とした体格で、長打が大いに期待されます。
捕手は三島潤也がただ1人だけ残っており、正捕手の座を任される流れになるでしょう。
176センチ68キロの体格で、右投げ両打ちというめずらしいタイプの捕手になります。
経験の浅さは否めませんが、秋の実戦を通じて一気に成長していくにちがいありません。
打線の課題と伸びしろ
夏の3回戦で香里丘が奪えた得点は、9回にようやく挙げたわずか1点だけだったのでした。
その一方で2回戦では門真西から13点を奪い、打線の破壊力もしっかりと見せつけています。
春には泉陽に12対2、金剛には10対0と、二桁得点の試合がいくつも並んでいたのでした。
秋の初戦でも近大泉州から9点を奪っており、打つ力そのものは決して低くありません。
その中心にいた3年生が抜けるだけに、得点力の再構築が秋の最大のテーマになっていきます。
遠藤貴宏の長打力と伊藤悠生の巧打が、新しい打線の柱として大いに期待されるでしょう。
ここに諏訪文哉の打棒が加われば、上位から下位まで切れ目のない打線が見えてきます。
\右腕の成績をグラフで!/
\注目選手の実力は?/
香里丘高校野球部の秋の大会展望
2026年の秋季大阪大会は、8月29日に開幕して10月4日まで戦いが続いていきます。
香里丘は2回戦から登場し、近大泉州との初戦を9対8で競り勝って好調に滑り出しました。
1回と2回で3対8とリードを許しながら、最後は9回にサヨナラで勝ち切った一戦でした。
この粘り強さこそが、新チームにとって最初に手にすることのできた大きな財産でしょう。
秋季大阪大会の戦い方
大阪の秋は上位3校が近畿大会へ進むため、まずは府のベスト4が最初の大きな関門です。
香里丘は2025年の秋も4回戦まで勝ち進み、浪速に3対4と惜しくも敗れていました。
同じ近大泉州との初戦を2年続けて突破したことも、地力の証明と言ってよいでしょう。
初戦の相手だった近大泉州は、大阪の甲子園出場校の一覧にも名を連ねている私学です。
まずは4回戦の壁を破り、府のベスト8へ足を踏み入れることが現実的な目標になります。
そのためには先発の枚数をそろえ、失点を4点以内に抑える堅い試合運びが欠かせません。
若いチームだけに、試合を重ねるごとに強くなっていく伸びしろは十分に残されています。
近畿大会への道のり
大阪と兵庫の2つの府県は毎年3校が秋季近畿大会へ進める、恵まれた枠を持っています。
2026年の秋季近畿大会は京都府で開かれ、わかさスタジアム京都が主会場になります。
日程は10月17日から11月1日までで、6つの府県の代表が集う大舞台になるでしょう。
この近畿大会でベスト4まで勝ち上がれば、翌春のセンバツが一気に現実味を帯びてきます。
近畿地区にはセンバツの一般選考枠が6つ与えられ、他の地区よりも門戸は広いのです。
甲子園に出たことのない香里丘にとって、この道のりは決して手が届かない話ではありません。
来年の夏に向けて
秋の戦いというものは、来年の春そして夏へとつながる土台づくりの大切な時間になります。
香里丘は2026年の春も4回戦まで勝ち進み、大商大堺に1点差で屈する悔しさを味わったのでした。
あと1勝という場面をこれまで何度も経験してきたことは、決して小さくない財産です。
その悔しさを間近で見てきた下級生たちが、いよいよチームの前面に立つ番を迎えました。
岡本翔斗という大黒柱がいた時代から、全員の力で守り抜く時代への移行になるでしょう。
その変化がうまく進んでいけば、香里丘は公立校として新しい歴史を刻んでいくはずです。
| 項目 | 内容 |
| 秋季大阪大会 | 8月29日から10月4日 |
| 近畿大会への枠 | 上位3校 |
| 秋季近畿大会 | 10月17日から11月1日・京都府開催 |
| センバツ近畿枠 | 6 |
\スカウト評価と指名予想は?/
香里丘高校野球部の注目選手
ここからは新チームの中心になると見られる5人を、順番に詳しく取り上げていきます。
いずれも夏の大阪大会でベンチ入りを果たしている、実戦の経験がある選手ばかりでした。
諏訪文哉(新3年・投手)
竹の内ファイターズの中学部で育った、178センチ60キロの右投げ右打ちの投手です。
夏は背番号3を託され、投手としても内野手としても大阪大会でチームを支え続けました。
門真西との2回戦では6番打者として出場し、リリーフでマウンドにも上がったのでした。
新チームではエースと打線の中軸を兼ねる、二刀流としての大きな活躍が待たれています。
中原大空翔(新3年・投手)
170センチ58キロと小柄ながら、夏の大阪大会でベンチ入りを勝ち取った右腕です。
背番号11を背負い、岡本翔斗のうしろに控える投手として夏の大会を過ごしてきました。
諏訪文哉とともに、新チームの投手陣を二枚看板として引っ張っていく立場になるでしょう。
これから体をつくり直して球速が伸びれば、大阪の中でも面白い存在になっていきます。
伊藤悠生(新2年・内野手)
大東畷ボーイズの出身で、173センチ60キロという右投げ左打ちの内野手になります。
1年生の夏に背番号14でベンチ入りを果たし、3回戦では7番二塁で先発を務めました。
関大北陽との大一番を1年生で経験したことは、大きな自信になったにちがいありません。
左打ちの巧打者として、新チームでは上位打線を任される可能性も十分に残されています。
三島潤也(新2年・捕手)
176センチ68キロの体格を持ち、右投げ両打ちというめずらしいタイプの捕手になります。
夏は背番号20でベンチに入り、先輩の投手たちの投球を間近で見つめ続けてきたのでした。
新チームに残っている捕手は三島ただ1人で、正捕手の座はほぼ約束されたようなものです。
投手陣の若さを考えれば、扇の要としての成長がチームの成績を大きく左右していきます。
遠藤貴宏(新2年・外野手)
180センチ93キロという堂々とした体格が、この選手の何よりの持ち味になります。
夏は背番号17でベンチ入りを果たし、1年生ながら大阪大会の空気を味わってきました。
打席で見せる飛距離は新チームでも屈指で、長打の期待が最も大きな存在と言えるでしょう。
守備や走塁の精度が上がってくれば、打線の中軸に座る日もそう遠くはないと思われます。
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大阪府立香里丘高等学校の基本情報
香里丘高等学校は大阪府枚方市の東中振に校舎を構える、大阪府立の共学校になります。
京阪本線の光善寺駅から東へおよそ1.2キロ、歩いておよそ15分ほどの距離になります。
ここからは学校の沿革と野球部のこれまでの歩みを、あらためて整理しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
| 正式名称 | 大阪府立香里丘高等学校 |
| 所在地 | 大阪府枚方市東中振二丁目18番1号 |
| 開校 | 1980年4月1日 |
| 学科 | 普通科(アクティブ専門コース併設) |
| 監督 | 河本拓也 |
| 甲子園出場 | なし |
| 2026年夏のベンチ入り | 20人 |
学校の沿革と特色
香里丘高等学校が大阪府の条例によって設置されたのは、1980年1月1日のことでした。
そして同じ年の4月1日に開校し、2026年で46年目の歴史をここまで重ねてきています。
校訓に掲げられているのは、堅忍不抜と好学叡知、そして和衷協同の3つの言葉でした。
2017年度からはアクティブ専門コースが加わり、音楽とスポルトの2つに分かれました。
アクティブ専門コースの設置によって、生徒の学びの選択肢はさらに広がったのでした。
卒業生には俳優の橋本さとしや作曲家の酒井格らが名を連ね、多彩な顔ぶれが並びます。
野球部の歩みと指導者
香里丘高校の野球部は、春も夏も甲子園への出場をこれまでに果たしたことがありません。
大阪府の甲子園出場校の一覧を確かめても、香里丘という校名は掲載されていないのでした。
チームを率いているのは、3年前にこの学校へ赴任してきた河本拓也監督という指導者です。
大阪市の出身で、高校は熊本の秀岳館、大学は愛知東邦大学の軟式野球部でプレーしました。
愛知の西春で5年間指導したのち、大阪府の採用試験を受けて府立校の教員になったのでした。
\数字で見る右腕の実力/
香里丘高校野球部に関するよくある質問
Q. 香里丘高校野球部は甲子園に出場したことがありますか?
A. 春も夏も甲子園への出場はなく、大阪府の甲子園出場校の一覧にも校名は載っていません。
府大会では2025年の秋と2026年の春に、いずれも4回戦まで勝ち進んでいました。
Q. 2026年の夏はどこまで勝ち進みましたか?
A. 2回戦ではまず門真西を13対0で下し、続く3回戦で関大北陽に1対3と敗れました。
エースの岡本翔斗が8回を投げ、11個もの三振を奪う力投を見せた試合になりました。
Q. 新チームには何人の選手が残りますか?
A. 夏にベンチ入りした20人のうち、新チームに残るのはわずか6人だけになります。
その内訳は新3年生が3人と新2年生が3人という、大阪の中でも指折りの若い構成でした。
Q. 新チームのエース候補は誰ですか?
A. 夏に背番号3をつけていた諏訪文哉が、まず新しいエース候補として挙げられます。
同じく2年生だった中原大空翔とともに、二枚看板を形づくっていくことになるでしょう。
Q. 秋の大会はいつ行われますか?
A. 秋季大阪大会は8月29日に開幕し、10月4日まで府内の各球場で行われています。
上位3校が秋季近畿大会へ進み、10月17日から京都府で熱戦が繰り広げられていきます。
\ドラフト候補を先取り!/
香里丘高校野球部のまとめ
2026年の香里丘は、最速148キロの岡本翔斗とともに大阪の夏を駆け抜けました。
12球団のスカウトが枚方の公立校に集まった光景は、多くの人の記憶に残るはずです。
その主役が卒業し、新チームは6人の下級生を土台として再出発することになったのでした。
秋の初戦では近大泉州に9対8のサヨナラ勝ちを収め、力強い一歩を踏み出しています。
諏訪文哉と中原大空翔の二枚看板が育っていけば、府の上位も決して夢ではありません。
甲子園という目標に向かって歩き出した若い香里丘を、これからも一緒に応援しましょう。




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