2026年の夏が終わり、名門・早稲田実業を破って西東京のベスト8まで勝ち上がった駒大高の新チームが、秋の戦いへと動き出しました。
準々決勝で創価に敗れた夏のベンチは20人のうち18人を3年生が占めており、この秋は大きな入れ替わりを伴う本格的な再建のスタートとなります。
この記事では、まず2026年夏の戦いを振り返ったうえで、秋に挑む新チームの戦力を投手陣・野手陣の両面から徹底的に分析します。
チームの現在地、秋の東京都大会の展望、注目選手までを詳しく紹介していくでしょう。
まずは秋へ向かう駒大高の新チームの姿を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 2026年秋の駒大高(新チーム) |
|---|---|
| チーム | 東京都世田谷区/私立・駒澤大学の附属校/登録50人 |
| 甲子園 | 春1回(1999年センバツ/1回戦を突破) |
| 2026年夏 | 西東京ベスト8(4回戦で早稲田実業を7-3撃破) |
| 2025年秋 | 東京都大会の2回戦で都立城東に3-6 |
| 新チームの課題 | 夏のベンチ20人のうち18人が卒業する大再建 |
| 新チームの軸 | 村社侑来(2年・内野)/菊池晃大(2年・投)/鈴木絢(2年・捕) |
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駒澤大学高校野球部の2026年秋・新チーム戦力総評
チーム総評|18人が抜ける大再建
駒大高は東京都世田谷区に本拠を置く私立校で、硬式野球部の登録人数は50人です。
東都の名門・駒澤大学の附属校として、内部進学で大学へ進む選手も多いのが特徴です。
2026年夏を終えてベンチ入り20人のうち18人を占めた3年生が抜け、新チームはほとんどの主力を入れ替えるところから再建を始めることになります。
チームを率いる川端教郎監督は捕手として母校でプレーしたのち駒澤大学へ進み、コーチと部長を経て監督に就いた駒大高一筋の生え抜きの指揮官です。
もっとも夏のベンチに下級生が少なかったのは3年生が強かったからで、春の東京都大会には2年生5人がベンチ入りして実戦の経験を積んでいました。
その5人と夏にベンチ入りした1年生捕手を合わせた6人が、秋の新チームの土台となって50人の部員を引っ張っていくことになります。
下の表は、新チームの中心となる主な下級生をまとめたものです。
| 選手 | 学年・守備 | 出身 |
|---|---|---|
| 村社侑来 | 2年・内野手 | 横浜青葉リトルシニア |
| 菊池晃大 | 2年・投手 | 横浜北リトルシニア |
| 高野雅久 | 2年・投手 | 世田谷南ボーイズ |
| 鈴木絢 | 2年・捕手 | 江東ライオンズ |
| 佐藤虎士郎 | 2年・外野手 | 湘南寒川リトルシニア |
| 深町虎之介 | 1年・捕手 | 川崎市立平間中 |
2026年夏の振り返り|早実撃破のベスト8
2026年夏の駒大高は西東京大会でベスト8まで勝ち上がり、2回戦で中大付を4対3で振り切ると、3回戦では法政を8対1と圧倒しました。
迎えた4回戦では、全国区の名門・早稲田実業をエースの完投で7対3と破りました。
中大付、法政、早稲田実業と大学の名を冠する3校を続けて撃破しての、8強入りでした。
準々決勝は7月20日に神宮球場で行われ、優勝候補の創価を相手に2回と3回で計6点を失う苦しい立ち上がりとなりました。
先発の河井耀生が2回を投げたあと広瀬憲聖と山本拓弥が6回を継投し、4回以降は創価を無得点に封じる粘りを見せています。
打線も4回に2点、6回に1点を返しましたが序盤に生まれた点差は最後まで届かず、3対6で敗れて駒大高の夏は8強で幕を閉じました。
勝てば甲子園まであと2勝という舞台まで進んだ2026年の夏は、駒大高にとって長く記憶に残る戦いとなりました。
東京での評価|伝統と実績のある私学
駒大高は1999年のセンバツに出場した実績を持つ東京でも歴史のある私学で、その大会では1回戦で3対2と競り勝ち、2回戦は7対9で敗れています。
OBには西武ライオンズで抑えとして活躍し、のちに中日ドラゴンズの監督も務めた森繁和がおり、聖地とプロの両方に届いた歴史を持っています。
東京には早稲田実業や日大三、創価といった全国区の強豪がひしめいており、その中で名門を破ってベスト8に進んだ事実は駒大高の力を示すものでした。
主力が大きく入れ替わっても、附属校としての安定した土台の上で腰を据えたチームづくりを進められる点は、秋以降も変わらない駒大高の強みです。
駒澤大学高校野球部の投手陣を徹底分析
エースが抜けた投手陣
新チームの投手陣は、2026年夏に西東京のベスト8を支えたマウンドの顔ぶれがそろって卒業するところからの再出発となります。
夏のエースは背番号1の山本拓弥で、海老名リトルシニア出身の右投げ左打ち、大会を通じて防御率0点台の安定感を見せました。
4回戦の早稲田実業戦では9回を投げ抜いて被安打11ながら自責点1に抑える完投勝利を挙げ、全国区の名門を相手に一人で投げ切ってみせました。
山本を支えた背番号11の河井耀生や背番号10の広瀬憲聖、救援に立った背番号19の渡邉昊もそろって3年生で、マウンドは総入れ替えとなります。
新エース候補|菊池晃大と左腕・高野雅久
新チームで期待されるのが、2026年春の東京都大会で背番号10を背負った2年生右腕の菊池晃大です。
横浜北リトルシニアの出身として、春に投手陣の一角を担いました。
もう一人の候補が同じ春に背番号11を付けた2年生の高野雅久で、世田谷南ボーイズ出身の左投左打ちという貴重な左腕です。
右の菊池と左の高野という組み合わせを軸に据えられれば、新チームは秋に向けて左右を使い分ける継投を計算できるようになります。
二人とも駒大高が4回戦まで勝ち進んだ春の大会で3年生に混じって実戦の空気を味わっており、その経験は秋に必ず生きてきます。
50人の層をどう生かすか
夏に投げた投手がすべて卒業する新チームでは、菊池と高野に続く三番手、四番手をどこまで育てられるかが継投の幅を左右します。
登録50人という大所帯であることは次の投げ手を発掘するうえで大きな強みで、日々のレギュラー争いから新しい素材が現れる可能性も十分にあります。
激戦区の東京で勝ち抜くには複数の投手を計算できる形が欠かせず、秋までにどんな継投を描けるかが新チームの浮沈を握っているのです。
駒澤大学高校野球部の野手陣を徹底分析
新チームの中心|村社侑来と佐藤虎士郎
新チームの打線は、春と夏の両方でベンチ入りした唯一の下級生である2年生内野手の村社侑来が中心となっていきます。
横浜青葉リトルシニアの出身で右投げ左打ちの機動力型として、春は背番号14、夏は背番号20を背負ってベンチに名を連ねてきました。
外野では春に背番号19を付けた2年生の佐藤虎士郎が控えており、湘南寒川リトルシニアの出身で173センチ68キロの体格を持っています。
この2人に加えて捕手の鈴木絢や投手の菊池晃大を含めた春のベンチ組が、そのまま新チームの骨格になっていくとみられます。
投手が2人、捕手が2人、内野と外野に1人ずつという顔ぶれは、新チームの骨格を組むうえでバランスの取れた並びといえるでしょう。
大きく入れ替わる野手陣|夏の布陣を振り返る
2026年夏の準々決勝・創価戦のスタメンは1番から9番までと投手のすべてを3年生が占める布陣で、指名打者制を採用していました。
1番には正捕手の藤浪知晴が座り、扇の要でありながら打線の先頭で流れを作りました。
3番・指名打者の五十嵐耀は、大会を通じて打率4割4分4厘と当たり続けたのです。
4番には右投げ両打ちの奥野陽斗が入って準々決勝でも2打点を挙げ、5番・二塁の椎野太陽も打率4割2分9厘の高打率で上位打線に厚みをもたらしました。
7番・三塁の小坂貫太朗は打率3割7分5厘で3打点を挙げ、9番・一塁の小林司は189センチの長身で守りの面でも存在感を放っていました。
これだけの主力が一度に抜けるため、新チームは野手陣のほぼすべてのポジションを新たに埋め直す必要に迫られています。
下の表は、駒大高の2026年夏・準々決勝のスタメンをまとめたものです。
| 打順 | 守備 | 選手 | 学年 |
|---|---|---|---|
| 1 | 捕 | 藤浪知晴 | 3年 |
| 2 | 遊 | 山村源ノ介 | 3年 |
| 3 | DH | 五十嵐耀 | 3年 |
| 4 | 右 | 奥野陽斗 | 3年 |
| 5 | 二 | 椎野太陽 | 3年 |
| 6 | 左・中 | 千葉友陽 | 3年 |
| 7 | 三 | 小坂貫太朗 | 3年 |
| 8 | 中 | グレアム快 | 3年 |
| 9 | 一 | 小林司 | 3年 |
| — | 投 | 河井耀生 | 3年 |
捕手争いと若い守り
守りの要となる捕手には、2年生の鈴木絢と1年生の深町虎之介という、ともにベンチ入りを経験した2人の下級生が控えています。
鈴木絢は江東ライオンズの出身で、1年生だった2025年秋の東京都大会に背番号11、2年生になった春には背番号13でベンチ入りしました。
深町虎之介は川崎市立平間中の出身で、1年生ながら夏のベンチに背番号12で入り、ベスト8まで進んだ舞台を間近で経験しています。
経験を積んだ2人が正捕手の座を争う形は新チームにとって心強く、守りの中心が早く定まればチームづくりは大きく前に進みます。
若い野手陣をどこまで形にできるかと、50人の部員の中から新たなレギュラーが現れるかどうかが、この秋の見どころになるでしょう。
\注目選手の実力は?/
駒澤大学高校野球部の秋の大会展望とセンバツへの道
秋の東京都大会|1次予選から始まる戦い
新チームにとって最初の大舞台は9月から始まる秋の東京都大会で、まずは1次予選を勝ち抜いて本大会への出場権をつかむことが最初の関門になります。
秋の東京大会は夏のように東西へ分かれず、1次予選を勝ち抜いた学校が一つのトーナメントで都内の頂点を争うのが大きな特徴です。
駒大高は2025年秋の1次予選で都立三鷹中等教育を17対0、決勝で法政を4対1と下して本大会へ勝ち上がりました。
本大会では1回戦で都立武蔵丘を7対0と完封して勝ち上がったものの、2回戦で都立城東に3対6で敗れています。
新チームがまず目標とするのは、この昨秋の本大会2回戦という到達点を超えて、都大会で一つでも先へ勝ち進んでいくことです。
センバツへの道|東京の1.5枠を目指して
秋の東京都大会での成績は翌春の選抜大会の選考に直結し、東京にはおよそ1.5枠が与えられているため、大会を制すれば春の甲子園がぐっと近づきます。
準優勝の場合は関東地区の上位校と比較されたうえで選考されるため、本大会で一つでも上の順位に食い込むことが翌春への大きな意味を持ちます。
駒大高にとって甲子園は1999年のセンバツ以来遠ざかっている目標で、その出場からすでに四半世紀以上が過ぎているのです。
2026年夏のベスト8はその聖地が再び射程に入ってきたことを示す結果で、秋の戦いをどこまで勝ち上がれるかに道が懸かっています。
新チームの目標|昨秋を超えられるか
東京は毎年のように全国有数の激戦区で、頂点に立つのは決して簡単ではありません。
名門を破ってベスト8に進んだ駒大高には、再び上位を狙う土台があります。
先輩たちが夏に得た「強豪を倒せる」という手応えはチームにとって大きな財産で、格上の相手にも臆せず立ち向かえる自信は次の世代にも受け継がれます。
春の大会では前年秋に敗れた都立城東を9対5と破っており、一度負けた相手にやり返す力があることもこのチームは示してきました。
附属校としての安定した土台の上で、駒大高の新チームが秋にどんな戦いを見せてくれるのか、これからが楽しみです。
駒澤大学高校野球部の注目選手
村社侑来(2年・内野手)
横浜青葉リトルシニアの出身で、170センチ63キロと小柄ながら右投げ左打ちの機動力を武器にする2年生の内野手です。
2026年春に背番号14、夏の西東京大会では背番号20を背負い、春夏の両方でベンチ入りした唯一の下級生として新チームの中心を担います。
菊池晃大(2年・投手)
横浜北リトルシニアの出身で、駒大高が3勝を挙げた2026年春の東京都大会に背番号10でベンチ入りした2年生の右腕です。
3年生が投手陣の中心を占めるなかで春に背番号を与えられた実力の持ち主で、新チームではエース候補として大きな期待が集まります。
高野雅久(2年・投手)
世田谷南ボーイズの出身で左投左打ちという貴重な特徴を持つ2年生の左腕で、2026年春の東京都大会では背番号11でベンチ入りしました。
右腕の菊池と左右を組み合わせられる点が新チームにとって大きな意味を持ち、秋に向けて先発を任せられるまで成長できるかが注目されます。
鈴木絢(2年・捕手)
江東ライオンズの出身で、1年生だった2025年秋の東京都大会に背番号11、2年生になった春には背番号13でベンチ入りした捕手です。
下級生のうちから二つの大会でベンチを経験しており、正捕手が卒業する新チームでは守りの要として大きな期待が寄せられます。
佐藤虎士郎(2年・外野手)
湘南寒川リトルシニアの出身で173センチ68キロの体格を持つ2年生の外野手で、2026年春の東京都大会では背番号19でベンチ入りしました。
外野の主力がそろって卒業する新チームでは、春に積んだ経験を生かして打線の中心を担う存在になることが期待されます。
下の表に、新チームで中心となる5人の注目ポイントをまとめます。
| 選手 | 学年・守備 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 村社侑来 | 2年・内野手 | 春夏ともベンチ入りした唯一の下級生 |
| 菊池晃大 | 2年・投手 | 春に背番号10を背負った右腕 |
| 高野雅久 | 2年・投手 | 継投の幅を広げる貴重な左腕 |
| 鈴木絢 | 2年・捕手 | 秋春と二つの大会を経験した捕手 |
| 佐藤虎士郎 | 2年・外野手 | 春にベンチ入りした173センチの外野手 |
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駒澤大学高等学校の基本情報
- 所在地:東京都世田谷区上用賀
- 設置者:学校法人駒澤大学(私立・男女共学)
- 創立:1948年
- 系列:駒澤大学の附属校(略称「駒高」)
- 部員数:50人(2026年の登録人数)
- 監督:川端教郎(駒大高一筋の生え抜き)
- 甲子園:春1回(1999年センバツ)
駒澤大学高等学校は、1948年に開校した歴史のある私立校です。
東都大学野球の名門・駒澤大学の附属校として、長く東京の高校野球界で存在感を放ってきました。
1995年に男女共学へと移行し、勉強と部活動の両立を掲げる学校として発展してきました。
硬式野球部の部員には、神奈川のシニアやボーイズの出身者が多く名を連ねます。
横浜や海老名、座間、町田、都筑といった神奈川各地から有望な中学生が駒大高の門をたたき、都県境を越えて選手が集まる編成となっています。
附属校という立場を生かして内部進学で駒澤大学の野球部へ進む選手も少なくなく、系列の大学でさらに成長できる環境は駒大高ならではの強みといえるでしょう。
主なOBと甲子園の歩み
OBには1978年に西武からドラフト1位で入団し、1983年に34セーブの日本記録を打ち立てて、のちに中日の監督も務めた森繁和がいます。
森は在学していた高校の廃校が決まったことで3年時に駒大高へ転校した経歴を持ち、駒澤大学から社会人の住友金属を経てプロの世界へと進みました。
1999年にはセンバツにも出場しており、川端教郎監督のもとで神奈川を中心に有望な球児を集め、着実に強化を進めてきたのが現在の駒大高です。
2026年夏のベスト8を糧に再びの甲子園、そして初となる夏の聖地を目指す駒大高の挑戦は、新チームへと受け継がれていきます。
駒澤大学高校野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 駒大高の2026年秋の新チームはどんな戦力ですか?
A. 夏のベンチ20人のうち18人が卒業する大きな入れ替わりですが、春の東京都大会でベンチ入りした2年生5人と夏を経験した1年生捕手が土台となります。
Q. 駒大高は2026年の夏にどこまで勝ち進みましたか?
A. 西東京大会でベスト8まで勝ち上がり、4回戦で名門・早稲田実業を7対3で破ったのち、準々決勝で創価に3対6で敗れました。
Q. 駒大高の2025年秋の成績はどうでしたか?
A. 1次予選で法政を4対1と破って本大会に進み、1回戦で都立武蔵丘を7対0と完封しましたが、2回戦で都立城東に3対6で敗れています。
Q. 駒大高は甲子園に出場したことがありますか?
A. はい。1999年のセンバツに出場して1回戦で3対2と勝利を挙げていますが、夏の甲子園出場はまだ一度もありません。
Q. 駒大高野球部の監督は誰ですか?
A. 駒大高でプレーしたのちコーチや部長を経て就任した生え抜きの川端教郎監督で、2026年夏のベスト8につながるチームづくりを進めてきました。
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駒澤大学高校野球部のまとめ
2026年秋の駒大高は、夏にベスト8まで勝ち上がった先輩たちから多くの主力が入れ替わる、本格的な再建の新チームとなります。
夏はエースの山本拓弥が名門・早稲田実業を完投で破る躍進を演じ、準々決勝では優勝候補の創価に3対6で敗れて8強で幕を閉じました。
新チームは春にベンチ入りした村社侑来や菊池晃大、鈴木絢ら2年生5人と、夏を経験した1年生捕手の深町虎之介が軸となります。
附属校としての安定した土台と50人の部員層を持つ駒大高が、秋の東京都大会でどんな戦いを見せるのか、これからが楽しみです。




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