藤井学園寒川は、ソフトバンクの野村勇を育てた香川県さぬき市の私立校です。
秋も春も県大会は3回戦止まりでしたが、2026年夏は自校では珍しい準々決勝まで勝ち上がりました。
その準々決勝で本命・高松商に2対10と敗れ、ベスト8で夏を終えています。
新チームは、2年生の二刀流エース・堅田恭可をはじめ、夏の主力の多くがそのまま残る強い継続型です。
この記事では、2026年秋を戦う新チームの戦力を、夏の躍進とあわせて投手陣・野手陣の両面から徹底的に分析します。
まずは2026年秋の寒川の現在地を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 2026年秋の寒川高校野球部 |
|---|---|
| 所在地 | 香川県さぬき市寒川町(私立・共学) |
| 2026夏の結果 | 準々決勝●2-10 高松商(ベスト8) |
| 新チームの特徴 | 2年生の軸が残る強い継続・投手を中心に守り勝つ |
| 二枚看板 | 堅田恭可(新3年・二刀流/140キロ)・尾崎王建(新3年) |
| 打線の中軸 | 請川侑志(新3年・4番一塁)ら |
| 秋の目標 | 地元・香川で開かれる秋季四国大会への出場 |
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寒川高校野球部の2026年秋の戦力総評
チーム総評|2年生の軸が残る強い継続
2026年秋の寒川は、夏にベスト8を経験した2年生の主力が、そっくり残る強みを持っています。
核となるのは、投打の両方でチームを引っ張る二刀流エース・堅田恭可です。
180センチ90キロの体格から威力ある直球を投げ込み、打っては中軸も担います。
この堅田に加え、夏に先発した右腕・尾崎王建も残り、マウンドには二枚看板がそろいます。
二人とも新3年で、投手陣の柱がそのまま計算できるのは大きな安心材料です。
野手でも、4番を打った一塁の請川侑志や、正遊撃の前田龍汰が残ります。
182センチの大型内野手・三村快瑠も含め、打線と守備の中心が新チームに引き継がれます。
抜けるのは正捕手や二塁、外野の3年生たちで、その穴をどう埋めるかが秋の課題です。
とはいえ、投手を軸に守り勝つチームの形は、来季もしっかり残っています。
大阪や兵庫、滋賀など関西各地から集まった選手が多いのも、この私学の特色です。
県外から集った選手たちが、寮生活をともにしながら結束を高めてきました。
飛び抜けた大器がそろうわけではありませんが、選手それぞれが役割を果たす総合力が持ち味です。
堅田という絶対的な軸がいる今年は、その総合力に大きな核が加わります。
2026年夏を振り返る|自校では珍しいベスト8
2026年夏は2回戦から登場し、善通寺一を6対4で下して好スタートを切りました。
この試合では2年生右腕の尾崎王建が8回を投げ抜き、試合をつくっています。
善通寺一戦では、関口大夢や宮元颯玖ら3年生の打撃も光りました。
世代交代を前にした3年生と、残る2年生がかみ合った、価値ある勝利でした。
続く3回戦では丸亀城西に7対5と競り勝ち、1回裏の4点先制を守り切りました。
秋も春も3回戦止まりだったチームが、この夏は一つ上の準々決勝へと駒を進めました。
丸亀城西戦は、序盤に主導権を握りながら相手の追い上げをしのぐ、我慢の展開でした。
競った試合を接戦のまま勝ち切れたことは、新チームにとっても大きな収穫です。
準々決勝の相手は、春の県大会を制した本命・高松商でした。
エース堅田恭可が先発しましたが、強力打線につかまり2対10で敗れ、ベスト8で夏を終えました。
それでも、久しくなかったベスト8という結果は、新チームに確かな自信を残しました。
堅田ら2年生が主力として戦った経験は、秋以降の大きな財産です。
| ラウンド | 対戦 | 結果 |
|---|---|---|
| 2回戦 | 善通寺一 | ○6-4 |
| 3回戦 | 丸亀城西 | ○7-5 |
| 準々決勝 | 高松商 | ●2-10(ベスト8) |
全国・県内での評価|強豪私学を追う挑戦者
香川には高松商や英明、尽誠学園といった全国区の強豪がひしめいています。
その中で寒川は、頂点を狙う挑戦者という立場に変わりはありません。
それでも、ソフトバンクの野村勇を輩出しているように、素材を育て上げる土壌は確かにあります。
2年生の主力が残る今年は、その挑戦者が一段上を狙える年でもあります。
野村勇は寒川から拓殖大学、社会人のNTT西日本を経てソフトバンクに入団しました。
2025年には侍ジャパンにも名を連ね、寒川出身のスター選手として活躍しています。
こうした偉大な先輩の存在は、現役の選手たちにとって大きな目標です。
日々の練習に打ち込む励みとして、部の伝統を静かに支えています。
飛び抜けた戦力があるわけではありませんが、投手を軸に守り勝つ総合力が持ち味です。
夏のベスト8で得た手応えを、秋にどう積み上げられるかが問われます。
寒川高校野球部の投手陣を徹底分析
二刀流エース・堅田恭可|140キロを計測した本格派
投手陣の絶対的な軸は、背番号1を背負う二刀流エース・堅田恭可です。
180センチ90キロの恵まれた体格から、威力のある直球で打者をねじ伏せる本格派右腕です。
2026年夏の準々決勝では球速140キロを計測し、力のあるボールを見せました。
この一戦では先発として7回を投げ抜き、格上の高松商相手にマウンドを守りました。
1年生の頃から香川大会で登板を重ねてきた早熟の逸材で、打者としても中軸を打つ力があります。
新3年となる秋は、投打の両面で名実ともにチームの顔となります。
投げない試合では中軸として打線に厚みを加える点も、堅田の大きな魅力です。
投打の二役をこなせる存在は、それだけでチームの選択肢を大きく広げます。
二番手・尾崎王建|夏の完投で見せた頼もしさ
堅田とともにマウンドを支えるのが、右腕の尾崎王建です。
2026年夏の2回戦・善通寺一戦では、8回を投げて被安打9、自責点2と、粘りの投球で試合をまとめました。
エース一人に頼りきりにならず、二番手が計算できることは、連戦の夏を戦ううえで何よりの強みです。
この尾崎も新3年として残るため、寒川は二枚看板で秋に臨めます。
継投の厚み|二枚看板を軸にした総力戦
寒川の理想は、投手を中心に失点を抑え、ロースコアの接戦に持ち込む展開です。
堅田と尾崎という新3年の二枚看板がそろうことで、その形はいっそう現実味を帯びます。
先発で試合をつくり、継投でつなぐ形を秋までに固められるかが鍵です。
守りから流れをつくるチームカラーは、新チームにもしっかり受け継がれています。
二枚看板がそろうことで、一人あたりの負担が軽くなるのも大きな利点です。
連戦の中でも余力を残して戦えることは、短期決戦で確かな強みとなります。
寒川高校野球部の野手陣を徹底分析
打線の中軸|請川侑志と三村快瑠が担う
打線の中軸を担うのは、夏に4番一塁を務めた請川侑志です。
関西高槻中央ボーイズの出身で、勝負強い打撃でチームの得点源となる新3年生です。
そこに、182センチ89キロの大型内野手・三村快瑠が加わります。
呉中央リトルシニアの出身で、その体格から放つ長打が打線に迫力を加えます。
二刀流の堅田恭可も、投げない試合では中軸を打つことが想定されます。
請川・三村・堅田を並べたクリーンナップは、県内でも十分に力のある布陣です。
一発の魅力だけでなく、つなぎと勝負強さで得点を重ねられるのが持ち味です。
上位から下位まで切れ目なく攻められれば、得点力はさらに高まります。
守備・機動力|前田龍汰を中心とした堅い守り
守備の要となるのは、夏に7番・遊撃でフル出場した前田龍汰です。
徳島東リトルシニアで培った堅実な守備で、内野を後ろから引き締めます。
寒川の野球は、失点を最小限に抑える堅い守りと、走塁や小技を絡めた細かい攻めが持ち味です。
少ない好機を確実に得点へ結びつける、粘り強い野球で接戦をものにします。
捕手の強肩と細かいリードは、相手の機動力を封じるうえでも大きな力となります。
一つひとつのアウトを確実に積み重ねる守りが、寒川の野球の生命線です。
大型の請川や三村がいる一方で、機動力を絡める攻撃も健在です。
力と細かさを両立できることが、このチームの得点力を支えています。
捕手の再建|正捕手の座を争う下級生たち
秋に向けた最大の課題は、夏に扇の要だった正捕手・関口大夢が抜けた穴です。
投手陣を後ろから支える司令塔を、一から立て直す必要があります。
その候補となるのが、大橋健生と曽根塁飛斗という下級生の捕手たちです。
二枚看板の堅田・尾崎とどれだけ息を合わせられるかが、新チームの土台づくりのカギを握ります。
経験の浅い捕手にとって、二枚看板を受ける秋の公式戦は絶好の成長の場です。
守りの司令塔が育てば、投手を軸とするチームの完成度は一段と高まります。
| 選手 | 学年・守備 | 特徴 |
|---|---|---|
| 堅田 恭可 | 新3年・投手/一塁 | 140キロの二刀流エース |
| 尾崎 王建 | 新3年・投手 | 夏の2回戦で8回を投げた二番手 |
| 請川 侑志 | 新3年・内野 | 夏に4番一塁を務めた中軸 |
| 前田 龍汰 | 新3年・内野 | 7番遊撃でフル出場した守備の要 |
| 三村 快瑠 | 新3年・内野 | 182cm89kgの大型内野手 |
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寒川高校野球部の秋の大会展望とセンバツへの道
秋季香川県大会|9月中旬に開幕する新チームの初陣
2026年秋の寒川は、秋季香川県大会が新チームの初陣となります。
大会は9月12日に開幕し、10月3日の決勝まで戦われる予定です。
激戦区の香川で勝ち上がるには、高松商や英明ら強豪私学の壁を越えねばなりません。
夏にベスト8を経験した2年生が、その壁にどこまで迫れるかが見どころです。
2025年秋、2026年春はいずれも県3回戦止まりで、この壁を越えることが一つの目安です。
夏のベスト8で得た自信を、秋の公式戦でどう表現するかが問われます。
まずはこの県大会で上位に食い込み、四国大会への切符をつかむことが最初の目標です。
二枚看板を軸にした守りの野球が、短期決戦でどこまで通用するかが問われます。
秋季四国大会・センバツへの道|地元・香川開催が追い風
秋季香川県大会で上位3校に入れば、秋季四国大会への出場が見えてきます。
四国大会は各県の上位3校ずつ計12校が集い、2027年春のセンバツ枠は2つです。
そして2026年の秋季四国大会は、地元・香川県での開催となります。
会場はレクザムスタジアムなどで、10月下旬から11月上旬にかけて行われます。
四国のセンバツ枠は2つと限られ、勝ち上がるには一戦ごとの集中力が欠かせません。
それでも地元開催という後押しは、若いチームにとって心強い味方です。
慣れた球場で多くの声援を受けられる地元開催は、寒川にとって大きな追い風です。
まずは県大会を勝ち上がり、その大舞台に立つことが当面の目標となります。
秋の目標|二枚看板でベスト8超えを狙う
2026年秋の目標は、県大会で上位に入り、地元開催の四国大会に駒を進めることです。
夏のベスト8を土台に、そこからさらに一つ上を狙える戦力がそろっています。
堅田・尾崎の二枚看板と、請川・前田・三村の打線がかみ合えば、強豪私学にも十分に対抗できます。
捕手の再建という課題を秋までに解決できるかが、飛躍のカギです。
秋の一戦一戦で積む経験が、そのまま来春・来夏の戦力につながっていきます。
二枚看板が残る今年は、寒川にとって大きな勝負の年でもあります。
寒川高校野球部の注目選手
堅田 恭可(新3年・投手/一塁手)
寒川の絶対的な軸となる、二刀流のエースです。
180センチ90キロの体格から威力ある直球を投げ込み、2026年夏の準々決勝では140キロを計測しました。
この一戦では先発として7回を投げ抜き、格上の高松商相手にマウンドを守り続けました。
打者としても中軸を担い、投打の両面でチームを引っ張る存在です。
尾崎 王建(新3年・投手)
堅田とともに二枚看板を形成する、頼れる右腕です。
2026年夏の2回戦・善通寺一戦では、8回を投げて自責点2と粘りの投球を見せました。
エース一人に頼らず二番手が計算できることは、連戦の大会で大きな武器になります。
新3年として残るため、寒川は厚い投手陣で秋に臨めます。
請川 侑志(新3年・内野手)
夏に4番一塁を務めた、打線の中軸を担う内野手です。
関西高槻中央ボーイズの出身で、勝負強い打撃がチームの得点源となります。
新チームでもクリーンナップの一角として、打線を力強く引っ張る役割が期待されます。
前田 龍汰(新3年・内野手)
夏に7番・遊撃でフル出場した、守備の要となる内野手です。
徳島東リトルシニアで培った堅実な守備で、内野を後ろから引き締めます。
投手を中心とした守りの野球を支える、欠かせない存在として新チームでも活躍が見込まれます。
三村 快瑠(新3年・内野手)
182センチ89キロの体格が魅力の、大型内野手です。
呉中央リトルシニアの出身で、その体から生み出される長打力が打線に迫力を加えます。
請川とともに中軸を打つ布陣が組めれば、寒川の打線はいっそう厚みを増していきます。
| 選手 | 学年・守備 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 堅田 恭可 | 新3年・投手/一塁 | 140キロを計測した二刀流エース |
| 尾崎 王建 | 新3年・投手 | 夏に8回を投げた二番手右腕 |
| 請川 侑志 | 新3年・内野 | 夏に4番一塁を務めた中軸 |
| 前田 龍汰 | 新3年・内野 | 7番遊撃でフル出場した守備の要 |
| 三村 快瑠 | 新3年・内野 | 182cm89kgの大型内野手 |
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藤井学園寒川高等学校の基本情報
- 学校名:藤井学園寒川高等学校(香川県さぬき市寒川町)
- 設立:1974年創立(学校法人藤井学園・私立・共学)。硬式野球部も同年に創部
- 部員数:登録82人(大阪・兵庫・滋賀など関西中心の編成)
- 監督:太田弘昭(松山商業から亜細亜大学に進み、複数校で指導)
- 甲子園:夏の選手権2回(2009年・2015年)、通算0勝2敗。2009年は2回戦で日本文理に3対4と惜敗
- 主なOB:野村勇(ソフトバンク・2025年に侍ジャパン)/鶴田圭祐(元楽天)
| 甲子園 | 年・成績 |
|---|---|
| 2009年 夏(第91回) | 2回戦 ●3-4 日本文理(この年の全国準優勝校) |
| 2015年 夏(第97回) | 1回戦 ●4-10 健大高崎 |
| 春(センバツ) | 出場なし |
| 通算 | 0勝2敗 |
寒川高校野球部に関するよくある質問(FAQ)
寒川高校は2026年夏、どこまで勝ち上がりましたか?
2回戦から登場し、善通寺一と丸亀城西を破って準々決勝に進みました。
準々決勝で本命・高松商に2対10と敗れ、ベスト8で夏を終えています。
2026年秋の新チームはどんなチームですか?
二刀流エースの堅田恭可をはじめ、夏の2年生主力が多く残る強い継続型です。
投手を中心に守り勝つチームカラーが、代替わり後もしっかり受け継がれています。
新チームの中心選手は誰ですか?
二刀流エースの堅田恭可と、二番手右腕の尾崎王建の二枚看板が軸です。
打線では4番一塁の請川侑志、遊撃の前田龍汰、大型内野手の三村快瑠が中心となります。
寒川高校は甲子園に出場したことはありますか?
はい。
夏の選手権に2回(2009年・2015年)出場しています。
2009年は2回戦でこの年の全国準優勝校・日本文理に3対4と惜敗しました。
秋の目標は何ですか?
秋季香川県大会で上位3校に入り、地元・香川で開かれる秋季四国大会に出場することが当面の目標です。
夏のベスト8を土台に、さらなる上位進出を狙います。
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寒川高校野球部のまとめ
2026年秋の寒川は、二刀流エース・堅田恭可を筆頭に、夏にベスト8を経験した2年生の軸が残る強い継続型です。
堅田と尾崎王建の二枚看板に、4番一塁の請川侑志、遊撃の前田龍汰、大型の三村快瑠と、投打の中心がそろっています。
抜けた正捕手や外野をどう立て直すかは課題ですが、投手を軸に守り勝つ形は健在です。
そして2026年の秋季四国大会は、地元・香川での開催という大きな追い風があります。
秋春は3回戦止まりだった中堅私学が、夏の躍進をバネにどこまで上位へ食い込むか注目されます。




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