1976年のセンバツで全国制覇を果たした、広島の名門・崇徳高校野球部。
2025年秋には中国大会を制して中国王者に輝き、最速141キロの左腕エース・徳丸凜空を擁して2026年のセンバツにも出場しました。
その世代も、2026年夏は準々決勝で広陵に3対5と惜敗し、聖地に届かないまま高校野球を去りました。
この記事では、崇徳高校野球部の2026年秋の戦力を、夏の戦いを振り返りながら、投手陣・野手陣の両面から分析します。
新チームの現在地、秋の広島大会の展望、そして注目選手までを詳しく紹介します。
まずは2026年秋の崇徳高校野球部の姿を、下の表でざっくりと押さえておきましょう。
| 項目 | 2026年秋の崇徳 |
|---|---|
| チームの型 | マウンド再建+大砲・國川が残る |
| 2026年夏 | 準々決勝●3-5 広陵 |
| 新チームの軸 | 國川航希(新3年・一塁・182センチ) |
| 新エース候補 | 西結多(新3年・左腕) |
| 秋の目標 | 県上位進出→秋季中国大会 |
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崇徳高校野球部の2026年秋の戦力総評
チーム総評
2026年秋の崇徳は、絶対的なエースと正捕手が抜ける一方で、打線に強力な軸を残す新チームです。
夏のベンチ20人のうち下級生は9人が残り、最大の痛手は最速141キロの左腕エース・徳丸凜空の卒業です。
中国王者を支えた大黒柱の穴を、若い投手陣がどう埋めるかが最大の課題となります。
一方で打線には、2年生ながら中軸を打った大砲・國川航希が残ります。
182センチ95キロの長距離砲を軸に、新チームは得点力を組み立てるでしょう。
崇徳は1976年のセンバツを制した広島屈指の伝統校で、恵まれた環境に県内外の有望選手が集まります。
名門の看板を背負う再建の一年が始まり、率いるのは崇徳OBで亜細亜大出身の藤本誠監督です。
元広島の山崎隆造総監督とともに、名門の伝統を若い世代へ受け継いでいきます。
2026年夏を振り返る
2026年夏の広島大会で崇徳は中国王者らしい安定した戦いを見せ、2回戦で広島桜が丘に10対0、3回戦では西条農に5対0と快勝します。
西条農戦では、エース徳丸凜空が9回を被安打2・11奪三振で完封しました。
中国王者の力を見せつける、危なげない投球でした。
4回戦の福山誠之館戦は、油浦丈が先発して試合をつくり、徳丸がリリーフで締める継投で3対1と競り勝ちました。
総力戦で勝ち上がる、崇徳らしい戦いでした。
準々決勝|広陵に逆転負け
そして迎えた準々決勝で待っていたのが県内最大のライバル・広陵で、崇徳は2回裏に3点を先制しリードを奪う理想的な立ち上がりを見せます。
しかし広陵は一点ずつ追い上げ、3対2と迫る展開に持ち込みます。
そして9回表、広陵に一挙3点を奪われて3対5と逆転されました。
3点のリードを守り切れず、あと一歩で準決勝に届きませんでした。
2025年秋の県決勝でも広陵に4対5と敗れており、この宿敵の壁を越えることが新チームの課題です。
2026年夏の広島大会での崇徳の戦績は、下の表のとおりです。
| 回戦 | 日付 | 対戦相手 | スコア |
|---|---|---|---|
| 2回戦 | 7/11 | 広島桜が丘 | ○10-0 |
| 3回戦 | 7/15 | 西条農 | ○5-0 |
| 4回戦 | 7/19 | 福山誠之館 | ○3-1 |
| 準々決勝 | 7/22 | 広陵 | ●3-5 |
全国レベルでの現在地
崇徳は1976年のセンバツで全国制覇を果たした広島屈指の名門で、当時の強力打線は「原爆打線」と呼ばれいまも語り継がれています。
崇徳は近年、着実に力を蓄えてきました。
2025年秋の中国大会優勝は、その積み重ねが実を結んだ結果と言えるでしょう。
あの秋は、県準優勝から中国大会を制して中国王者に輝き、明治神宮大会でもベスト8に進みました。
徳丸を軸にした投手力が全国でも通用することを示し、中国大会では決勝の高川学園戦を5対0で制したのです。
徳丸を中心とした投手力で、危なげなく頂点に立った戦いでした。
その徳丸が卒業する痛手は小さくありませんが、崇徳には県内外の有望な中学生が集まる選手層の厚さがあります。
下級生が経験を積めば、再び全国を狙える土台があります。
2025年ドラフト1位で巨人入りした竹丸和幸をはじめ多くのプロ野球選手を送り出してきた名門で、その看板はいまも健在です。
崇徳高校野球部の投手陣を徹底分析
マウンドの再建
新チームの最大の課題はエース徳丸凜空が抜けたマウンドの再建で、最速141キロの左腕を欠く穴は簡単には埋まりません。
夏のマウンドは、徳丸と3年生右腕の油浦丈が中心を担っていました。
両輪がそろって卒業するため、新チームの投手陣はほぼ一から作り直すことになります。
そのなかで新エース候補となるのが、2年生左腕の西結多です。
179センチの長身から投げ込むサウスポーで、新チームの投手陣を引っ張る存在として期待されます。
右腕では、渡部海斗と井上澄環という2年生が控えるでしょう。
徳丸に続く投げ手が育ちきっていないだけに、この若い投手陣の成長が秋の戦いを左右します。
新バッテリーの構築
投手陣とともに正捕手も入れ替わり、1番も打った新村瑠聖が抜けて2年生の藤川健介が新しい女房役の候補となります。
若い投手陣を、この藤川がどうリードするかが注目されるでしょう。
バッテリーがまるごと入れ替わるだけに、その成長が新チームの守りの鍵を握ります。
崇徳は恵まれた環境で選手を育ててきた伝統校で、藤川がその系譜を受け継ぎ司令塔として成長できるかに期待がかかります。
秋に向けた起用
秋の広島大会では西を中心に複数の投手をつなぐ継投が基本線になりそうで、一人のエースに頼れない分、総力戦で失点を抑える戦いが求められます。
連戦を勝ち抜くには、西に続く2番手、3番手の投手をどれだけ育てられるかが問われます。
渡部や井上ら右腕の底上げが、秋の戦いの鍵を握るでしょう。
崇徳の伝統は、投手を中心に守り勝つ野球です。
若い投手陣が四死球で自滅せず、テンポよく守りをつくれるかが、勝ち上がりの条件となります。
夏に一度も公式戦のマウンドを踏んでいない投手も多く、実戦経験の少なさが不安材料です。
秋の一戦一戦が、そのまま成長の場となります。
崇徳高校野球部の野手陣を徹底分析
打線の柱・國川航希
打線の再建は投手陣ほど深刻ではなく、中心に2年生ながら中軸を打った大砲・國川航希が残るからです。
182センチ95キロの恵まれた体格を持つ長距離砲で、夏の西条農戦では5打数2安打2打点と勝負強さを見せました。
新チームの得点は、この國川を軸に生まれます。
秋の中国大会やセンバツでも安打を重ねた経験があり、全国レベルでも通用する打者です。
この大砲がどれだけ打線を引っ張れるかが崇徳の得点力を左右し、國川は昨秋から主力として試合に出続けてきた経験があります。
2年生ながら大舞台を踏んできた強みは新チームにとって大きな財産で、崇徳の打線は上位から下位まで切れ目のない構成が持ち味でした。
その伝統を、國川を中心に若い打者たちがどう受け継ぐかが注目されます。
守備・機動力
内野では、三塁を守る2年生の松村皇成が残ります。
逆方向への打撃センスもある器用な選手で、國川とともに内野の中心を担います。
内野の守りは、この松村を中心に再構築が進むでしょう。
二遊間や捕手が入れ替わるだけに、守備の連係を早く固めることが、秋への課題となります。
夏のベンチには國川や松村のほかにも複数の下級生が名を連ねており、彼らが冬を越えて力をつければ新チームに厚みが増します。
外野も夏の主力が卒業する一方で2年生の中川緋悠や寺西功一が控え、広い守備範囲と積極的な走塁で新しい外野陣をつくるでしょう。
崇徳の野球は、守りからリズムをつくり、少ないチャンスを確実にものにするスタイルです。
この伝統を若い世代がどう受け継ぐかが問われます。
秋へ向けた攻撃
新チームの打線は國川という明確な軸がある分、再建は進めやすく、上位で塁に出て國川で還すという形が理想となります。
崇徳の野球は、走塁や小技を絡めて1点をもぎ取る堅実さも持ち味です。
長打の國川と機動力を組み合わせれば、多彩な攻撃が組み立てられます。
松村や中川ら残る下級生が國川の前後でどれだけ機能するかが鍵で、夏の経験を生かし崇徳らしい勝負強い打線をつくれるかが注目されます。
下の表は、2026年秋の崇徳で軸となる、新チームに残る主な下級生です。
| 選手 | 新学年 | 守備 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 國川航希 | 新3年 | 一塁 | 182センチの大砲・打線の柱 |
| 松村皇成 | 新3年 | 三塁 | 器用な内野手 |
| 西結多 | 新3年 | 投手 | 新エース候補の左腕 |
| 藤川健介 | 新3年 | 捕手 | 新正捕手候補 |
| 中川緋悠 | 新3年 | 外野 | 新しい外野陣の中心 |
\注目選手の実力は?/
崇徳高校野球部の秋の大会展望とセンバツへの道
秋季広島県大会の展望
新チームにとって最初の公式戦は2026年秋の広島県大会で、エースを失った直後の大会だけに若いチームの真価が問われます。
広島は参加校が多く、県大会を勝ち抜くだけでも容易ではありません。
若いチームが公式戦の緊張感に慣れ、力を出し切れるかが第一の関門となります。
広島は、夏の甲子園に出場した広陵をはじめ、広島商や広島新庄など強豪がひしめく激戦区です。
崇徳はこの強豪勢に挑む立場で、まずは秋の県大会で上位に食い込み来春につながる戦いを見せることが目標です。
夏に苦杯をなめた広陵への雪辱も、大きなモチベーションとなります。
秋季中国大会・センバツへの道
秋の県大会で上位に入れば中国5県の代表が集う秋季中国大会への出場権をつかめ、ここで勝ち進めば翌春のセンバツも視野に入ってきます。
崇徳は2025年秋にこの中国大会を制しており、頂点を知るチームです。
中国地方のセンバツ枠は2つと狭き門ですが、経験を生かして再び上を目指します。
名門の看板を背負う新チームにとって秋は再建の第一歩となる大切な大会で、國川を軸にどこまで戦えるかに注目が集まります。
新チームの目標
新チームがまず目指すのは、エースの抜けた穴を埋め、チームとして戦う形をつくることです。
若い投手陣が育てば崇徳は再び上位を狙え、秋は来春のセンバツにつながる大切な大会でもあるでしょう。
ここで力をつければ翌年の夏に向けた土台を築くことができ、1976年の全国制覇を誇る伝統校にとって再建の一年は伝統をつなぐ大切な時間です。
國川を中心に、名門らしい粘りの野球を築けるかが注目されます。
崇徳高校野球部の注目選手
ここでは、2026年秋の崇徳で新チームの軸となる5人の選手を紹介します。
國川航希(新3年・内野手)
2年生ながら夏の中軸を打った182センチ95キロの大型スラッガーで、広島佐伯リトルシニアの出身で新チームの打線を背負う存在です。
夏の西条農戦では5打数2安打2打点と勝負強さを発揮し、秋の中国大会やセンバツも経験しており全国レベルでも通用する長距離砲です。
西結多(新3年・投手)
エース徳丸が抜けたマウンドを担う新エース候補の2年生左腕で、179センチの長身から投げ込むサウスポーが投手陣の柱として期待されます。
崇徳が持ち味とする「守り勝つ野球」は投手の出来にかかっており、この西がどこまで安定した投球を見せられるかが秋の戦いの生命線です。
藤川健介(新3年・捕手)
正捕手・新村が抜けた後を継ぐ新チームの女房役候補で、広島レイワンズBBCの出身で若い投手陣を巧みにリードする役割を担います。
バッテリーがまるごと入れ替わるだけに、この藤川がどれだけ投手陣を落ち着かせられるかが、崇徳の守りの完成度を左右します。
松村皇成(新3年・内野手)
三塁を守る2年生内野手で國川とともに内野の中心を担い、広島佐伯リトルシニアの出身で逆方向への打撃センスもある器用な選手です。
守備でも打撃でもチームを支える存在で新チームでは主力の一人として期待され、夏の経験を生かした成長に注目が集まります。
中川緋悠(新3年・外野手)
主力が卒業する外野を担う2年生の外野手で、広島佐伯リトルシニアの出身で広い守備範囲と積極的な走塁が持ち味です。
新しい外野陣の中心として守備と機動力でチームを支え、夏のベンチで学んだ経験を秋の戦いで発揮できるかが期待されます。
ここまで紹介した2026年秋の崇徳の注目選手を、下の表にまとめました。
| 選手 | 新学年・守備 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 國川航希 | 新3年・内野 | 182センチの大砲・打線の柱 |
| 西結多 | 新3年・投手 | マウンドを担う新エース候補の左腕 |
| 藤川健介 | 新3年・捕手 | バッテリーを再建する女房役候補 |
| 松村皇成 | 新3年・内野 | 内野を締める器用な三塁手 |
| 中川緋悠 | 新3年・外野 | 新しい外野陣の中心 |
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崇徳高等学校の基本情報
- 所在地:広島県広島市西区楠木町四丁目15番13号
- 設立区分:私立(学校法人崇徳学園・中高一貫)
- 創立:1951年(学校法人)/硬式野球部創部1947年。2020年度から男女共学
- 監督:藤本誠(崇徳OB・亜細亜大出身)/総監督:山崎隆造(元広島)
- 登録部員:約63人
- 甲子園:春センバツ4回・夏の選手権2回/通算8勝5敗。1976年センバツ優勝(原爆打線)・1976年夏ベスト8。2025年秋に中国大会優勝(中国王者)+明治神宮大会ベスト8
- 主なOB:竹丸和幸(巨人)・山崎隆造(元広島)・井上晴哉(ロッテ)・黒田真二(元日本ハムほか)ほか
崇徳が甲子園で歩んできた主な足跡は、下の表のとおりです。
数々の名勝負を刻んだ記録です。
| 大会 | 成績 |
|---|---|
| 1976年 センバツ | 優勝(原爆打線) |
| 1976年 夏 | ベスト8 |
| 2025年 秋季中国大会 | 優勝(中国王者) |
| 甲子園通算 | 春4回・夏2回/8勝5敗 |
崇徳高校野球部に関するよくある質問(FAQ)
2026年秋の崇徳はどんなチームですか?
エースと正捕手が抜ける一方で、打線に大砲を残す新チームです。
最速141キロの左腕・徳丸凜空が卒業し、マウンドは2年生左腕・西結多を軸に再建します。
打線は、2年生ながら中軸を打った182センチの大砲・國川航希が引っ張ります。
崇徳の2026年夏の成績は?
2026年夏の広島大会で、崇徳は準々決勝まで勝ち進みました。
しかし広陵に3点をリードしながら9回に逆転され、3対5で敗れています。
崇徳は甲子園で優勝したことがありますか?
あります。
1976年の第48回センバツで全国制覇を果たしました。
当時の強力打線は「原爆打線」と呼ばれ、同じ年の夏にはベスト8にも進んでいます。
新チームのエースは誰ですか?
絶対的なエース・徳丸凜空が卒業し、マウンドは再建からのスタートです。
179センチの2年生左腕・西結多が新エース候補で、複数の投手をつなぐ継投で秋を戦います。
崇徳のプロ野球OBには誰がいますか?
2025年ドラフト1位で巨人入りした左腕・竹丸和幸をはじめ、多くのOBがプロで活躍しています。
現総監督の山崎隆造(元広島)、井上晴哉(ロッテ)、黒田真二(元日本ハムほか)らがいます。
\ドラフト候補を先取り!/
崇徳高校野球部のまとめ
2026年秋の崇徳高校野球部は、絶対的なエースを送り出しながら、打線に大砲を残す新チームです。
最速141キロの左腕・徳丸凜空が抜けたマウンドは、2年生左腕・西結多を軸に再建が進みます。
一方で打線には、2年生ながら中軸を打った182センチの大砲・國川航希が残り、得点力の柱となるでしょう。
2025年秋に中国大会を制した伝統校が、若い投手陣を育てながら、再び広島の上位を狙います。
1976年の全国制覇を誇る名門がどんな再建を見せるのか、2026年秋の崇徳の戦いに注目です。




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