徳島市の県立進学校・城東高校の野球部が、2026年の秋に大きな世代交代を迎え、新チームづくりに入りました。
登録わずか14人の少数精鋭ながら、旧チームは2025年秋に県ベスト8、2026年春には県ベスト4まで勝ち上がりました。
しかし2026年夏の徳島大会は初戦で優勝候補の徳島商に3対10で敗れ、あと一歩の夏を越えられませんでした。
この記事では、まず2026年夏の戦いを振り返り、城東の新チームの戦力を投手陣と野手陣の両面から徹底分析します。
投手陣・野手陣の現在地から、秋の徳島大会の展望、注目選手までを詳しく紹介していきます。
少数精鋭の城東が世代交代をどう乗り越えるのか、その現在地を丁寧にひもといていくでしょう。
まずは城東の新チームの横顔を、下の早わかり表で確認していきましょう。
\全国の逸材が勢ぞろい!/
城東高校野球部の2026年秋 新チームの戦力総評
| 項目 | 内容 |
| チーム名 | 城東(徳島県立城東高等学校) |
| 所在地 | 徳島県徳島市 |
| 2025年秋 | 徳島県大会 ベスト8 |
| 2026年春 | 徳島県大会 ベスト4 |
| 2026年夏 | 徳島大会 1回戦敗退(●3-10 徳島商) |
| 新チームの特徴 | バッテリーが卒業し内野を軸に再建 |
| 甲子園 | 春1回・夏2回(最高=1955年夏ベスト8) |
城東の新チームはどんなチームか(チーム総評)
城東は文武両道を掲げる徳島市の県立進学校で、限られた部員数のなかで結果を残してきたチームです。
2026年夏に主力の多くが卒業し、新チームは大きな再建からのスタートを切ることになりました。
夏の1回戦でスタメンを張った9人のうち7人が3年生で、そのままチームを巣立っていきました。
新チームに残るのは、夏に内野を守っていた2年生の3人が中心となります。
三塁の小島聡一郎、一塁の青木實次郎、遊撃の眞鍋大和が、そのまま新3年生の軸となります。
一方でエースと正捕手がそろって卒業し、新チームのバッテリーは一から作り直すことになりました。
少数精鋭のチームだけに、下級生一人ひとりの成長がそのまま戦力を左右します。
それでも旧チームが春にベスト4まで勝ち進んだ経験は、新チームにとって大きな財産となります。
少ない人数でも県上位で戦ってきた城東の伝統を、新チームがどう引き継ぐかが問われるでしょう。
2026年夏の徳島大会を振り返る
城東の2026年夏は、初戦で優勝候補の一角・徳島商と対戦する厳しい組み合わせとなりました。
試合は1回表に城東が3点を先制し、願ってもない上々の立ち上がりを見せる展開でした。
しかし1回裏に徳島商がすぐ2点を返すと、試合は徐々に相手のペースへと傾いていきました。
城東打線は2回以降、徳島商の先発・森野快心の前に安打を奪えなくなりました。
徳島商は4回裏に一挙5点を挙げて突き放し、最終的に3対10で城東の夏は終わったのです。
先制しながら終盤に押し返された悔しい一戦は、新チームへの宿題を残す結果となりました。
それでも優勝候補に一時リードを奪った戦いは、若い選手たちの自信につながる経験でした。
この夏の悔しさを胸に刻み、城東の新チームは秋からの巻き返しを期していくことになります。
県内での立ち位置と新チームの評価
城東は徳島商や鳴門、阿南光といった強豪私学や伝統校を追う立場のチームです。
それでも旧チームは、秋のベスト8、そして春のベスト4と着実に県上位へ食い込んできました。
14人という少ない人数で県の上位に進んだこと自体が、城東の確かな底力を示しています。
新チームは主力の入れ替えが大きいため、まずは秋の県大会で着実に経験を積む戦いになるでしょう。
内野の3人を軸に、投手と捕手を含めた守り全体をどう固め直していくかが再建の鍵を握ります。
徳島は私学と公立が入り混じる屈指の激戦区で、上位進出には安定した守りが欠かせません。
文武両道を貫きながら県上位で戦い続ける城東の姿は、多くの公立校の目標にもなっています。
進学校としての誇りと野球部の粘り強さが、城東ならではの独特の校風を形づくっているのです。
城東高校野球部の旧チームの秋春の歩み
旧チームの2025年秋は、1回戦で城南を4対1、2回戦で脇町を11対1と退けて好スタートを切りました。
準々決勝では海部に3対7で敗れましたが、エースの濱野星那が9回を投げ抜く粘投を見せました。
少ない失点で試合を作る城東らしい戦いぶりが、秋のベスト8進出を支えたのです。
年が明けた2026年春は、2回戦で阿南高専を10対2、3回戦で富岡西を9対2と快勝しました。
準決勝では強豪・生光学園に1対5で敗れ、あと一歩で決勝進出を逃しました。
それでも県ベスト4という結果は、少数精鋭の城東にとって十分に胸を張れる立派な成績でした。
新チームは、この秋のベスト8と春のベスト4という二つの成績を超えることを目標に掲げます。
主力の入れ替えは大きいものの、上位を狙う土台となる貴重な経験は着実に積み重ねてきました。
城東高校野球部の投手陣を徹底分析(新チーム)
新エースは白紙から、卒業する濱野星那の穴をどう埋めるか
城東の投手陣は、絶対的なエースだった濱野星那の卒業で大きな課題を抱えることになりました。
濱野は2025年秋の準々決勝・海部戦で9回を投げ抜き、自責点0の力投を見せた右腕でした。
その大きな柱が抜けたことで、新チームのマウンドは実績のない状態からのスタートになります。
現時点では新エースの座は全くの白紙で、下級生の中から名乗りを上げる選手が待たれます。
少数精鋭の城東にとって、一人でも計算できる投手が現れるかどうかは大きな鍵となるでしょう。
秋の県大会までに、複数の投手で試合を作る形をどこまで整えられるかが最初の大きなテーマです。
内野の守りが固いだけに、テンポよく投げ込める投手が育てば計算はぐっと立ちやすくなります。
城東高校野球部の守り勝つ野球と継投
城東の野球は、失点を最小限に抑える堅い守りを長きにわたってチームの土台としてきました。
内野の守備が固いだけに、テンポよくゴロを打たせて取る投手が育てば計算は立ちやすくなります。
一人のエースに頼るのではなく、複数の投手で役割を分担する継投も有力な選択肢になります。
秋の県大会の実戦を通じて、新しい継投の形を少しずつ探っていく大切な秋になりそうです。
新しい投手が実戦で経験を積むほど、城東らしい守り勝つ野球は着実に形になっていきます。
マウンドの再建には時間がかかるものの、この秋はその第一歩を確かめる大切な場になります。
打たせて取る守りの野球ができれば、少ない人数でも強豪との差は十分に詰められるはずです。
城東高校野球部の野手陣を徹底分析(新チーム)
| 選手 | 新学年 | 守備 | 2026年夏の役割 |
| 小島聡一郎 | 新3年 | 三塁手 | 3番・スタメン |
| 青木實次郎 | 新3年 | 一塁手 | 6番・スタメン |
| 眞鍋大和 | 新3年 | 遊撃手 | 9番・スタメン |
| 日下力仁 | 新2年 | — | 期待の下級生 |
内野の3人を軸に、打線を組み直す
城東の新チームは、内野に残る2年生の3人がそのまま野手陣の柱となります。
3番を打っていた三塁手の小島聡一郎は、打線の中心として大きく期待される右の強打者です。
一塁手の青木實次郎は6番でスタメンに名を連ねた、勝負強い打撃が大きな持ち味の内野手です。
遊撃手の眞鍋大和は、徳島県の1年生選抜にも選ばれた守備力の高い内野手。
この3人がそのまま二遊間と三塁、一塁という内野の骨格を担うことになります。
一方で正捕手や外野の主力は卒業しており、新しい顔ぶれの起用と育成が急がれることになります。
下級生の日下力仁は、リトルシニアや四国選抜の経験を持つ有望株として大きく注目されるでしょう。
少ない人数だけに、一人が複数のポジションをこなす柔軟さも新チームには強く求められます。
城東高校野球部の打線再建と機動力の野球
打線づくりでは、卒業した上位打者の穴をどう埋めるかが大きな課題となります。
夏に1番から並んだ谷口大晟や鈴木翔真といった上位打者は、そろって卒業していきました。
残る内野の3人が、それぞれ役割を一つずつ上げて打線を力強く引っ張っていくことになります。
一人の長打よりも、全員でつなぐ攻撃が少数精鋭の城東にはよく合っています。
四球や盗塁を絡めた小刻みな得点づくりが、新チームの得点源になりそうです。
送りバントや進塁打で走者を確実に進め、1点をもぎ取る野球が城東には求められます。
守備では、二遊間を中心とした堅い連係プレーが失点を防ぐ生命線となるでしょう。
内野の3人が出塁すれば、下級生がそれをかえしていく理想の形も新チームには見えてきます。
\注目選手の実力は?/
城東高校野球部の秋の大会展望とセンバツへの道
| 大会 | 時期・方式 |
| 秋季徳島県大会 | 9月開幕 |
| 秋季四国大会 | 2026年10月・香川県開催(各県上位3校=計12校) |
| センバツ四国枠 | 2枠 |
秋季徳島県大会でどこまで戦えるか
城東の新チームが最初に臨むのは、9月に開幕する秋季徳島県大会の戦いです。
徳島は徳島商や鳴門、阿南光、生光学園といった実力校がしのぎを削る全国屈指の激戦区です。
城東は主力を大きく入れ替えたため、まずは一戦ごとに着実に力をつけていく戦いになります。
県大会で上位3校の一角に食い込めば、秋季四国大会への切符を手にすることができます。
旧チームが春にベスト4へ進んだ地力を、新チームがどこまで引き継げるかが見どころです。
内野を中心とした守りをしっかり固め、競った接戦をものにできれば上位進出も見えてきます。
一戦ごとに着実に経験を積みながら、旧チームに続く上位進出を果たせるかが注目されます。
秋季四国大会とセンバツへの道
秋の県大会で上位に入れば、その先には秋季四国大会という大きな舞台が待ち受けています。
2026年の秋季四国大会は香川県で開かれ、四国4県の上位3校ずつ計12校が集います。
会場はレクザムスタジアムなどで、四国各県の強豪校が熱い戦いを繰り広げることになるでしょう。
この四国大会での成績が、翌春のセンバツ選考に直結する重要な舞台になります。
センバツの四国地区の一般枠は2校で、四国大会でのベスト4以上が選出の一つの目安になります。
文武両道を貫く城東には、21世紀枠での選出という道も開かれているのが大きな心強さです。
2023年春に21世紀枠で初出場を果たした実績も、今後の選考の大きな後押しになり得ます。
まずは秋の県大会を勝ち抜き、四国の大きな舞台に立つことが城東にとって当面の目標です。
少数精鋭のチームが四国の強豪と互角に渡り合う姿は、多くのファンの注目を集めるはずです。
城東高校野球部の2026年秋の注目選手
小島聡一郎(新3年・三塁手)
小島聡一郎は、2026年夏に3番・三塁でスタメンを張った勝負強さが光る右の内野手です。
ヤング阿南シティホープの出身で、勝負強い打撃と安定した三塁の守備が大きな持ち味です。
打線の中心として期待され、新チームでは押しも押されもせぬ主軸を担います。
三塁の守備でも安定感があり、攻守の両面でチームを引っ張る存在になります。
青木實次郎(新3年・一塁手)
青木實次郎は、夏に6番・一塁でスタメンに名を連ねた右投右打の内野手です。
一塁の守備をしっかり固めながら、下位打線からチャンスを広げる勝負強い働きが求められます。
地元で育った勝負強い右打者で、新チームでは打線の厚みを支える一人として大きく期待されます。
眞鍋大和(新3年・遊撃手)
眞鍋大和は、夏に9番・遊撃でスタメンを守り続けた右投右打の内野手です。
小松島中学の出身で、徳島県の1年生選抜にも選ばれた確かな実力の持ち主です。
守備の要である遊撃を任され、新チームでは内野を束ねる司令塔となります。
日下力仁(新2年・期待の下級生)
日下力仁は、徳島中央リトルシニアの出身で、今後の成長が大いに楽しみな期待の下級生です。
石垣市ウィンターカップの四国選抜に選ばれた経験も持つ、期待の有望株です。
少数精鋭の城東にとって、こうした下級生の底上げこそが、新チームの生命線となっていきます。
実戦の経験を積みながら、秋以降にレギュラーの座をつかむことが期待されます。
全国のドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」では、有力選手のスカウト評価や指名予想を詳しく紹介しています。
城東高校(徳島県立城東高等学校)の基本情報
城東高校の文武両道の進学校としての歩み
城東は徳島市にある県立の共学校で、文武両道を掲げる県内屈指の進学校です。
野球部の卒業生は、神戸大や大阪公立大、徳島大などの国公立大へ進む例も多く見られます。
大阪体育大や甲南大、松山大などへ進学し、大学でも野球を続ける選手が少なくありません。
学業と部活動を高いレベルで両立させる進路の広さは、城東ならではの大きな特色となっています。
14人という少数精鋭でも県上位で戦えるのは、一人ひとりの力が高いからにほかなりません。
徳島市に根ざす城東は、地元からの期待も大きい伝統校の一つとなっています。
少数精鋭で挑み続ける城東の野球は、これからも多くの高校野球ファンの関心を集めそうです。
城東高校が輩出したプロ野球選手・武内久士
城東の主なOBには、法政大を経て広島に入団した長身右腕の武内久士がいます。
武内は身長185センチの恵まれた長身から投げ下ろす、本格派の右腕として活躍しました。
城東から法政大へ進み、2008年には世界大学野球選手権の日本代表にも選ばれています。
2009年のドラフトでは3位で広島に指名を受け、プロ野球の世界へと羽ばたいていきました。
少ない部員数のなかからプロ野球選手を輩出したことは、城東の大きな誇りとなっています。
武内久士の存在は、少数精鋭で全国を目指す後輩たちの大きな目標であり、誇りとなっています。
城東高校の甲子園の記録
城東は甲子園に春1回・夏2回出場した実績を持つ、歴史ある県立の進学校です。
最も遠くまで勝ち進んだのは1955年夏で、この時は全国ベスト8まで勝ち上がりました。
その後は長く甲子園から遠ざかりましたが、2001年夏に久々の夏の出場を果たしています。
2023年春には21世紀枠に選ばれ、長年の悲願だった初のセンバツ出場を実現しました。
このセンバツでは1回戦を突破し、2回戦で惜しくも敗れてベスト16という結果を残しました。
学業と部活動を両立する姿勢が高く評価されての選出は、城東らしい快挙でした。
こうした甲子園の歩みは、文武両道を貫く城東の誇りとして受け継がれています。
| 項目 | 内容 |
| 正式名称 | 徳島県立城東高等学校 |
| 所在地 | 徳島県徳島市 |
| 区分 | 県立(共学) |
| 登録部員 | 14人(2026年夏時点) |
| 甲子園 | 春1回・夏2回(最高=1955年夏ベスト8) |
| 主なOB | 武内久士(広島) |
城東高校野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 城東高校はどこにありますか?
A. 徳島県徳島市にある県立の共学校で、文武両道を掲げる進学校です。
Q. 2026年夏の成績は?
A. 徳島大会の1回戦で、優勝候補の徳島商に3対10で敗れました。
Q. 新チームの注目選手は?
A. 内野に残る小島聡一郎、青木實次郎、眞鍋大和の3人が軸になります。
Q. 甲子園の出場はありますか?
A. 春1回・夏2回の出場があり、2023年春に21世紀枠で初のセンバツに出ています。
Q. 主なOBは誰ですか?
A. 広島に入団した長身右腕・武内久士が代表的なOBです。
Q. 秋の大会はいつ始まりますか?
A. 秋季徳島県大会は9月に開幕し、上位3校が秋季四国大会に進みます。
\ドラフト候補を先取り!/
城東高校野球部の2026年秋 まとめ
新チームの現在地と秋への期待
城東の新チームは、バッテリーを含む主力の多くが卒業し、大きな再建からのスタートとなります。
それでも内野には、夏にスタメンを張った小島聡一郎、青木實次郎、眞鍋大和の3人が残ります。
この3人を軸に打線を組み直し、投手陣を新たに整えることが秋の大きなテーマになるでしょう。
旧チームは14人の少数精鋭で春ベスト4まで進んだ、底力のあるチームでした。
旧チームの経験を受け継ぎ、新チームがどこまで戦えるかに、今から大きな注目が集まっています。
まずは秋季徳島県大会で上位に食い込み、四国大会への出場権をつかめるかが最初の目標です。
文武両道を貫く県立進学校の粘り強い挑戦から、これからもいっそう目が離せない秋になります。
少数精鋭が強豪に挑む城東の戦いに、2026年秋も大きな期待が寄せられます。




コメント