大分県宇佐市にある全国区のスポーツ名門私学、柳ヶ浦高校野球部。
1994年の夏の甲子園でベスト4に進み、2004年には明治神宮大会を制した伝統を誇ります。
巨人などで活躍しノーヒットノーランも達成した投手・山口俊をはじめ、脇谷亮太や田中瑛斗、上間永遠といった多くのプロ野球選手を輩出してきた育成力も光ります。
2026年夏は登録53人の大所帯を全国各地から集め、二刀流エースの宮城介を中心に名門復活を狙います。
初戦を延長10回のサヨナラ勝ちで突破し、勢いに乗ってきました。
この記事では、そんな柳ヶ浦高校野球部の2026年の戦力を、投手陣・野手陣・注目選手・大会展望まで徹底的に分析します。
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柳ヶ浦高校野球部の2026年戦力総評
まずは2026年の柳ヶ浦がどんなチームなのか、早わかり表で全体像をつかんでおきましょう。
| 項目 | 2026年の柳ヶ浦 |
|---|---|
| 所在地 | 大分県宇佐市江須賀 |
| 創部 | 1947年 |
| 甲子園 | 夏8回(1994年ベスト4)・春3回/2004年明治神宮大会優勝 |
| 直近の甲子園 | 2025年センバツ(1回戦・2-3) |
| 2026春 | 大分県高校野球選手権 ベスト8 |
| 2026夏 | 1回戦○2-1日田林工(延長サヨナラ)→ 2回戦へ |
| チームの特色 | 全国区の編成・登録53人の大所帯・スポーツ名門の私学 |
チーム総評|全国から精鋭を集める名門私学
2026年の柳ヶ浦は、登録53人の大所帯で戦う私立の強豪です。
柳ヶ浦は硬式野球部だけでなく、サッカーや柔道、空手といった多くの部が全国レベルで活動するスポーツ名門校として知られています。
野球部のメンバーには、地元大分だけでなく沖縄や福岡、愛知、さらには台湾出身の選手まで名を連ね、全国から精鋭が集まる編成が特徴です。
その多彩な人材を束ねる中心が、投打二刀流のエース・宮城介です。
個々の能力が高い選手をそろえながら、チームとしてのまとまりも兼ね備えた総合力の高いチームと言えます。
豊富な部員層による競争が、チーム全体のレベルを押し上げています。
昨年からの成長と現在地
柳ヶ浦は2025年の春に、センバツ甲子園へ出場しました。
この時は1回戦で2-3と惜敗しましたが、全国の舞台を経験したことは大きな財産となっています。
2025年秋の大分県大会ではベスト8まで勝ち上がり、続く2026年春の大分県高校野球選手権でもベスト8に進出しました。
春の県選手権では、準々決勝で強豪・大分商と対戦し、5-6と1点差の接戦を演じています。
王者・明豊や名門・大分商といった強豪と互角に渡り合える力を持っており、県内でも屈指の実力校であることを示しました。
センバツで得た経験を、夏の勝ち上がりへとつなげられるかが焦点です。
全国レベルでの立ち位置
柳ヶ浦は、全国的にも知られた甲子園の常連校です。
夏の甲子園には過去8回出場し、1994年にはベスト4まで勝ち進みました。
2004年には明治神宮大会を制しており、秋の全国大会で頂点に立った実績も持っています。
ただ、夏の甲子園に限れば2003年の出場が最後で、しばらく夏の聖地から遠ざかっています。
その意味で、2026年夏は「23年ぶりの夏の甲子園」という大きな目標を懸けた戦いになります。
2025年春にセンバツを経験した世代が中心となり、名門復活へ向けて勝負の夏を迎えます。
柳ヶ浦高校野球部の投手陣を徹底分析
柳ヶ浦の夏を占ううえで、二刀流エースを中心とした投手陣の出来がカギを握ります。
エース・宮城介
2026年夏の柳ヶ浦のマウンドを託されているのが、背番号1の宮城介(3年)です。
宮城は沖縄本部ポニーの出身で、U14ポニーワールドシリーズの日本代表に選ばれた経歴を持つ左腕です。
大分県選抜や日台高校野球国際親善試合の九州地区選抜にも名を連ねる、実力派の投手です。
宮城の最大の特徴は、投げるだけでなく打っても4番を担う投打二刀流であることです。
2025年春のセンバツには2年生ながら4番ライトとして出場しており、打線の軸としても計算できる存在です。
夏の初戦・日田林工戦でも先発を務め、延長10回のサヨナラ勝ちを引き寄せました。
継投を支える投手陣の層
柳ヶ浦の投手陣は、エース宮城だけに頼るわけではありません。
背番号15の平岡獅道(3年)は180センチの長身から投げ下ろす右腕で、継投の場面で計算できる存在です。
背番号11の久保誓士(3年)や背番号20の安永颯翔(3年)といった3年生右腕も控えており、投手陣の層は厚くなっています。
2年生の松尾颯太(背番号10)も次代を担う投手として経験を積んでいます。
登録53人という豊富な人数の中から、状況に応じて投手を使い分けられるのは柳ヶ浦の強みです。
夏の起用予測
夏の大分大会は、勝ち進むほど連戦の日程が厳しくなります。
二刀流の宮城は打線でも中心を担うため、投球での負担をどう配分するかが重要になります。
格下相手には控え投手にイニングを分担させ、宮城の状態を上位進出に備えて温存する起用が現実的でしょう。
強豪との一戦では、エース宮城が最初から最後まで投げ切る覚悟が求められます。
厚みのある投手陣が最少失点で試合をまとめれば、柳ヶ浦は上位相手にも十分に戦えます。
柳ヶ浦高校野球部の野手陣を徹底分析
続いて、全国区の打者をそろえた柳ヶ浦の打線を見ていきましょう。
打線の特徴|全国区の打者が並ぶ厚み
2026年夏の柳ヶ浦打線は、各地から集まった実力者が並ぶ厚みのある布陣です。
4番には二刀流のエース宮城介が座り、打線の中心として長打も期待できます。
3番の徐維均(3年)は台湾出身の強打者で、中軸の一角を担います。
1番から下位まで気の抜けない打順の並びが、相手投手にとっては大きなプレッシャーとなります。
下の表は、7月8日の夏の初戦・日田林工戦で組まれた柳ヶ浦のスタメンです。
| 打順 | 守備 | 選手 | 学年 |
|---|---|---|---|
| 1 | 中堅 | 三笘鈴桜 | 1年 |
| 2 | 遊撃 | 清水禅太 | 3年 |
| 3 | 左翼 | 徐維均 | 3年 |
| 4 | 投手 | 宮城介 | 3年 |
| 5 | 三塁 | 爲藤優天 | 2年 |
| 6 | 二塁 | 田原慎之助 | 2年 |
| 7 | 右翼 | 仲宗根カラーニ | 3年 |
| 8 | 一塁 | 塩崎聖吾 | 3年 |
| 9 | 捕手 | 光武侑臥 | 3年 |
守備と機動力
柳ヶ浦は、堅実な守備をチームの土台としています。
遊撃の清水禅太(3年)は守備範囲が広く、内野陣の要としてチームの守りを引き締めます。
捕手の光武侑臥(3年)は投手陣を巧みにリードし、守りからリズムをつくります。
1番中堅を務める三笘鈴桜(1年)は俊足でチャンスを広げ、走塁でも相手をかき回します。
豊富な部員層の中から選ばれた選手たちだけあって、一人ひとりの守備力は高い水準にあります。
堅い守りに機動力が加われば、接戦を勝ち切る確率はさらに高まります。
注目の野手
打線の中心を担うのが、4番でエースの宮城介です。
投げても打っても中心となる宮城の存在は、柳ヶ浦打線に大きな安定感をもたらします。
3番の徐維均は台湾出身の強打者で、宮城とともに中軸を形成する長打力の持ち主です。
2番の清水禅太、5番の爲藤優天(2年)、6番の田原慎之助(2年)がしぶとくつなぎ、宮城・徐の中軸が返す――この得点パターンが機能すれば、柳ヶ浦は上位相手にも食らいつけます。
3年生を軸に2年生や1年生も絡む活気ある打線が、夏にどこまで力を発揮するか注目です。
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柳ヶ浦高校野球部の夏の大会展望・優勝予想
ここからは、2026年夏の大分大会における柳ヶ浦の展望を見ていきます。
| 時期 | 大会・結果 |
|---|---|
| 2025年秋 | 大分県秋季大会 ベスト8 |
| 2026年春 | 県春季大会(3回戦)/県高校野球選手権 ベスト8 |
| 2026夏 1回戦 | ○2-1 日田林工(延長10回タイブレークのサヨナラ) |
| 2026夏 2回戦 | 7/14(火) vs 別府翔青 |
大分大会の展望|本命は明豊、対抗は大分商
2026年夏の大分大会で優勝候補の筆頭に挙げられるのは、夏の大分大会を5年連続で制している絶対王者・明豊です。
明豊は前人未到の6連覇、そして6年連続の夏の甲子園を狙っています。
その明豊に真っ向から挑む最有力の対抗馬が、最速150キロのプロ注目右腕・平田玲翔を擁する古豪・大分商です。
柳ヶ浦は、この二強を追う実力校の一角に位置づけられます。
春の県選手権では大分商と1点差の接戦を演じており、強豪相手にも十分に勝負できる力を持っています。
全国区の編成と二刀流エースの存在を考えれば、上位に食い込む波乱の主役になる可能性は十分にあります。
2回戦・別府翔青戦の注目点
柳ヶ浦の次戦は、7月14日(火)に別大興産スタジアムで行われる2回戦の別府翔青戦です。
初戦を延長10回のサヨナラ勝ちでものにした勢いを、そのまま持続できるかが焦点です。
エース宮城介がロースコアの試合をつくり、中軸が要所で得点を挙げられるかがカギを握ります。
初戦のような接戦になった場合でも、粘り強く戦い抜く経験値が柳ヶ浦にはあります。
この一戦を突破し、上位ブロックへと駒を進められるかに注目が集まります。
夏の甲子園復活への可能性
柳ヶ浦にとって、夏の甲子園は2003年を最後にしばらく遠ざかっている舞台です。
1994年にはベスト4まで勝ち進んだ実績を持つだけに、名門としての誇りを胸に聖地への返り咲きを目指します。
王者・明豊や強豪・大分商が立ちはだかる壁は高いですが、全国区の戦力と二刀流エースの力があれば、一戦ずつ勝ち上がっていくことは十分に可能です。
2025年春のセンバツを経験した世代が、今度は夏の甲子園という大きな目標に挑みます。
名門・柳ヶ浦が23年ぶりの夏の甲子園に手を届かせるか、注目が集まります。
柳ヶ浦高校野球部の注目選手
2026年夏の柳ヶ浦を語るうえで欠かせない、注目の5選手を紹介します。
| 選手 | 学年・守備 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 宮城介 | 3年・投手/外野 | 左腕エース兼4番の二刀流 |
| 徐維均 | 3年・外野 | 台湾出身の強打の中軸 |
| 清水禅太 | 3年・遊撃 | 守備の要のリードオフ格 |
| 光武侑臥 | 3年・捕手 | 投手陣を統率する扇の要 |
| 三笘鈴桜 | 1年・中堅 | 1番を打つ俊足の1年生 |
宮城介(3年・エース左腕/外野手)
沖縄本部ポニーからU14ポニーワールドシリーズの日本代表に選ばれ、大分県選抜や日台の九州選抜にも名を連ねた実力派です。
背番号1を背負う左腕エースでありながら、打っては4番を務める投打二刀流がチームの絶対的な軸となっています。
2025年春には2年生ながらセンバツで4番ライトとして出場し、全国の舞台を経験しました。
投打の両面でチームを引っ張る宮城の出来が、柳ヶ浦の躍進を大きく左右します。
徐維均(3年・外野手)
台湾出身の強打者で、3番を打つ打線の中軸です。
全国区の柳ヶ浦の編成を象徴する存在で、長打力でチームに得点をもたらします。
宮城とともに中軸を形成し、相手投手にとって大きな脅威となります。
国際色豊かな柳ヶ浦打線の中でも、ひときわ存在感を放つスラッガーです。
清水禅太(3年・遊撃手)
2番を打つ遊撃手で、守備範囲の広さが光る内野の要です。
堅実なグラブさばきでチームの守りを支え、攻撃では出塁して得点の起点となります。
2番という重要な打順で、つなぎの役割も器用にこなします。
守備の名手が攻撃でも存在感を示せば、柳ヶ浦の総合力はさらに高まります。
光武侑臥(3年・捕手)
福岡出身の正捕手で、投手陣を巧みにリードする扇の要です。
豊富な投手陣を状況に応じて操る配球が持ち味で、守りからリズムをつくります。
下位打線でも勝負強さを発揮し、打線を最後まで途切れさせません。
二刀流エースをはじめとする投手陣を支える、チームの司令塔です。
三笘鈴桜(1年・中堅手)
福岡出身の1年生ながら、1番中堅としてスタメンをつかんだ俊足の外野手です。
塁に出れば足で相手をかき回し、リードオフマンとしてチャンスを広げます。
1年生ながら大分大会の初戦から起用される、将来性豊かな逸材です。
スピードあふれるプレーで、柳ヶ浦の攻撃に勢いをもたらします。
全国のドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」では、有力選手のスカウト評価や指名予想を詳しく紹介しています。

柳ヶ浦高等学校の基本情報
ここで、柳ヶ浦高校の基本情報を確認しておきましょう。
- 所在地:大分県宇佐市大字江須賀939番地
- 設立:1910年(学校法人吉用学園)
- 設置区分:私立(スポーツ名門・看護学科などを設置)
- 硬式野球部創部:1947年
- 登録人数:53人(2026年)
- 甲子園出場:夏の選手権8回(1994年ベスト4)/春センバツ3回/2004年明治神宮大会優勝
- 直近の甲子園:2025年センバツ(1回戦)
- 主なOB:山口俊(横浜→巨人→トロント・投手/ノーヒットノーラン達成)、脇谷亮太(巨人・内野手)、田中瑛斗(日本ハム→巨人・投手)、上間永遠(西武・投手)
柳ヶ浦高校野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 柳ヶ浦高校は甲子園に出場したことはありますか?
夏の甲子園に8回、春のセンバツに3回出場しています。
1994年の夏にはベスト4まで勝ち進み、2004年には明治神宮大会で優勝しました。
直近では2025年春のセンバツに出場しており、全国区の常連校として知られています。
Q. 柳ヶ浦高校出身のプロ野球選手は誰がいますか?
横浜や巨人などで活躍し、ノーヒットノーランも達成した投手・山口俊が代表的なOBです。
ほかにも巨人の内野手・脇谷亮太、巨人の投手・田中瑛斗、西武の投手・上間永遠らを輩出しています。
多くのプロ野球選手を送り出してきた育成力が、柳ヶ浦の大きな特徴です。
Q. 2026年夏の柳ヶ浦の成績はどうですか?
2026年夏の大分大会では、1回戦で日田林工を延長10回のサヨナラ勝ちで下し、2-1で初戦を突破しました。
7月14日の2回戦で別府翔青と対戦する予定です。
春の県高校野球選手権でベスト8に入った実力を、夏の勝ち上がりにつなげられるかが注目されます。
Q. 柳ヶ浦高校はどんな学校ですか?
大分県宇佐市にある私立の学校で、サッカーや柔道、空手など多くの部が全国レベルで活動するスポーツ名門です。
看護学科を設置し、医療に従事する人材の育成にも力を入れています。
野球部は全国各地から選手が集まる編成が特徴となっています。
Q. 2026年夏の大分大会の優勝候補はどこですか?
夏の大分大会を5年連続で制している明豊が、6連覇を狙う本命です。
春の県選手権で明豊を破った大分商が、最速150キロの平田玲翔を擁して対抗一番手に挙げられます。
柳ヶ浦は、この二強を追う名門私学として上位進出を狙います。
柳ヶ浦高校野球部のまとめ
2026年夏の柳ヶ浦は、全国から精鋭を集める登録53人の名門私学です。
山口俊ら多くのプロを輩出した育成力を背景に、二刀流エースの宮城介を中心に夏の大分大会を勝ち上がろうとしています。
宮城介を軸とした厚みのある投手陣と、徐維均ら全国区の打者が並ぶ打線がかみ合えば、王者・明豊や強豪・大分商を追う上位進出も十分に見込めます。
23年ぶりの夏の甲子園という大きな目標に向けて、名門の誇りを見せられるか。
柳ヶ浦高校野球部の一戦一戦から、これからも目が離せません。
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