巨人のエース・戸郷翔征を育てた宮崎・延岡の実力校が、2026年春に宮崎県大会を制した聖心ウルスラ学園高校野球部です。
今春の県王者は夏の3回戦で宮崎第一に7-8と敗れ、延長10回、9回に追いつかれてのサヨナラ負けでした。
新チームは今春王者の主力が大きく抜ける再建に立ち、先発として残るのは遊撃を守った下級生一人だけです。
この記事では2026年秋の聖心ウルスラの新チームの戦力を分析し、夏の振り返りや秋季宮崎大会の展望、注目選手も紹介します。
まずは、2026年秋を迎える聖心ウルスラの新チームの姿を、下の表で早わかりに整理しておきましょう。
| 項目 | 2026年秋の聖心ウルスラ |
|---|---|
| 所在地・区分 | 宮崎県延岡市/私立のカトリック系中高一貫校(2002年創部) |
| 2026年夏 | 3回戦で宮崎第一に7-8と敗退(延長10回・県ベスト16) |
| 新チームの軸 | 笠江寧桜(新3年・遊撃)ら残る下級生8人 |
| 秋の課題 | 145キロ左腕エースと正捕手が卒業。バッテリー再建 |
| 秋の目標 | 秋季宮崎大会で上位2校に入り、秋季九州大会へ |
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聖心ウルスラ学園高校野球部の2026年秋の戦力総評
新チーム総評|今春王者からの大再建
2026年秋の聖心ウルスラは大きな再建を迫られる新チームで、今春の宮崎県王者を支えた主力の多くが卒業するためです。
夏の宮崎大会でベンチ入りした20人のうち下級生は8人残りましたが、そのうち夏に先発していたのは遊撃の笠江寧桜(新3年)一人です。
笠江寧桜は、1年生の頃から遊撃を守ってきた経験豊富な内野手。
唯一残る先発として、新チームの中心となる存在になります。
一方で投手と捕手のバッテリーはそろって卒業し、最速145キロの左腕エース・中山琉善と正捕手の谷口瑠威が抜けます。
さらに4番の間曾慎之助や県選抜の小田原啓など、打線の主力も多くが卒業するでしょう。
今春王者の顔ぶれは、大きく入れ替わることになります。
残る控え組と再建への道
残る8人のうち7人は夏はベンチから戦いを支えた控えの選手たちで、笠江を軸にこの控え組がどこまで伸びるかが秋の鍵となります。
とりわけバッテリーの再建は待ったなしの課題で、新しい投手と捕手を秋の公式戦を通じて育てる必要があります。
地元の聖心ウルスラ聡明中からの育成のパイプは、健在です。
中学からの積み上げが、大再建に立ち向かう新チームを下支えします。
現在の3年生たちは2025年秋の県大会でもベスト8まで進んでおり、今春の県制覇と合わせ実績を積み上げてきた世代でした。
2026年夏を振り返る|守れなかった3点差
2026年夏の聖心ウルスラはシード校として2回戦から登場し、初戦の都城高専戦を11-1で退けて快勝で3回戦へ駒を進めました。
2回戦の都城高専戦では新チームに残る遊撃・笠江寧桜が打棒を見せ、2打点を挙げるなど11得点の大勝に貢献。
3回戦の宮崎第一戦は9回に3点をリードして勝利目前まで迫りましたが、2死から同点3ランを浴びて試合は振り出しに戻りました。
延長10回のタイブレークでも一時リードを奪いましたが、守り切れずに最後はサヨナラ打を許して7-8で敗れました。
今春の県王者にとって、あと一歩で勝利を逃した悔しい敗戦でした。
3回戦敗退が、2026年の夏の到達点となっています。
2026年夏の聖心ウルスラの戦いぶりを、下の表で振り返っておきましょう。
| ラウンド | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 2回戦 | 都城高専 | ○11-1 |
| 3回戦(7/14) | 宮崎第一 | ●7-8(延長10回/県ベスト16) |
| 参考・2026春 | 宮崎日大 | ○4-3(春の県大会決勝=優勝) |
県内・全国での立ち位置
聖心ウルスラ学園は2002年に創部された宮崎の実力校で、創部からわずか3年目の2005年に夏の甲子園初出場を果たしました。
2017年夏には甲子園で2回戦に進んで学校初の勝利を挙げるなど、春夏を通じて夏に強さを発揮するチームです。
最大のOBは、巨人のエースとしてWBCで世界一に輝いた戸郷翔征。
好投手を育てる伝統が、この学校の大きな誇りです。
戸郷は2018年に巨人へ入団して球界を代表するエースへと成長し、その母校の看板を新チームも受け継いでいくことになります。
今春の県制覇と県内の勢力図
2026年春には宮崎県大会を制して今春の県王者として夏に臨み、宮崎では都城や日南学園と上位を争う立場にあります。
2026年春は準々決勝で日南学園、準決勝で宮崎学園を破って決勝に進み、決勝でも宮崎日大を4-3で下して県の頂点に立ちました。
春の県制覇で臨んだ九州大会では、1回戦で大分上野丘に8-11と敗れました。
それでも、今春の宮崎を制した実力は確かなものでした。
地元・延岡市の聖心ウルスラ聡明中出身の選手が多く、中学からのパイプが野球部の土台を支えています。
聖心ウルスラ学園高校野球部の投手陣を徹底分析
バッテリーの再建|145キロ左腕が卒業
2026年秋の投手陣はエースが抜ける再建からのスタートで、最速145キロの左腕・中山琉善が卒業してマウンドの顔が大きく変わります。
中山琉善はノビのある直球と多彩な変化球を武器にした本格派サウスポーで、今春の県制覇を支えたこのエースの穴は非常に大きいものです。
中山は5月の招待試合で、強豪・中京大中京を完封する好投も見せました。
それだけに、このエースが抜ける影響は小さくありません。
新チームで期待されるのが、河野空星(新3年)や緒方楓仁(新3年)ら残る投手陣です。
夏はベンチから支えた投手たちが、主戦へと成長できるかが問われます。
正捕手の谷口瑠威も卒業するためバッテリーはそろって組み直しとなり、投手と捕手をどう育てるかが秋の最大の課題です。
新しい捕手|寺町恭志郎に期待
正捕手が抜けた捕手には控えだった寺町恭志郎(新3年)が有力候補で、夏はベンチから上級生の戦いを見守ってきました。
再建が必要な投手陣を、経験の浅い捕手がどうリードするかが鍵です。
新しいバッテリーの成長が、秋の聖心ウルスラを大きく左右します。
投手力を軸に守り勝つ野球は戸郷翔征を育てた学校の伝統で、若いバッテリーでその形をどこまで受け継げるかが問われます。
秋へ向けた投手陣の展望
秋の宮崎大会は河野や緒方ら複数の投手でつなぐ展開が基本線になりそうで、連戦のトーナメントでは投手陣の層の厚さが結果を左右します。
唯一残る先発・笠江寧桜の堅い守りも、再建中の投手陣を後ろから支えます。
守備からリズムを作る戦い方を、新チームでも追い求めるでしょう。
聖心ウルスラ学園高校野球部の野手陣を徹底分析
打線の中心|唯一残る先発・笠江寧桜
2026年秋の野手陣で唯一残る先発が遊撃の笠江寧桜(新3年)で、1年生の頃から遊撃を守ってきた経験豊富な内野手です。
夏の宮崎大会でも、2回戦で2打点を挙げるなど勝負強さを見せました。
新チームでは、打線と守りの両面で中心となる存在です。
その笠江を軸に残る下級生と新戦力で打線を組み直すことになり、今春王者の主砲たちが抜けた打線の再建が秋の大きな課題です。
4番を打った間曾慎之助や県選抜の小田原啓ら主力が卒業し、この得点力を残る選手でどう取り戻すかが問われます。
内野・守備|控え組の底上げを
内野では笠江のほかに土持好誠(新3年)ら夏のベンチを経験した選手が残り、173センチ91キロと恵まれた体格の内野手です。
長瀬魁や林田奎二といった新3年の内野手も、レギュラー定着を目指します。
夏はベンチから支えた選手たちの底上げが欠かせません。
主力が大きく抜けた新チームでも守り勝つ野球を受け継ぐことが目標で、笠江を中心とした堅い守りで接戦をものにする戦い方を目指します。
地元の中学から積み上げてきた連係で、細かい守備を丁寧にこなします。
少ないチャンスを確実に得点に結びつける野球が持ち味です。
打線のつながり|新戦力の台頭を
唯一の先発・笠江が残る一方で打線の主力の多くが卒業し、上位打線から下位打線まで新戦力の台頭が欠かせません。
夏はベンチだった控え組から誰が新たなレギュラーに名乗りを上げるか、秋の公式戦は新しい戦力を見極める大切な舞台になります。
同じ延岡市の延岡学園とは5月の県北予選で0-4と敗れており、秋の県大会でもこの地元のライバルとの再戦が予想されます。
2026年秋の新チームに残る主な下級生を、下の表で整理しておきましょう。
| 選手 | 学年・守備 | 夏の役割・特徴 |
|---|---|---|
| 笠江寧桜 | 新3年・遊撃 | 唯一残る先発。1年から遊撃 |
| 寺町恭志郎 | 新3年・捕手 | 夏は控え捕手。新正捕手候補 |
| 河野空星 | 新3年・投手 | 再建の投手陣の柱候補 |
| 緒方楓仁 | 新3年・投手 | 夏を経験した右腕 |
| 土持好誠 | 新3年・内野 | 173cm91kgの大型内野手 |
\注目選手の実力は?/
聖心ウルスラ学園高校野球部の秋の大会展望とセンバツへの道
秋季宮崎県大会の展望|再建の力を試す
2026年秋の聖心ウルスラは9月に開幕する秋季宮崎県大会が新チーム最初の本格的な戦いで、唯一残る先発・笠江を軸に上位進出を狙います。
宮崎では都城や日南学園、そして同じ延岡市の延岡学園が強敵で、これらの強豪を相手に再建中のチームがどこまで戦えるかが問われます。
夏に7-8と競り負けた宮崎第一にも悔しい記憶があり、秋の県大会で再び対戦する機会があれば雪辱を果たしたいところです。
主力が大きく入れ替わる秋は、新戦力にとって経験を積む大切な時期。
まずは県大会で、再建の手応えをつかむことが当面の目標です。
秋季九州大会・センバツへの道
秋季宮崎県大会で上位2校に入れば秋季九州大会への出場権を獲得でき、2026年の九州大会は10月下旬に熊本県で開かれます。
九州大会で上位に進めば、2027年春のセンバツ出場が見えてくるのです。
九州地区にはセンバツの一般選考で4つの枠が与えられています。
聖心ウルスラは春のセンバツにはまだ出場がなく、夏に強い伝統を持つチームが初のセンバツを狙えるかも注目されます。
新チームの目標|投手王国の再建へ
2026年秋は聖心ウルスラにとって新チームを一から作り直す大切な時期で、唯一残る先発・笠江を軸に控え組がどこまで伸びるかが問われます。
まずは秋季宮崎県大会で経験を積み、再建の手応えを得ることが目標です。
戸郷翔征を育てた投手王国が、再び全国を目指す秋が始まります。
聖心ウルスラ学園高校野球部の注目選手
2026年秋の新チームで、特に注目したい選手を5人紹介します。
笠江寧桜(新3年・遊撃手)
1年生の頃から遊撃を守ってきた経験豊富な内野手で、今春の県制覇を下級生ながらレギュラーとして支えました。
夏の宮崎大会でも2打点を挙げるなど、勝負強さを見せました。
唯一残る先発として、新チームの中心となる存在です。
寺町恭志郎(新3年・捕手)
夏は控え捕手として上級生の戦いをベンチから支え、新チームでは正捕手の有力候補として期待されています。
再建が必要な投手陣を、後ろからまとめる司令塔の役割を担います。
若いバッテリーをどう引っ張るかが、秋の鍵を握るでしょう。
河野空星(新3年・投手)
都城リトルシニア出身の右腕で、夏はベンチから投手陣を支えた新チームの投手陣の柱候補です。
145キロ左腕エースが抜けたマウンドを、引き継ぐ立場になります。
主戦としてイニングを稼げるかが、新チームの浮沈を左右します。
緒方楓仁(新3年・投手)
夏のベンチ入りを果たした新3年の右腕で、聖心ウルスラ聡明中出身で中学からの積み上げを持つ投手です。
河野とともに、再建のマウンドを背負う立場になります。
複数の投手で試合を作る形の、一角を担うことが期待されます。
土持好誠(新3年・内野手)
173センチ91キロと恵まれた体格を持つ内野手で、夏はベンチから戦いを支えた新3年の一人です。
主力が抜けた打線にあってその長打力に期待が集まり、控えから主力へと立場を変えられるかが注目されます。
これらの注目選手のより詳しいスカウト評価や、全国のドラフト候補との比較は、ドラフト候補研究所の特集記事でチェックできます。
| 選手 | 学年・守備 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 笠江寧桜 | 新3年・遊撃 | 唯一残る先発。1年から遊撃 |
| 寺町恭志郎 | 新3年・捕手 | 夏は控え捕手。新正捕手候補 |
| 河野空星 | 新3年・投手 | 再建の投手陣の柱候補 |
| 緒方楓仁 | 新3年・投手 | 夏を経験した右腕 |
| 土持好誠 | 新3年・内野 | 173cm91kgの大型内野手 |
全国のドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」では、有力選手のスカウト評価や指名予想を詳しく紹介しています。
聖心ウルスラ学園高等学校の基本情報
- 所在地:宮崎県延岡市
- 設立:私立(学校法人聖心ウルスラ学園)/1955年設立・硬式野球部2002年創部
- 甲子園:夏の選手権2回出場(2005年・2017年)。2017年夏に学校初の甲子園勝利。センバツ出場はなし
- 主なOB:戸郷翔征(巨人)・田原誠次(元巨人)
- 部員数:約40名/監督:小田原斉
- 特色:延岡市にあるカトリック系のミッションスクール。好投手を育てる伝統を持つ
聖心ウルスラ学園高等学校は宮崎県延岡市の私立の中高一貫校で、学校法人聖心ウルスラ学園が運営するカトリック系のミッションスクールです。
1955年に設立され、硬式野球部は2002年に創部されました。
創部からわずか3年目の2005年に、夏の甲子園初出場を果たしています。
2017年夏には甲子園で2回戦に進んで学校初の勝利を挙げており、春のセンバツにはまだ出場がなく夏に強さを発揮するチームです。
カトリック系のミッションスクールとして、礼節を重んじる校風を持ちます。
創部から短期間で甲子園に届いた育成力は、県内でも高く評価されてきました。
最大のOBは巨人のエースとしてWBCで世界一に輝いた戸郷翔征で、元巨人の田原誠次など好投手を育てる伝統を受け継いでいます。
地元の聖心ウルスラ聡明中出身の選手が多くて中学からのパイプが土台を支え、監督は小田原斉が務めています。
聖心ウルスラ学園高校野球部に関するよくある質問(FAQ)
聖心ウルスラの2026年夏の成績はどうでしたか?
3回戦で宮崎第一に7-8と敗れ、県ベスト16で夏を終えました。
延長10回、9回に追いつかれてのサヨナラ負けでした。
2026年秋の新チームはどんなメンバーが中心ですか?
夏を経験した下級生8人が軸で、唯一残る先発の遊撃・笠江寧桜(新3年)が新チームの中心となります。
聖心ウルスラは甲子園に出場したことがありますか?
夏の甲子園に2回(2005年・2017年)出場しています。
2017年夏には2回戦に進み、学校初の甲子園勝利を挙げました。
聖心ウルスラ出身のプロ野球選手は誰がいますか?
巨人のエースでWBC日本代表の戸郷翔征をはじめ、元巨人の田原誠次などがいます。
2026年秋の聖心ウルスラの課題は何ですか?
最速145キロの左腕エース・中山琉善と正捕手が卒業するためバッテリーの再建が最大の課題で、残る笠江を軸に守りを立て直します。
\ドラフト候補を先取り!/
聖心ウルスラ学園高校野球部のまとめ
2026年秋の聖心ウルスラ学園高校野球部は大きな再建を迫られる新チームで、今春の宮崎県王者を支えた主力の多くがそろって卒業します。
先発として残るのは、遊撃を守った笠江寧桜(新3年)一人。
最速145キロの左腕エースと正捕手が抜け、バッテリーの再建が課題です。
まずは秋季宮崎県大会で経験を積んで秋季九州大会を目指し、戸郷翔征を育てた投手王国が新チームでどんな戦いを見せるかに注目です。




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