大阪・柏原の私学、東大阪大柏原高校野球部が新チームでの再出発を迎えます。
2025年夏には決勝で大阪桐蔭を破り、14年ぶりの甲子園をつかんだ前年王者です。
その主力が卒業し、2026年夏は5回戦で生野に敗れて大きな入れ替わりを迎えました。
この記事では、まず2026年夏の戦いを振り返り、新チームの戦力を徹底分析します。
投手陣・野手陣の現在地、秋の大会展望、注目選手までを詳しく紹介。
まずは2026年秋の東大阪大柏原の現在地を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 2026年秋の東大阪大柏原 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府柏原市本郷 |
| 監督 | 土井健大(元オリックス・巨人) |
| 2025年夏の成績 | 大阪大会優勝(決勝○6-5大阪桐蔭)→14年ぶり甲子園 |
| 2026年夏の成績 | 大阪大会5回戦敗退(●1-5 生野) |
| 新チームの軸 | 小平那輝・久次米臣哉・西山颯空(すべて現2年) |
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東大阪大柏原高校野球部の2026年秋・新チーム戦力総評
チーム総評|下級生が多く残る継続型のチーム
2026年秋の東大阪大柏原は、夏の大阪大会でベンチ入りした20人のうち2年生6人と1年生5人が残る、下級生の多い継続型のチームです。
合わせて11人の下級生がそのまま残る編成は、毎年入れ替わりの激しい高校野球では非常に恵まれた条件になります。
特にマウンドは背番号1の左腕・小平那輝をはじめ、夏に登板を経験した下級生の投手がそのまま残ります。
内野にも久次米臣哉、内山陽翔、福塚慶翔という大型の2年生が顔をそろえ、打線の骨格も大きくは崩れません。
一方で正捕手の今岡浩太や、昨夏の甲子園を経験した攻守の中心・廣濱泰ら3年生の主力は卒業していきます。
181センチの大峠一真も抜けるため中軸には穴が空きますが、投打に下級生が残る点は明確な強みといえます。
2026年夏の振り返り|前年王者として臨んだ連覇への夏
2026年夏の東大阪大柏原は、2025年夏に大阪桐蔭を破って14年ぶりの甲子園をつかんだ前年王者として臨みました。
その甲子園では初戦で敗れ、大阪勢として45年ぶりの初戦敗退という悔しさも味わっています。
2025年夏の主力だった3年生が卒業し、2026年は若い再建チームで連覇に挑む夏となりました。
春の府大会を4回戦で大商大に3-4と敗れてシードを持たないなか、2回戦から登場します。
その春も羽衣学園を15-5、旭を3-1と退けており、打線の力そのものは確かなものでした。
夏の大会の戦い
7月12日の2回戦では日新を相手に、2回に一挙8点を奪うなど14-0の5回コールドで大勝しました。
続く3回戦ではみどり清朋を7-2で下し、4回戦でも天王寺に5-1で快勝して勢いに乗ります。
危なげなく5回戦へ駒を進め、7月22日に南港中央球場で生野と対戦しました。
しかし初回にいきなり1点を失うと、3回と4回にも加点を許して主導権を握られます。
打線は6回に大峠一真の二塁打などで1点を返すのが精いっぱいで、1-5で敗れました。
投手は寺尾颯真から山口虎将、岩木凰典、小平那輝とつなぎましたが、序盤の失点が重くのしかかっています。
前年王者としての連覇は、5回戦の壁に阻まれる結果となりました。
| ラウンド | 対戦相手 | スコア |
|---|---|---|
| 2回戦 | 日新 | ○ 14-0(5回コールド) |
| 3回戦 | みどり清朋 | ○ 7-2 |
| 4回戦 | 天王寺 | ○ 5-1 |
| 5回戦 | 生野 | ● 1-5 |
秋へ向けた評価|投打に下級生の土台が残る
新チームの強みは、投打の両面で下級生の土台がしっかり残っていることにあります。
夏に実戦のマウンドを踏んだ小平那輝、寺尾颯真、岩木凰典という下級生の投手が健在です。
特に背番号1を背負う左腕の小平那輝は、2年生ながらチームの軸を任されてきました。
野手でも久次米臣哉、内山陽翔、福塚慶翔、西山颯空という4人の2年生が残ります。
178センチ92キロの久次米臣哉をはじめ、大型の選手がそろっている点も見逃せません。
課題は、正捕手の今岡浩太と昨夏の甲子園を経験した廣濱泰が抜けた穴を誰が埋めるかです。
中軸と扇の要さえ再建できれば、秋の大阪でも上位をうかがえるだけの戦力になります。
| 選手 | 学年 | 守備 | 新チームでの位置づけ |
|---|---|---|---|
| 小平那輝 | 2年 | 投手 | 背番号1の左腕。新エースの最有力 |
| 寺尾颯真 | 2年 | 投手 | 生野戦で先発。小平に次ぐ右腕 |
| 久次米臣哉 | 2年 | 内野手 | 178cm92kgの大型一塁手。打の中心 |
| 内山陽翔 | 2年 | 内野手 | 178cmの内野手。守備の要 |
| 福塚慶翔 | 2年 | 内野手 | 堅実な守備を持ち味とする内野手 |
| 西山颯空 | 2年 | 外野手 | 鋭い打球を飛ばす強打の外野手 |
東大阪大柏原高校野球部の投手陣を徹底分析
新エース候補|背番号1の左腕・小平那輝
新チームのエースとして、まず名前が挙がるのが2年生左腕の小平那輝です。
171センチ70キロの左投左打で、大阪市立大正東中の出身になります。
2年生ながら夏の大会で背番号1を託された、制球とテンポを持ち味とする技巧派の左腕です。
5回戦の生野戦でも継投の最後を締める形でマウンドに立ち、実戦経験を積んできました。
1年時から公式戦のマウンドを踏んできた経験は、新チームで大きな意味を持ちます。
秋はこの小平が、名実ともにエースとしてチームを引っ張る立場になります。
継投|下級生右腕の寺尾颯真らが支える
小平を支えるのが同じ下級生の投手たちで、2年生右腕の寺尾颯真は生野戦で先発を任されるなど確かな実戦経験を積んできました。
172センチ58キロと細身ながら、粘り強い投球でイニングを稼ぐタイプの右腕です。
1年生右腕の岩木凰典も、夏の大会で複数の試合に登板して着実に経験を重ねました。
龍野ボーイズ出身の岩木は、174センチ74キロと下級生らしからぬ体格を備えています。
三枚看板で戦えるのは強みですが、3年生の足羽俊介、山口虎将、塚本翔大が抜ける穴も小さくありません。
起用予測|複数の投手をつなぐ継投で
東大阪大柏原は夏も複数の投手をつないで戦ってきたチームで、生野戦でも寺尾から山口、岩木、小平へと4人をリレーしています。
この継投の形は、経験の浅い新チームでもそのまま受け継がれていくとみられます。
幸い小平、寺尾、岩木という夏を知る下級生の投手が、そろって残ってくれるでしょう。
秋は彼らがどこまで安定して試合を作れるかが、チームの浮沈を握ることになります。
守備で背後から支える形を築ければ、失点を抑えた我慢の戦いが可能になります。
東大阪大柏原高校野球部の野手陣を徹底分析
打線の中心|大型内野手・久次米臣哉
新チームの打線で中心に据えられそうなのが、178センチ92キロの兵庫西宮ボーイズ出身・2年生内野手の久次米臣哉です。
右投左打の一塁手として、その大きな体から放たれる打球に大きな長打力が秘められています。
夏の大会でもベンチ入りし、前年王者の一員として上のレベルを肌で感じてきました。
秋は打線の中軸として、鋭い打球でチームの得点を稼ぐ役割が求められます。
チームの攻撃力は、この大型スラッガーの成長に大きく左右されそうです。
残る内野の骨格|大型の2年生3人がそろい踏み
内野には久次米以外にも将来性豊かな2年生が顔をそろえ、内山陽翔は178センチ75キロの掛川リトルシニア出身の内野手です。
その恵まれた体格を生かした広い守備範囲が、内山の大きな持ち味です。
三塁を守れる福塚慶翔は白山リトルシニア出身で、堅実な守備を持ち味とします。
この2人に久次米を加えた大型の内野の骨格が、そのまま新チームへ引き継がれます。
外野では、白山リトルシニア出身で右投左打の西山颯空が中心になるでしょう。
抜ける中軸と捕手|再建の必要な打線と扇の要
一方で打線の中軸と扇の要には穴が空き、昨夏の甲子園を2年で経験した廣濱泰が攻守の中心として卒業していきます。
181センチの大峠一真も、中堅を守った長身の外野手として抜けていきます。
何より痛いのが、夏に全試合でマスクをかぶった正捕手・今岡浩太の卒業です。
捕手には1年生の長村奏佑と近藤潔仁が控えており、この秋は後継者争いが焦点になります。
180センチの近藤潔仁は、生野戦でマスクをかぶった実戦経験を持っている点が心強い材料です。
\注目選手の実力は?/
東大阪大柏原高校野球部の秋の大会展望とセンバツへの道
秋季大阪大会|新チーム最初の本格的な公式戦
秋の戦いは9月に開幕する秋季大阪大会から本格的に始まり、大阪は150校を超える全国屈指の激戦区で勝ち抜くだけでも容易ではありません。
東大阪大柏原にとっては、この秋が新チームの真価を問う最初の大きな舞台になります。
目指すのは、まず上位に食い込んで秋季近畿大会への出場権をつかむことです。
大阪からは毎年3校が秋季近畿大会へ進むことができ、その枠を争う戦いになります。
若い新チームがどこまで勝ち上がれるかが、この秋の大きな見どころになります。
秋季近畿大会への道|センバツをかけた戦い
秋季大阪大会で上位に入れば秋季近畿大会への道が開け、2026年の近畿大会は京都府のわかさスタジアム京都で行われる予定です。
会期は10月17日から11月1日にかけて予定されています。
この近畿大会の結果が、翌春のセンバツ選考にそのまま直結する仕組みになっています。
センバツの近畿地区の枠は6校と、他地区に比べて多く与えられている点も追い風です。
若いチームにとっては、経験を積みながら上を目指せる絶好の舞台になります。
秋の目標|2強を追う立場から上位進出へ
2026年秋の東大阪大柏原にとって現実的な目標は上位進出で、大阪には大阪桐蔭と履正社という全国区の2強が君臨しています。
若い再建チームが、いきなり優勝候補に名を連ねるのは難しいのが正直なところです。
それでも投打に夏を知る下級生の土台が残る点は、他校にはない大きな強みといえます。
まずは秋の大阪大会で経験を積み、近畿大会の舞台を狙う足がかりの一年になります。
新エース小平那輝を中心に、若いチームがどこまで戦えるかが問われるでしょう。
東大阪大柏原高校野球部の注目選手
小平那輝(2年・投手)
新チームのエースとして、最も期待が集まる2年生の左腕投手です。
大阪市立大正東中から進んだ、171センチ70キロの左投左打の技巧派になります。
2年生ながら夏の大会で背番号1を任された、制球とテンポの良さが最大の武器です。
生野戦でも継投の最後を締めるなど実戦の経験を積み、秋は名実ともにエースとしてチームの浮沈を握る存在になります。
久次米臣哉(2年・内野手)
178センチ92キロと、堂々たる体格を誇る2年生の一塁手です。
兵庫西宮ボーイズの出身で、右投左打の長距離砲タイプの打者になります。
その大きな体から放たれる打球には、チーム屈指の長打力が秘められているのです。
秋は打線の中軸として久次米の一打がチームの得点源になり、この大型スラッガーの成長が新チームの攻撃力を大きく左右します。
西山颯空(2年・外野手)
172センチ74キロの右投左打で、外野を守る2年生スラッガーです。
白山リトルシニアの出身で、鋭いリストの強さが大きな持ち味になります。
そのリストから外野へ強い打球を飛ばす打撃が、西山の最大の魅力です。
夏の大会でも前年王者の一員として上のレベルを経験し、秋は久次米とともに打線をけん引する中軸として期待されます。
内山陽翔(2年・内野手)
178センチ75キロと、こちらも大型の2年生内野手になります。
掛川リトルシニアの出身で、恵まれた体格を守備にしっかり生かします。
その大きな体を生かした広い守備範囲が、内山の持ち味の内野手です。
久次米や福塚とともに大型の内野の骨格を支え、秋は守備の要として若い投手陣を後ろから支える役割を担います。
寺尾颯真(2年・投手)
小平に次ぐ2年生右腕として、投手陣の一角を担う存在です。
兵庫夙川ボーイズの出身で、172センチ58キロと細身の本格派になります。
細い体ながら粘り強い投球でイニングを稼ぐのが、寺尾の持ち味です。
生野戦では先発を任されるなど夏に貴重な経験を積み、小平との二枚看板で新チームのマウンドを支える立場になります。
| 選手 | 学年 | ポジション | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 小平那輝 | 2年 | 投手 | 背番号1の左腕。制球とテンポの技巧派 |
| 久次米臣哉 | 2年 | 内野手 | 178cm92kgの大型一塁手。長打力に期待 |
| 西山颯空 | 2年 | 外野手 | 鋭いリストで強い打球を飛ばすスラッガー |
| 内山陽翔 | 2年 | 内野手 | 178cmの大型内野手。広い守備範囲 |
| 寺尾颯真 | 2年 | 投手 | 生野戦で先発した右腕。小平との二枚看板 |
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東大阪大学柏原高等学校の基本情報
- 所在地:大阪府柏原市本郷5-993
- 運営:学校法人村上学園
- 創部:1963年(硬式野球部)
- 監督:土井健大(元オリックス・巨人)
- 登録人数:42人
- 甲子園:夏の選手権2回(2011年・2025年/春のセンバツ出場は無し)
- 主なOB:石川慎吾(DeNA)/阿南徹(元中日)/野村和輝/久本祐一
東大阪大学柏原高等学校は、学校法人村上学園が運営する大阪府柏原市の私立高校です。
硬式野球部の創部は1963年で、大阪の私学の一つとして長く知られてきました。
監督の土井健大は、履正社で長打力を誇り2006年にオリックスへ入団した元プロ野球選手です。
オリックスと巨人でプレーしたのち、2018年にこの東大阪大柏原の指揮官へ就きました。
現役引退後は社会人のミキハウスなどでもプレーを続けた、苦労人の指揮官として知られています。
甲子園には夏に2回出場しており、初出場は2011年までさかのぼります。
2度目となった2025年夏は、決勝で大阪桐蔭を破っての14年ぶりの快挙でした。
プロ野球選手も輩出しており、外野手の石川慎吾は巨人からDeNAへ移り、勝負強い打撃で活躍を続けています。
なお学校は2027年度以降の生徒募集停止を発表しており、一戦一戦に懸ける思いはより強くなっています。
東大阪大柏原高校野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 東大阪大柏原の2026年夏の成績は?
A. 大阪大会の5回戦で生野に1-5で敗れて夏を終え、2回戦から3試合を勝ち上がっての5回戦敗退でした。
Q. 新チームのエースは誰ですか?
A. 2年生から新3年生になる左腕の小平那輝が新エース候補で、夏に背番号1を背負い実戦経験も豊富です。
Q. 東大阪大柏原は甲子園に出場したことがありますか?
A. 夏の甲子園に2回出場しており、2011年が初出場、2025年が決勝で大阪桐蔭を破っての2度目の出場でした。
Q. 2025年夏の大阪桐蔭戦はどんな試合でしたか?
A. 決勝で延長10回の末に6-5で競り勝ち、4点のリードを追いつかれながら延長で勝ち越しての14年ぶり甲子園でした。
Q. 秋の大会はいつから始まりますか?
A. 秋季大阪大会が9月に開幕し、上位に入れば10月の秋季近畿大会に進んで翌春のセンバツ選考につながります。
\ドラフト候補を先取り!/
東大阪大柏原高校野球部のまとめ
2026年秋の東大阪大柏原は、下級生の多い継続型のチームで再出発を迎えます。
2025年夏には大阪桐蔭を破って14年ぶりの甲子園をつかんだ、前年王者としての歴史があります。
2026年夏は5回戦で生野に1-5と敗れ、連覇の夢は5回戦の壁に阻まれました。
それでも夏のベンチ20人のうち、2年生6人と1年生5人が新チームに残ります。
マウンドは背番号1の左腕・小平那輝を中心に、夏を知る下級生の投手が引き継ぎます。
打線でも久次米臣哉や西山颯空といった大型の2年生が、中軸として成長を期待されているのです。
課題は、正捕手と昨夏の甲子園経験者が抜けた打線の中軸をどう再建するかにあります。
秋はまず大阪大会で経験を積み、近畿大会の舞台を目指す一年になります。




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