長野県上田市の私立・上田西は、県内屈指の常勝軍団として知られる強豪校です。
2025年秋と2026年春の県大会を制する「秋春連覇」を達成し、2026年夏の長野大会では堂々の第1シードに選ばれました。
プロ野球選手を数多く輩出してきた伝統校が、2023年以来3年ぶりの夏の甲子園を目指します。
この記事では、2026年夏の上田西高校野球部の戦力を、投手陣・野手陣の両面から徹底分析します。
エース内藤崚ら投手陣、2年生中軸を含む打線、注目選手、長野大会の展望まで詳しく紹介します。
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まずは2026年の上田西の姿を一枚の表にまとめました。
| 項目 | 2026年の上田西 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県上田市(私立・学校法人上田学園) |
| 監督 | 矢澤龍一(2025年就任のOB監督) |
| 2025秋・2026春 | 長野県大会を連覇(秋春連覇) |
| 夏のシード | 第1シード(優勝候補の一角) |
| 目標 | 2023年以来3年ぶりの夏の甲子園 |
上田西高校野球部の2026年戦力総評
チーム総評|投打に隙のない県内トップクラス
2026年の上田西は、投手力・打撃力・守備力のいずれもが高い水準でまとまった、県内トップクラスの総合力を誇ります。
マウンドにはエース・内藤崚をはじめ、189センチの大型左腕・向山康介ら多彩な投手がそろい、継投の引き出しが豊富です。
打線は2年生の兼井飛羽・浜颯介を中軸に据え、複数の打者が安打と打点を重ねる「線でつながる攻撃」が持ち味です。
登録メンバーは53人、部員は3学年で90名近くにのぼる大所帯で、選手層の厚さも大きな武器になっています。
長野県内を中心に県外の有力チーム出身者も加わり、日々の練習から高いレベルで競い合える環境が整っています。
専用グラウンドや室内練習場、生徒寮を完備した恵まれた環境が、この総合力を支えています。
昨年との比較|秋春連覇で得た第1シード
2026年のチームを語るうえで欠かせないのが、県大会での「秋春連覇」です。
2025年秋の長野県大会を制し、続く2026年春の県大会でも決勝で佐久長聖を7-6で下して優勝を飾りました。
この秋春連覇によって、夏の長野大会では文句なしの第1シードを獲得しています。
春の県大会を戦った主力の多くがそのまま夏に臨むため、チームとしての完成度は県内でも群を抜いています。
秋・春と勝ち続けてきた自信が、夏の戦いを後押しします。
秋季の県大会に至っては、これまでに6度の優勝を数え、長野を代表する常勝軍団としての地位を確立しています。
県内での勝負強さと安定感は、他校が一目置く存在です。
全国レベルでの立ち位置と「北信越の壁」
県内では圧倒的な強さを誇る上田西ですが、全国の舞台となるとまだ「壁」が立ちはだかります。
2025年秋、2026年春ともに、県大会を制しながら北信越大会では初戦で敗れているのが実情です。
特に2026年春の北信越大会1回戦では、名門・星稜に1-2と惜しくも競り負けました。
甲子園でも、これまでの出場4回で挙げた勝利は2015年夏の1回戦のみと、全国での1勝は依然として重い課題です。
県内無双の実力を、いかにして北信越、そして甲子園で発揮するか。それが2026年の上田西に課されたテーマです。
近年の戦績とプロを輩出する伝統
上田西は近年、長野県内で安定した強さを見せ続けています。
2025年秋の県大会で優勝すると、2026年春の県大会も制し、堂々の秋春連覇を達成しました。
甲子園には夏3回・春1回の計4回出場しており、直近では2023年夏に聖地の土を踏んでいます。
また、2023年にオリックスからドラフト1位で指名された横山聖哉をはじめ、阪神の髙寺望夢や巨人の笹原操希など、プロ野球選手を続々と輩出しているのも大きな特徴です。
県内屈指の名門として、その実績は年々厚みを増しています。
| 時期 | 主な戦績 |
|---|---|
| 2025年秋 | 長野県秋季大会 優勝(北信越は1回戦敗退) |
| 2026年春 | 長野県春季大会 優勝(決勝で佐久長聖に7-6) |
| 2026年夏 | 第1シードで2回戦から登場・勝ち上がり中 |
| 甲子園 | 夏3回・春1回(2013・15・23年夏/21年春) |
上田西高校野球部の投手陣を徹底分析
エース・内藤崚
投手陣を背番号1で束ねるのが、3年生の内藤崚です。
180センチ82キロと堂々たる体格の右腕で、先発でもリリーフでも計算できる柔軟性が魅力です。
県大会では準々決勝で8回を投げて奪三振13・被安打2・無失点という圧巻の投球を見せ、相手打線をねじ伏せました。
打っては9番に座ることもあり、投打両面でチームに貢献できる大黒柱です。
豊富な左腕陣と二刀流
上田西の投手陣の厚みを象徴するのが、複数の左腕の存在です。
なかでも背番号17の向山康介(2年)は、189センチの長身から投げ下ろす大型サウスポーで、夏の2回戦では先発マウンドを任されました。
背番号11の割田涼雅(3年)、背番号18の高梨翔(2年)も左腕で、相手打線に的を絞らせません。
さらに背番号10の平手瑠乙(3年)は、ショートを守りながら先発投手もこなす二刀流タイプで、起用の幅を大きく広げています。
右のエース・内藤に、複数の左腕と二刀流が続く布陣は、短期決戦のトーナメントで大きなアドバンテージになります。
夏の起用予測
夏の長野大会では、エース・内藤崚を軸に、向山康介や割田涼雅ら左腕をつなぐ継投が基本線になりそうです。
2回戦で向山を先発に立てて内藤を温存できたように、複数の投手を使い分けられるのが上田西の強みです。
試合展開に応じて先発を柔軟に選べる投手層の厚さは、勝ち上がるほどに効いてきます。
継投がハマれば、県内では失点を最小限に抑えたロースコアの試合運びが可能です。
逆に言えば、上田西を攻略するには、この分厚い投手陣を打ち崩さなければなりません。
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上田西高校野球部の野手陣を徹底分析
打線のキーマンは2年生中軸
2026年の上田西打線の中心に座るのが、2年生の兼井飛羽と浜颯介です。
3番・中堅の兼井飛羽は、愛知の刈谷ボーイズ出身の強肩巧打の外野手で、直近3試合で7安打4打点と抜群の打撃を見せています。
4番・三塁の浜颯介も2年生ながら勝負強く、複数試合で安打を重ねる中軸の一角です。
下級生が3番・4番に座りながら結果を残していることは、チームの得点力の高さと将来性の両方を物語っています。
経験豊富な3年生が脇を固める
若い中軸を、経験豊富な3年生がしっかりと支えます。
7番・捕手の松野暖(3年)は178センチ83キロの大型捕手で、投手陣をリードしながら打線でも力を発揮する女房役です。
5番・DHの井浦悠、6番・遊撃の林人輝も3年生で、いずれも県選抜クラスの実力を備えた中核選手です。
2番・左翼の水谷耕太(3年)も含め、上位から下位まで切れ目のない打線を形成しています。
下級生の勢いとベテランの経験値が融合した打線は、相手投手にとって的を絞りにくい厄介な存在です。
守備と機動力
上田西は打撃だけでなく、守備の総合力も高いチームです。
1番・一塁の岩田真輝人(2年)を起点に、俊敏な内野守備と広い外野守備で失点を防ぎます。
9番・二塁の佐野蒼太(2年)ら小柄な選手も機動力を生かし、走塁や小技で相手を揺さぶります。
複数の打者が塁に出て、つなぎながら得点する。この「線の攻撃」と堅守が、上田西の野球の根幹です。
上田西高校野球部の夏の大会展望・優勝予想
長野大会の構図
2026年夏の第108回全国高校野球選手権長野大会は、7月4日に開幕し、決勝は7月25日に予定されています。
秋春連覇を果たした上田西は第1シードとして、優勝候補の筆頭に挙げられます。
最大のライバルは、春の県大会決勝で上田西と激戦を演じた佐久長聖です。
7-6という1点差の決着が示す通り、両校の力は拮抗しており、夏も再戦となれば大熱戦が予想されます。
さらに伝統校の松商学園、松本国際、長野日大、松本第一なども力があり、勝ち上がるほどに厳しい戦いが待っています。
それでも、投打のバランスと選手層の厚さでは、上田西が一歩リードしているといえるでしょう。
初戦を突破し、勝ち上がり中
第1シードの上田西は2回戦から登場し、初戦を危なげなく突破しました。
7月5日の2回戦では松本美須々ケ丘を10-3で下し、幸先の良いスタートを切っています。
この試合では2年生左腕・向山康介を先発に立て、エース・内藤崚を温存する余裕のある戦いぶりを見せました。
続く3回戦は7月11日、伊那北との対戦が予定されています。
優勝候補として、まずは足元の一戦一戦を確実に勝ち上がっていくことが求められます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | 第108回全国高校野球選手権長野大会 |
| シード | 第1シード(2回戦から登場) |
| 2回戦 | 7月5日 ○10-3 松本美須々ケ丘 |
| 3回戦 | 7月11日(土)vs 伊那北 |
| 対抗 | 佐久長聖・松商学園・松本国際ほか |
3年ぶりの甲子園なるか
上田西にとっての目標は、2023年以来3年ぶりとなる夏の甲子園出場です。
県内での実力は疑いようがなく、順当に勝ち上がれば決勝進出も十分に狙える戦力を備えています。
カギを握るのは、佐久長聖をはじめとする対抗馬との直接対決を制することです。
投手陣の継投がかみ合い、2年生中軸を含む打線が力を発揮すれば、悲願の甲子園、そして2015年以来の甲子園勝利も見えてきます。
秋春連覇の勢いのまま、夏も長野の頂点に立てるか注目です。
上田西高校野球部の注目選手
ここでは、2026年夏の上田西を象徴する注目選手を5人紹介します。
内藤崚(3年・投手/背番号1)
180センチ82キロの右腕エースです。
先発でもリリーフでも起用できる柔軟性が持ち味で、県大会では準々決勝で8回13奪三振・被安打2・無失点という圧巻の投球を見せました。
打っても9番に座ることがあり、投打両面でチームを引っ張る大黒柱です。
長いイニングを投げ切るスタミナと、要所で三振を奪える勝負強さを兼ね備えています。
松野暖(3年・捕手/背番号2)
178センチ83キロの体格を誇る、諏訪ボーイズ出身の大型捕手です。
長野県選抜の経験も持ち、豊富な投手陣を巧みにリードする司令塔を務めます。
7番を打ちながら勝負強い打撃も見せる、攻守の要となる3年生です。
兼井飛羽(2年・外野/背番号9)
愛知の刈谷ボーイズ出身、強肩巧打の中堅手です。
2年生ながら3番を任され、直近3試合で7安打4打点と打線の中心として存在感を放っています。
広い守備範囲と鋭い送球でセンターを締める、走攻守そろった逸材です。
浜颯介(2年・内野/背番号5)
諏訪リトルシニア出身の三塁手で、こちらも2年生ながら4番に座る中軸打者です。
複数試合で安打を重ねる勝負強さに加え、サードの堅い守備でも貢献します。
兼井とともに、上田西打線の未来を担う存在です。
体格は大きくないものの、思い切りの良いスイングから鋭い打球を放ち、上位打線につなぐ役割を果たします。
向山康介(2年・投手/背番号17)
189センチの長身から投げ下ろす、2年生の大型左腕です。
夏の2回戦では先発マウンドを任され、エースを温存する重要な役割を果たしました。
まだ2年生ながらスケールの大きさは県内でも屈指で、次代のエース候補として期待がかかります。
2026年の夏を経験の場としながら、来年以降の上田西を背負う存在へと成長していくことが期待されます。
| 選手 | 学年・守備 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 内藤崚 | 3年・投手 | 先発/リリーフ両用の右腕エース |
| 松野暖 | 3年・捕手 | 大型捕手。攻守の要・県選抜 |
| 兼井飛羽 | 2年・外野 | 3番中堅。打の中心・強肩巧打 |
| 浜颯介 | 2年・内野 | 2年生4番の三塁手 |
| 向山康介 | 2年・投手 | 189cmの大型左腕・次代のエース |
全国のドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」では、有力選手のスカウト評価や指名予想を詳しく紹介しています。

上田西高等学校の基本情報
- 所在地:長野県上田市下塩尻868番地
- 設置者:学校法人上田学園(私立・男女共学)
- 創立:1960年(昭和35年)。硬式野球部も学校創立と同時に発足
- 監督:矢澤龍一(上田西OB。2025年より監督就任)/総監督:原公彦
- 部員数:3学年で約90名の大所帯(大会登録53人)。野球専用グラウンド・室内練習場・生徒寮を完備
- モットー:「誠実な努力」「For the teamの精神」「笑顔」
- 甲子園出場:夏3回(2013年・2015年・2023年)+春センバツ1回(2021年)=通算4回。甲子園での勝利は2015年夏の1回戦・宮崎日大戦の1勝
- 県大会実績:秋季県大会優勝6回・春季県大会も複数回制する県内屈指の常勝軍団
- 主なOB:横山聖哉(オリックス・内野手/2023年ドラフト1位)、髙寺望夢(阪神・内野手)、笹原操希(巨人・外野手)、権田琉成(オリックス・投手)、藤澤亨明(西武・捕手)、川井進(中日・投手)
上田西高校野球部に関するよくある質問(FAQ)
上田西は甲子園に何回出場していますか?
春夏あわせて4回出場しています。
夏の選手権が3回(2013年・2015年・2023年)、春のセンバツが1回(2021年)です。
甲子園での勝利は2015年夏の1回戦・宮崎日大戦で挙げた1勝で、初出場から続く全国での白星を増やすことが今後の目標となっています。
2026年夏はなぜ第1シードなのですか?
2025年秋と2026年春の長野県大会をともに制した「秋春連覇」が評価されたためです。
春の県大会決勝では佐久長聖を7-6で下して優勝しており、県内での安定した強さがシード権につながりました。
第1シードのチームは2回戦から登場できるため、初戦までにチーム状態を整えられる利点もあります。
上田西出身のプロ野球選手は誰がいますか?
2023年にオリックスからドラフト1位で指名された内野手・横山聖哉が代表格です。
ほかにも阪神の髙寺望夢、巨人の笹原操希、オリックスの権田琉成など、多くのプロ野球選手を輩出しています。
上田西高校野球部のまとめ
2025年秋・2026年春の長野県大会を連覇し、夏も第1シードに立つ上田西。
エース内藤崚と189センチの左腕・向山康介ら厚みのある投手陣、2年生の兼井飛羽・浜颯介を中軸とする打線を武器に、3年ぶりの夏の甲子園を狙います。
県内では圧倒的な実力を誇る一方で、北信越、そして甲子園での1勝が長年の課題です。
秋春連覇の勢いのまま、佐久長聖ら強豪を退けて長野の頂点に立てるか。
プロ野球選手を数多く育ててきた伝統校が、恵まれた環境と選手層の厚さを結集して夏に挑みます。
秋春連覇という結果が示す通り、県内での実力は本物です。
選手層の厚さと総合力を兼ね備えた上田西の夏に、大いに注目です。
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