北海道十勝の芽室町に、北北海道を代表する私立の強豪があります。
白樺学園高校野球部。2025年秋には全道大会で準優勝を果たしました。
2024年夏には3年ぶりの甲子園。堅守と機動力で毎年上位に食い込みます。
この記事では、白樺学園高校野球部の2026年の戦力を、投手陣・野手陣の両面から徹底分析します。
チームの現在地、夏の北北海道大会の展望、注目選手までを詳しく紹介します。
まずは2026年夏の白樺学園を、下の表でざっくりとつかんでおきましょう。
| 項目 | 2026年の白樺学園 |
|---|---|
| 所在地 | 北海道河西郡芽室町(十勝地方) |
| 監督 | 亀田直紀(鵡川高出身) |
| 2025年秋 | 秋季北海道大会 準優勝(センバツ補欠) |
| 2026年春 | 十勝支部予選で涙、全道大会出場ならず |
| 夏の目標 | 2年ぶり5度目の夏の甲子園 |
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白樺学園高校野球部の2026年戦力総評
チーム総評
2026年の白樺学園は、3年生の投手陣と、まだ2年生ながら実戦経験の豊富な野手陣が融合したチームです。
マウンドには左腕の玉手瑛斗と、最速141キロの右腕・鎌仲賢吾という3年生の二枚看板がそろいます。
この2人はいずれも2025年秋の道大会準優勝を経験しており、大舞台での投球にも慣れています。
打線は、1番センターの横田晃大や4番候補の菊島有佑ら、2年生の主力が中心です。
彼らは1年生だった2025年秋、すでに道大会準優勝の主力として活躍しており、経験値は学年以上のものがあります。
投手は上級生、野手は下級生という珍しい構成ですが、両者がかみ合えば北北海道でも屈指の総合力を誇ります。
若い野手陣が夏の重圧の中でどれだけ力を出せるかが、チームの浮沈を左右しそうです。
裏を返せば、経験豊富な選手が多い今年は、勢いに乗れば一気に突き抜ける可能性を秘めています。
昨年との比較
白樺学園はここ数年、北北海道の頂点を争い続けてきました。
2024年夏は北北海道大会を制して甲子園に出場し、亀田直紀監督のもとで確かな地力を示しました。
2025年夏も決勝まで勝ち上がりましたが、旭川志峯のエース・河合悠希の力投の前にあと一歩届きませんでした。
2025年秋の道大会準優勝は、その悔しさを晴らすような快進撃でした。
当時の主力の多くが現在の2年生で、彼らがそのまま成長している点は今年の大きな強みです。
一方で、2026年春は十勝支部予選の決勝で帯広三条に屈し、全道大会の舞台を逃しました。
春の悔しさをどう夏にぶつけるかが、チームの成長を占う鍵になります。
全国レベルでの評価
全国的な知名度で見れば、白樺学園は大阪桐蔭や横浜のような常連校ではありません。
しかし北海道内では、秋の道大会準優勝という実績が示す通り、確かな実力を備えたチームです。
2019年秋には明治神宮大会でベスト4に進出し、全国の舞台でも通用する力を証明しました。
近年は河村説人(ロッテ)や片山楽生(オリックス)ら、プロ野球選手も継続的に輩出しています。
2026年のチームも、北北海道を勝ち抜けば甲子園で旋風を起こすだけの地力を秘めています。
チームのカラーと亀田監督の野球
白樺学園を率いる亀田直紀監督は、鵡川高校の出身で立正大学を経て指導者となった人物です。
母校・鵡川の部長などを務めたのち白樺学園の監督に就任し、2024年夏には北北海道大会を制してチームを甲子園へと導きました。
亀田監督のチームは、堅い守備と足を絡めた攻撃で、ロースコアの接戦を勝ち切る野球を身上としています。
全国各地から選手が集まる私立校らしく、道内はもちろん道外出身の選手も戦力に加わっています。
55人の登録部員が、夏のベンチ入りを目指して激しい競争を繰り広げています。
この選手層の厚さも、連戦を勝ち抜くうえで白樺学園の強みとなります。
白樺学園高校野球部の投手陣を徹底分析
エース格・玉手瑛斗
2026年の白樺学園の投手陣を引っ張るのは、3年生左腕の玉手瑛斗です。
179cm78kgの恵まれた体格を持つ、大空リトルシニア出身のサウスポーです。
速球で押すタイプではなく、丁寧な制球と緩急で打たせて取る技巧派です。
2025年秋の道大会では、8番打者として打線に加わりながら先発を務めるという二刀流的な起用で、準優勝に貢献しました。
準決勝の立命館慶祥戦、決勝の北照戦でもいずれも4回を投げて自責点1と、大舞台で安定感を発揮しています。
2026年夏の北北海道大会2回戦・音更戦では先発して3回を投げ、被安打0・5奪三振・無失点と危なげない投球を見せました。
打っても投げても計算できる、チームに欠かせない存在です。
締めの右腕・鎌仲賢吾
玉手と二枚看板を組むのが、3年生右腕の鎌仲賢吾です。
178cm73kgの本格派で、釧路管内・標茶町の出身です。
釧路ゴールデンモンキーズで野球を始め、中学時代にはU-15北海道選抜にも選ばれました。
2年夏までは最速130キロ中盤でしたが、2025年秋の滝川西戦で9回からリリーフ登板すると141キロをマークし、一気に評価を高めました。
2025年秋の道大会では帯広柏葉・滝川西・士別翔雲・北照の全4試合でリリーフ登板し、いずれも試合を締める投球を見せています。
日台親善試合の北海道選抜にも選ばれた実績があり、勝負どころで力を発揮できる右腕です。
夏は試合の終盤を任される、頼れるストッパー役が期待されます。
先発・玉手との左右のバランスも良く、白樺投手陣の大きな武器となります。
夏の継投と起用予測
白樺学園は、先発・玉手から鎌仲へとつなぐ継投が基本線になりそうです。
2年生では、右腕の窪田侑が緊急時のリリーフとして経験を積んでいます。
窪田は大空リトルシニアの出身で、2025年秋には接戦の場面で登板し、無失点で切り抜けました。
左腕の村井泰河、そして1年生ながら最速139キロを記録した太田慶音といった伏兵も控えています。
3年生左腕の小林大夢も、旭川西リトルシニアで鍛えたリリーフとして経験を積んできました。
野手の村端勇心も右腕として登板できる二刀流で、投手陣に厚みを加えています。
連戦になる夏は、この層の厚さがそのまま勝ち上がりの生命線となります。
投手陣の総合力と課題
白樺学園の投手陣は、突出した剛腕こそいませんが、タイプの異なる投手を並べられるのが強みです。
技巧派の玉手、球威の鎌仲、若い窪田や太田と、相手や展開に応じて継投を組み立てられます。
一方で、真夏の連戦を勝ち抜くには、玉手と鎌仲に次ぐ第3の投手の台頭が求められます。
下級生投手がどれだけ計算できる存在になれるかが、上位進出の鍵を握ります。
玉手と鎌仲を中心に、守備陣が盛り立てる継投で失点を最小限に抑えたいところです。
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白樺学園高校野球部の野手陣を徹底分析
打線
白樺学園の打線は、2年生の主力を軸に構成されています。
1番センターには、185cmの長身外野手・横田晃大が座ります。
北海道日本ハムファイターズジュニアの出身で、俊足と勝負強さを兼ね備えた切り込み隊長です。
2025年秋の道大会では、準々決勝から決勝まで一貫して1番センターでスタメン出場しました。
クリーンアップの中心は、181cm93kgの堂々たる体格を誇る一塁手・菊島有佑です。
1年生だった2025年秋から4番を任され、2027年のドラフト候補としても名前が挙がる長距離砲です。
スイッチヒッターの金井瀬那は、1番から5番までこなせるマルチな内野手で、夏の音更戦では3打数2安打2打点と結果を残しました。
左打ちの池田咲人は179cm87kgの大型スラッガーで、下位打線からでも一発を狙える怖さがあります。
2025年秋には左翼を守りながら4番や6番でスタメン出場し、勝負強い打撃を見せました。
3年生では、外野手の河嶋琥太朗が巧打と走力で打線に変化をつけます。
投手の村端勇心も4番を打つほどの打力を持ち、二刀流として打線に厚みを加えます。
打線のキーマン
若い打線を機能させるカギを握るのが、2年生スイッチヒッターの金井瀬那です。
帯広三条中の出身で、1番から中軸まで幅広い打順を任される勝負強さがあります。
2025年秋には主に1番セカンドとして起用され、攻撃の起点となりました。
左の大砲・池田咲人とともに、下位打線からでも得点を生み出せるのが今年の白樺打線の怖さです。
バッテリーと守備
捕手は、178cmの大型捕手・関口颯人(3年)と、山田悠哉(2年)が併用される見込みです。
関口は名寄ベースボールクラブの出身で、体格を生かした守備が持ち味です。
2年生の山田悠哉も1年時から秋の公式戦でマスクをかぶり、着実に経験を積んでいます。
内野の要には、「守備職人」と称される後藤健(2年)がいます。
セカンドやショートを高い技術で守り、ミート力にも定評があります。
三塁の細口生翔(2年)ら、下級生ながら堅実な守備を見せる選手がそろっています。
守備力の高さは、接戦をものにする白樺学園の生命線です。
機動力
白樺学園の野球は、足を絡めた攻撃も持ち味です。
河嶋琥太朗は盗塁でチャンスを広げられる走力の持ち主です。
1番・横田のスピードや、金井の状況判断の良い走塁も加わり、相手バッテリーに揺さぶりをかけます。
スイッチヒッターの金井を筆頭に、小技を絡めた攻撃で1点をもぎ取る力があります。
長打力と機動力を併せ持つのが、今年の打線の強みと言えます。
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白樺学園高校野球部の夏の大会展望・優勝予想
北北海道大会の展望
ここからは、2026年夏の北北海道大会の展望を見ていきます。
北北海道大会は2025年から支部予選を廃止した新方式となり、参加校がトーナメントで直接ぶつかります。
準決勝と決勝は、プロ野球・日本ハムの本拠地であるエスコンフィールド北海道で開催されます。
白樺学園は2回戦で音更と対戦し、17対0の5回コールドで快勝して好スタートを切りました。
この試合では玉手が3回を無失点に抑え、金井が3打数2安打2打点と打線も爆発しました。
初戦から投打がかみ合ったことは、夏に向けて明るい材料と言えます。
続く3回戦は、7月9日に帯広の森野球場で岩見沢農業と対戦します。
北北海道大会での白樺学園の歩みと注目点を、下の表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会方式 | 支部予選廃止の新方式(トーナメント) |
| 2回戦 | 白樺学園 17-0 音更(5回コールド) |
| 3回戦 | 7/9 帯広の森野球場 vs 岩見沢農業 |
| 主な対抗 | 旭川志峯・クラーク・旭川実業・士別翔雲 |
| 準決勝・決勝 | エスコンフィールド北海道(7/18・20) |
対抗勢力
2026年の北北海道は、実力校がひしめく激戦区です。
春の全道大会を制した旭川志峯、準優勝のクラーク記念国際が優勝候補の筆頭格です。
さらに旭川実業や士別翔雲、帯広大谷といった好チームも上位を狙っています。
白樺学園にとっては、同じ十勝勢や旭川勢との対戦が大きな山場になります。
春に苦杯をなめた相手を見返す意味でも、夏にかける思いは強いはずです。
この中を勝ち抜くには、玉手・鎌仲の投手陣が踏ん張り、若い打線が確実に得点することが条件になります。
優勝可能性と甲子園
白樺学園が北北海道を制すれば、2024年以来2年ぶり5度目の夏の甲子園出場となります。
秋の道大会準優勝という実績を考えれば、優勝を狙える位置にいることは間違いありません。
甲子園では2011年に挙げた初勝利が夏の最高成績で、2019年秋には明治神宮大会でベスト4に進んだ経験もあります。
投打がかみ合えば、全国の舞台でも十分に戦えるだけの力を秘めたチームです。
初戦の音更戦で見せた集中打を続けられれば、上位進出も十分に見込めます。
3年生の投手陣が引っ張り、2年生の野手陣が伸び伸びと打てれば、白樺旋風の再来も夢ではありません。
白樺学園高校野球部の注目選手
ここからは、2026年夏の白樺学園で特に注目したい選手を5人紹介します。
玉手瑛斗(3年・投手)
チームの先発を担う、大空リトルシニア出身の技巧派左腕です。
179cm78kgの体格から、制球と緩急で打たせて取る投球が持ち味です。
打者としても8番前後で起用される二刀流で、投打の両面でチームを支えます。
2025年秋の準決勝・決勝でいずれも自責点1と、大舞台に強いのも魅力です。
夏の初戦・音更戦でも先発を任されており、大黒柱としての期待は大きいものがあります。
鎌仲賢吾(3年・投手)
最速141キロの本格派右腕で、試合を締めるリリーフの切り札です。
標茶町出身で、中学時代にはU-15北海道選抜にも選出されました。
2年夏まで130キロ中盤だった球速を、3年生を前に一気に伸ばした成長株です。
2025年秋の道大会では全4試合でリリーフ登板し、勝負強さを見せました。
力のある直球で押し込む投球は、終盤の短いイニングでこそ真価を発揮します。
横田晃大(2年・外野手)
185cmの長身から俊足を飛ばす、1番センターの切り込み隊長です。
北海道日本ハムファイターズジュニアの出身で、高い身体能力を誇ります。
2025年秋には1年生ながら1番センターに定着し、打線を牽引しました。
その走力と選球眼で出塁を重ね、後ろの強打者たちにつなぐ役割を果たします。
攻走守の三拍子がそろった、今後の成長が最も楽しみな選手の一人です。
菊島有佑(2年・内野手)
181cm93kgの体格を誇る、打線の4番を担う大砲候補です。
滝川リトルシニアの出身で、1年生から4番を任される期待の長距離砲です。
2025年秋の準決勝・決勝ではいずれも打点を挙げ、勝負強さを見せました。
2027年のドラフト候補としても名前が挙がる、北海道屈指のスラッガーです。
まだ体は成長途上で、さらなる長打力の向上も期待されています。
河嶋琥太朗(3年・外野手)
巧みなバットコントロールと走力を武器にする、上級生の外野手です。
札幌南リトルシニアの出身で、右翼を中心に複数のポジションを守れます。
2025年秋の準決勝・立命館慶祥戦では4打数2安打1打点と活躍しました。
盗塁もできる機動力で、打線にアクセントを加える存在です。
センターやレフトも守れる守備の柔軟性は、亀田監督の采配の幅を広げます。
注目選手5名を、下の表にもまとめておきます。
| 選手 | 学年・守備 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 玉手瑛斗 | 3年・投手 | 先発を担う技巧派左腕。二刀流 |
| 鎌仲賢吾 | 3年・投手 | 最速141キロ。締めの右腕 |
| 横田晃大 | 2年・外野 | 1番中堅。日ハムJr出身の俊足 |
| 菊島有佑 | 2年・一塁 | 4番候補。181cm93kgの大砲 |
| 河嶋琥太朗 | 3年・外野 | 巧打と走力。守備の柔軟性 |
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白樺学園高等学校の基本情報
ここからは、白樺学園高等学校と野球部の基本情報を整理しておきます。
白樺学園は1958年に創立され、1965年に現在の校名となった歴史ある私立校です。
1995年に帯広市から現在の芽室町へ移転し、緑豊かな十勝の環境の中で全国大会を目指しています。
硬式野球部は学校名が白樺学園となった1965年に創部され、数々のプロ野球選手を輩出してきました。
2015年夏の甲子園でエースを務めた河村説人は、現在は千葉ロッテマリーンズで活躍しています。
2019年秋の明治神宮ベスト4を支えた片山楽生は、オリックス・バファローズに進みました。
2025年には牧野憲伸が中日ドラゴンズに育成ドラフト1位で指名され、話題を集めました。
直近の甲子園となった2024年夏は、初戦で長崎の創成館と対戦し、0対1の接戦の末に惜しくも敗れました。
この悔しさを晴らす全国での白星が、チームの次なる目標となります。
基本情報は下記の通りです。
- 所在地:北海道河西郡芽室町北伏古東7線10-1
- 監督:亀田直紀
- 創立:1958年(1965年に白樺学園高等学校へ改称、硬式野球部創部1965年)
- 甲子園出場:夏の選手権4回(2006・2011・2015・2024)、春センバツ1回(2020/大会は中止)
- 全国での実績:2011年夏に甲子園初勝利、2019年秋に明治神宮大会ベスト4
- 主なOB:河村説人(ロッテ)、片山楽生(オリックス)、牧野憲伸(中日)
白樺学園高校野球部のまとめ
2026年夏の白樺学園は、3年生の投手陣と2年生の野手陣が融合した、バランスの良いチームです。
左腕・玉手瑛斗と右腕・鎌仲賢吾の二枚看板が試合をつくり、横田晃大や菊島有佑ら若い打線が援護する構図です。
春は全道大会を逃す悔しさも味わいましたが、その経験はチームを一回り大きくしているはずです。
2025年秋の道大会準優勝で示した実力を、夏の北北海道大会でも発揮できるかが最大の焦点です。
まずは7月9日の3回戦・岩見沢農業戦を突破し、上位進出への足がかりをつかみたいところです。
2年ぶりの夏の甲子園、そして全国での白樺旋風へ、亀田監督のチームから目が離せません。
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