社会人野球日本選手権2026|東海予選の展望・組み合わせ・注目選手

岐阜県
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第51回社会人野球日本選手権大会の東海地区最終予選は、10月5日に全16試合を終えました。

代表の3枠は王子と東海理化、そして前回大会を制したヤマハの3チームが手にしています。

ヤマハは第1、第2代表決定戦で続けて敗れながら、最終日の第3代表決定戦で切符をつかみました。

この記事では全16試合の結果と代表3チームの勝ち上がり、注目選手までを整理しました。

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社会人野球日本選手権2026(第51回大会)の日程と出場の仕組み

第51回社会人野球日本選手権大会は、2026年10月31日から11月10日まで開かれます。

舞台は大阪市西区の京セラドーム大阪で、全国から集まる32チームが日本一を争う11日間です。

1974年に始まったこの大会は、夏の都市対抗と並ぶ社会人野球の二大大会に数えられています。

都市対抗のような補強選手の制度がなく、各チームは自前の戦力だけで勝ち上がっていきます。

1年をかけて積み上げてきたチームの総合力が、そのまま結果に表れる真剣勝負の舞台です。

昨年の第50回大会は静岡県浜松市のヤマハが制し、チームとして2度目の日本一をつかみました。

開催が10月下旬のドラフト会議の後になるため、シーズンの総仕上げという色合いも濃くなります。

まずは第51回大会の要点を、日程や会場も含めて下の表で早わかりの形にまとめました。

項目内容
大会名第51回社会人野球日本選手権大会
本大会2026年10月31日(土)〜11月10日(火)
本大会会場京セラドーム大阪(大阪市西区)
出場全国32チーム
前回優勝ヤマハ(第50回大会・2度目)
東海予選2026年9月24日(木)〜10月5日(月)
東海代表王子(第1)・東海理化(第2)・ヤマハ(第3)
予選会場ぎふしん長良川球場(岐阜市)
予選の出場9チーム・代表3
入場料一般1,000円/高校生以下は無料

出場32枠の内訳と東海に与えられた枠

本大会の32枠は、推薦で決まる11枠と各地区の予選を勝ち抜く21枠に分かれています。

推薦の内訳は都市対抗の優勝チームと全日本クラブ野球選手権の王者、そして指定大会の優勝9枠です。

2026年は西濃運輸が都市対抗を制し、東海勢として真っ先に本大会の切符を手にしました。

さらにトヨタ自動車がJABA岡山大会を勝ち、東海から2チームが推薦で出場を決めています。

推薦の枠は指定大会を制したチームに与えられ、同じチームが複数を制すると枠が余ります。

2026年はHondaが3つの指定大会を勝ち、余った枠は関東の予選枠に上乗せされました。

その結果、東海に登録された11チームのうち9チームが、今回の最終予選に回る形になりました。

地区予選の21枠のうち東海に配分されたのは3枠で、関東の6枠、近畿の4枠に次ぐ数字です。

予選に出られるのは企業チームとそれに準じるチームだけ

日本選手権の地区予選は、原則として企業チームとそれに準じるチームだけが参加できます。

クラブチームが加わるには、過去10年以内に二大大会の本大会へ出た実績が必要になります。

クラブの全国大会は別に全日本クラブ野球選手権があり、そちらが主戦場という整理です。

今回の東海の9チームは、すべて企業が母体となって運営されている顔ぶれになりました。

自動車、鉄鋼、ガス、鉄道、楽器と、東海の産業の広がりがそのままチーム名に表れています。

日本選手権は社会人の企業チームにとって、1年の総決算という位置づけになってきました。

そのため各地区の予選は、本大会の1回戦に劣らないほどの緊張感を帯びた戦いになります。

社会人野球日本選手権2026 東海予選の日程・会場・組み合わせ

東海地区最終予選は9月24日の木曜日に開幕し、10月5日の月曜日まで続く長い日程になりました。

会場はぎふしん長良川球場ひとつだけで、9チームすべてが同じグラウンドで戦いました。

1日2試合の日は午前10時と午後1時、1試合だけの日は午後1時30分に始まる日程です。

入場料は一般が1,000円で、JABAファンクラブの会員は500円に割り引かれました。

高校生以下は無料のため、地元の中高生や高校球児が社会人の技術に触れる機会にもなっています。

9月26日と28日、29日には試合がなく、その後の日程は当初の予定から3日ずつ後ろへずれました。

会場のぎふしん長良川球場は、4月のJABAベーブルース杯でも使われた岐阜市の球場です。

10月5日までに16試合がすべて終わり、3つの代表は10月2日と3日、5日に1つずつ決まりました。

日程試合数結果・内容
9月24日(木)2試合ヤマハ 7−0 ジェイプロジェクト(8回)/東海理化 7−6 東邦ガス
9月25日(金)2試合王子 10−0 日本製鉄東海REX(7回)/Honda鈴鹿 3−2 JR東海
9月27日(日)2試合ヤマハ 7−0 三菱自動車岡崎(7回)/東邦ガス 7−1 ジェイプロジェクト
9月30日(水)2試合準決勝 ヤマハ 4−3 東海理化(9回サヨナラ)/王子 7−3 Honda鈴鹿
10月1日(木)2試合敗者復活 日本製鉄東海REX 6−5 東邦ガス/三菱自動車岡崎 5−4 JR東海(ともに9回サヨナラ)
10月2日(金)2試合東海理化 7−5 Honda鈴鹿/第1代表決定戦 王子 6−3 ヤマハ
10月3日(土)2試合敗者復活 三菱自動車岡崎 3−1 日本製鉄東海REX/第2代表決定戦 東海理化 5−1 ヤマハ
10月4日(日)1試合敗者復活 三菱自動車岡崎 8−1 Honda鈴鹿(7回)
10月5日(月)1試合第3代表決定戦 ヤマハ 8−1 三菱自動車岡崎

序盤の6試合はヤマハが2試合続けてコールド勝ち

初日の第1試合はヤマハがジェイプロジェクトを7対0で下し、8回コールドで初戦を制しました。

第2試合では東海理化が東邦ガスを7対6で振り切り、愛知県勢同士の接戦を制しています。

2日目の9月25日は王子が日本製鉄東海REXを10対0の7回コールドで圧倒しました。

同じ日の第2試合ではHonda鈴鹿がJR東海を3対2で下し、1点差で競り勝っています。

9月27日にはヤマハが三菱自動車岡崎も7対0で退け、2試合続けてコールド勝ちを収めました。

敗者復活の初戦では東邦ガスがジェイプロジェクトを7対1で下し、再起の白星を挙げています。

2連敗のジェイプロジェクトがここで姿を消し、残る8チームが3枠を争う形になりました。

準決勝からの4試合は3試合がサヨナラ決着

9月30日の準決勝は、ヤマハが3点を追う9回裏に4点を奪って東海理化に逆転サヨナラ勝ちしました。

適時打で1点を返したあと、前野幹博が右越えに3ランを放ち、4対3で試合をひっくり返しています。

もう1試合は王子が1回に3点、6回に4点を奪い、Honda鈴鹿を7対3で退けました。

10月1日の敗者復活は2試合ともサヨナラで決まり、東邦ガスとJR東海が姿を消しています。

日本製鉄東海REXは山本秀太の二塁打で6対5、三菱自動車岡崎は内藤幹太の適時打で5対4でした。

10月2日の第1試合では、東海理化が福本綺羅の逆転3ランなどでHonda鈴鹿を7対5で下しています。

続く第1代表決定戦は王子が3点差を追いつき、7回に宝島史貴の3ランで勝ち越して6対3で制しました。

3つの代表が決まるまでの道筋

この予選は本戦のトーナメントと敗者復活戦を組み合わせた、勝ち抜き方が二重の構造です。

本戦のトーナメントを勝ち上がった2チームが10月2日にぶつかり、勝った王子が第1代表になりました。

敗れたヤマハは翌10月3日、準決勝の敗者同士の一戦を制した東海理化と第2代表決定戦を戦いました。

そこでも敗れたヤマハは、10月5日の最終日に最後の1枠をかけた第3代表決定戦へ回っています。

1敗しても道が残るかわりに、勝ち上がるほど試合数が増えて投手の負担も重くなりました。

16試合のうち半分が敗者復活戦にあたり、1敗したチームにも十分な出番が用意されています。

実際に第3代表のヤマハは6試合、敗れた三菱自動車岡崎は5試合を戦う長い予選になりました。

社会人野球日本選手権2026 東海予選の出場9チーム

出場する9チームの顔ぶれは、全国優勝を経験した古豪から創部10年台の新興勢まで幅広くなりました。

日本選手権の本大会で優勝を経験しているのは、ヤマハと日本製鉄東海REXの2チームです。

都市対抗まで広げると王子とHonda鈴鹿も優勝を経験し、4チームが日本一を知っています。

一方でジェイプロジェクトは日本選手権の本大会出場がまだなく、初の全国を目指す立場でした。

本拠地の内訳は愛知県が7チームで、静岡県と三重県がそれぞれ1チームずつになりました。

愛知に集中する顔ぶれは、この地区がものづくり産業の中心地であることの表れでもあります。

代表の座をつかんだのは王子と東海理化、ヤマハの3チームで、残る6チームは予選で姿を消しました。

9チームの本拠地と全国大会での実績、そして東海予選での結果を下の表に整理しました。

チーム本拠地主な実績東海予選
ヤマハ浜松市日本選手権29回・優勝2回/都市対抗46回第3代表(10月5日に決定)
ジェイプロジェクト名古屋市2009年創部・都市対抗2回9月27日の敗者復活で敗退
三菱自動車岡崎岡崎市都市対抗16回・日本選手権11回10月5日の第3代表決定戦で敗退
東邦ガス名古屋市都市対抗18回・日本選手権11回10月1日の敗者復活で敗退
東海理化豊川市都市対抗8回・日本選手権5回第2代表(10月3日に決定)
王子春日井市都市対抗21回・優勝2回/日本選手権16回第1代表(10月2日に決定)
日本製鉄東海REX東海市日本選手権14回・優勝1回/都市対抗14回10月3日の敗者復活で敗退
JR東海名古屋市都市対抗31回・日本選手権18回10月1日の敗者復活で敗退
Honda鈴鹿鈴鹿市都市対抗28回・優勝1回/日本選手権14回10月4日の敗者復活で敗退

全国の切符をまだ知らない挑戦者たち

ジェイプロジェクトは名古屋の外食企業が母体で、2009年に創部された新しいチームです。

指揮を執るのは巨人と日本ハムで活躍した二岡智宏監督で、就任後の育成に注目が集まります。

都市対抗には2020年までに2度出ていますが、日本選手権の本大会にはまだ届いていません。

今回の予選もヤマハと東邦ガスに連敗し、初の本大会は2027年以降の目標になりました。

JR東海は1921年に名古屋鉄道局として生まれ、都市対抗で2度の準優勝を残しました。

日本製鉄東海REXは1965年創部で、日本選手権では過去に1度の優勝を経験しています。

ただし両チームとも都市対抗の本大会からは数年遠ざかり、秋に巻き返しを狙う立場でした。

JR東海は10月1日にサヨナラ負けで敗退し、日本製鉄東海REXも10月3日に姿を消しました。

夏の東京ドームを踏んだ5チームが並ぶ

今回の9チームのうち5チームが、9月上旬まで行われた都市対抗の本大会を戦っています。

東邦ガスはJR四国とJR東日本を続けて破り、準々決勝でエイジェックに3対4と惜敗しました。

王子も三菱自動車岡崎を4対3で下してベスト8に進み、西濃運輸に5対7で屈しています。

東海理化は1回戦で日本製鉄かずさマジックを8対4と退け、2回戦でJFE西日本に敗れました。

三菱自動車岡崎はHondaを4対3で破りながら、2回戦の王子戦を3対4で落としています。

Honda鈴鹿は1回戦でJR東日本に4対8と敗れ、悔しさを残したまま秋を迎えました。

この5チームのうち秋の代表に入ったのは王子と東海理化で、残る3チームは予選で敗れました。

5チームが顔をそろえた事実そのものが、東海のレベルの高さをはっきりと物語っています。

前回王者ヤマハは第3代表で本大会へ

ヤマハは1958年に日本楽器製造の野球部として生まれ、静岡県浜松市を本拠地にしています。

日本選手権では2016年と2025年に頂点へ立ち、昨秋の第50回大会も制しました。

2025年の第50回大会では決勝まで勝ち上がり、9年ぶり2度目の頂点をつかんでいます。

ところが今年の都市対抗は東海地区二次予選で姿を消し、東京ドームには立てていません。

申原直樹監督が率いる今回の登録は34人で、投手14人のうち6人が左腕という陣容です。

連覇を狙うチームが推薦を得られず、初日の第1試合から勝ち上がる巡り合わせになりました。

最速151キロの梅田健太郎をはじめ、実績を積み上げてきた投手陣がその重責を背負います。

予選の序盤はジェイプロジェクトと三菱自動車岡崎をともに7対0で下し、2試合を無失点で終えています。

その後は王子と東海理化に続けて敗れましたが、10月5日の第3代表決定戦を制して出場を決めました。

社会人野球日本選手権2026 東海予選の見どころ

2026年の東海は、社会人野球の勢力図の中でひときわ存在感を示した1年になりました。

夏の都市対抗には7チームが出場し、そのうち3チームがベスト8以上に勝ち残っています。

頂点に立ったのは岐阜県大垣市に本拠を置く西濃運輸で、12年ぶり2度目の優勝でした。

決勝では近畿代表のNTT西日本を4対3で振り切り、最後まで1点差の攻防を制しています。

推薦を手にした西濃運輸とトヨタ自動車の2チームは、今回の予選には加わっていません。

東海に与えられた7枠はすべて使い切られ、うち3チームが8強以上に残る充実ぶりでした。

秋の予選では王子と東海理化が代表になり、夏を逃したヤマハも最後の1枠に滑り込みました。

下の表では、夏の都市対抗に出場した東海勢7チームそれぞれの歩みを一覧に整理しています。

チーム2026年の都市対抗東海予選
西濃運輸優勝推薦で本大会へ
東邦ガスベスト8敗退
王子ベスト8第1代表
東海理化2回戦第2代表
三菱自動車岡崎2回戦第3代表決定戦で敗退
トヨタ自動車1回戦推薦で本大会へ
Honda鈴鹿1回戦敗退
ヤマハ二次予選で敗退第3代表

夏の主役が抜けた分だけ枠は広がった

西濃運輸とトヨタ自動車が予選に不在という事実は、残る9チームに大きな意味を持ちました。

夏に東海の頂点へ立ったチームを倒さずに、3つの代表枠を分け合える構図になりました。

ベスト8の王子はその好機を生かして第1代表になり、同じ8強の東邦ガスは敗者復活で散っています。

都市対抗で早く姿を消した三菱自動車岡崎やHonda鈴鹿にも、雪辱の舞台が用意されました。

西濃運輸は東海の予選で何度も立ちはだかってきた相手で、その不在は大きな意味を持ちます。

もっとも代表枠は3つのままなので、9チームのうち6チームが秋の全国を逃す結果になりました。

全16試合のうち4試合がコールド、3試合がサヨナラという振れ幅の大きい予選でもありました。

ヤマハが背負う連覇への遠回り

日本選手権を2年続けて制したチームは、長い大会の歴史の中でも数えるほどしかいません。

ヤマハはその挑戦を、推薦ではなく9日間の予選を勝ち抜いてから始めることになりました。

ヤマハは初戦でジェイプロジェクトを、2回戦で三菱自動車岡崎をいずれも7対0で退けました。

短期決戦では1本の失投が流れを変えるだけに、2試合とも無失点の内容は大きな収穫です。

準決勝も9回裏に4点を奪う逆転サヨナラで制し、第1代表決定戦までは3連勝で勝ち進みました。

ところが10月2日は王子に3対6、翌3日は東海理化に1対5で敗れ、2つの枠を続けて逃しました。

それでも最終日に三菱自動車岡崎を8対1で下し、6試合目でようやく連覇への挑戦権を得ています。

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社会人野球日本選手権2026 東海予選の注目選手とドラフト候補

東海の9チームには、10月のドラフト会議で名前を呼ばれる候補が何人もそろっています。

150キロを超える速球を投げ込む右腕から、大学時代にタイトルを得た打者まで多彩です。

社会人は高卒3年目と大卒2年目からドラフトの対象になり、この秋が勝負という選手も多くいます。

予選の結果が本大会の出場を左右するため、各チームとも主力を惜しまず起用してきました。

東海には大学や高校で実績を積んだ選手が集まり、毎年のようにプロへ送り出してきました。

社会人での2年、3年を経て球速や打球の質を伸ばした選手も、この予選に顔をそろえています。

ここでは予選の出場メンバーで在籍を確認できた注目の13人を、下の表にまとめました。

選手チーム守備特徴
梅田健太郎ヤマハ投手最速151キロを誇る本格派右腕
沢山優介ヤマハ投手国際大会も経験した大型左腕
川原嗣貴Honda鈴鹿投手最速155キロの大阪桐蔭出身右腕
樋口新王子投手1年目で最優秀防御率に輝いた左腕
近藤愛斗三菱自動車岡崎投手最速149キロのパワー型右腕
相羽寛太ヤマハ内野手2025年の都市対抗で首位打者
森川凌ヤマハ内野手打球速度172キロを記録した強打者
清水智裕ヤマハ捕手大学通算14本塁打の強打の捕手
岳原陵河三菱自動車岡崎内野手187センチの高卒スラッガー
大手晴三菱自動車岡崎外野手大学日本一を経験した強打の外野手
柴崎聖人王子外野手50メートル5秒9の走攻守型外野手
佐々木大輔東邦ガス内野手大学で二冠に輝いた遊撃手
角田勇斗東海理化内野手遠投104メートルの堅守の遊撃手

投手陣|150キロ超の速球が各チームに散らばる

ヤマハの梅田健太郎は最速151キロの直球を軸に、社会人投手の筆頭格と評されてきました。

同じヤマハの沢山優介は国際大会でも結果を残した左腕で、先発と救援の両方をこなします。

Honda鈴鹿の川原嗣貴は大阪桐蔭でセンバツを制した右腕で、最速は155キロに達しました。

王子の樋口新は加入1年目に最優秀防御率を得た左腕で、制球と変化球の質が高く評価されています。

三菱自動車岡崎には最速149キロの近藤愛斗と、全国大会に強い清川大雅という2人がいます。

ヤマハは今回の登録14投手のうち6人が左腕で、相手に応じた継投を組みやすい編成です。

梅田と沢山、樋口の3人は所属するチームが代表を決め、京セラドームの本大会へ進みます。

野手陣|社会人で覚醒した打者たちがそろう

ヤマハの相羽寛太は下積みを経て、2025年の都市対抗で首位打者に輝いた遊撃手です。

チームメートの森川凌は打球速度172キロを記録し、一塁と三塁を守る中軸を担います。

二塁手の土山翔生は社会人のベストナインに選ばれ、守備範囲の広さにも定評があります。

東邦ガスの佐々木大輔は大学で二冠を獲得した遊撃手で、長打力と勝負強さを兼ね備えました。

同じ東邦ガスの宮下隼輔は大阪桐蔭の出身で、日本選手権では満塁本塁打も放っています。

三菱自動車岡崎には187センチの岳原陵河がいて、高卒1年目から4番を任される存在です。

三菱自動車岡崎の大手晴は横浜高から青山学院大へ進み、大学日本一を経験した外野手です。

表に並ぶ13人のうち8人が、代表を決めた3チームの一員として京セラドームの本大会へ進みます。

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東海代表を待つ本大会|京セラドームに集う32チーム

予選を勝ち抜いた王子と東海理化、ヤマハの3チームは、10月31日に開幕する本大会へ進みます。

京セラドーム大阪に全国から32チームが集まり、11日間をかけて日本一を争う舞台です。

推薦で出場を決めた11チームの中には、都市対抗を制した西濃運輸の名前も並んでいます。

東海からはすでに西濃運輸とトヨタ自動車が出場を決め、予選の3枠と合わせて5チームになりました。

地区別に見ると関東の6枠が最も多く、近畿の4枠と東海の3枠がそれに続く配分になりました。

秋の大阪で東海の5チームがどこまで勝ち上がるのかに、地元ファンの視線が集まります。

ドラフト会議を終えた直後の開催となるため、指名を受けた選手の姿にも注目が集まります。

東海勢が全国で残してきた足跡

日本選手権の歴史をたどると、東海の企業チームはたびたび優勝争いの中心に立ってきました。

ヤマハは2016年と2025年に頂点へ立ち、通算で29回の本大会出場を重ねました。

王子は2004年に都市対抗を制し、日本選手権でもベスト4まで勝ち上がった実績があります。

日本製鉄東海REXは前身の新日本製鐵名古屋の時代を含め、日本選手権で1度の優勝を経験しました。

Honda鈴鹿は1994年の都市対抗を制覇し、日本選手権でもベスト4に入っています。

JR東海も日本選手権で準優勝を経験し、東海の鉄道勢として長く上位を争ってきました。

こうした積み重ねが、東海に3つの代表枠が与えられている背景のひとつになっています。

社会人野球日本選手権2026 東海予選の結果と代表3チーム

東海の3つの代表は、第1代表が王子、第2代表が東海理化、第3代表がヤマハに決まりました。

10月2日の第1代表決定戦は王子がヤマハに6対3で逆転勝ちし、最初の切符をつかんでいます。

10月3日の第2代表決定戦では、東海理化がヤマハを5対1で下して2つ目の代表になりました。

敗者復活では三菱自動車岡崎が日本製鉄東海REXとHonda鈴鹿を連破し、最終日へ勝ち上がりました。

その三菱自動車岡崎を10月5日にヤマハが8対1で退け、最後の1枠は前回王者の手に渡っています。

夏の都市対抗に出た5チームのうち、秋の本大会にも進むのは王子と東海理化の2チームです。

都市対抗を逃したヤマハも代表に入り、東海からは推薦の2チームを加えた5チームが出場します。

第1代表の王子は3試合で23得点

王子は初戦で日本製鉄東海REXを10対0の7回コールドで下し、準決勝もHonda鈴鹿に7対3で勝ちました。

第1代表決定戦は5回まで0対3と苦しみましたが、6回に細川勝平と岡部飛雄馬の適時打で1点差に迫りました。

7回は吉岡郁哉の適時打で追いつき、宝島史貴が左越えに3ランを放って試合をひっくり返しています。

投手陣は水崎康平から4人をつなぎ、最後の2回は最優秀防御率の樋口新が無失点で締めました。

夏の都市対抗でベスト8に進んだ打線は、秋の予選でも3試合で23点を奪う厚みを見せました。

3番に入った柴崎聖人は1安打と2つの四球で3度出塁し、7回には勝ち越しのホームを踏んでいます。

柴崎は50メートル5秒9の俊足と遠投110メートルの強肩を備え、大学では通算100安打を超えた外野手です。

第2代表の東海理化は池田大将が1失点完投

東海理化は初戦で東邦ガスを7対6で振り切り、準決勝ではヤマハに3対4のサヨナラ負けを喫しました。

10月2日にHonda鈴鹿を7対5で下し、翌日の第2代表決定戦で再びヤマハと向き合っています。

2回に池間大智が左越えの2ランを放って先制し、6回には鈴木滉世の二塁打で1点を加えました。

9回にも中野良紀の三塁打と池間の適時打で2点を奪い、5対1で3日前の雪辱を果たしています。

先発の池田大将は9安打を許しながら8つの三振を奪い、1失点でひとりで投げ切りました。

遊撃を守る角田勇斗もこの試合で二塁打を含む2安打を放ち、下位の打線から好機を広げました。

角田は遠投104メートルの強肩と選球眼を備え、習志野高から日本大を経て加入した内野手です。

第3代表のヤマハは6試合目で連覇への挑戦権

ヤマハは第1代表決定戦で王子、第2代表決定戦で東海理化に敗れ、最後の第3代表決定戦に回りました。

相手は敗者復活を3連勝で勝ち上がり、これが3日続けての試合になった三菱自動車岡崎です。

ヤマハは2回に永濱晃汰の2点打と相手の失策で4点を先制し、序盤で主導権を握りました。

7回には4番の清水智裕が左越えに3ランを放ち、8回にも中田悠斗のソロで1点を加えています。

先発の高須大雅が5回を2安打無失点に抑え、3人の継投で8対1と快勝して代表を決めました。

予選6試合の内訳は4勝2敗で、30回目の本大会で大会連覇に挑む資格をつかんでいます。

清水は大学通算14本塁打の長打力と二塁送球1.78秒の強肩を備えた、岐阜県出身の捕手です。

まとめ|社会人野球日本選手権2026・東海予選の要点

第51回大会の東海地区最終予選は、9月24日から10月5日までぎふしん長良川球場で行われました。

出場した9チームのうち、王子と東海理化、ヤマハの3チームが本大会の出場権を手にしています。

都市対抗を制した西濃運輸とJABA岡山大会を勝ったトヨタ自動車は、推薦で本大会に回りました。

夏にベスト8へ進んだ王子は10月2日にヤマハを6対3で下し、東海で最初の代表に決まりました。

東海理化は10月3日にヤマハを5対1で下し、池田大将の1失点完投で第2代表をつかんでいます。

前回王者のヤマハは2度の敗戦を経て、10月5日に三菱自動車岡崎を8対1で下して代表に入りました。

推薦の2チームを加えた東海の5チームは、10月31日に京セラドーム大阪で開幕する本大会へ駒を進めます。

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