下関国際高校野球部は、2022年夏に全国準優勝を果たした山口の名門私学です。
あの夏は大阪桐蔭や近江を次々と撃破し、決勝まで勝ち上がりました。
2026年はエース・宮本匠と4番・尾崎翔太を軸に、4年ぶりの聖地を狙います。
この記事では、下関国際高校野球部の2026年の戦力を、投手陣・野手陣の両面から徹底分析します。
チームの現在地、夏の山口大会の展望、注目選手までを詳しく紹介します。
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まずは2026年の下関国際高校野球部の特徴を、下の表でざっくりと押さえておきましょう。
| 項目 | 2026年の下関国際 |
|---|---|
| チームの型 | 投手力+粘りの打線の全国区の私学 |
| エース | 宮本匠(3年・右腕) |
| 注目の野手 | 尾崎翔太(3年・4番・外野) |
| 2026春の成績 | 山口県大会準優勝 |
| 夏の目標 | 2022年以来4年ぶりの夏の甲子園 |
下関国際高校野球部の2026年戦力総評
チーム総評
2026年の下関国際は、投手力を土台に、つなぎと粘りで得点を積み上げる総合力型のチームです。
登録メンバーは44人。
その多くが奈良や大阪、福岡といった関西・九州の強豪クラブ出身者で構成される、全国区の私学らしい編成です。
投手陣はエース・宮本匠(3年)を中心に、182センチの左腕・平嶋毅也(3年)ら複数の投手が長いイニングを投げ分けられるのが強みです。
打線は4番の尾崎翔太(3年)を軸に、上位から下位まで役割を理解した打者が並びます。
下関国際の伝統である「投手を打順の下位に置く」野球で、相手の隙を突きながら着実に加点していきます。
坂原秀尚監督のもと、勝負どころで力を発揮する経験豊富なチームです。
ベンチ入りメンバーは奈良の橿原磯城リトルシニアをはじめ、泉佐野や四條畷といった関西の名門クラブ、糸島や小倉など九州のクラブ出身者が名を連ねます。
地元・山口だけでなく全国から野球エリートが集まる点は、下関国際が短期間で強豪へと駆け上がった大きな要因のひとつです。
昨年からの成長
下関国際は2025年秋の山口県大会を制し、続く中国大会でもベスト4に進出しました。
秋の実績は県内トップクラスで、新チームは順調な滑り出しを見せています。
2026年春の山口県大会でも、3回戦から準決勝までを10対0・8対0・11対2と圧倒して決勝へ進出。
決勝では高川学園に2対7と敗れたものの、その悔しさが夏へのエネルギーとなっています。
春の決勝で味わった敗戦を糧に、投打ともに一段の成長を遂げてこの夏を迎えます。
秋・春と実戦を重ねた3年生が主軸を固め、そこに森田大地や木下陸仁といった力のある2年生が加わる布陣です。
1年生からも複数の選手がベンチ入りしており、チーム内の競争が全体の底上げにつながっています。
全国レベルでの評価
下関国際といえば、やはり2022年夏の準優勝の記憶が全国のファンの心に強く残っています。
あの夏、大阪桐蔭や近江を破って決勝まで進んだ戦いぶりは、山口県勢の底力を全国に示しました。
2026年のチームに、当時のような超高校級のスターがいるわけではありません。
しかし、投手を中心に守り、少ないチャンスを確実にものにする組織力の高い野球は健在です。
短期決戦のトーナメントでこそ力を発揮する下関国際の野球は、今年も上位進出のポテンシャルを十分に秘めています。
2022年準優勝の実績が示すように、勝ち進むほどに強さを増すのがこのチームの持ち味であり、夏の大舞台での爆発力に期待がかかります。
下関国際高校野球部の投手陣を徹底分析
エース・宮本匠
2026年の下関国際の投手陣は、エース・宮本匠(3年)を中心に組み立てられます。
大分明野ボーイズ出身の右腕で、最速140キロ前後の直球と安定した制球力が持ち味です。
2025年秋の中国大会準決勝では、先発として8回を投げ抜き、長いイニングを任せられるスタミナを示しました。
力でねじ伏せるタイプではありませんが、コーナーを丁寧に突く投球で打者を打ち取ります。
夏の連戦を勝ち抜くうえで、このエースがいかにゲームをつくれるかが大きな鍵となります。
下関国際の投手は、打順の下位に入って自らバットを振ることも多く、宮本もマウンドだけでなく打席での貢献が期待されます。
継投の二枚看板
宮本一枚に頼らない投手陣の層の厚さも、下関国際の強みです。
背番号11の平嶋毅也(3年)は、182センチの長身から投げ下ろす左腕で、春の県大会では決勝で先発を務めました。
先発もリリーフもこなせる万能さがあり、宮本との左右の二枚看板を形成します。
さらに背番号16の植田碧斗(3年)も春の県大会で複数試合に先発した実績があり、投手陣に厚みを加えます。
複数の投手を試合展開に応じて使い分けられる点は、勝ち上がりに向けた大きなアドバンテージです。
右のエース・宮本と左腕・平嶋がそろっていることで、相手打線のタイプに合わせた投手起用が可能になります。
短期決戦の夏において、この投手層の厚さは何物にも代えがたい財産と言えるでしょう。
夏の起用予測
夏の山口大会では、エース・宮本を軸に、平嶋・植田を絡めた継投で試合を組み立てるのが基本になります。
接戦が予想される上位戦では、宮本が長いイニングを投げ抜き、終盤を平嶋ら継投陣で締める形が理想です。
下関国際の勝ち上がりは、この安定した投手陣が失点を最小限に抑えられるかにかかっています。
四死球で自滅せず、守りのリズムで主導権を握れれば、王者・高川学園への雪辱も見えてきます。
下関国際高校野球部の野手陣を徹底分析
打線の特徴
下関国際の打線は、突出した大砲で一発を狙うよりも、つなぎと機動力で得点を積み上げるスタイルです。
1番の奥本篤希(2年)や2番の中村政大(3年)が出塁の起点となり、上位で好機を演出します。
3番には打線の中核・髙園貫太(3年)、4番には大型スラッガーの尾崎翔太(3年)が座り、勝負強い中軸を形成します。
5番以降にも森田大地(2年)ら勝負強い打者が並び、下位からの反撃力も侮れません。
投手を打順の下位に据えることで、上位から中軸にかけて切れ目のない打線を組めるのが下関国際の伝統です。
守備・機動力
下関国際は、複数のポジションをこなせる選手が多く、守備の柔軟性が高いのも特徴です。
捕手・松尾紘希(3年)の好リードと、松倉裕篤(3年)が守る遊撃を中心に、センターラインは安定しています。
試合ごとに打順や守備位置を組み替えながら、相手投手に的を絞らせない運用が下関国際の真骨頂です。
盗塁や小技も徹底されており、1点を確実にもぎ取る「野球の巧さ」が随所に光ります。
一人ひとりが複数のポジションを守れるため、相手や試合展開に応じて最適な布陣を組めるのも大きな強みです。
派手さはなくとも、相手のミスを逃さず着実に加点する試合運びは、接戦になればなるほど威力を増します。
2026年春の山口県大会決勝のスタメンをもとにした、下関国際の予想打順は次のとおりです。
| 打順 | 守備 | 選手(学年) |
|---|---|---|
| 1 | 左 | 奥本篤希(2年) |
| 2 | 中 | 中村政大(3年) |
| 3 | 一 | 髙園貫太(3年) |
| 4 | 右 | 尾崎翔太(3年) |
| 5 | 三 | 森田大地(2年) |
| 6 | DH | 木下陸仁(2年) |
| 7 | 二 | 佐田税(3年) |
| 8 | 捕 | 松尾紘希(3年) |
| 9 | 遊 | 松倉裕篤(3年) |
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下関国際高校野球部の夏の大会展望・優勝予想
2026年 山口大会の展望
2026年夏の山口大会で、下関国際は7月18日の2回戦から登場します。
初戦の相手は下関商で、まずはここを確実に勝ち抜くことが上位進出への第一歩となります。
山口県の勢力図を見ると、春の県大会を制した高川学園が本命の一角に挙げられます。
下関国際は春の決勝でその高川学園に2対7で敗れており、夏はこの雪辱を果たせるかが最大のテーマです。
ほかにも宇部鴻城や山口鴻城といった私学がしのぎを削る激戦区で、下関国際は2025秋の県王者としての意地を見せたいところ。
持ち前の投手力と粘りの打線がかみ合えば、頂点に立つ実力は十分に備えています。
2025年秋には県を制して中国大会でも4強に進んでおり、地力の高さは県内屈指です。
春に喫した敗戦の悔しさをぶつけ、夏の下関国際がどこまで勝ち上がるか、大いに注目されます。
甲子園への道
下関国際が目指すのは、2022年以来4年ぶり、そして自身4度目となる夏の甲子園です。
2022年に準優勝という金字塔を打ち立てた名門にとって、聖地は決して遠い場所ではありません。
坂原監督のもとで培ってきた総合力を武器に、再び全国の舞台で戦う姿を見せられるか注目です。
そのためにも、まずは目の前の一戦一戦を確実に勝ち抜くことが求められます。
下関国際の甲子園における主な足跡は、下の表のとおりです。
| 大会 | 成績 |
|---|---|
| 2022年 夏の甲子園 | 準優勝(決勝で仙台育英に1-8) |
| 2018年 夏の甲子園 | ベスト8 |
| 2022年 国民スポーツ大会 | ベスト4 |
| 甲子園出場 | 夏の選手権3回・春センバツ2回 |
下関国際高校野球部の注目選手
宮本匠(3年・投手)
背番号1を背負うエース右腕で、投手陣の柱です。
大分明野ボーイズ出身で、最速140キロ前後の直球と制球力を武器にゲームをつくります。
2025年秋の中国大会準決勝では先発として8回を投げ抜き、長いイニングを託せる安定感を示しました。
下関国際の夏は、このエースの出来にかかっていると言っても過言ではありません。
尾崎翔太(3年・外野手)
4番を任される大型スラッガーで、打線の中軸です。
184センチ83キロの恵まれた体格を誇る泉佐野リトルシニア出身の左打者。
春の県大会では準々決勝から決勝まで一貫して4番を務め、チームの得点源として存在感を放っています。
一発の長打で試合の流れを一気に引き寄せる力があり、相手投手にとっては最も警戒すべき打者です。
髙園貫太(3年・内野手)
3番を打つ一塁手で、打線の中核を担う存在です。
糸島ボーイズ出身の178センチの右打者で、勝負強い打撃で走者を還します。
春の県大会でも一貫して3番付近に座り、中軸としてラインアップを支えています。
ファーストの守備も安定しており、攻守両面でチームに欠かせない主力です。
中村政大(3年・外野手)
1〜2番を打つ巧打のリードオフマンで、複数の守備位置をこなせる器用さも持ち味です。
ヤング福岡東コンドル出身の左打者で、春の準決勝では5打数3安打と好調な打撃を披露しました。
出塁して足でかき回す、下関国際の攻撃の起点となる選手です。
複数の守備位置をこなせるため、監督が試合ごとに打線を組み替えるうえでも欠かせない存在です。
平嶋毅也(3年・投手)
背番号11を背負う182センチの長身左腕です。
三和クラブJr.出身で、春の県大会では決勝の先発を任されました。
先発もリリーフもこなせる万能さがあり、エース宮本と組む左右の二枚看板として夏の連戦を支えます。
2026年夏の下関国際の注目選手を、下の表にまとめました。
| 選手(学年) | 守備 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 宮本匠(3年) | 投手 | 140キロ右腕のエース |
| 尾崎翔太(3年) | 外野手 | 184cmの4番スラッガー |
| 髙園貫太(3年) | 一塁手 | 3番の打線の中核 |
| 中村政大(3年) | 外野手 | 巧打のリードオフマン |
| 平嶋毅也(3年) | 投手 | 182cm左腕の二枚看板 |
全国のドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」では、有力選手のスカウト評価や指名予想を詳しく紹介しています。

下関国際高等学校の基本情報
- 所在地:山口県下関市
- 設立区分:私立
- 創立:1964年/硬式野球部創部1965年
- 監督:坂原秀尚(WBSC U-18日本代表2025コーチ)
- 登録部員:44人
- 甲子園:夏の選手権3回・春センバツ2回/夏最高=準優勝(2022年)・ベスト8(2018年)
- 主なOB:古賀康誠(楽天)・宮崎敦次(元ロッテ)
- 特色:関西や九州から有望な選手を集める全国区の私学。坂原秀尚監督のもと、投手を打順の下位に置く独特のスタイルで、2022年夏に山口県勢として甲子園決勝進出(準優勝)を果たした名門。
下関国際高校野球部に関するよくある質問(FAQ)
下関国際高校のエースは誰ですか?
2026年の下関国際のエースは、背番号1の宮本匠(3年・右腕)です。
大分明野ボーイズ出身で、最速140キロ前後の直球と安定した制球力が持ち味。
2025年秋の中国大会準決勝で8回を投げ抜くなど、長いイニングを任せられる安定感が魅力です。
下関国際は2022年に何をしましたか?
2022年夏の甲子園で、下関国際は山口県勢として決勝まで勝ち上がり、準優勝を果たしました。
大会では大阪桐蔭や近江といった強豪を撃破する快進撃を見せ、決勝では仙台育英に敗れたものの、その戦いぶりは全国のファンに強い印象を残しました。
下関国際高校の監督は誰ですか?
下関国際の監督は坂原秀尚氏です。
広島国際学院大などを経て監督に就任し、2022年夏の準優勝をはじめ、下関国際を全国区の強豪へと育て上げました。
2025年にはWBSC U-18ワールドカップ日本代表のコーチも務めています。
2026年夏の山口大会での下関国際の相手は?
2026年夏の山口大会で、下関国際は7月18日の2回戦で下関商と対戦します。
エース宮本を軸とした投手力で、2022年以来4年ぶりの夏の甲子園を目指しています。
春の決勝で敗れた高川学園への雪辱も、大会の大きなテーマです。
下関国際高校の甲子園出場回数は?
下関国際は夏の選手権に3回、春のセンバツに2回出場しています。
最高成績は2022年夏の準優勝で、2018年夏にはベスト8にも進出しました。
近年、急速に力をつけて全国区の強豪となった名門私学です。
下関国際高校野球部のまとめ
2026年の下関国際高校野球部は、エース・宮本匠を中心とした投手力と、4番・尾崎翔太を軸とする粘りの打線で夏の甲子園を目指す名門私学です。
2022年夏に準優勝という金字塔を打ち立てたチームは、その後も坂原秀尚監督のもとで全国区の強豪であり続けています。
2026年春の県大会は決勝で高川学園に敗れましたが、2025秋の県王者・中国4強の実力は本物です。
まずは7月18日の下関商戦、この初戦を確実に勝ち抜き、下関国際が再び聖地への切符をつかめるのか注目です。
右の宮本、左の平嶋という二枚看板を軸に、経験豊富な打線がどこまで援護できるかがカギを握ります。
関門の街から、名門の投手力と粘りの野球がどこまで通用するのか、目が離せません。
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