兵庫の名門・東洋大姫路は2026年春のセンバツに出場しながら、夏は兵庫大会の5回戦で県立の加古川西に4対6と屈しました。
履正社を全国制覇へ導いた岡田龍生監督が母校を率いる4年目の夏は、甲子園の切符に手が届かないまま幕を閉じることになりました。
しかし夏のベンチ入り20人のうち9人が下級生であり、投手陣にいたっては2年生と1年生がすでに主戦の役割を担っていたのです。
この記事では2026年夏を振り返ったうえで、新チームの投手陣と野手陣の現在地、秋の兵庫大会の展望、注目選手までを詳しく分析します。
まずは秋へ向かう東洋大姫路の新チームの姿を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 2026年秋の東洋大姫路(新チーム) |
|---|---|
| チーム | 兵庫県姫路市/私立・男女共学/夏の登録78人 |
| 甲子園 | 選抜10回出場/選手権13回出場(春夏通算23回・夏優勝1回=1977年) |
| 2026年春 | センバツ出場(1回戦で花咲徳栄に2対3) |
| 2026年夏 | 兵庫大会5回戦で加古川西に4対6 |
| 新チームの強み | 夏のベンチ20人のうち9人が下級生。投手はすでに下級生が主戦 |
| 新チームの軸 | 小栁秀稜(2年・投手)/溝口蒼介(2年・投手)/萩原悠惺(2年・内野手) |
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東洋大姫路高校野球部の2026年秋・新チーム戦力総評
チーム総評|夏のベンチに下級生が9人も入っていた
東洋大姫路は兵庫県姫路市に本拠を置く私立の共学校で、硬式野球部は夏の登録人数が78人という県内屈指の大所帯を誇っています。
2026年夏のベンチ入り20人を学年別に見ると、3年生が11人、2年生が4人、そして1年生が5人という構成になっていました。
強豪校では3年生だけでベンチが埋まることも珍しくないなかで、下級生を9人も抱えていた点はこのチームの大きな特徴といえます。
しかも背番号4の萩原悠惺と背番号7の瀬口稜介という2年生がスタメンに名を連ね、投手陣も下級生が中心となって回していました。
チームを率いるのは2019年夏に履正社を全国制覇へ導き、2023年から母校である東洋大姫路の指揮を執る岡田龍生監督です。
2026年夏の振り返り|5回戦で加古川西に屈する
2026年春、東洋大姫路は選抜高校野球大会に出場しましたが、1回戦で花咲徳栄に2対3と惜敗し、甲子園を初戦で去っています。
迎えた夏の兵庫大会では、7月11日の2回戦で舞子を7対0と一蹴し、相手を無得点に抑える危なげのない滑り出しを見せます。
7月14日の3回戦では神港橘に6対1で勝利し、2年生の小栁秀稜が先発して、保井蒼空と溝口蒼介が2回ずつを継ぐ継投を見せました。
7月18日の4回戦の洲本戦は苦しい展開となり、一度は同点に追いつかれながらも6回に勝ち越して4対3で振り切りました。
そして7月20日の5回戦で待っていた相手が、甲子園出場のない県立校ながら勢いに乗って勝ち上がってきた加古川西でした。
1回裏に2点を先制したものの、2回表に一挙6点を奪われて逆転を許し、そのまま4対6で敗れて名門の夏が終わりました。
下の表で、2026年夏の兵庫大会での歩みを整理しておきます。
| 回戦 | 日付 | 相手 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 2回戦 | 7月11日 | 舞子 | ○7-0 |
| 3回戦 | 7月14日 | 神港橘 | ○6-1 |
| 4回戦 | 7月18日 | 洲本 | ○4-3 |
| 5回戦 | 7月20日 | 加古川西 | ●4-6 |
秋へ向けた評価|昨秋は県3位から近畿ベスト8
新チームの現在地を測るうえで最も分かりやすい物差しになるのは、ちょうど1年前の秋にこの世代が積み上げた実績です。
2025年秋の兵庫県大会では2回戦で関西学院に延長10回の末に5対4と競り勝ち、大会の序盤から粘り強さを見せつけました。
準々決勝では報徳学園を5対2で下しており、翌春に近畿大会を制することになる強豪から堂々と白星を挙げています。
準決勝では市尼崎に1対5と敗れたものの、3位決定戦で彩星工科を13対1と圧倒して県3位の座をしっかり確保しました。
続く秋季近畿大会では1回戦で近大新宮を4対1で退け、準々決勝で智弁学園に5対6と惜敗してベスト8まで勝ち進みました。
この秋の成績がそのまま翌春のセンバツ出場につながっており、新チームも同じ道をたどれるかどうかが問われることになります。
東洋大姫路高校野球部の投手陣を徹底分析
新チームの柱|夏に先発を任された2年生・小栁秀稜
新チームの投手陣で最も大きな期待を集めるのが、堺泉北リトルシニア出身で背番号15を背負った2年生右腕の小栁秀稜です。
7月14日の3回戦・神港橘戦では先発のマウンドに立ち、3回を投げて後続の投手へとつなぐ役割をしっかりと果たしました。
続く4回戦の洲本戦でも先発を任されており、夏の公式戦で2試合続けて試合の入りを託されたことになる期待の存在です。
3年生の投手が何人も控えるなかで下級生に先発を委ねる起用は、首脳陣がこの右腕に置く信頼の厚さを物語っています。
もう一枚の軸|センバツのベンチにも入った溝口蒼介
同じ2年生では、龍野ボーイズ出身の174センチの右腕・溝口蒼介が背番号11を背負って夏のベンチに入っていました。
春のセンバツでは背番号4を与えられて甲子園のベンチを経験しており、この世代のなかでは屈指の実戦経験を持っています。
3回戦の神港橘戦ではリリーフとして2回を投げており、勝ち試合の終盤をきっちりと締める仕事を任されています。
1年生では生駒ボーイズ出身で181センチの保井蒼空も同じ試合で2回を投げており、下級生投手の層の厚さがうかがえるでしょう。
抜けた穴|下山大翔ら3年生投手がそろって卒業
一方で、夏に背番号1を背負っていた左腕の下山大翔は3年生であり、この秋からはマウンドを離れることになります。
2025年秋の3位決定戦では先発を務め、春のセンバツでも花咲徳栄戦の先発として甲子園のマウンドを経験した投手でした。
背番号10の大野泰聖も3年生であり、春の県大会準々決勝では滝川第二を相手に先発して7対1の勝利を呼び込んでいます。
センバツで背番号1を背負っていた左腕の三上颯真も卒業を迎えるため、投手陣の顔ぶれは秋から大きく入れ替わります。
東洋大姫路高校野球部の野手陣を徹底分析
新チームの中心|内野の萩原悠惺と外野の瀬口稜介
野手陣で新チームの中心となるのが、生光学園中ヤングの出身で背番号4を背負っていた2年生内野手の萩原悠惺です。
165センチと小柄ながら春のセンバツでは背番号6を与えられており、この世代では早くから内野の要を任され続けてきました。
もう一人の柱が同じ生光学園中ヤング出身の瀬口稜介で、177センチ82キロの恵まれた体格を持つ2年生の外野手です。
2025年秋の準々決勝・報徳学園戦では4番一塁として先発しており、1年生のうちから中軸の打順を経験してきました。
この2人が新チームの打線を引っ張る存在となり、走攻守すべての中心として秋の戦いに臨んでいくことになります。
1年生の顔ぶれ|捕手と内野に有望株が並ぶ
夏のベンチには1年生が5人も名を連ねており、新チームの土台という意味では非常に恵まれた状況にあるといえます。
京都リトルシニア出身の椙森琉伊は背番号12の捕手であり、3年生が2人抜けたあとの正捕手候補として期待されています。
糸島ボーイズ出身の松尾雄太は177センチ84キロの内野手で、東成リトルシニア出身の月田龍斗も同じく内野を守るでしょう。
外野では兵庫加古川ヤング出身の新拓馬が背番号20でベンチ入りしており、下級生同士の競争の激しさがうかがえます。
夏の布陣と入れ替わり|3年生11人が抜ける
夏のベンチ20人のうち11人が3年生であり、打線の中軸を担ってきた顔ぶれの多くがこの夏で卒業していきます。
捕手の峰松紘大、一塁の藤本亜怜、三塁の渡邊裕太、遊撃の實光快斗という内野の骨格が、そろってチームを離れます。
外野でも伏見翔一、松本太翔、182センチ88キロの濱根安希斗が卒業を迎えるため、守備位置は総入れ替えとなるでしょう。
下の表で、新チームに残る主なメンバーを整理しておきます。
| 選手 | 学年・守備 | 2026年の主な実績 |
|---|---|---|
| 小栁秀稜 | 2年・投手 | 夏の3回戦と4回戦で先発。背番号15 |
| 溝口蒼介 | 2年・投手 | センバツでは背番号4。夏の3回戦で2回を救援 |
| 萩原悠惺 | 2年・内野手 | 夏は背番号4。センバツでは背番号6で出場 |
| 瀬口稜介 | 2年・外野手 | 2025年秋の準々決勝で4番一塁として先発 |
| 保井蒼空 | 1年・投手 | 181センチの右腕。夏の3回戦で2回を救援 |
| 椙森琉伊/松尾雄太 | 1年・捕手/1年・内野手 | ともに夏のベンチ入りを経験 |
\注目選手の実力は?/
東洋大姫路高校野球部の秋の大会展望とセンバツへの道
秋季兵庫大会|地区大会を抜けて県大会へ進む
兵庫県の秋は、まず地区大会を戦って県大会への出場権を勝ち取るところから始まる、二段構えの仕組みになっています。
昨年の2025年は8月中旬から地区大会が行われ、9月中旬に開幕した県大会が10月上旬まで丸1か月にわたり戦われました。
東洋大姫路はその県大会で5試合を戦って3位に食い込み、秋季近畿大会への切符をしっかりとつかみ取っています。
兵庫県は参加校の数が多く、県大会にたどり着くまでの地区予選の段階から気の抜けない戦いが続くことになります。
秋季近畿大会・センバツへの道|兵庫からは3校が進む
秋季近畿大会は今年は京都府で開催され、10月13日の抽選を経て10月17日から11月1日まで行われる予定です。
出場するのは近畿2府4県から選ばれた16校で、参加校の多い兵庫と大阪には毎年3校ずつという出場枠が与えられています。
翌春のセンバツ選考ではこの近畿大会の成績が最も重視されるため、まずは県内で3位以内に入ることが最初の条件になります。
昨秋の東洋大姫路はまさにその3位で近畿大会へ進み、ベスト8まで勝ち上がってセンバツ出場を自力で引き寄せました。
新チームの目標|2年連続のセンバツ出場を狙う
下級生が9人もベンチ入りを経験している新チームにとって、2年連続のセンバツ出場は決して高すぎる目標ではありません。
まずは秋季兵庫大会で3位以内に入り、近畿大会という大きな舞台へ駒を進めることが、新チームの最初の関門になります。
その先で昨秋のベスト8を超える成績を残すことができれば、センバツでの初戦突破も一気に現実味を帯びてきます。
1977年夏の全国制覇から数えて長い年月が経っているだけに、春夏を通じた全国の頂点は変わらぬ目標であり続けているのです。
東洋大姫路高校野球部の注目選手
小栁秀稜(2年・投手)
堺泉北リトルシニアの出身で、夏の兵庫大会では背番号15を背負ってベンチ入りしていた期待の2年生右腕投手です。
3回戦の神港橘戦と4回戦の洲本戦で2試合続けて先発を任され、下級生ながら試合の入りを託され続けてきました。
秋には背番号1を背負う可能性も十分にあり、新チームの投手陣を引っ張っていく存在として大きな期待が集まります。
溝口蒼介(2年・投手)
龍野ボーイズ出身の174センチの右腕で、春のセンバツでは背番号4を与えられて甲子園のベンチ入りを果たしました。
夏の兵庫大会では背番号11を背負い、3回戦の神港橘戦ではリリーフとして2回を投げて勝利へとつなげています。
甲子園のベンチを経験した数少ない下級生の一人であり、大舞台の空気を知る強みは秋の戦いで大きな武器となります。
萩原悠惺(2年・内野手)
生光学園中ヤング出身の165センチの内野手で、夏の兵庫大会では背番号4を背負って堂々とスタメンに名を連ねました。
春のセンバツでは背番号6を与えられており、1年生の秋の時点から一貫して内野の守備位置を任され続けてきました。
小柄ながら堅実な守備と勝負強さを兼ね備えており、新チームでは内野の中心として打線を引っ張る役割が期待されます。
瀬口稜介(2年・外野手)
萩原悠惺と同じ生光学園中ヤングの出身で、177センチ82キロという恵まれた体格を武器にする2年生の外野手です。
2025年秋の準々決勝・報徳学園戦では4番一塁として先発しており、1年生のうちから中軸の打順を任されてきました。
夏は背番号7を背負って外野の守備に就いており、新チームでは長打力を生かして打線の中軸を担うことになりそうです。
保井蒼空(1年・投手)
生駒ボーイズ出身で181センチ80キロという体格に恵まれた1年生の右腕で、夏は背番号18でベンチ入りを果たしました。
3回戦の神港橘戦ではリリーフとして2回を投げており、1年生ながら夏の公式戦のマウンドを早くも経験しています。
春の県大会の3位決定戦でも先発を任されており、学年を問わず力のある投手を起用していく方針がうかがえるでしょう。
下の表で、新チームの注目選手をまとめておきます。
| 選手 | 学年・守備 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 小栁秀稜 | 2年・投手 | 夏の3回戦と4回戦で連続先発。新エース最有力 |
| 溝口蒼介 | 2年・投手 | センバツで背番号4。甲子園のベンチを経験 |
| 萩原悠惺 | 2年・内野手 | 夏は背番号4でスタメン。内野の中心 |
| 瀬口稜介 | 2年・外野手 | 177センチ82キロ。昨秋は4番一塁で先発 |
| 保井蒼空 | 1年・投手 | 181センチの1年生右腕。夏に公式戦初登板 |
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東洋大学附属姫路高等学校の基本情報
- 所在地:兵庫県姫路市書写1699番地
- 運営:東洋大学附属姫路高等学校(私立・男女共学)
- 創立:1963年(硬式野球部も同年に創部)
- 監督:岡田龍生(東洋大姫路OB・元履正社監督)
- 部員数:78人(2026年夏の登録人数)
- 甲子園:選抜10回出場/選手権13回出場(春夏通算23回)
- 甲子園の実績:夏優勝1回(1977年)・甲子園通算37勝
東洋大姫路は兵庫県姫路市に位置する私立の共学校で、1963年の創立と同じ年に硬式野球部が産声を上げました。
学校法人東洋大学の附属校として文武両道の教育を掲げており、播磨地域を代表する進学校としても知られています。
甲子園には1969年夏に初出場を果たし、1977年夏には全国制覇を成し遂げて兵庫の高校野球史に名を刻みました。
春夏を合わせた出場は通算23回、甲子園での勝利は37勝を数えており、兵庫でも屈指の実績を積み上げてきた名門です。
夏の選手権では1976年、1979年、2003年、2008年と、たびたび全国のベスト4まで勝ち上がっています。
2025年夏にも甲子園でベスト8まで勝ち上がっており、近年も全国の舞台で戦える力を保ち続けているのが強みです。
主なOBと監督
OBにはメジャーリーグでも活躍した長谷川滋利をはじめとして、数多くのプロ野球選手がその名を連ねています。
近年もソフトバンクの甲斐野央、ヤクルトの原樹理、オリックスの松葉貴大と切れ目なく投手を送り出してきました。
2023年から母校の指揮を執る岡田龍生監督のもとで、名門がどこまで再び全国へ近づいていくかに注目が集まります。
東洋大姫路高校野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 東洋大姫路高校の2026年秋の新チームはどんな戦力ですか?
A. 夏のベンチ20人のうち9人が下級生という若いチームで、2年生の小栁秀稜と溝口蒼介を軸にした投手陣が強みです。
Q. 東洋大姫路高校の2026年夏の成績は?
A. 兵庫大会は5回戦で加古川西に4対6で敗れ、1回裏に2点を先制しながら2回表に6点を奪われる展開となりました。
Q. 東洋大姫路高校は2026年のセンバツに出場したのですか?
A. はい。昨秋の県3位と近畿ベスト8の実績で出場を果たしましたが、1回戦で花咲徳栄に2対3で敗れています。
Q. 東洋大姫路高校の監督は誰ですか?
A. 岡田龍生監督で、2019年夏に履正社を全国制覇へ導いた名将であり、2023年から母校の指揮を執っています。
Q. 東洋大姫路高校出身のプロ野球選手は?
A. メジャーリーグでも活躍した長谷川滋利が代表的で、甲斐野央や原樹理、松葉貴大といった投手も輩出しています。
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東洋大姫路高校野球部のまとめ
2026年秋の東洋大姫路は、春のセンバツに出場しながら夏は5回戦で加古川西に敗れて新チームへと移りました。
1回裏に2点を先制しながら2回表に一挙6点を奪い返されるという、名門にとっては悔しさの残る幕切れとなりました。
それでも夏のベンチ20人のうち9人が下級生であり、投手陣はすでに小栁秀稜ら下級生が主戦の役割を担っていたのです。
内野の萩原悠惺、外野の瀬口稜介という2年生の主力も加わり、新チームの骨格は早い段階から見えてきています。
秋季兵庫大会で3位以内に入って近畿大会へ進み、2年連続のセンバツ出場をつかめるかに注目したいところです。




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