2026年の夏が終わり、北海の新チームが早くも秋の戦いへと動き出しました。
夏の甲子園に全国最多41回出場を誇る、北海道を代表する私立の名門です。
2026年夏は南北海道大会でベスト4に進みましたが、連覇はなりませんでした。
この記事では、まず2026年夏の戦いを振り返り、秋に挑む新チームの戦力を徹底分析します。
投手陣・野手陣の現在地、秋の北海道大会の展望、注目選手までを詳しく紹介していきます。
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まずは秋へ向かう北海の新チームの姿を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 2026年秋の北海(新チーム) |
|---|---|
| チーム | 北海道札幌市豊平区/私立・男女共学/登録54人 |
| 甲子園 | 夏41回(全国最多)・春14回(北海道最多)/2016年夏 準優勝 |
| 2025年夏 | 南北海道大会を制して甲子園に出場 |
| 2026年夏 | 南北海道大会ベスト4(準決勝で駒大苫小牧に1-3) |
| 新チームの強み | 最速155キロの2年生右腕・森健成が残る |
| 新チームの軸 | 森健成(2年・投手)/小野寺泰星(2年・外野手) |
| 秋の目標 | 秋季北海道大会を勝ち上がり、2027年センバツへ |
北海高校野球部の2026年秋・新チーム戦力総評
チーム総評|全国屈指の右腕を中心に
2026年秋の北海は、他校が羨むほど明確な軸を持った状態で新チームをスタートさせます。
夏に最速155キロを叩き出した2年生右腕・森健成が、そのまま新チームに残るからです。
森は夏のベンチで背番号11をつけながら、準々決勝では先発として8回を投げ抜きました。
実質的なエースとして戦った投手が下級生だったことは、北海にとって大きな財産になります。
野手でも、準決勝で9番ライトに入っていた小野寺泰星ら5人の下級生がベンチを経験しました。
夏のベンチ20人のうち、2年生5人と1年生1人の計6人が新チームに残る計算になります。
主力の大半が卒業する多くの学校と比べれば、はるかに恵まれたスタートだといえるでしょう。
投手の柱が確定している以上、秋の焦点は打線をどこまで再構築できるかという一点に絞られます。
強力な投手を擁するチームは、得点力が伴わないまま接戦を落とす展開に陥りがちです。
森が投げる試合でどれだけ援護できるかが、そのまま秋の成績に直結していきます。
2026年夏の振り返り|連覇を狙った夏はベスト4で終戦
2026年夏の北海は、前年に南北海道を制して甲子園へ出場した実績を背負って戦いました。
初戦の2回戦では恵庭北を9-0で圧倒し、石田稀代和や草開道登の打棒が早々に火を噴きます。
3回戦の函館大柏稜戦は10-2の快勝で、9回表に一挙5点を奪って突き放しました。
この試合で森健成が3回を完全投球し、球場の表示に155キロという数字を刻んでいます。
4回戦の函館大有斗戦は6-0の完封勝ちで、代打の前川漣太郎が貴重な打点を挙げました。
準々決勝では東海大札幌を6-2で下し、初回に4点を先取する理想的な立ち上がりを見せます。
この試合の森健成は8回を投げて自責点1、奪三振8という堂々たる内容でした。
そして7月19日、エスコンフィールド北海道での準決勝で駒大苫小牧と激突します。
4回裏に北海が先制したものの、5回表に追いつかれ、6回表には逆転を許しました。
8回表にも1点を加えられ、1-3で敗れて南北海道大会の連覇を逃しています。
夏の甲子園に全国最多41回出場を誇る名門にとって、ベスト4は物足りない結果でした。
それでも5試合で失点を最小限に抑えた守りは、名門としての地力の高さを示していました。
前年の2025年夏には南北海道大会を制し、聖地の土を踏んでいるチームでもあります。
甲子園を経験した世代が抜ける影響は、秋以降にあらためて問われることになります。
| 日程 | ラウンド | 相手 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 6月28日 | 2回戦 | 恵庭北 | ○9-0 |
| 7月11日 | 3回戦 | 函館大柏稜 | ○10-2 |
| 7月13日 | 4回戦 | 函館大有斗 | ○6-0 |
| 7月14日 | 準々決勝 | 東海大札幌 | ○6-2 |
| 7月19日 | 準決勝 | 駒大苫小牧 | ●1-3 |
秋へ向けた評価|下級生6人が残る強み
新チームの評価は、南北海道でも上位に位置づけられると見てよいでしょう。
最大の理由は、夏に全国レベルの数字を残した投手が2年生だったという点にあります。
森健成は2027年のドラフト候補としても全国の注目を集める存在になっています。
加えて外野手の小野寺泰星と前川漣太郎、内野手の高橋快心と五十嵐瑛翔が残ります。
1年生では左腕の村上嘉威が背番号13で夏のベンチに入り、早くも将来を嘱望されています。
これだけの下級生が公式戦の空気を吸っている学校は、道内でも決して多くありません。
チームを率いるのは、長く北海を指揮してきた平川敦監督です。
戦力の入れ替わりを毎年のように経験してきた指揮官のもと、秋も上位進出が期待されます。
北海高校野球部の投手陣を徹底分析
森健成|155キロを記録した2年生右腕
新チームの投手陣は、森健成という絶対的な柱を中心に組み立てられます。
170cm73kgと決して大柄ではありませんが、その体から驚くほどの球速を生み出します。
1年生だった2025年夏には甲子園のマウンドに立ち、147キロを計測してデビューを飾りました。
2年生になった2026年夏には148キロを連発し、さらに3回戦で155キロへ到達しています。
1年で7キロ以上も自己最速を更新し、この夏の高校生右腕としては全国屈指の数字となりました。
春にはU-18日本代表候補の強化合宿にも招集され、世代を代表する存在に名を連ねています。
準々決勝の東海大札幌戦では8回1失点8奪三振と、球速だけでない完投能力も示しました。
秋はエース番号を背負い、文字どおりチームの命運を握る立場になります。
小野・近江が抜けた後の2番手争い
夏の北海は、二刀流のエース小野悠真と本格派右腕の近江翔伍が森を支える形でした。
この2人に左腕の橋本宗史郎を加えた3年生3人が、そろって卒業を迎えます。
つまり秋は、森に続く2番手・3番手を新たに探さなければならない状況です。
最有力候補は、1年生ながら夏のベンチ入りを果たした左腕の村上嘉威でしょう。
178cm80kgという体格に恵まれ、山形ボーイズで実戦経験を積んできました。
右の森と左の村上という組み合わせが実現すれば、投手陣の幅は一気に広がっていきます。
秋の大会は連戦になるため、森ひとりに頼り切る戦い方では上位に進めません。
2番手投手をどこまで育てられるかが、全道大会での勝ち上がりを左右する要素になります。
守り勝つ野球という伝統
2026年夏の北海は、5試合のうち2試合を完封で終える堅実な守りを見せました。
初戦から準々決勝まで、失点は合計でわずか4点にとどめています。
投手を中心に守りからリズムをつくる形は、北海が長年培ってきた伝統的なスタイルです。
森という軸がいる新チームでも、この方向性は変わらずに引き継がれていくはずです。
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北海高校野球部の野手陣を徹底分析
新チームに残る2年生野手たち
野手陣で最も期待されるのが、準決勝でスタメン出場した小野寺泰星です。
177cm84kgの左投げ左打ちで、札幌豊平ボーイズ出身の外野手になります。
2年生ながら夏の大一番で9番ライトに名を連ね、実戦経験を積み上げました。
同じ札幌豊平ボーイズ出身の前川漣太郎も、182cm74kgの恵まれた体格を持つ外野手です。
4回戦の函館大有斗戦では代打で登場し、しっかりと打点を挙げて結果を残しました。
内野では、東北楽天リトルシニア出身の高橋快心が背番号15でベンチ入りしています。
札幌西リトルシニア出身の五十嵐瑛翔も、俊敏な動きが武器の2年生内野手です。
この4人が中心となって、新しい打線の骨格をつくっていくことになります。
打線の再構築が最大のテーマ
一方で、夏の打線を支えた主力の多くが3年生だったことも事実です。
1番の佐竹徠都、2番の草開道登、4番の石田稀代和はいずれも卒業を迎えます。
正捕手として投手陣を導いた長南凜汰郎が抜ける影響も、決して小さくありません。
森健成という絶対的な投手がいるからこそ、打線の得点力が秋の勝敗を左右します。
登録54人という部員数のなかから、どれだけ新戦力を掘り起こせるかが鍵になります。
捕手を誰が務めるかという課題も含め、秋までに固めるべき点は決して少なくありません。
全国区の右腕を受ける司令塔が育てば、チームの安定感は一段と増していくはずです。
夏に経験を積んだ2年生たちが、そのまま中心の役割を担えるかどうかが問われます。
夏の布陣が示した完成形
参考として、準決勝で駒大苫小牧と戦った際のスタメンも振り返っておきます。
1番から4番までを3年生が占め、経験の厚みで押し切る布陣が組まれていました。
6番には投手の森健成が入り、9番には2年生の小野寺泰星が名を連ねています。
この打線に下級生が2人しかいなかった点が、秋に向けた課題を端的に表しています。
| 打順 | 守備 | 選手(2026年夏・準決勝) | 学年 |
|---|---|---|---|
| 1 | 中 | 佐竹徠都 | 3年 |
| 2 | 二 | 草開道登 | 3年 |
| 3 | 捕 | 長南凜汰郎 | 3年 |
| 4 | 左 | 石田稀代和 | 3年 |
| 5 | – | 小野悠真 | 3年 |
| 6 | 投 | 森健成 | 2年 |
| 7 | 遊 | 三澤拓己 | 3年 |
| 8 | 三 | 舘野篤希 | 3年 |
| 9 | 右 | 小野寺泰星 | 2年 |
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北海高校野球部の秋の大会展望とセンバツへの道
9月の秋季札幌支部予選が初戦
新チームにとって最初の関門となるのが、秋季北海道大会の札幌支部予選です。
札幌支部の予選は9月15日から始まり、抽選会は8月31日に実施される日程になっています。
札幌支部は道内で最も学校数が多く、全道大会への切符を得るだけでも簡単ではありません。
札幌日大や札幌第一、札幌光星といった実力校がひしめく激戦区でもあります。
全道大会は10月・センバツ北海道枠は1つ
支部予選を突破すると、10月7日から15日にかけて秋季北海道大会が行われます。
この全道大会の成績が、翌春のセンバツ選考でそのまま評価の対象となります。
センバツの一般選考で北海道に与えられる枠は、例年1校のみと非常に狭き門です。
確実に春の甲子園へ進むには、全道大会を制することが求められる計算になります。
優勝すれば11月の明治神宮大会という全国の舞台にも挑戦できます。
北海は春の選抜に北海道最多の14回出場している、センバツとの縁が深い学校でもあります。
秋の目標|前年の悔しさを晴らす
2025年秋の北海は、全道大会の2回戦で姿を消すという悔しい結果に終わりました。
その世代が翌年の夏にベスト4まで勝ち上がったことを考えれば、秋の結果がすべてではありません。
ただし森健成という全国区の投手を擁する以上、今年は上位進出が期待される立場です。
夏に敗れた駒大苫小牧や、南北海道を制した札幌日大も同じ舞台を目指してきます。
秋の全道大会は、この夏の続きを占ううえで重要な意味を持つ戦いになりそうです。
北海にとって春の甲子園は、2016年夏の準優勝と並ぶ大きな目標のひとつです。
森健成が最上級生になる翌夏を見据えても、秋の経験は欠かせないものになります。
北海高校野球部の注目選手
ここからは、2026年秋の北海を引っ張る5人の選手を紹介します。
森健成(2年・投手)
夏の3回戦で155キロを記録した、全国屈指の本格派右腕です。
1年時に甲子園で147キロを計測し、そこから1年で球速を大きく伸ばしました。
U-18日本代表候補の強化合宿にも招集された、2027年のドラフト候補です。
小野寺泰星(2年・外野手)
177cm84kgの左投げ左打ちで、パワーが持ち味の外野手です。
夏の準決勝で9番ライトとしてスタメン出場し、大舞台を経験しました。
札幌豊平ボーイズ出身で、新チームでは中軸を担うことが期待されます。
前川漣太郎(2年・外野手)
182cm74kgの恵まれた体格を持つ、右投げ右打ちの外野手です。
4回戦の函館大有斗戦では代打で起用され、しっかり打点を挙げました。
勝負強さに定評があり、秋はレギュラー定着を狙う立場になります。
高橋快心(2年・内野手)
172cm73kgの内野手で、夏は背番号15を背負ってベンチ入りしました。
東北楽天リトルシニアの出身で、道外から北海に進学した選手です。
右投げ左打ちという特性を生かし、上位打線での起用も考えられます。
村上嘉威(1年・投手)
178cm80kgの左腕で、1年生ながら夏の背番号13を勝ち取りました。
山形ボーイズ出身で、体格に恵まれた本格派として期待されています。
森健成に続く2番手投手として、秋の飛躍が待たれる存在です。
| 選手 | 学年・守備 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 森健成 | 2年・投手 | 夏に155キロを記録。2027年ドラフト候補 |
| 小野寺泰星 | 2年・外野手 | 177cm84kgの左打者。準決勝でスタメン |
| 前川漣太郎 | 2年・外野手 | 182cmの大型外野手。代打で打点を記録 |
| 高橋快心 | 2年・内野手 | 夏は背番号15。東北楽天リトルシニア出身 |
| 村上嘉威 | 1年・投手 | 1年で背番号13を得た178cmの左腕 |
全国のドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」では、有力選手のスカウト評価や指名予想を詳しく紹介しています。

北海高等学校の基本情報
- 所在地:北海道札幌市豊平区旭町四丁目1番41号
- 創立:1885年(野球部創部は1901年)
- 区分:私立・男女共学
- 監督:平川敦
- 部員数:54人(2026年)
- 甲子園:夏41回(全国最多)・春14回(北海道最多)
- 最高成績:夏 準優勝(2016年)/春 準優勝(1963年)
- 主なOB:若松勉/鍵谷陽平/川越誠司/阪口皓亮/佐藤龍世/辻本倫太郎
北海高校は1885年に創立された、北海道でもっとも長い歴史を持つ私立高校のひとつです。
野球部の創部は1901年で、120年を超える歴史のなかで数々の記録を打ち立ててきました。
夏の甲子園への出場41回は全国最多であり、この数字だけでも名門ぶりが伝わります。
春の選抜にも北海道最多の14回出場しており、甲子園通算勝利も道内では群を抜いています。
2016年夏には決勝まで勝ち進み、作新学院に敗れたものの全国準優勝を果たしました。
この準優勝は北海道の高校としては歴史的な快挙であり、今も語り継がれています。
OBには、ヤクルトで名球会入りを果たした若松勉をはじめ多くのプロ野球選手がいます。
近年も鍵谷陽平や川越誠司、佐藤龍世といった選手がプロの世界で活躍してきました。
札幌市豊平区旭町のグラウンドからは、今も全国を目指す球児たちが巣立っています。
タレントのタカアンドトシのタカも、この北海高校の卒業生として知られています。
道内の高校野球ファンにとって、北海の名は長く憧れの対象であり続けてきました。
その伝統を受け継ぐ新チームが、2026年秋にどんな戦いを見せるのか注目されます。
北海高校野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 北海の2026年夏の成績は?
A. 南北海道大会でベスト4でした。準決勝で駒大苫小牧に1-3で敗れ、連覇を逃しています。
Q. 新チームに夏の主力は残っていますか?
A. 残っています。夏のベンチ20人のうち、2年生5人と1年生1人の計6人が新チームの戦力です。
Q. 2026年秋の注目選手は誰ですか?
A. 夏に155キロを記録した2年生右腕の森健成が、新チームの絶対的な軸になります。
Q. 秋の大会はいつ行われますか?
A. 札幌支部予選が9月15日から、秋季北海道大会は10月7日から15日にかけて行われます。
Q. 甲子園には何回出場していますか?
A. 夏は全国最多の41回、春は北海道最多の14回です。2016年夏には準優勝しています。
北海高校野球部のまとめ
2026年夏の北海は、南北海道大会のベスト4で戦いを終えました。
準決勝で駒大苫小牧に1-3で敗れ、前年に続く南北海道制覇はなりませんでした。
しかし新チームには、夏に155キロを記録した2年生右腕の森健成が残ります。
小野寺泰星ら夏のベンチを経験した下級生6人も加わり、土台は十分に整っています。
課題は、主力の多くが卒業する打線をどこまで再構築できるかという点に尽きます。
秋は9月の札幌支部予選から始まり、10月の全道大会がセンバツへの関門となります。
全国区の右腕を擁する名門が、どんな新チームをつくり上げるのか注目です。
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