大阪市東淀川区の関大北陽高校野球部が2026年春の大阪府大会で準優勝を果たし、夏の大会でも上位進出をうかがう位置につけています。
春の準決勝では絶対王者の大阪桐蔭を延長10回の末に2対1で下しており、大阪の勢力図を揺るがす存在として注目を集めました。
この記事では関大北陽高校野球部の2026年の戦力を投手陣と野手陣の両面から分析し、夏の大阪大会の展望や注目選手までを詳しく紹介します。
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まずは2026年の関大北陽の現在地を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 2026年の関大北陽 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府大阪市東淀川区上新庄 |
| 監督 | 辻本忠 |
| 2026年春の成績 | 大阪府大会準優勝(準決勝で大阪桐蔭を撃破) |
| 投手陣の柱 | 西脇舜翔(2年)/山本新太(3年)/加藤篤紀(3年) |
| 甲子園 | 春8回(1970年準優勝)・夏6回(最高ベスト8) |
関大北陽高校野球部の2026年戦力総評
チーム総評|春の準優勝が示した守り抜く力
2026年の関大北陽を語るうえで欠かせないのが、春の大阪府大会で決勝まで勝ち進んで準優勝を飾ったという確かな実績です。
この大会で関大北陽は準決勝までの5試合をすべて完封で勝ち上がっており、相手に1点も与えない守りの強さを大阪中に見せつけました。
準決勝で大阪桐蔭に許した1点が大会を通じての初失点であり、そこまで積み上げてきた無失点の記録がいかに長かったかがわかります。
この守りを支えているのが2年生ながらエースナンバーを背負う西脇舜翔で、大事な試合ではほぼ一人でマウンドを守り抜いてきました。
打線は爆発力よりも確実につないでいく形を得意としており、少ない得点を守り切るという戦い方がこのチームの色になっています。
2026年春の大阪府大会で関大北陽がたどった道のりを、下の表にまとめました。
| 回戦 | 日程 | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 3回戦 | 4月26日 | 今宮 | ○9-0 |
| 4回戦 | 5月3日 | 登美丘 | ○10-0 |
| 5回戦 | 5月5日 | 東海大大阪仰星 | ○1-0 |
| 準々決勝 | 5月6日 | 太成学院大高 | ○3-0 |
| 準決勝 | 5月9日 | 大阪桐蔭 | ○2-1(延長10回) |
| 決勝 | 5月10日 | 履正社 | ●6-7 |
春の大阪府大会|5試合連続完封で決勝まで駆け上がる
春の関大北陽は2回戦で19対0、3回戦で今宮を9対0、4回戦で登美丘を10対0と、序盤から相手を寄せつけない戦いを続けました。
5回戦の東海大大阪仰星戦では西脇舜翔が9回を被安打5、5奪三振で投げ抜き、8回表に奪った1点を守り切って1対0で競り勝ちます。
準々決勝の太成学院大高戦では加藤篤紀が5回を3安打5奪三振に抑え、そのあとを山本新太が4回つないで3対0で勝利しました。
ここまでの5試合すべてで相手を無得点に封じ込めており、投手を替えても失点しないという投手陣の層の厚さが際立っていました。
決勝では履正社に6対7と惜敗しましたが、5回裏に一挙5点を奪って逆転する場面もあり、最後まで力の差を感じさせない内容でした。
大阪でのポジション|27年ぶりの夏を狙う古豪
関大北陽は1926年創部という100年に迫る長い歴史を持ち、1970年代には大阪私学の強豪として全国にその名を知られました。
センバツには8回出場して1970年には準優勝を飾っており、夏の選手権にも6回出場して最高でベスト8まで勝ち進んでいます。
ただし夏の甲子園に出場したのは1999年が最後で、2026年に大阪を制すれば実に27年ぶりの夏の舞台ということになります。
近年の夏の大阪大会では2023年にベスト8まで進んだのが最高で、そこからさらに一段上を目指す位置に現在のチームがいます。
春の準優勝という実績はそうした近年の流れを大きく変えるものであり、古豪復活を印象づける結果として受け止められています。
関大北陽高校野球部の投手陣を徹底分析
エース西脇舜翔|背番号1を背負う2年生右腕
エースの背番号1を託されているのは西脇舜翔で、175センチ76キロのしっかりとした体格を持つ2年生の右腕投手です。
西淀ボーイズの出身で、下級生のうちから実戦の経験を積みながら着実に力をつけ、2年生でエースの座をつかみ取っています。
春の5回戦では東海大大阪仰星を相手に9回を一人で投げ抜き、被安打5、5奪三振という内容で1対0の完封勝ちを演じています。
夏の3回戦でも香里丘を相手に6回を被安打4、3奪三振に抑え込んでおり、そのあとを山本新太が受けて3対1で勝利しました。
この香里丘戦では相手のエース岡本翔斗が8回を投げて11奪三振と好投しており、その投手戦を制した意味は決して小さくありません。
山本新太と加藤篤紀|継投を支える3年生投手
背番号10の山本新太は177センチ90キロという堂々とした体格の3年生右腕で、主にエースのあとを受ける役割を担っています。
春の準々決勝では4回を投げて相手に得点をまったく許さず、加藤篤紀からバトンを受けて3対0の完封リレーを完成させました。
背番号11の加藤篤紀は183センチ78キロという長身の右腕で、春の準々決勝では先発として5回を3安打5奪三振に抑えました。
この2人が3年生として投手陣に大きな厚みをもたらしており、2年生の西脇に負担が集中しない体制を作り上げてきました。
先発と救援を柔軟に組み替えられるという点が、春の大会で5試合連続完封という記録を支えた最も大きな要因になっています。
大鶴颯音と大鶴蓮音|同じ中学から進んだ投手たち
ベンチ入りメンバーには大鶴颯音と大鶴蓮音という同じ姓の投手が2人おり、どちらも池田ボーイズの出身という共通点があります。
背番号18の大鶴颯音は176センチの2年生右腕で、夏の4回戦では先発マウンドを任されて12対5の勝利を呼び込みました。
背番号19の大鶴蓮音は178センチ82キロの3年生右腕で、同じ中学チームで育った投手が学年を超えて並んでいる形です。
ほかにも背番号17の藤原凛和という3年生の左腕や、背番号20の村上歩生も控えており、選択肢は決して少なくありません。
登録41人という決して大きくない部でありながら、投手を6人もベンチに入れているという点にこのチームの方針が表れています。
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関大北陽高校野球部の野手陣を徹底分析
打線|1番荒瀬清志から始まる切れ目のない攻撃
打線の先頭に立つのは3年生の荒瀬清志で、夏の2回戦では4打数4安打2打点という圧巻の内容で試合の流れを引き寄せました。
2番には尾崎誠斗が入っており、166センチ64キロと小柄ながら確実にバットに当てて走者を進める役割を果たしています。
3番の武志豪大は左投げ左打ちの中堅手で、172センチ74キロの体から鋭い打球を放って打線の中軸の一角を担う存在です。
4番を打つのは180センチ81キロの京田脩翔で、春の3回戦では本塁打を含む2打点を記録している長打力のある打者です。
5番の中村親太朗も春の3回戦で2安打4打点という大仕事をやってのけており、下位打線まで気の抜けない並びになっています。
守備|堂上航太郎が投手陣を引き出す
捕手を務めるのは背番号2の堂上航太郎で、165センチ66キロと小柄ながら扇の要として投手陣をずっと支え続けてきました。
意岐部ボーイズの出身で、春の5試合連続完封も夏の接戦も、この3年生捕手がマスクをかぶって作り上げてきたものです。
内野では2年生の佐藤陽向が三塁を守っており、夏の2回戦で4打数3安打3打点を記録するなど打撃でも存在感を放っています。
二塁には同じく2年生の広地斗希が入っており、遊撃の丸山聖と組んで二遊間を形づくって守りの中心を担っています。
丸山聖は172センチ55キロという細身の体ながら、春の5回戦の東海大大阪仰星戦でも複数安打を放って勝利に貢献しました。
選手層|登録41人という少数精鋭の陣容
関大北陽の登録人数は41人で、大阪の私学としては決して大きな部ではなく、少数精鋭という言葉が当てはまる編成です。
ベンチ入りメンバーを見ると20人中15人を3年生が占めており、経験を積んだ最上級生が中心となって戦うチームです。
そのなかで背番号1の西脇舜翔、4の広地斗希、5の佐藤陽向、12の八杉航士朗、18の大鶴颯音という5人が2年生です。
出身チームは箕面ボーイズや東大阪北ボーイズ、大阪都島ボーイズといった大阪府内の中学硬式チームが中心となっています。
卒業生の進路では関西大へ進む選手が最も多く、系列の大学へそのままつながる道筋がある点も学校の大きな特徴といえます。
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関大北陽高校野球部の夏の大会展望・優勝予想
春の準決勝|大阪桐蔭を延長10回で下した一戦
2026年5月9日に舞洲の球場で行われた春の準決勝で、関大北陽は全国屈指の強豪である大阪桐蔭と顔を合わせました。
試合は6回裏に関大北陽が先制点を奪って主導権を握りますが、8回表に大阪桐蔭が同点に追いついて振り出しへ戻されます。
そして延長10回裏に関大北陽が勝ち越し点をもぎ取って2対1で決着をつけ、王者を破るという大きな金星を手にしました。
センバツを制している大阪桐蔭を公式戦で下したという事実は、関大北陽の力が本物であることを何よりも証明しています。
この勝利で決勝へ進んだ関大北陽は履正社に6対7で敗れましたが、大阪の頂点を争う実力を十分に示した大会となりました。
夏のここまで|3連勝で5回戦へ駒を進める
2026年夏の大阪大会で関大北陽は2回戦からの登場となり、山田を相手に9対2と快勝して初戦を突破しています。
3回戦では公立の実力校である香里丘と対戦し、西脇舜翔と山本新太の継投で3対1と競り勝って4回戦へ駒を進めました。
4回戦の関西大倉戦は1回裏に3点を先制しながら、2回表に5点を奪われて逆転されるという苦しい展開になりました。
それでも4回裏に一挙8点を奪って再逆転に成功し、最終的に12対5で振り切って5回戦へと勝ち上がっています。
この試合で先発したのは2年生の大鶴颯音で、エースの西脇を温存したまま勝ち上がれたという点も大きな収穫といえます。
続く5回戦の相手は精華で、7月22日に大阪シティ信用金庫スタジアムでベスト8入りをかけた一戦に臨むことになりました。
優勝予想|大阪桐蔭と履正社に挑む立場
2026年の大阪大会はセンバツを制した大阪桐蔭が中心にあり、史上初となる3回目の春夏連覇を狙う戦いが繰り広げられています。
大阪桐蔭には最速150キロを超えるエース右腕の吉岡貫介がおり、その投手陣の層の厚さは全国でも屈指の水準にあります。
春の府大会を制した履正社も打線に切れ目がなく、この2校が優勝候補の中心であることはやはり動かしがたいところです。
ただし関大北陽は春にその大阪桐蔭を破っており、一発勝負のトーナメントで何が起きるかわからないことを自ら証明しています。
春に決勝で敗れた履正社への雪辱を果たして、27年ぶりの夏の甲子園にたどり着けるかどうかが最大の見どころとなります。
関大北陽高校野球部の注目選手
西脇舜翔(2年・投手・背番号1)
西淀ボーイズで育った175センチ76キロの右腕で、2年生でありながらエースナンバーを託されている関大北陽の柱です。
春の東海大大阪仰星戦では9回を一人で投げ抜いて1対0の完封勝ちを収めており、大舞台での強さをはっきりと示しました。
下級生のうちからこれだけの経験を積んでいるだけに、来年以降もこのチームのマウンドを背負い続ける存在として期待されます。
京田脩翔(3年・捕手・背番号9)
大阪都島ボーイズの出身で180センチ81キロという恵まれた体格を持ち、4番打者として打線の中心に座っている3年生です。
春の3回戦では本塁打を含む2打点を記録しており、夏の2回戦でも4打数3安打1打点と勝負どころで結果を残してきました。
捕手として登録されながら夏は右翼手として先発しており、複数のポジションをこなせるという点も大きな価値になっています。
荒瀬清志(3年・外野手・背番号7)
大阪市立新東淀中の出身という中学の部活動から進んできた選手で、171センチ65キロの体格を持っている3年生です。
夏の2回戦では4打数4安打2打点と全打席で快音を響かせており、1番打者として攻撃の口火を切る役割を完璧に果たしました。
大阪市選抜に選ばれた経験も持っており、俊足と巧みなバットコントロールでチャンスを大きく広げていくタイプの打者です。
佐藤陽向(2年・内野手・背番号5)
高槻ボーイズの出身で174センチ69キロの体格を持ち、2年生ながら三塁のレギュラーをつかみ取っている内野手です。
夏の2回戦では4打数3安打3打点と大暴れしており、下級生でありながら打線の中軸に近い働きを見せて存在感を高めました。
守備でも三塁を任されており、来年のチームでは中心選手としてチームを引っ張ることが期待されている有望株といえます。
武志豪大(3年・外野手・背番号8)
東大阪北ボーイズの出身で172センチ74キロの左投げ左打ちという、外野の中心を任されている3年生の中堅手になります。
春の大阪府大会から3番打者として起用され続けており、上位打線をつなぐという重要な役割を一貫して担ってきました。
左打者としてチャンスで確実に走者を返せる打撃が持ち味で、中堅としての広い守備範囲も含めて総合力の高い選手です。
| 選手 | 学年 | 守備 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 西脇舜翔 | 2年 | 投手(右) | 2年生エース・春に1対0の完封勝ち |
| 京田脩翔 | 3年 | 捕手/外野手 | 180センチの4番打者 |
| 荒瀬清志 | 3年 | 外野手 | 夏の2回戦で4打数4安打の1番打者 |
| 佐藤陽向 | 2年 | 内野手 | 2年生で三塁のレギュラー |
| 武志豪大 | 3年 | 外野手 | 3番を打つ左打ちの中堅手 |
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関西大学北陽高等学校の基本情報
- 所在地:大阪府大阪市東淀川区上新庄一丁目3番26号
- 設置:私立(学校法人関西大学)
- 創立:1925年(硬式野球部の創部は1926年)
- 監督:辻本忠
- 硬式野球部登録人数:41人
- 甲子園:春8回(1970年準優勝)・夏6回(最高ベスト8)
- 主なOB:岡田彰布・長崎慶一・森田幸一・寺前正雄・田村丈
関西大学北陽高等学校は1925年に山岡倭によって北陽商業学校として設立された、100年の歴史を持つ私立校です。
硬式野球部の創部は翌年の1926年で、学校の歴史とほぼ重なる長い年月にわたって活動を続けてきた伝統ある部になります。
2008年4月に関西大学との法人合併によって現在の関西大学北陽高等学校へ改称し、それまでの校名は北陽高等学校でした。
2010年4月には中学校を併設して中高一貫教育を開始しており、大学までつながる一貫した教育体制が整えられています。
野球部は1970年代に大阪私学の強豪として全国に知られており、この時期を中心に甲子園の常連校として活躍してきました。
センバツには8回出場して1970年には決勝まで勝ち進み、惜しくも敗れたものの準優勝という輝かしい成績を残しています。
夏の選手権にも1966年から1999年までの間に6回出場しており、最高成績はベスト8まで勝ち上がったというものです。
OBの中で最も広く知られているのは阪神タイガースで活躍し、のちに監督としてもチームを日本一へ導いた岡田彰布です。
ほかにも首位打者を獲得した長崎慶一や中日でプレーした森田幸一、近鉄の寺前正雄らがプロの世界へ進んでいます。
近年もDeNAの田村丈やオリックスの勝田成といった選手を送り出しており、いまも着実にプロへの道はつながっています。
| 大会 | 出場回数 | 最高成績 |
|---|---|---|
| センバツ | 8回 | 準優勝(1970年) |
| 夏の選手権 | 6回 | ベスト8 |
| 夏の出場年 | 1966年から1999年 | 直近の夏は1999年 |
関大北陽高校野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 関大北陽は甲子園に何回出場していますか?
A. 春のセンバツに8回、夏の選手権に6回出場しており、センバツでは1970年に準優勝という輝かしい成績を残しています。
Q. 関大北陽が最後に夏の甲子園へ出たのはいつですか?
A. 1999年が最後の夏の甲子園となっており、2026年に大阪大会を制すれば27年ぶりの夏の舞台ということになります。
Q. 関大北陽の2026年春の成績を教えてください。
A. 大阪府大会で準優勝を果たしており、準決勝では大阪桐蔭を延長10回の末に2対1で下すという大きな金星を挙げました。
Q. 関大北陽のエースは誰ですか?
A. 背番号1をつける2年生右腕の西脇舜翔がエースで、3年生の山本新太や加藤篤紀とともに厚い投手陣を形づくっています。
Q. 関大北陽出身のプロ野球選手には誰がいますか?
A. 阪神で活躍して監督も務めた岡田彰布が代表格で、長崎慶一や森田幸一、寺前正雄、田村丈らもプロへ進んでいます。
関大北陽高校野球部のまとめ
2026年の関大北陽は春の大阪府大会で準優勝を果たしており、準決勝では大阪桐蔭を延長10回の末に2対1で下しました。
この春は準決勝までの5試合をすべて完封しており、投手を替えても得点を許さない守りの強さがチームの土台になっています。
投手陣は2年生エースの西脇舜翔を中心に据え、3年生の山本新太と加藤篤紀が後ろから支えるという厚みのある布陣です。
夏の大阪大会でも順調に勝ち上がっており、1999年以来27年ぶりとなる夏の甲子園に手が届くかどうかが注目を集めています。
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